JP2606597Y2 - ドアガラスラン - Google Patents
ドアガラスランInfo
- Publication number
- JP2606597Y2 JP2606597Y2 JP1992062300U JP6230092U JP2606597Y2 JP 2606597 Y2 JP2606597 Y2 JP 2606597Y2 JP 1992062300 U JP1992062300 U JP 1992062300U JP 6230092 U JP6230092 U JP 6230092U JP 2606597 Y2 JP2606597 Y2 JP 2606597Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame member
- door glass
- upper frame
- door
- glass run
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Window Of Vehicle (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のドアサッシに
取付けられるドアガラスランに関するものである。
取付けられるドアガラスランに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように、自動車ドア1のドア
サッシ2の内周にはこれに沿って、ドアガラス3の昇降
を案内し、ドアガラス3が上昇して閉じられたときにそ
の外周をシールするドアガラスラン4が装着されてい
る。ドアガラスラン4は一般にソリッドゴムよりなる断
面コ字形で開口両端から対向方向に伸びてドアガラス3
の外周部を両面から挟むシールリップを備えている(実
開平4−76522号)。
サッシ2の内周にはこれに沿って、ドアガラス3の昇降
を案内し、ドアガラス3が上昇して閉じられたときにそ
の外周をシールするドアガラスラン4が装着されてい
る。ドアガラスラン4は一般にソリッドゴムよりなる断
面コ字形で開口両端から対向方向に伸びてドアガラス3
の外周部を両面から挟むシールリップを備えている(実
開平4−76522号)。
【0003】ドアガラスラン4は、ドアガラス3の上縁
と対向する押出成形の上枠部材4Aと、ドアガラス3の
前縁および後縁と対向する押出成形の縦枠部材4B,4
Cとを、型成形のコ−ナ部4D,4Eで接続することで
一連に形成されている。
と対向する押出成形の上枠部材4Aと、ドアガラス3の
前縁および後縁と対向する押出成形の縦枠部材4B,4
Cとを、型成形のコ−ナ部4D,4Eで接続することで
一連に形成されている。
【0004】上枠部材4Aおよび、前後のコーナ部4
D,4Eの上枠部材4Aと接続する水平部分は共通の断
面形状で、その底部は図3のコーナ部4Eの底部43に
より代表して示すように底上げ形状としてあって、ドア
サッシ2の底部との間に間隙Sが形成されている。これ
によりドアガラス3の上縁で押上げられたときに上縁を
包み込みシール性を良好にする。図において41はシー
ルリップである。
D,4Eの上枠部材4Aと接続する水平部分は共通の断
面形状で、その底部は図3のコーナ部4Eの底部43に
より代表して示すように底上げ形状としてあって、ドア
サッシ2の底部との間に間隙Sが形成されている。これ
によりドアガラス3の上縁で押上げられたときに上縁を
包み込みシール性を良好にする。図において41はシー
ルリップである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、モ−タ駆動
のドアガラスでは、ドアガラス3の突き上げで図3に示
すようにドアサッシ2の底部に底づきし、突き上げ音が
生じる。この突き上げ音は、経時によりドアガラスラン
の底部がへたって弾性を失うと異音感を与えるようにな
る。そこでこの異音防止のために、上枠部材4Aの底部
の背面側にウレタンゴム等の緩衝材を貼着し、あるいは
同時押出しをする手段もとられ得るが、製造コストの増
加を招く。
のドアガラスでは、ドアガラス3の突き上げで図3に示
すようにドアサッシ2の底部に底づきし、突き上げ音が
生じる。この突き上げ音は、経時によりドアガラスラン
の底部がへたって弾性を失うと異音感を与えるようにな
る。そこでこの異音防止のために、上枠部材4Aの底部
の背面側にウレタンゴム等の緩衝材を貼着し、あるいは
同時押出しをする手段もとられ得るが、製造コストの増
加を招く。
【0006】本考案は上記の実情に鑑み、製造コストの
増加を伴なわず、上記突き上げ音の発生を防止できるド
アガラスランを提供することを課題としてなされたもの
である。
増加を伴なわず、上記突き上げ音の発生を防止できるド
アガラスランを提供することを課題としてなされたもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は図1に示すよう
に、ソリッドゴムからなるドアガラスラン4の押出成形
の上枠部材4Aの底部42を、その背面とドアサッシ2
の底部21との間に間隙Sを保つ底上げ形状に形成し、
型成形のコーナ部4D,4E(図は一方のみを示す)で
は上枠部材4Aと接続する水平部分の底部43を、その
内面が上枠部材4Aの底部42のドアガラス当接面とな
る内面と面一で、背面がドアサッシ2の底部21の内面
とほぼ接触するように、底部43の厚さを上枠部材4A
の底部42よりも厚肉に形成したことを特徴とする。
に、ソリッドゴムからなるドアガラスラン4の押出成形
の上枠部材4Aの底部42を、その背面とドアサッシ2
の底部21との間に間隙Sを保つ底上げ形状に形成し、
型成形のコーナ部4D,4E(図は一方のみを示す)で
は上枠部材4Aと接続する水平部分の底部43を、その
内面が上枠部材4Aの底部42のドアガラス当接面とな
る内面と面一で、背面がドアサッシ2の底部21の内面
とほぼ接触するように、底部43の厚さを上枠部材4A
の底部42よりも厚肉に形成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】ドアガラス3が上昇して閉じられるとき、ドア
ガラス3の上縁はコ−ナ部4D,4Eの厚肉底部43が
圧縮されることにより受け止められ、上枠部材4Aにお
いて底づきするに至らない。またコーナ部4D,4Eが
圧縮される分、上枠部材4Aの底部42はドアガラス3
の上縁で押しあげられるから、ドアガラス上縁の包み込
みは確保され、シ−ル性が低下することはない。また、
コ−ナ部4D,4Eにおける厚肉底部43は型成形時に
自由に成形できる。
ガラス3の上縁はコ−ナ部4D,4Eの厚肉底部43が
圧縮されることにより受け止められ、上枠部材4Aにお
いて底づきするに至らない。またコーナ部4D,4Eが
圧縮される分、上枠部材4Aの底部42はドアガラス3
の上縁で押しあげられるから、ドアガラス上縁の包み込
みは確保され、シ−ル性が低下することはない。また、
コ−ナ部4D,4Eにおける厚肉底部43は型成形時に
自由に成形できる。
【0009】
【実施例】図1および図2により本考案の実施例を説明
する。ドアガラスラン4はソリッドゴムよりなり、図2
に示すように押出成形された上枠部材4Aの両端と、同
じく押出成形された前後の縦枠部材4B,4Cの上端と
を型成形のコーナ部4D,4Eで連続する断面形状に接
続して一連に形成されており、自動車ドア1のドアサッ
シ2の内周に沿って取付けられる。
する。ドアガラスラン4はソリッドゴムよりなり、図2
に示すように押出成形された上枠部材4Aの両端と、同
じく押出成形された前後の縦枠部材4B,4Cの上端と
を型成形のコーナ部4D,4Eで連続する断面形状に接
続して一連に形成されており、自動車ドア1のドアサッ
シ2の内周に沿って取付けられる。
【0010】
【実施例1】図1(A)に示すように上枠部材4Aは断
面ほぼコ字形で開口両端にシールリップ41,41を有
し、ドアガラス3の外周を両面から挟むようになってい
る。底部42は底上げ形状としてあり、底部42の背面
とドアサッシ2の底部21との間に台形の間隙Sが形成
されている。縦枠部材4B,4Cもほぼ同じ断面形状を
有している。
面ほぼコ字形で開口両端にシールリップ41,41を有
し、ドアガラス3の外周を両面から挟むようになってい
る。底部42は底上げ形状としてあり、底部42の背面
とドアサッシ2の底部21との間に台形の間隙Sが形成
されている。縦枠部材4B,4Cもほぼ同じ断面形状を
有している。
【0011】上枠部材4Aの後端と後部縦枠部材4Cの
上端を接続するほぼ直角状の型成形のコーナ部4Eで
は、図1(B)に示すように上枠部材4Aと接続する水
平部分の底部43は、ドアガラス3の上縁と対向する内
面は上枠部材4Aの底部42の内面と面一に形成してあ
るが、背面側はドアサッシ2の底部21の内面とほぼ接
触するように、上枠部材4Aの底部42よりも厚肉とし
てある。コーナ部4Eの縦枠部材4Cと接続する垂直部
分の底部は底上げ形状となっている。コーナ部4Dも、
上枠部材4Aと接続する水平部分の底部43はコーナ部
4Eと同様に厚肉としてある。
上端を接続するほぼ直角状の型成形のコーナ部4Eで
は、図1(B)に示すように上枠部材4Aと接続する水
平部分の底部43は、ドアガラス3の上縁と対向する内
面は上枠部材4Aの底部42の内面と面一に形成してあ
るが、背面側はドアサッシ2の底部21の内面とほぼ接
触するように、上枠部材4Aの底部42よりも厚肉とし
てある。コーナ部4Eの縦枠部材4Cと接続する垂直部
分の底部は底上げ形状となっている。コーナ部4Dも、
上枠部材4Aと接続する水平部分の底部43はコーナ部
4Eと同様に厚肉としてある。
【0012】ドアガラス閉時にドアガラス3を上昇せし
めると、その上縁が上枠部材4Aの底部42および両コ
ーナ部4D,4Eの水平部分の底部43の内面と当接
し、更にコーナ部4D,4Eの底部43を圧縮しつつ上
枠部材4Aの底部42を押し上げるが、コーナ部4D,
4Eの底部43の反力でドアサッシ2に底づきする前に
停止する(破線図示)。従って底づきによる異音は発生
しない。また、ドアガラス3の上縁は両コーナ部4D,
4Eを圧縮しつつ上枠部材4Aの底部42を押し上げる
から、ドアガラス3の上縁の包み込みは確保され、シー
ル性が低下することはない。また、コーナ部4D,4E
は型成形されるから底部厚肉化のために工程が増加する
ことはない。
めると、その上縁が上枠部材4Aの底部42および両コ
ーナ部4D,4Eの水平部分の底部43の内面と当接
し、更にコーナ部4D,4Eの底部43を圧縮しつつ上
枠部材4Aの底部42を押し上げるが、コーナ部4D,
4Eの底部43の反力でドアサッシ2に底づきする前に
停止する(破線図示)。従って底づきによる異音は発生
しない。また、ドアガラス3の上縁は両コーナ部4D,
4Eを圧縮しつつ上枠部材4Aの底部42を押し上げる
から、ドアガラス3の上縁の包み込みは確保され、シー
ル性が低下することはない。また、コーナ部4D,4E
は型成形されるから底部厚肉化のために工程が増加する
ことはない。
【0013】ドアガラス3は閉じられるときにその上縁
は上枠部材4Aの底部42が底づきしない範囲でドアサ
ッシ2の底部21に近ずくことが望ましいが、その調整
はコーナ部4D,4Eの長さや底部43の厚さを調整す
ることにより行う。
は上枠部材4Aの底部42が底づきしない範囲でドアサ
ッシ2の底部21に近ずくことが望ましいが、その調整
はコーナ部4D,4Eの長さや底部43の厚さを調整す
ることにより行う。
【0014】
【考案の効果】本考案によれば、ドアガラスランの製造
コストを上げることなく、かつドアガラスランのシール
性を良好に維持せしめつつ、ドアガラス閉時におけるド
アガラスランのドアサッシへの底づき、およびこれによ
る異音の発生を防止することができる。
コストを上げることなく、かつドアガラスランのシール
性を良好に維持せしめつつ、ドアガラス閉時におけるド
アガラスランのドアサッシへの底づき、およびこれによ
る異音の発生を防止することができる。
【図1】図1(A)および図1(B)はそれぞれ本考案
のドアガラスランの図2のA−A線およびB−B線に沿
う位置での断面を示す。
のドアガラスランの図2のA−A線およびB−B線に沿
う位置での断面を示す。
【図2】ドアガラスランが装着された自動車ドアを示す
図である。
図である。
【図3】従来のドアガラスランの図1(B)対応図であ
る。
る。
1 自動車ドア 2 ドアサッシ 3 ドアガラス 4 ドアガラスラン 4A 上枠部材 4B,4C 縦枠部材 4D,4E コ−ナ部 42 上枠部材の底部 43 コ−ナ部の底部 S 間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−167912(JP,U) 実開 昭62−414(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 10/04 B60J 5/04
Claims (1)
- 【請求項1】 断面コ字形で開口両端にシールリップを
有し、自動車のドアサッシの内周に沿って一連に取付け
られるドアガラスランであって、ドアガラスの上縁と対
向する押出成形の上枠部材と、ドアガラスの前縁および
後縁とそれぞれ対向する押出成形の縦枠部材と、上記上
枠部材の両端と上記両縦枠部材の上端とを連続する断面
形状で接続する型成形のコーナ部とよりなるソリッドゴ
ムのドアガラスランにおいて、上記上枠部材の底部を、
その背面とドアサッシの底部との間に間隙を保つ底上げ
状に形成し、上記コーナ部の上記上枠部材と接続する水
平部分の底部は、その内面が上記上枠部材の底部内面と
面一で、背面がドアサッシの底部内面とほぼ接触するよ
うに、上記コーナ部の水平部分の底部の厚さを上記上枠
部材の底部よりも厚肉に形成したことを特徴とするドア
ガラスラン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992062300U JP2606597Y2 (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | ドアガラスラン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992062300U JP2606597Y2 (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | ドアガラスラン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618037U JPH0618037U (ja) | 1994-03-08 |
JP2606597Y2 true JP2606597Y2 (ja) | 2000-11-27 |
Family
ID=13196142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992062300U Expired - Lifetime JP2606597Y2 (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | ドアガラスラン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606597Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3797522B2 (ja) * | 1998-07-10 | 2006-07-19 | 西川ゴム工業株式会社 | ドア・ガラスラン |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62414U (ja) * | 1985-06-20 | 1987-01-06 | ||
JPH0625385Y2 (ja) * | 1988-05-09 | 1994-07-06 | 豊田合成株式会社 | 自動車用ドアガラスランのシール構造 |
-
1992
- 1992-08-12 JP JP1992062300U patent/JP2606597Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0618037U (ja) | 1994-03-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |