JP2862897B2 - 餡製造方法および餡製造装置 - Google Patents
餡製造方法および餡製造装置Info
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Description
法、およびその方法の実施に使用される餡製造装置に関
する。
れた生餡に、砂糖と水を加えて加熱することにより、製
造される。このような餡は、従来、スチームジャケット
を有する釜に収容された餡材料を該スチームジャケット
により直接加熱して、あるいは、餡材料が収容された釜
を、燃焼ガスにより直接加熱して製造されている。
なり、釜内面に餡材料が焦げ付き、製造される餡が変色
するおそれがある。また、釜内面に餡材料が層状に焦げ
付いて硬くなると、その焦げ付きを除去するための清掃
作業に手間を要し、しかも、原材料に対する製品の歩留
りが低下するという問題もある。さらには、餡の製造に
長時間を要し、製造される餡は、餡粒子内に十分に糖が
浸透せず、十分な糖度が得られないおそれもある。
目的は、短時間で餡を高歩留りで製造することができ、
しかも、糖度が十分であって高品質な餡をきわめて容易
に製造し得る餡製造方法および餡製造装置を提供するこ
とにある。
れている餡材料に、該釜本体内に配設されたスチーム噴
射管の噴射孔より蒸気を直接吹き付けて該餡材料を加熱
する工程と、該加熱された餡材料に、該釜本体内に配設
されたエア噴射管の噴射孔より加熱空気を吹き付けて水
分を除去する工程と、を包含してなり、そのことにより
上記目的が達成される。
加熱される。
該釜本体内に配設されており該釜本体内で餡材料を攪拌
する手段と、該釜本体内に配設されており、餡材料に蒸
気を吹き付ける噴射孔が設けられたスチーム噴射管と、
該釜本体内に配設されており、餡材料に加熱空気を吹き
付ける噴射孔が設けられたエア噴射管と、を具備してな
り、そのことにより上記目的が達成される。
造装置は、第1図に示すように、架台10に支持された圧
力釜20を有する。該圧力釜20は、餡材料が収容される釜
本体21と、該釜本体21に密閉状に係合する蓋体22とを具
備する。釜本体21は、ジャケット23にて覆われており、
該ジャケット23内には、冷却水が通流される。該ジャケ
ット23の上部には、該ジャケット23内へ冷却水を流入さ
せる流入口23aを有し、また、該ジャケット23の底部に
は該ジャケット23内を通流する冷却水を外部へ排出させ
る排出口23bを有している。
得る1枚の攪拌羽根24が配設されている。該攪拌羽根24
は、釜本体21の軸芯に沿って略鉛直状に配設された回転
軸25の下端部に取り付けられている。該回転軸25の上端
部は、蓋体22の上面に取り付けられたギヤボックス26を
介して、架台10上に支持されたモーター30の回転力が伝
達されている。
噴射管28が配設されている。該エア噴射管28には、フィ
ルタ41により清浄化された空気が加熱器42により加熱さ
れて流入される。該エア噴射管28には、釜本体21内に収
容された餡材料は、該加熱清浄空気を均等に噴射するた
めの噴射孔が、その軸方向に略等間隔に開設されてい
る。
21内を減圧するための適当な排気口22aが形成されてい
る。
小径のスチーム噴射管29が該エア噴射管28とは同心状に
配設されている。該スチーム噴射管29には、気水分離器
43により気水分離された蒸気が、フィルタ44により清浄
化されて送給される。該スチーム噴射管29には、釜本体
21内に収容された餡材料に、該清浄化蒸気を均等に噴射
するための噴射孔がその軸方向に略等間隔に開設されて
いる。
方法が実施される。本発明の餡製造方法は、まず、釜本
体21内に豆類、水、砂糖等の餡材料を投入して、蓋体22
を釜本体21に密閉状態に係合させる。このような状態
で、攪拌羽根24を回転させて、釜本体21内に収容された
餡材料を、該攪拌羽根24により攪拌しつつ、釜本体21内
に配設されたスチーム噴射管29に、100〜115℃程度の加
熱清浄蒸気を送給する。該スチーム噴射管29内に送給さ
れた加熱清浄蒸気は、釜本体21内の攪拌されている餡材
料に均等に噴射され、該餡材料は、該加熱清浄蒸気によ
り加熱される。釜本体21内の餡材料に噴射された加熱清
浄蒸気は、攪拌羽根24により確実に餡材料内に巻き込ま
れ、該餡材料を短時間で所定温度に加熱する。
流して釜本体21を加熱することにより、該釜本体21内の
餡材料を加熱してもよい。
温度にまでむらなく、しかも短時間で加熱される。従っ
て、釜本体21内の餡材料は、焦げ付き等が発生すること
がない。該釜本体21内の餡材料の温度は、例えば、温度
センサにより検出され、該温度センサの検出結果に基づ
いてスチーム噴射管29にて噴射される加熱蒸気の温度、
流量等が制御される。
釜本体21内のエア噴射管28には、100℃程度の清浄加熱
空気が送給され、該清浄空気が、所定温度に加熱されて
攪拌羽根24により攪拌されている餡材料に、噴射され
る。このようにして、加熱された餡材料中の水分が蒸発
され、所望の水分含有量とされる。その後、釜本体21を
覆うジャケット23内には、冷却水が通流され、これによ
り、釜本体21内の餡材料は、急速に冷却されて、所望の
硬さとされる。
のであり、本実施例では、釜本体21内に攪拌羽根24′
と、該攪拌羽根24′とは反対方向に回転する攪拌羽根27
が配設されている。該攪拌羽根27は、攪拌羽根24′の回
転域の内方に位置しており、攪拌抵抗を軽減するため
に、透孔が形成されている。攪拌羽根24′は、回転軸25
の上端部に外嵌された継手24aにより蓋体22に取り付け
られたギヤボックス26に連結されている。蓋体22の下部
内周部には、該蓋体22内面に付着する水分を回収するた
めの溝部22bが配設されている。その他の構成は、第1
図に示す実施例の餡製造装置と概略同じであり、また、
その動作も概略同じであるので説明を省略する。
示し、本実施例では、軸芯が略鉛直状の円筒状をした底
面が半球状の釜本体21を有する。そして、該釜本体21内
には、水平状に回転軸25が配設されており、該回転軸25
に、その軸芯方向に適当な間隔をあけて複数の攪拌羽根
24が取り付けられている。各攪拌羽根24は、その先端部
が、釜本体21における半球状の底面に摺接するようにな
っている。該釜本体21の上部には、エア噴射管28および
スチーム噴射管29が配設されている構成は、前記各実施
例と同様である。その他、前記各実施例と同様の構成部
材には、同番号を付けて説明を省略する。本実施例の餡
製造装置も前記各実施例と同様に動作する。
状である実施例である。本実施例でも、釜本体21の軸心
部に回転軸25が配設されており、該回転軸25に複数の攪
拌羽根24が軸方向に適当な間隔をあけて取り付けられて
いる。各攪拌羽根24は、釜本体21内面に摺接するように
なっている。本実施例では、釜本体21に密閉状に係合さ
れる蓋体22に、エア噴射管28およびスチーム噴射管29が
配設されている。その他の構成は、前記各実施例と概略
同様であるので、説明を省略する。本実施例の餡製造装
置も、前記各実施例の餡製造装置と同様に動作する。
餡材料に、蒸気を吹き付けて、該餡材料を所定温度に加
熱しているために、該餡材料はむらなく均一に、かつ短
時間で加熱され、餡材料は焦げ付くおそれがなく、高品
質の餡が高歩留りで製造される。必要に応じて、餡材料
に蒸気を吹き付ける際に、容器を加熱して餡材料を加熱
することにより、一層高効率で餡材料が加熱される。
餡材料に蒸気を吹き付ける手段および加熱空気を吹き付
ける手段を有しているために、高品質の餡を高歩留りで
製造し得る。
示す一部破断側面図である。 10……架台、20……圧力釜、21……釜本体、22……蓋
体、23……ジャケット、24,24′,27……攪拌羽根、25…
…回転軸、28……エア噴射管、29……スチーム噴射管。
Claims (3)
- 【請求項1】釜本体内に収容されて攪拌されている餡材
料に、該釜本体内に配設されたスチーム噴射管の噴射孔
より蒸気を直接吹き付けて該餡材料を加熱する工程と、 該加熱された餡材料に、該釜本体内に配設されたエア噴
射管の噴射孔より加熱空気を吹き付けて水分を除去する
工程と、 を包含する餡製造方法。 - 【請求項2】餡材料に蒸気を吹き付ける際に、該釜本体
の底部を加熱する請求項1に記載の餡製造方法。 - 【請求項3】餡材料を収容する釜本体と、該釜本体内に
配設されており該釜本体内で餡材料を攪拌する手段と、 該釜本体内に配設されており、餡材料に蒸気を吹き付け
る噴射孔が設けられたスチーム噴射管と、 該釜本体内に配設されており、餡材料に加熱空気を吹き
付ける噴射孔が設けられたエア噴射管と、を具備する餡
製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1093764A JP2862897B2 (ja) | 1989-04-13 | 1989-04-13 | 餡製造方法および餡製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1093764A JP2862897B2 (ja) | 1989-04-13 | 1989-04-13 | 餡製造方法および餡製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02273154A JPH02273154A (ja) | 1990-11-07 |
JP2862897B2 true JP2862897B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=14091497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1093764A Expired - Lifetime JP2862897B2 (ja) | 1989-04-13 | 1989-04-13 | 餡製造方法および餡製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2862897B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101480764B1 (ko) * | 2014-04-16 | 2015-01-21 | 홍성훈 | 국솥 혼합장치 |
CN111449511A (zh) * | 2020-04-09 | 2020-07-28 | 珠海格力电器股份有限公司 | 烹饪器具的气泵控制方法和装置、存储介质和处理器 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0570416U (ja) * | 1992-03-09 | 1993-09-24 | 西田鉄工株式会社 | 蒸気加熱による攪拌煮釜装置 |
JP2726600B2 (ja) * | 1992-09-04 | 1998-03-11 | 桐山工業株式会社 | 業務用釜の製造法 |
-
1989
- 1989-04-13 JP JP1093764A patent/JP2862897B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
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CN111449511A (zh) * | 2020-04-09 | 2020-07-28 | 珠海格力电器股份有限公司 | 烹饪器具的气泵控制方法和装置、存储介质和处理器 |
CN111449511B (zh) * | 2020-04-09 | 2021-04-09 | 珠海格力电器股份有限公司 | 烹饪器具的气泵控制方法和装置、存储介质和处理器 |
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---|---|
JPH02273154A (ja) | 1990-11-07 |
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