JP2606390Y2 - 車両のドアシール構造 - Google Patents

車両のドアシール構造

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JP2606390Y2 JP1992026338U JP2633892U JP2606390Y2 JP 2606390 Y2 JP2606390 Y2 JP 2606390Y2 JP 1992026338 U JP1992026338 U JP 1992026338U JP 2633892 U JP2633892 U JP 2633892U JP 2606390 Y2 JP2606390 Y2 JP 2606390Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、荷室の側面に設けられ
た開口部を閉じるドアを、その開口部にラバーヒンジを
介して回動可能に取り付けて成る車両のドアシール構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来バン形トラック等で、荷室の側面に
ドアで開閉される開口部を設けたものがある。この開口
部を開閉するためのドアの形式としては操作性等を考慮
し、観音開き方式のものが多く用いられている。また、
走行時の安全対策、空気抵抗の低減、外観の見栄え向上
等を考慮し、ロッキング機構やヒンジ等は荷箱およびド
ア内にそれぞれ理設された状態で設けられ、さらにドア
を回動可能に支持しているヒンジにおいては外観および
防水性の点からラバーヒンジが多く使用されている。
【0003】図3は、ドアで開閉される開口部を荷室の
側面に設けてなる従来のバン形トラックにおける開口部
分の一例を示す概略平面図である。図3において、図示
せぬトラックにおけるシャーシ上で、荷室を形成してい
る荷箱51の側面には、一対のドア52,52が開閉さ
れるようにした開口部が形成されている。この一対のド
ア52,52は、互いに略左右対称形に形成された観音
開き式のものである。すなわち、各ドア52は、開口部
の左右両側に形成されているラバーヒンジ90(図6乃
至図8参照)を介して開口部の一側にそれぞれ回動可能
に支持されており、各々が手前側に引かれて観音開きさ
れる構造になっている。
【0004】加えて、各ドア52には、それぞれロッキ
ング機構55が設けられており、通常は、このロッキン
グ機構55によって解除可能に閉ロックされている。上
記ロッキング機構55は、各扉52側に形成されたロッ
キングバー56等の他に、荷箱51側に配設されたロッ
ク用キーパー61(図4及び図5参照)等で構成されて
いる。なお、図4はそのロッキング機構55におけるロ
ック部55Aの構成をロック状態で下側より見て示す平
面図で、図5はロック部55Aの構成を非ロック状態で
示す斜視図である。
【0005】そこで、図3に示したロッキング機構55
の構造図4および図5と共に、さらに説明する。ま
ず、ロッキングバー56は、ドア52内に埋設された状
態で、ドア52内を上下に貫通して回転自在に取り付け
られている。このロッキングバー56の上下端には、各
々ロックカム57が一体回転可能に固定されている。ま
た、ロッキングバー56の途中には、このロッキングバ
ー56を回転させてロッキングおよびアンロッキング操
作を行うためのハンドル部58が設けられている。な
お、このハンドル部58は、ドア52の外面に形成され
ている窓59に表出した状態で設けられ、この窓59を
通して外部から操作可能になっている。
【0006】一方、荷箱51側に配設されたロック用の
キーパー61は、荷箱51側の開口部を画成しているフ
レーム62側で、ドア52側のロックカム57と対応し
ているフレーム62の位置に形成した凹部63内に配設
されている。この凹部63は、フレーム62の一部を切
り欠き、この切り欠いた部分内でフレーム62にキーパ
ー受け材72を溶接し、このフレーム62とキーパー受
け材72とで形成されている。そして、このキーパー6
1は、この凹部63内でキーパー受け材72にボルト6
4で固定して取り付けられており、またキーパー61の
一部にはロックカム57の先端部57Aと係合可能な係
止片部61Aが一体に形成されている。
【0007】次に、このロッキング機構55の動作につ
いて説明する。まず、ドア52が開放されている状態か
ら閉じる場合は、図4の一点鎖線および図5の実線で示
すように、ロックカム57の先端部57Aがキーパー6
1側を向く状態にしてドア52を閉じる。すると、ドア
52が閉じられる直前で、キーパー61の内側面にロッ
クカム57の先端部57Aがぶつかる。さらにドア52
が閉じられて行くと、ロッキングバー56と一体にロッ
クカム57が係止片部61A側に回転し、図4の実線で
示すようにロックカム57の先端部57Aがキーパー6
1の係止片部61Aに係合されて閉ロック状態が形成さ
れる。これに対して、ドア52が閉ロックされている状
態から、この閉ロックを解除して開放する場合は、ドア
52の窓59の部分に表出しているハンドル部58を手
で操作し、閉ロック時とは逆方向にロッキングバー56
を回転させる。すると、ドア52が開放されながら、ロ
ックカム57とキーパー61との係合ロックが解除され
る。また、係合ロックが一度解除された後は、ハンドル
部58を操作しなくても、そのドア52を開放させるこ
とができる。
【0008】次に、図6は図3のA−A線での概略断面
図で、図7は図3中におけるB部を上側より見て示す要
部概略斜視図、図8は図3中におけるB部を下側より見
て示す要部概略斜視図である。そこで、図3に示した開
口部分におけるラバーヒンジ90の構造について、図6
乃至図8と共に、さらに説明する。
【0009】ラバーヒンジ90は、可撓性を有するラバ
ー91と、このラバー91の両端に固定して取り付けら
れた第1のアルミ形材92と第2のアルミ形材93とで
構成されている。
【0010】このうち、ラバー91は、連結部94と、
この連結部94の両側より略直角に折り曲げられた状態
で同方向へ延びる第1の取付片部95および第2の取付
片部96とを一体に有して、断面略コ字状に形成されて
いる。また、このラバー91の長さ寸法は、ドア52の
上下寸法と略等しく形成されている。
【0011】第1のアルミ形材92は、フレーム62の
内側面62Aに沿って配設される略平角状の形材とし
て、開口部の内側における上下の高さ寸法と略等しい長
さで形成されている。また、内部には外側に位置する一
面側に開口された割溝97が上下端にわたって連続して
形成されている。なお、割溝97の幅寸法は、ラバー9
1の第1の取付片部95の肉厚に略等しく形成され、こ
の割溝97内に第1の取付片部95を差し込んで配置で
きる状態になっている。さらに、割溝97が開口された
一面側には、位置決め用のフランジ状部98が一体に形
成されている。加えて、この第1のアルミ形材92に
は、この第1のアルミ形材92をフレーム62に取り付
けるビス99を通すための取付孔(不図示)が形成され
ている。
【0012】第2のアルミ形材93は、フレーム62の
内側面62Aと対応しているドア52の一側面52Aに
沿って配設される略平角状の形材として、ドア52の上
下の高さ寸法と略等しい長さで形成されている。また、
内部には外側に位置する一面側に開口された割溝100
が上下端にわたって連続して形成されている。なお、割
溝100の幅寸法は、ラバー91の第2の取付片部96
の肉厚に略等しく形成され、この割溝100内に第2の
取付片部96を差し込んで配置できる状態になってい
る。さらに、割溝100が開口された一面側には、位置
決め用のフランジ状部101が一体に形成されている。
加えて、この第2のアルミ形材93には、この第2のア
ルミ形材93をドア52に取り付けるビス102を通す
ための取付孔(不図示)が形成されている。
【0013】また、このように構成されたラバーヒンジ
90は、ラバー91の第1の取付片部95を第1のアル
ミ形材92の割溝97内に差込み係合させるととも
に、第2の取付片部96を第2のアルミ形材93の割溝
100内込み係合させて、ラバー91,第1のア
ルミ形材92,第2のアルミ形材9とを一体化した状態
で取り扱われる。
【0014】そして、ドア52を開口部に取り付ける場
合は、まずラバー91の第2の取付片部96に取り付け
られている第2のアルミ形材93のフランジ状部101
をドア52のコーナー部分に当接位置決めさせ、この状
態で第2のアルミ形材93の外側よりビス102をドア
52の図示せぬビス孔に締結して、ラバー91の第2の
取付片部96と一緒に第2のアルミ形材93をドア52
に固定して取り付ける。これにより、ラバーヒンジ90
がドア52に取り付けられた状態となる。
【0015】次いで、ドア52と共にラバーヒンジ90
を開口部側に取り付ける。この場合、まずラバー91の
第1の取付片部95に取り付けられている第1のアルミ
片材92のフランジ状部98をフレーム62のコーナー
部分に当接位置決めさせ、この状態で第1のアルミ形材
92の外側よりビス99をフレーム62の図示せぬビス
孔に締結して、ラバー91の第1の取付片部95と一緒
に第1のアルミ形材92をフレーム62に固定して取り
付ける。これにより、ラバーヒンジ90がドア52と共
に開口部におけるフレーム62に回動可能に取り付けら
れた状態となる。
【0016】このようにしてラバーヒンジ90を介して
開口部に取り付けられたドア52は、ラバー91におけ
る連結部94の略中間部分Dを支点にして回動でき、こ
の回動で開口部を開閉できる。
【0017】また、この種の荷箱51では、ドア52で
閉じられている開口部より荷室内に雨水や粉塵等が浸入
するのを防ぐのに、ドア52の上下外周部分にウエザー
ストリップ65が取り付けられている。このウエザース
トリップ65は、一般にゴム等で押し出し成形されるも
ので、図7および図8に示すように、開口部におけるフ
レーム62の外面に弾性変形を伴って密着させる第1の
舌状片部66と、開口部内でフレーム62の内面に弾性
変形を伴って密着させる第2の舌状片部67とを一体に
有して成り、第1と第2の舌状片部66,67との間に
は図8に示すように雨樋溝68および取付溝69が形成
された構造になっている。
【0018】そして、このように形成されたウエザース
トリップ65は、ドア52の外周部に、このドア52の
外周部をウエザーストリップ65の取付溝69内に挿入
するようにして取り付けられ、さらに図示せぬビスや接
着剤等で固定される。また、こうしてドア52に取り付
けられたウエザーストリップ65は、このドア52が閉
じられると、第1の舌状片部66が開口部の外面となる
フレーム62の外側面に密着するとともに、第2の舌状
片部67がフレーム62の内面となる下側面に密着され
て、ドア52と開口部との間をシールした状態となる。
【0019】なお、図7および図8中において、符号7
0は内板(インナーパネル)で、71は内板70のエッ
ジ部表面に取り付けられた化粧用トリム板である。
【0020】
【考案が解決しようとする課題】上述したように、従来
構造では、ドア52を回動可能に支持している部分にお
けるシールをラバーヒンジ90のラバー91で行ってい
る。しかしながら、ラバーヒンジ90の第2のアルミ形
材93側では、ドア52の回動時におけるこじりを避け
るために、ラバーヒンジ90はドア52の上下の高さ寸
法と略等しい長さで形成されている。このため、ラバー
ヒンジ90と開口部側のフレーム62との間に隙間がで
き易く、防水性の天で問題があった。そこで、従来か
ら、より確実なシール構造が望まれていた。
【0021】本考案は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は防水性の優れた車両のドアシール
構造を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案に係る車両のドアシール構造は、荷箱51の側面
フレーム62で画成して作られている開口部を閉じる
ようにして、ドア52を前記荷箱51にラバーヒンジ
を介して回動可能に取り付けてる車両のドアシール
構浩において、前記ラバーヒンジ90が取り付けられる
前記開口部内の一側面に、前記開口部内の外側端から内
側端にわたって密着された状態にして、前記開口部内
上下端にわたって取り付けられているエッジレール部材
と、前記ドア52の回動端側における側面に密着され
た状態にして、前記ドア52の上下端にわたって固定さ
れているとともに、前記下ア54の閉時に前記エッジレ
ール部材1に密着して当接される舌状片部8を有した
ールラバーとを備え前記ラバーヒンジ90の一側を
間に前記エッジレール部材1を挟んで前記フレーム62
にシール性を持たせて固定するとともに、他側を間に
記シールラバーを挟んで前記ドア52にシール性を持
たせて固定してなる構成としたものである。
【0023】
【作用】この構成によれば、ドア52が閉じられたとき
に、ラバーヒンジ90が配設されているドア52とフレ
ーム62との間で、ラバーヒンジ90の舌状片部8
ッジレール部材1に密着されてシール状態となる。した
がって、ドア52が閉じられたときに、ラバーヒンジ
が配設されているドア52とフレーム62との間に
は、ラバーヒンジ90によるシールと、シールラバー
の舌状片部8エッジレール部材1に密着されてなるシ
ールとの、二つのシール作用が働くことになる。
【0024】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1および図2は本考案の一実施例を
示すものであり、図1は図3のA−A線に沿って断面し
た図6の部分に相当する概略断面図で、図2は図3中の
B部に相当する部分の分解斜視図である。また、図1お
よび図2において図3乃至図8と同一符号を付したもの
は図3乃至図8と同一のものを示している。
【0025】そして、図1および図2における実施例の
構造と図3乃至図8に示した従来構造との間で大きく異
なる点は、本実施例においてフレーム62の内側面62
Aとラバーヒンジ90との間にエッジレール部材1を設
けるとともに、ドア52とラバーヒンジ90との間にシ
ールラバー2を設けたものである。
【0026】さらに詳述すると、エッジレール部材
は、板状材をロール成形してなり、フレーム62の内側
面62Aに当接配置される第1の板状部3と、第1の板
状部3の一側より略直角に折り曲げられてなる第2の板
状部4と、この第2の板状部4の一側より略直角に折り
曲げられて第1の板状部3と平行に走る状態で設けられ
た第3の板状部5と、この第3の板状部5の一側より略
直角に第1の板状部3に向かって折り曲げられてなる第
4の板状部6とが一体に形成されている。また、この
ッジレール部材1の長さは、開口部の内側における上下
の高さ寸法と略等しく形成され、ラバーヒンジ90と対
向するフレーム62の内側面62Aの略前面にわたって
配設される状態になっている。さらに、第1の板状部3
の壁厚方向の寸法は、フレーム62の壁厚方向寸法に内
板70の肉厚を加えた寸法と略等しく形成されており、
このエッジレール部材1が開口部に取り付けられた状態
では、開口部の周縁部分がエッジレール部材1で隠せる
ようになっている。
【0027】そして、このエッジレール部材1をフレー
ム62に取り付ける場合、このエッジレール部材1はラ
バーヒンジ90と共に取り付けられる。すなわち、ラバ
ーヒンジ90の第1のアルミ形材2がラバー91の第
1の取付片部95と共にフレーム62に取り付けられる
前に、まずエッジレール部材1の第4の板状部6を第1
のアルミ形材92の位置決め当たり面92Aに当接させ
るとともに、エッジレール部材1の第1の板状部3を第
1のアルミ形材92の外面に当接させ、さらに第1のア
ルミ形材92のフランジ状部98をフレーム62のコー
ナー部分に当接位置決めする。また、この状態で、第1
のアルミ形材92の外側よりビス99を挿入させ、フレ
ーム62の図示せぬビス孔に締結する。すると、このビ
ス99の締結で、ラバー91の第1の取付片部95と第
1のアルミ形材92と一緒に、エッジレール部材1がフ
レーム62に取り付けられる。
【0028】一方、シールラバー2は、押し出し成形さ
れ、第2のアルミ形材93とドア52との間に介装され
る板状片部7と、この板状片部7の一端側に形成された
第1の舌状片部8および第2の舌状片部9とが一体に形
成されている。また、このシールラバー2の長さは、
ッジレール部材1の長さと略等しく形成されており、ド
ア52に取り付けられたに状態では、その両端はウエザ
ーストリップ65の第2の舌状片部67と交差し、図2
に示すように、ドア52の隅部の略全体を第1の舌状片
部67とシールラバー2とで覆った状態となる構造にし
ている。
【0029】そして、このシールラバー2をドア52に
取り付ける場合は、ラバーヒンジ90と共に取り付けら
れる。すなわち、ラバーヒンジ90の第2のアルミ形材
93がラバー91の第2の取付片部96と共にドア52
に取り付けられる前に、シールラバー2の第2の舌状片
部9をドア52の内面に当接させるとともに、シールラ
バー2の板状片部7をドア52の側面に当接させ、さら
に第2のアルミ形材93のフランジ状部101をドア5
2のコーナー部分に当接位置決めする。また、この状態
で第2のアルミ形材93の外側よりビス102を挿入さ
せ、ドア52の図示せぬビス孔に締結する。すると、こ
のビス102の締結で、ラバー91の第2の取付片部9
6と第2のアルミ形材93と一緒に、シールラバー2が
ドア52に取り付けられる。
【0030】したがって、本実施例のように、フレーム
62の内側面62Aとラバーヒンジ90との間にエッジ
レール部材1を設けるとともに、ドア52とラバーヒン
ジ90との間にシールラバー2を設けてなる構造では、
ドア52が閉じられると、ラバーヒンジ90が配設され
ているドア52とフレーム62との間で、シールラバー
2の第1の舌状片部8がエッジレール部材1の第3の板
状片部5に弾性変形を伴って密着され、これによってシ
ール状態となる。すなわち、ラバーヒンジ90を介して
連結された部分では、そのドア52の閉時に、ラバーヒ
ンジ90のラバー91によるシールと、シールラバー2
の第1の舌状片部8がエッジレール部材1の第3の板状
片部5に密着されてなるシールとの、二つのシール作用
が働くことになる。また、ラバーヒンジ2の上下端とな
る各隅の部分は、シールラバー2の端部とウエザースト
リップ65の第2の舌状片部67とで全体が覆われた状
態となり、これらシールラバー2および第2の舌状片部
67を介して開口部側の内面に密着して当接される。一
方、ラバーヒンジ2を設けている部分以外のところで
は、ウエザーストリップ65でのシールが得られる。こ
れによって、ドア52の外周部全体にわたって、より確
実なシールが実現できる。
【0031】加えて、エッジレール部材1における第1
の板状部3が内板70の下側に配置される状態まで、荷
室の内側へ延ばして配設しているので、開口部の周縁部
分はエッジレール部材1で隠され、従来構造で内板70
のエッジ表面に、開口部の周縁部分を装飾するのに取り
付けていた化粧用トリム板71等を廃止することができ
る。
【0032】
【考案の効果】以上説明したとおり、本考案に係る車両
のドアシール構造によれば、ドア52が閉じられると、
ドア52とフレーム62との間には、ラバーヒンジ90
によるシールと、シールラバー2の舌状片部8エッジ
レール部材1に密着されてなるシールとの、二つのシー
作用が働くので、より確実なシールが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るシール構造を適用したドア周辺部
の概略断面図である。
【図2】同上ドア周辺部の要部構造を示す分解斜視図で
ある。
【図3】従来のバン形トラックの開口部分における構成
の一例を示す概略平面図である。
【図4】ロッキング機構におけるロック部の構造を下側
より見て示す図である。
【図5】ロッキング機構におけるロック部の構成を非ロ
ック状態で示す斜視図である。
【図6】図3のA−A線での概略断面図である。
【図7】図3中のB部を上側より見て示す概略斜視図で
ある。
【図8】図3中のB部を下側より見て示す概略斜視図で
ある。
【符号の説明】
エッジレール部材 2 シールラバー 8 第1の舌状片部 52 ドア 62 フレーム 90 ラバーヒンジ 91 ラバー 92 第1のアルミ形材 93 第2のアルミ形材 94 連結部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷箱51の側面にフレーム62で画成し
    て作られている開口部を閉じるようにして、ドア52を
    前記荷箱51にラバーヒンジ90を介して回動可能に取
    り付けてる車両のドアシール構造において、 前記ラバーヒンジ90が取り付けられる前記開口部内の
    一側面に、前記開口部内の外側端から内側端にわたって
    密着された状態にして、前記開口部内の上下端にわたっ
    取り付けられているエッジレール部材1と、前記ドア52の回動端側における側面に密着された状態
    にして、前記ドア52の上下端にわたって固定されてい
    るとともに、前記ドア52の閉時に前記エッジレール部
    材1に密着して当接される舌状片部8を有した シールラ
    バーとを備え 前記ラバーヒンジ90の一側を間に前記エッジレール部
    材1を挟んで前記フレーム62にシール性を持たせて
    定するとともに、他側を間に前記シールラバーを挟ん
    で前記ドア52にシール性を持たせて固定してなる ことを特徴とする車両のドアシール構造。
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