JP2605921Y2 - 濾過装置 - Google Patents
濾過装置Info
- Publication number
- JP2605921Y2 JP2605921Y2 JP1993074132U JP7413293U JP2605921Y2 JP 2605921 Y2 JP2605921 Y2 JP 2605921Y2 JP 1993074132 U JP1993074132 U JP 1993074132U JP 7413293 U JP7413293 U JP 7413293U JP 2605921 Y2 JP2605921 Y2 JP 2605921Y2
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- JP
- Japan
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- hollow fiber
- fiber membrane
- pressure
- filtration
- permeate
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、原液を濾過する濾過装
置、特に逆洗機構を備えた濾過装置に関する。
置、特に逆洗機構を備えた濾過装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の濾過装置としては例えば図2に示
すように、原液供給手段101と、原液供給手段101
にて供給される原液を循環させながら膜濾過する膜濾過
手段102と、膜濾過手段102にて膜濾過された透過
液を膜濾過手段102より送出する透過液送出路103
と、を備え、透過液送出路103には逆流ポンプ120
が設けられ、原液供給手段101は原液供給路107と
供給ポンプ108とから成り、膜濾過手段102は循環
ポンプ110と循環路109と中空糸膜モジュール11
1とから成るものが知られている。
すように、原液供給手段101と、原液供給手段101
にて供給される原液を循環させながら膜濾過する膜濾過
手段102と、膜濾過手段102にて膜濾過された透過
液を膜濾過手段102より送出する透過液送出路103
と、を備え、透過液送出路103には逆流ポンプ120
が設けられ、原液供給手段101は原液供給路107と
供給ポンプ108とから成り、膜濾過手段102は循環
ポンプ110と循環路109と中空糸膜モジュール11
1とから成るものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の濾過装置にあっては、逆洗を行う時、供給ポンプ1
08を停止して、濾過を中断しなければならなかった。
来の濾過装置にあっては、逆洗を行う時、供給ポンプ1
08を停止して、濾過を中断しなければならなかった。
【0004】また、逆洗用に逆流ポンプ120が必要で
あった。
あった。
【0005】本考案は上記課題を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、逆洗用に逆流ポン
プを必要とせず、逆洗を行う時に濾過を中断せずに済む
濾過装置を提供することにある。
たもので、その目的とするところは、逆洗用に逆流ポン
プを必要とせず、逆洗を行う時に濾過を中断せずに済む
濾過装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案にあっては、原液供給手段と、該原液供給手段
にて供給される原液を循環させながら中空糸膜モジュー
ルにて膜濾過して透過液と濃縮液とに分離する膜濾過手
段と、該膜濾過手段にて膜濾過された透過液を該膜濾過
手段より送出する透過液送出路と、を備えた濾過装置で
あって、前記透過液送出路に透過液圧力調整手段を設け
ると共に前記膜濾過手段に原液の循環方向を反転させる
循環方向反転手段を設けた。
に本考案にあっては、原液供給手段と、該原液供給手段
にて供給される原液を循環させながら中空糸膜モジュー
ルにて膜濾過して透過液と濃縮液とに分離する膜濾過手
段と、該膜濾過手段にて膜濾過された透過液を該膜濾過
手段より送出する透過液送出路と、を備えた濾過装置で
あって、前記透過液送出路に透過液圧力調整手段を設け
ると共に前記膜濾過手段に原液の循環方向を反転させる
循環方向反転手段を設けた。
【0007】
【作用】上記構成の本考案にあっては、中空糸膜モジュ
ールの中空糸膜が均質として透過液圧力調整手段を閉じ
た状態とすると、中空糸膜の外へ行くための圧力と中空
糸膜の外から中空糸膜内に入る圧力(流量)は同じにな
り、数1で表される。
ールの中空糸膜が均質として透過液圧力調整手段を閉じ
た状態とすると、中空糸膜の外へ行くための圧力と中空
糸膜の外から中空糸膜内に入る圧力(流量)は同じにな
り、数1で表される。
【0008】
【数1】P0−P=P−P1P=(P0+P1)/2
P:中空糸膜外圧力(二次側圧力)P0:中空糸膜内入
口圧力P1:中空糸膜内出口圧力そして、透過液圧力調
整手段を調整して中空糸膜外圧力Pを平均循環圧力(入
口圧力P0+出口圧力P1)/2より少しだけ低い圧
力、即ち、数2とすることで、入口付近で濾過が行われ
出口付近で逆洗がなされ濾過を中断せずに逆洗が行え、
しかも最も汚染され易いと考えられる中空糸膜の出口付
近が、逆洗される。
P:中空糸膜外圧力(二次側圧力)P0:中空糸膜内入
口圧力P1:中空糸膜内出口圧力そして、透過液圧力調
整手段を調整して中空糸膜外圧力Pを平均循環圧力(入
口圧力P0+出口圧力P1)/2より少しだけ低い圧
力、即ち、数2とすることで、入口付近で濾過が行われ
出口付近で逆洗がなされ濾過を中断せずに逆洗が行え、
しかも最も汚染され易いと考えられる中空糸膜の出口付
近が、逆洗される。
【0009】
【数2】P<(P0+P1)/2(中空糸膜モジュール
内での循環速度は、P0−P1の圧力差で決まり、ある
程度の循環速度を維持するにはP0−P1を一定以上に
する必要がある。循環速度は、ファウリング物質を押し
流す働きがあり、濾過速度はPx−Pで決定され(P
x:中空糸膜内圧力)、この濾過速度はファウリング物
質を膜面に押えつける働きをすると考えられるので、濾
過速度を循環速度に比べて余り強くしなければ洗浄性が
よくなることになる。従って、濾過速度の大きい中空糸
膜の出口付近が汚染され易いことになる。)そして、循
環方向反転手段にて循環方向を反転させることにより、
中空糸膜モジュール長さ方向全体の逆洗を行うことが可
能となる。
内での循環速度は、P0−P1の圧力差で決まり、ある
程度の循環速度を維持するにはP0−P1を一定以上に
する必要がある。循環速度は、ファウリング物質を押し
流す働きがあり、濾過速度はPx−Pで決定され(P
x:中空糸膜内圧力)、この濾過速度はファウリング物
質を膜面に押えつける働きをすると考えられるので、濾
過速度を循環速度に比べて余り強くしなければ洗浄性が
よくなることになる。従って、濾過速度の大きい中空糸
膜の出口付近が汚染され易いことになる。)そして、循
環方向反転手段にて循環方向を反転させることにより、
中空糸膜モジュール長さ方向全体の逆洗を行うことが可
能となる。
【0010】
【実施例】以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明
する。
する。
【0011】図1は本考案の一実施例に係る濾過装置を
示し、概略、原液供給手段1と、原液供給手段1にて供
給される原液を循環させながら膜濾過して透過液と濃縮
液とに分離する膜濾過手段2と、膜濾過手段2にて膜濾
過された透過液を膜濾過手段2より送出する透過液送出
路3と、を備え、透過液送出路3に透過液圧力調整手段
としての出口弁4を設けると共に膜濾過手段2に原液の
循環方向を反転させる循環方向反転手段としての四方弁
5を設けている。
示し、概略、原液供給手段1と、原液供給手段1にて供
給される原液を循環させながら膜濾過して透過液と濃縮
液とに分離する膜濾過手段2と、膜濾過手段2にて膜濾
過された透過液を膜濾過手段2より送出する透過液送出
路3と、を備え、透過液送出路3に透過液圧力調整手段
としての出口弁4を設けると共に膜濾過手段2に原液の
循環方向を反転させる循環方向反転手段としての四方弁
5を設けている。
【0012】原液供給手段1は、原液が入れられた原液
タンク6と、原液タンク6と膜濾過手段2とを連通する
原液供給路7と、原液を膜濾過手段2に供給する供給ポ
ンプ8と、から成る。
タンク6と、原液タンク6と膜濾過手段2とを連通する
原液供給路7と、原液を膜濾過手段2に供給する供給ポ
ンプ8と、から成る。
【0013】膜濾過手段2は、原液供給路8が連通され
る循環路9と、循環路9内に配設された循環ポンプ10
と、循環路9内を循環される原液をクロスフロー方式で
膜濾過する中空糸膜モジュール11と、前記四方弁5
と、から成っている。
る循環路9と、循環路9内に配設された循環ポンプ10
と、循環路9内を循環される原液をクロスフロー方式で
膜濾過する中空糸膜モジュール11と、前記四方弁5
と、から成っている。
【0014】上記構成の本実施例にあっては、中空糸膜
モジュール11の中空糸膜12が均質として出口弁4を
閉じた状態とすると、中空糸膜12の外へ行くための圧
力と中空糸膜12の外から中空糸膜12内に入る圧力
(流量)は同じになり、数3で表される。
モジュール11の中空糸膜12が均質として出口弁4を
閉じた状態とすると、中空糸膜12の外へ行くための圧
力と中空糸膜12の外から中空糸膜12内に入る圧力
(流量)は同じになり、数3で表される。
【0015】
【数3】P0−P=P−P1P=(P0+P1)/2
P:中空糸膜外圧力(二次側圧力)P0:中空糸膜内入
口圧力P1:中空糸膜内出口圧力そして、出口弁4を調
整して中空糸膜外圧力Pを平均循環圧力(入口圧力P0
+出口圧力P1)/2より少しだけ低い圧力、即ち、数
4とすることで、入口付近で濾過が行われ出口付近で逆
洗がなされ濾過を中断せずに逆洗が行え、しかも最も汚
染され易いと考えられる中空糸膜12の出口付近が、図
1(c)斜線部で示されるように逆洗される。
P:中空糸膜外圧力(二次側圧力)P0:中空糸膜内入
口圧力P1:中空糸膜内出口圧力そして、出口弁4を調
整して中空糸膜外圧力Pを平均循環圧力(入口圧力P0
+出口圧力P1)/2より少しだけ低い圧力、即ち、数
4とすることで、入口付近で濾過が行われ出口付近で逆
洗がなされ濾過を中断せずに逆洗が行え、しかも最も汚
染され易いと考えられる中空糸膜12の出口付近が、図
1(c)斜線部で示されるように逆洗される。
【0016】
【数4】P<(P0+P1)/2(中空糸膜モジュール
11内での循環速度は、P0−P1の圧力差で決まり、
ある程度の循環速度を維持するにはP0−P1を一定以
上にする必要がある。循環速度は、ファウリング物質1
3を押し流す働きがあり、濾過速度はPx−Pで決定さ
れ(Px:中空糸膜内圧力)、この濾過速度はファウリ
ング物質13を膜面に押えつける働きをすると考えられ
るので、濾過速度を循環速度に比べて余り強くしなけれ
ば洗浄性がよくなることになる。従って、濾過速度の大
きい中空糸膜12の出口付近が汚染され易いことにな
る。)そして、四方弁5にて循環方向を反転させること
により、中空糸膜モジュール2長さ方向全体の逆洗を行
うことが可能となる。
11内での循環速度は、P0−P1の圧力差で決まり、
ある程度の循環速度を維持するにはP0−P1を一定以
上にする必要がある。循環速度は、ファウリング物質1
3を押し流す働きがあり、濾過速度はPx−Pで決定さ
れ(Px:中空糸膜内圧力)、この濾過速度はファウリ
ング物質13を膜面に押えつける働きをすると考えられ
るので、濾過速度を循環速度に比べて余り強くしなけれ
ば洗浄性がよくなることになる。従って、濾過速度の大
きい中空糸膜12の出口付近が汚染され易いことにな
る。)そして、四方弁5にて循環方向を反転させること
により、中空糸膜モジュール2長さ方向全体の逆洗を行
うことが可能となる。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように本考案にあっては、
中空糸膜モジュールの中空糸膜が均質として透過液圧力
調整手段を閉じた状態とすると、中空糸膜の外へ行くた
めの圧力と中空糸膜の外から中空糸膜内に入る圧力(流
量)は同じになり、数5で表される。
中空糸膜モジュールの中空糸膜が均質として透過液圧力
調整手段を閉じた状態とすると、中空糸膜の外へ行くた
めの圧力と中空糸膜の外から中空糸膜内に入る圧力(流
量)は同じになり、数5で表される。
【0018】
【数5】P0−P=P−P1P=(P0+P1)/2
P:中空糸膜外圧力(二次側圧力)P0:中空糸膜内入
口圧力P1:中空糸膜内出口圧力そして、透過液圧力調
整手段を調整して中空糸膜外圧力Pを平均循環圧力(入
口圧力P0+出口圧力P1)/2より少しだけ低い圧
力、即ち、数6とすることで、入口付近で濾過が行われ
出口付近で逆洗がなされ濾過を中断せずに逆洗が行え、
しかも最も汚染され易いと考えられる中空糸膜の出口付
近が、逆洗される。
P:中空糸膜外圧力(二次側圧力)P0:中空糸膜内入
口圧力P1:中空糸膜内出口圧力そして、透過液圧力調
整手段を調整して中空糸膜外圧力Pを平均循環圧力(入
口圧力P0+出口圧力P1)/2より少しだけ低い圧
力、即ち、数6とすることで、入口付近で濾過が行われ
出口付近で逆洗がなされ濾過を中断せずに逆洗が行え、
しかも最も汚染され易いと考えられる中空糸膜の出口付
近が、逆洗される。
【0019】
【数6】P<(P0+P1)/2(中空糸膜モジュール
内での循環速度は、P0−P1の圧力差で決まり、ある
程度の循環速度を維持するにはP0−P1を一定以上に
する必要がある。循環速度は、ファウリング物質を押し
流す働きがあり、濾過速度はPx−Pで決定され(P
x:中空糸膜内圧力)、この濾過速度はファウリング物
質を膜面に押えつける働きをすると考えられるので、濾
過速度を循環速度に比べて余り強くしなければ洗浄性が
よくなることになる。従って、濾過速度の大きい中空糸
膜の出口付近が汚染され易いことになる。)そして、循
環方向反転手段にて循環方向を反転させることにより、
中空糸膜モジュール長さ方向全体の逆洗を行うことが可
能となる。
内での循環速度は、P0−P1の圧力差で決まり、ある
程度の循環速度を維持するにはP0−P1を一定以上に
する必要がある。循環速度は、ファウリング物質を押し
流す働きがあり、濾過速度はPx−Pで決定され(P
x:中空糸膜内圧力)、この濾過速度はファウリング物
質を膜面に押えつける働きをすると考えられるので、濾
過速度を循環速度に比べて余り強くしなければ洗浄性が
よくなることになる。従って、濾過速度の大きい中空糸
膜の出口付近が汚染され易いことになる。)そして、循
環方向反転手段にて循環方向を反転させることにより、
中空糸膜モジュール長さ方向全体の逆洗を行うことが可
能となる。
【図1】本考案の一実施例に係る濾過装置を示し、
(a)は同装置の概略構成を示す図、(b)は同装置の
要部拡大図、(c)及び(d)は同装置の作用を説明す
る図である。
(a)は同装置の概略構成を示す図、(b)は同装置の
要部拡大図、(c)及び(d)は同装置の作用を説明す
る図である。
【図2】従来の濾過装置の概略構成を示す図である。
1 原液供給手段 2 膜濾過手段 3 透過液送出路 4 出口弁(透過液圧力調整手段) 5 四方弁(循環方向反転手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 原液供給手段と、該原液供給手段にて供
給される原液を循環させながら中空糸膜モジュールにて
膜濾過して透過液と濃縮液とに分離する膜濾過手段と、
該膜濾過手段にて膜濾過された透過液を該膜濾過手段よ
り送出する透過液送出路と、を備えた濾過装置であっ
て、 前記透過液送出路に透過液圧力調整手段を設けると共に
前記膜濾過手段に原液の循環方向を反転させる循環方向
反転手段を設けた濾過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993074132U JP2605921Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 濾過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993074132U JP2605921Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 濾過装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0739923U JPH0739923U (ja) | 1995-07-18 |
JP2605921Y2 true JP2605921Y2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=13538364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993074132U Expired - Lifetime JP2605921Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 濾過装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605921Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL2005177C2 (en) * | 2010-07-30 | 2012-01-31 | X Flow Bv | A filtration module with gas feed at its permeate side to prevent backflow of permeate. |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP1993074132U patent/JP2605921Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0739923U (ja) | 1995-07-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000516 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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