JP2606538B2 - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JP2606538B2
JP2606538B2 JP4330794A JP33079492A JP2606538B2 JP 2606538 B2 JP2606538 B2 JP 2606538B2 JP 4330794 A JP4330794 A JP 4330794A JP 33079492 A JP33079492 A JP 33079492A JP 2606538 B2 JP2606538 B2 JP 2606538B2
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正樹 磯貝
由紀夫 中川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明、画像読み取り装置に関す
るものであり、例えば写真電送送信機において、フィル
ムに記録された画像を電話回線や信号線を介して遠隔の
受信装置や画像処理用コンピュータ等に送像するための
画像をフィルムから読み取る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の写真電送送信機は撮影されたフィ
ルムを現像し、引き伸したプリント(反射原稿)を電気
信号に変換し、電話回線で送るものであった。この方法
は暗室設備と熟練した暗室作業を必要とするものであ
る。従って現像済みフィルム即ち透明陰画(ネガフィル
ム)又は陽画(ポジフィルム)から直接電気信号が得ら
れれば暗室作業を省略することができ、設備、技術、時
間の短縮が可能となる。
【0003】透明陰画又は陽画から直接電気信号を得る
技術は、テレビ放送で使われるテレシネで行なわれてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし透明陰画からポ
ジの電気信号に変換するにはその階調の補正に複雑な処
理が必要となる。特にその透明陰画の種類や撮影時の露
出条件が変化すると、その階調特性は大きく変化し、最
適な階調の映像信号を得ることは難しくなる。本発明は
種類や撮影時の露出条件の異なる透明陰画又は陽画から
最適な階調の高品質な画像信号を送出することができる
画像読み取り装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】上記した課題を解決するた
め、請求項1の発明では、原稿の画像を電気的な画像信
号に変換する光電変換手段と、原稿の中の任意の特定領
域を指定する指定手段と、特定領域の画像情報を検出す
る検出手段と、プリスキャン時に検出手段が出力する画
像情報に基づいて補正関数を決定する決定手段と、決定
された補正関数に基づいて画像信号を補正する補正手段
とを有することとした。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載の画像
読み取り装置において、前記指定手段は、前記原稿のX
方向とY方向とをそれぞれ独立に設定し特定領域を指定
する。請求項3の発明は、請求項1に記載の画像読み取
り装置において、補正関数を複数個記憶する記憶手段と
を更に有し、決定手段は記憶手段内の複数の補正関数の
うちから1つを選択する請求項4の発明は、請求項1
に記載の画像読み取り装置において、前記補正手段はラ
ンダムアクセスメモリで構成される。
【0007】
【作用】本発明によれば、プリスキャン時に検出手段が
出力する指定特定領域の画像情報に基づいて補正関数を
決定するので、指定された特定の領域に関する正確な階
調補正をすることができる。よって特定の領域に関する
画像情報に応じて全画面に渡って補正することが可能に
なり、操作者の要求する画像を容易に作りだすことがで
きる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の実施例である。1は被写体
となる現像済の透過可能のフィルム即ち透明陰画又は、
陽画である。(以下フィルムと略称する)2はフィルム
1の像を撮像素子の撮像面に結像する結像光学系であ
る。3は絞りであり、9の絞り制御モータによって像の
明るさを制御することができる。7はフィルム1の裏面
より照明する照明系である。12は結像光学系2によっ
てつくられたフィルム1の像を電気信号に変換するリニ
アセンサであり、10のリニアセンサ移動モータによっ
てリニアセンサの長手方向と垂直をなす方向に機械的に
動かして平面的な画像を入力する。リニアセンサ12を
動かすかわりに1の被写体を動かしてもよいが、2の光
学系の結像倍率を変化させた時に動かす速度を変化させ
ねばならないため、制御が難しくなる。14はリニアセ
ンサ12から得られたアナログ映像信号の階調を補正す
るアナログ階調補正回路で、例えば線型、非線型の増幅
特性を選択可能な増幅器である。15は階調補正された
アナログ映像信号をデジタル信号に変換するA/D変換
器である。
【0009】16はデジタル映像信号の階調を補正する
デジタル階調補正回路である。17は、1ラインメモリ
でありアドレス端子とデータ入出力端子を備え、階調補
正されたデジタル映像信号を一時記憶するものである。
4は写真の課題や説明文(キャプション)の文字が書か
れた紙等の反射原稿である。6は反射原稿4を照明する
ためのキャプション照明装置で、ここではLED(発光
ダイオード)を使っている。5は反射原稿4の像をリニ
アセンサ13に結像するためのキャプション結像光学系
である。反射原稿4は8の反射原稿送りモーターによっ
てリニアセンサ13の長手方向と直角をなす方向に送ら
れ、平面的な画像が入力される。反射原稿4を動かさず
リニアセンサ13を動かしてもよい。リニアセンサ13
によって得られたアナログ映像信号は、2値化回路18
で2値信号に変換される。31は、1ラインメモリであ
り前記2値信号を一時記憶する。19は1ラインメモリ
17からの信号と1ラインメモリ31からの信号を合成
する合成回路である。20はD/A変換器であり合成さ
れた映像信号をアナログ信号に変換する。21は変調回
路であり、電送に必要な変調を行なう回路である。11
は絞り3の開閉動作に連動するポテンシオメタであり、
その信号は本送信機の制御を司る制御回路27に入力さ
れる。22はデジタル階調補正のモードを選択するモー
ドセレクタでオートモード、補正モード、カーソルモー
ドの3モードを選択可能である。23はフイルム1がネ
ガかポジかによって切換える切換スイッチである。24
は前記補正モードで操作し送信する画像の全体的な濃度
レベルを設定する濃度設定ボリウム、25はやはり前記
補正モードで操作し、デジタル階調補正回路16の補正
特性即ちガンマ特性の傾きを変化させていわゆる硬調、
軟調の度合いを調整する傾き設定ボリウム、26はモー
ドセレクタ22、切換スイッチ23による信号を制御装
置27に入力する為のスイッチ入力回路、28、29は
前記カーソルモードに於けるX、Yカーソル操作ボリウ
ムでそれぞれXカーソル、Yカーソルの移動に連動する
ポテンシオメタが備えられ、制御装置27にポテンシオ
メタの信号が入力される様構成される。30はクランプ
回路でクランプレベルは制御装置27によって制御され
る。32はピークホールド回路で、リニアセンサ12の
出力の最大値、最小値を記憶し、制御装置27へ出力す
る。33はデジタル映像信号線、34はリニアセンサ1
2、13、1ラインメモリ17、31にクロック信号を
与えるクロック発生回路、35はモータ駆動制御回路で
制御回路27から制御されて反射、原稿送りモータ8、
絞り制御モータ9、リニアセンサ移動モータ10の駆動
を制御する。透明陰画又は陽画から直接電気信号に変換
して電送し、高品質な画像を得る本装置で一番重要な問
題は、いかに最適な露光を被写体の透明陰画又は陽画に
与えるかという露出決定の問題と、いかに階調補正を行
なうかという問題がある。この問題を解決するために本
装置では、電送に先立って予備的に走査をするプリスキ
ャンを行なっている。この点について詳しく述べる。不
図示のプリスキャンスタートスイッチを押すことによっ
てプリスキャンが始まる。ここで絞り3は、プリスキャ
ンに先立ってどんな被写体でもリニアセンサ12が飽和
しないように予め絞り込んである。プリスキャンが始ま
ると、ピークホールド回路32が動作を開始する。ピー
クホールド回路は、最大値ピークホールド回路と最小値
ピークホールド回路からなる。ピークホールド出力は制
御回路27に入力される。
【0010】プリスキャンは、走査画面について往復で
行なう。行きのプリスキャン終了時の最大値(最明部)
ピークホールド回路の出力によって、絞り3をどれだけ
開くかを制御回路27で判断してモータ駆動制御回路3
5に出力する。絞りの状態は、ポテンシオメタ11によ
って制御回路27に入力する。絞り3の設定が終ったら
帰りのプリスキャンを開始する。帰りのプリスキャン終
了時の最小値(最暗部)ピークホールド回路の出力でク
ランプ回路30のクランプ電圧をどれだけに設定するか
を制御回路27で判断してクランプ回路30に出力す
る。クランプは、リニアセンサ12の遮光された数画素
(オプティカルブラック)によって行なっている。従っ
てクランプ電圧を変化することによって、リニアセンサ
12の出力のうち映像部分の最小値(最暗部)をA/D
変換器15の入力レンジの最小値に合わせるようにす
る。
【0011】さらに最大値ピークホールド回路の出力電
圧で制御回路27は、絞りの微調整を行なう。このよう
にして、往復のプリスキャンによってリニアセンサ12
の出力信号は、A/D変換器15の入力レンジにその最
大値と最小値が合わされる。上記プリスキャンは電送の
為スキャンよりも高速で行なう様にする。アナログ階調
補正回路14はフィルム1が陰画の場合と陽画の場合で
異なる。ここで図2はアナログ階調補正回路の補正特性
曲線であり、陰画の場合は画像情報が濃度の低い方に集
中しており、その結果図2の曲線aの如くリニアセンサ
の出力電圧の低いレベルで増幅度が高くなるような特性
をもたせるのがよい。これはA/D変換後のデジタル階
調補正回路でもある程度は可能であるが、デジタル値に
よる補正に於いてあまり補正特性曲線の傾きを大きくす
ると階調が大きくとんでしまうことになり、偽輪郭が生
じるもとになる。
【0012】そこで前段で先ずアナログ階調補正を行な
っておき、後段でデジタル階調補正を行なう様構成する
ことによって満足すべき階調補正が得られる。フィルム
1は陽画の場合は、陽画自体がそのまま鑑賞されるもの
であり、大きな階調補正は必要ないため、前段に於ける
アナログ階調補正に於いては図2(b)に示すようにア
ナログ階調補正回路14としての増幅器の増幅特性は線
型でかまわない。多少階調補正が必要な場合は後段のデ
ジタル階調補正回路16で行なうことが可能である。
【0013】このようにして、絞り3の設定によって映
像信号の最大値が、クランプ電圧の設定(或いは増幅器
にオフセット)によって、映像信号の最小値がA/D変
換器の入力レンジに合わされデジタル信号に変換され
る。デジタル信号は、デジタル階調補正回路16に入力
され、最終的な階調補正を行なう。階調補正回路の特性
を決定するモードは3種類あり、そのうちのどれかをモ
ードセレクタ22で選択することが可能である。フィル
ム1が陽画の場合には階調の様子を目で見ることができ
るわけで、補正そのものも容易である。問題となるの
は、陰画の場合である。従って被写体が陰画の場合に限
って以下説明する。
【0014】陰画の階調特性は、その撮影時の露出の条
件や現像の条件によって大きく変化する。デジタルの階
調補正回路の特性を(以後これを階調補正曲線という)
決定するためには、2つのパラメータを設定する必要が
ある。1つは、ある特定の映像信号レベルを最終的にど
の程度の濃度に再現するかという濃度に関する情報であ
り、もう1つは、該特定の映像信号入力レベル付近での
階調補正曲線の傾きに関する情報つまり、硬調、軟調の
程度である。以後これらを濃度情報、傾き情報と呼ぶ。
図3はデジタル階調補正特性曲線を示す図である。入力
のcという映像信号のレベルは、γ−1の階調補正曲線
ではdという濃度に再現されγ−2の階調補正曲線で
は、eという濃度に再現される。縦軸は上へ行くほど明
るい(モノクロフィルムでは白い)つまりd点はe点よ
りも明るい。
【0015】又、c点ではγ−1の曲線はγ−2の曲線
よりも傾きがゆるやかである。つまりγ−1の曲線は、
γ−2の曲線と比較してc点の情報がより白く、またc
点付近の濃度の変化がゆるやかに再現されることにな
る。尚、曲線γ−1、γ−2が右下がりつまり映像信号
レベルが小さいと再現される濃度が白いというのは、フ
ィルムが陰画の場合で、陽画の場合は当然右上がりの曲
線になる。
【0016】ここで前述した様にデジタル階調補正回路
の特性を決定するためのモードはオートモード、補正モ
ード、カーソルモードの3種類であり、これによってい
かなる状態のフィルムに対しても満足し得る画像を電送
することが可能となるのである。第1のモードであるオ
ートモードは、完全自動モードであり、上記露出条件や
現像条件のちがいによる階調の差を自動的に補正しよう
というモードである。プリスキャンによって得られた、
最大値ピークホールド回路と最小値ピークホールド回路
の出力から被写体のの透明陰画の階調を判断してそれを
補正するものである。例えば、最大値ピークホールド出
力が小さく(最明部が暗い)て従って絞りを大きく開か
ねばならない時は、露出がオーバーな陰画であり、従っ
てリニアセンサの低レベルに情報が集まっており、デジ
タル階調補正曲線を露出オーバーな陰画に合わせるとい
った処理を行う。例えば図3に於けるγ−2の補正曲線
である。同様に最大値ピークホールド出力が大きくて絞
りをそれほど開かなくてもよい場合は、陰画の濃度が全
体的に薄く露出がアンダーな陰画であり、従ってリニア
センサの高レベルに情報が集まっており、アンダーな陰
画に適合する階調補正回路の特性にすればよい。例えば
図3に於けるγ−1の補正曲線である。オートモードは
以上説明の如く自動的にデジタル階調補正回路16の特
性を決定するものである。第2のモードである補正モー
ドは、オートモードで決定するデジタル階調補正回路の
特性を人為的に変化させるものであり、変化させる度合
を決定するのが濃度設定ボリウム24と傾き設定ボリウ
ム25である。この2つのボリウムの設定位置によって
オートモードで設定されるべきデジタル階調補正回路1
6の特性からどの程度硬調/軟調の度合つまり傾きを変
化させるか、またどの程度全体的な濃度(受信画での)
を白くあるいは黒く変化させるかを決定する。
【0017】補正モードでの濃度設定ボリウム24と傾
き設定ボリウム25はこのようにオートモードで設定さ
れるべき階調特性をどの程度変化させるかという相対的
な目安を与えるものである。第3のモードであるカーソ
ルモードは、走査画面上の任意の一点を図4のX、Yカ
ーソルで設定してその点の濃度と傾きの情報を24、2
5のボリウムで設定して全体の階調補正を決定するもの
である。図4はカーソルモードを説明する為カーソルと
送信画面の関係を示す図である。カーソルモードが選択
されると、絞りと、クランプ電圧の決定のための一往復
のプリスキャンの後、もう一往復のプリスキャンを行な
う。そして2往復目では絞りとクランプ電圧の設定後、
X、Y両カーソルの交点で指定された点P(非常に狭い
領域)の映像信号レベルを制御回路27に取り込む。
【0018】図4ではYカーソル42の位置はYカーソ
ル42と連動するYカーソル指示ポテンシオメタ43に
よって制御回路27に電圧として入力され、Xカーソル
41の位置は、リニアセンサ12が取付けられるセンサ
ブロック44にLEDのような発光素子45を取付け、
該発光素子45の光をXカーソルに取付けたフォトダイ
オードのような受光素子46によってリニアセンサ12
がXカーソル41の設定位置に一致した時に信号を得、
制御回路27に入力される。
【0019】Xカーソル、Yカーソルの位置よりその交
点Pの位置が特定される。カーソル設定点Pの信号の入
力は、最大値ピークホールド回路で行なうことができ
る。即ち2回目のプリスキャン開始後カーソル設定点P
までは、最大値ピークホールド回路をリセット状態にし
ておき、主走査副走査位置ともカーソル設定点Pに達っ
したところで最大値ピークホールド回路を動作させるこ
とによって、カーソル設定点Pの映像信号レベルを制御
回路27に入力することができる。
【0020】図4で矢印S−1はリニアセンサの主走査
方向を示し、矢印S−2はリニアセンサの副走査方向を
示す。カーソル設定点Pの映像信号レベルが入力され、
濃度設定ボリウム24と硬調/軟調の程度を決める傾き
設定ボリウム25の設定値が決定されると、カーソル設
定点Pの映像信号レベルを設定された濃度にし、硬調/
軟調の度合を満たすデジタル階調特性が設定される。例
えばカーソル設定点Pの映像信号入力レベルが図3の
c、濃度設定ボリウム24で設定された出力濃度がfで
傾き設定ボリウム25で設定された傾き情報が曲線γ2
のそれよりも大きいとすれば曲線γ3のようになる。
【0021】カーソルモードはこのようにして濃度情報
と、傾き情報を外部から指定するモードである。以上の
ようにして前段でアナログ階調補正された後段で上記3
モードのうちの1モードによるデジタル階調補正された
信号は、1ラインメモリ17に巻き込まれる。このメモ
リは、比較的高速のリニアセンサ12の信号を、電話回
線使用の従来の電送機と同程度の低速の信号に変換する
ための帯域変換用である。1ラインメモリ17によって
帯域変換された映像信号は変調回路21で変調されて送
出される。ここで33はデジタル映像信号線であり、こ
こから高速のデジタル映像出力を取り出して利用するこ
とができる。
【0022】図5は、図1の制御回路27としてマイク
ロコンピュータを使って構成した例である。図1と同符
号は同効物を示す。51はCPUで、2はプログラム
のはいったROMでありCPU51が制御回路として動
作するためのプログラムが格納されている。53は入力
ポートであって図1に於けるスイッチ入力回路26に当
たる。
【0023】D/A変換器54の出力は図1のクランプ
回路30に接続され、クランプ電圧を供給する。A/D
変換器5は、6チャンネルのアナログマルチプレクサ
付のA/D変換器であり、図1で示すところの11の絞
りに連動するポテンシオメタ11の出力、ピークホール
ド回路32の最大値出力、同最小値出力、濃度設定ボリ
ウム24の出力、傾き設定ボリウム25の出力、Yカー
ソル操作ボリウム29の出力の6信号が入力される。ク
ロック発生回路34は通常ラインメモリ56への書き込
みと、読み出しの制御を行なう。デジタル階調補正回路
16はRAM(ランダムアクセスメモリ)で構成され、
通常動作ではアドレスセレクタ57がA/D変換器15
の出力信号側に切り換えられており、該A/D変換器の
出力信号の階調を補正するように働く。RAMで構成し
たデジタル階調補正回路16はRAMによってルックア
ップテーブルを作成しておき、これによって多数の補正
特性を小さなメモリー容量で得ることが可能である。特
にデジタル階調補正としてオートモード、補正モード、
カーソルモードの3モードを選択可能な様に構成する
と、デジタル階調補正回路16をROM(リードオンリ
ーメモリ)で構成すると補正特性の数に比例してメモリ
容量が必要となり膨大なメモリ容量のROMを用意しな
ければならない。従ってデジタル階調補正回路16とし
て本実施例ではRAMを用いている。
【0024】64はデータバス、65はアドレスカウン
タである。アドレスセレクタ57、58、59はCPU
51がデジタル階調補正回路16またはラインメモリ5
6をアクセスした時のみCPU51からのアドレスバス
60や制御バス61に切り替わる。又、双方向性バスド
ライバ62はCPU51がデジタル階調補正回路16、
1ラインメモリ56、D/A変換器20をアクセスした
時のみ双方向性バス63によりデータのやり取りを行な
い、それ以外の時は前記補正回路16、1ラインメモリ
56、D/A変換器20をCPU51から切り離す役目
を果す。
【0025】この様な構成にすることによってプリスキ
ャンによって得られた情報と、デジタル階調補正曲線設
定モード及び濃度情報、傾き情報等から階調曲線を得る
ための計算をするのにデジタル階調補正回路16を構成
するRAM及び1ラインメモリ56のメモリを使用する
ことができ、それぞれ別個のメモリを設ける必要がな
い。
【0026】次にカーソルモード即ち、XとYのカーソ
ル交点の微小範囲Pのフィルムの濃度を測定し、該範囲
Pの濃度及びγ特性カーブの傾きを指定するモードをマ
イクロコンピュータによって処理する場合について以下
説明する。図6はカーソルモードのフローチャートであ
る。(1)でYカーソルの位置をポテンシオメタによっ
て測定しておく。(2)でラインセンサのスキャン開
始。(3)(4)でラインセンサがXカーソル位置にな
るまで、アナログピークホールドのリセットをくり返
す。(5)でラインセンサがXカーソル位置に来たら、
副走査方向の時間を決めるカウンター値(X軸方向の幅
に対応する主走査線の本数)をセットする。(6)主走
査方向のYカーソル位置で、ある巾のパルスを出力す
る。このパルス期間のみ、ピークホールドが行なわれ
る。(7)では(6)で設定したカウンターを−1す
る。(8)でカウンターが0になったとき、つまり副走
査が一定期間行なわれたとき(9)で最大、最小濃度を
読みとる。(10)で(最大+最小)/2の演算を行な
うことにより、スポット部分の平均濃度が算出され(1
1)でマイクロコンピュータにP点のスポット測定デー
タが得られる。図7は、フィルムの送信画像に於けるX
カーソル、Yカーソルの交点Pのスポット測光される部
分を示す。副走査方向のパルスPX は、図6(5)のカ
ウンターセットにより巾が決まり副走査方向でのライン
センサ出力の読込時間である。主走査方向のパルスPY
は、Yの位置検出により発生する一定幅のパルスで主走
査方向のラインセンサ出力のピークホールド動作の継続
時間である。
【0027】操作者は送信画面をリニアセンサ12の前
方に設けられた可動反射ミラー(図示せず)に導かれる
ファインダー装置(図示せず)によって観察しながらX
カーソル、Yカーソルを移動せしめてそれらの交点Pを
送信画面の任意の部分に設定できる。尚Xカーソル4
1、Yカーソル42はファインダーでは例えばそれぞれ
パルスPX 、PY の幅を持つ色付きの透明樹脂板でそれ
らの中心に黒線を設ける様にすれば操作者が測光範囲を
ファインダーで容易に確認できるので好都合である。
【0028】図8はピークホールド回路32の一実施例
であって81、82はスイッチで主走査方向のパルスP
Y が立上っている間のみONとなる。83、84はダイ
オード、85、86はコンデンサ、87、88はリセッ
ト用のスイッチでリセットパルスPR によって制御され
る。89、90はバッファアンプである。ラインセンサ
12がスキャン中Xカーソル41の設定位置以外の部分
ではリセット用スイッチ87、88が閉じておりコンデ
ンサ85、86にチャージは行われない。又、スイッチ
81、82は主走査方向のパルスPY が立上っている間
のみONとなるので結局P点でスイッチ81、82がO
Nとなり、スイッチ87、88がOFFとなるのでピー
クホールドが行なわれ最小濃度、最大濃度がマイクロコ
ンピュータに取込まれる。マイコンでは前述の如く最大
値最小値の平均を演算することによってP点の濃度を判
定する。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、プリスキャン時に検出
手段が出力する指定特定領域の画像情報に基づいて補正
関数を決定するので、指定された特定の領域に関する正
確な階調補正をすることができる。よって特定の領域に
関する画像情報に応じて全画面に渡って補正することが
可能になり、操作者の要求する画像を容易に作りだすこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図。
【図2】アナログ階調補正特性曲線を示す図。
【図3】デジタル階調補正特性曲線を示す図。
【図4】カーソルと送信画面の関係を示す図。
【図5】制御回路をマイクロコンピュータで構成した実
施例を示すブロック図。
【図6】カーソルモードのフローチャート図。
【図7】カーソルの交点に於ける測光を説明する図。
【図8】ピークホールド回路の一実施例を示す回路図。
【符号の説明】
1・・・フィルム 12・・・リニアセンサ 14・・・アナログ階調補正回路 15・・・A/D変換器 16・・・デジタル階調補正回路 20・・・D/A変換器 21・・・変調回路 22・・・モードセレクタ 33・・・デジタル映像信号線

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像を電気的な画像信号に変換す
    る光電変換手段と、前記原稿の中の任意の特定領域を指
    定する指定手段と、 前記特定領域の画像情報を検出する検出手段と、 プリスキャン時に検出手段が出力する前記画像情報に基
    づいて補正関数を決定する決定手段と、 前記決定された補正関数に基づいて前記画像信号を補正
    する補正手段とを有することを特徴とする画像読み取り
    装置。
  2. 【請求項2】 前記指定手段は、前記原稿のX方向とY
    方向とをそれぞれ独立に設定し特定領域を指定すること
    を特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記補正関数を複数個記憶する記憶手段
    とを更に有し、前記決定手段は前記記憶手段内の複数の
    補正関数のうちから1つを選択することを特徴とする請
    求項1記載の画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 前記補正手段はランダムアクセスメモリ
    で構成されることを特徴とする請求項1記載の画像読み
    取り装置。
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