JPH08332354A - 固液分離装置およびその洗浄方法 - Google Patents
固液分離装置およびその洗浄方法Info
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- JPH08332354A JPH08332354A JP14143895A JP14143895A JPH08332354A JP H08332354 A JPH08332354 A JP H08332354A JP 14143895 A JP14143895 A JP 14143895A JP 14143895 A JP14143895 A JP 14143895A JP H08332354 A JPH08332354 A JP H08332354A
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Abstract
ッダで支持し、一方のヘッダに各膜エレメントの内側の
透過水流路に連通する吸引口を設けた浸漬型膜モジュー
ルと、この膜モジュールの吸引口に連通した膜透過水取
出手段と逆洗手段を備えた固液分離装置において、透過
水流路内に気体が滞留することに起因するデッドスペー
スを解消し、膜面全体を利用できるようにする。 【構成】 膜モジュール4の吸引口に連通して、排気管
26および排気弁27を設ける。
Description
水,し尿,団地下水等の処理、海水淡水化などを行うた
めの固液分離装置およびその洗浄方法に関する。
等の処理、海水淡水化などを行うための固液分離装置と
して、図2に示したようなセラミック膜分離装置があ
る。
被処理水3中に複数段積層して設けられた膜モジュール
4と、各膜モジュール4に接続して設けられた吸引管5
と、各吸引管5に連通した集水管6と、集水管6に連通
した透過水管7とにより構成されている。透過水管7は
コントロール弁8および吸引ポンプ9を介装し、処理槽
2の外部の処理水槽10まで導かれている。11は被処
理水供給管である。
のであり、複数本の管状セラミック膜エレメント12
(以下、単に膜エレメント12という)の両端をそれぞ
れヘッダ13,14で支持して膜エレメント12を適当
間隔で平行に配列している。そして、この複数の膜エレ
メント12の外周側にヘッダ13,14どうしを連結し
て一対のガイド板15,15を平行に設けていて、ヘッ
ダ13,14とガイド板15,15とで形成された開口
が処理槽2の底面と対向するように配置されている。一
方のヘッダ13には、各膜エレメント12の内側の透過
水流路16に連通する吸引室17と、この吸引室17と
ヘッダ13の外部とに連通する吸引口18とが形成され
ていて、吸引口18に上述の吸引管5が接続している。
槽2の外部のブロワ19などの給気手段に接続した曝気
装置20が設けられていて、ブロワ18より送られる曝
気空気が曝気装置19を通じて被処理水3に供給される
とともに、この曝気空気の気泡によって膜エレメント1
2の膜面が洗浄されるようなっている。
設けられた逆洗水管であり、逆洗水管21の一端は処理
水槽10の下部に接続し、他端は透過水管7に接続して
いる。逆洗水管7にはコントロール弁22と逆洗ポンプ
23とが設けられている。
管11より処理槽2の内部に被処理水3を導入しつつ、
コントロール弁8を開放し吸引ポンプ9を駆動して膜エ
レメント12の透過水流路16に吸引圧を作用させるこ
とによって、(あるいは処理槽2内の被処理水3の自然
水頭によって)、膜エレメント12の内外に差圧を生ぜ
しめ、膜エレメント12によって被処理水3を濾過す
る。そして、被処理水3中の懸濁物を槽2内に残留さ
せ、膜エレメント12の膜面を透過して透過水流路16
内に流入した膜透過水24を吸引管5,集水管6,透過
水管7を通じて処理水槽10送るようにしている。
メント12の表面や内部にスケールやスライムなどが付
着し、この付着物が原因となって濾過性能の低下が生じ
た時に、コントロール弁22を開放し逆洗ポンプ23を
駆動することにより、膜エレメント12の透過水流路1
6に処理水槽10内の膜透過水24を圧入し、透過水流
路側16から外側に向けて浸出させて膜エレメント12
を逆洗している。
たような固液分離装置では、運転開始時に膜エレメント
12の透過水流路16内に存在していた空気の一部がそ
のまま残留したり、もしくは水中に溶解していた空気等
が透過水流路16内に流入した後に気化することによ
り、図4に示したように、透過水流路16内に気体滞留
部25が生じる。この気体滞留部25は濾過に供されな
いデッドスペースとなり、気体滞留部25に対応する濾
過不能領域aの分だけ有効膜面積が少なくなるため、濾
過効率が低下するだけでなく、濾過継続時間が短くな
る。
レメントの膜面全体を有効に利用できるようにすること
を目的とする。
に、本発明の固液分離装置は、複数の管状膜エレメント
の両端をそれぞれヘッダで支持し、一方のヘッダに各膜
エレメントの内側の透過水流路に連通する吸引口を設け
た浸漬型膜モジュールと、前記浸漬型膜モジュールの吸
引口に連通して設けられ、膜エレメントの内外の差圧に
より膜面を透過して透過水流路内に流入した膜透過水を
膜モジュールの外部へ取り出す膜透過水取出手段と、前
記浸漬型膜モジュールの吸引口に連通して設けられ、膜
エレメントの透過水流路内に膜エレメントを逆洗するた
めの逆洗水を圧入する逆洗手段とを備えた固液分離装置
において、前記浸漬型膜モジュールの吸引口に連通し
て、前記膜エレメントの透過水流路内に滞留している気
体を系外へ排出する排気手段を設けたものである。
レメントの透過水流路内に逆洗水を圧入して膜エレメン
トを逆洗するに先立ち、透過水流路内に滞留している気
体を排気手段により系外へ排出するようにしたものであ
る。
に滞留している気体を排気手段によって系外へ排出でき
るので、膜エレメントにおけるデッドスペースを解消で
きる。これにより、膜面全体を有効に利用する状態にお
いて、被処理水の濾過および膜エレメントの逆洗を効率
よく行える。
れ、デッドスペースが解消された後に逆洗が行われるの
で、膜エレメントの膜面全体に逆洗水を作用させること
ができ、膜エレメントを効果的に逆洗できる。
ら説明する。図1は本発明の一実施例の固液分離装置を
設置した水処理装置を示し、この固液分離装置は図2を
用いて説明した従来のものとほぼ同様に構成されている
ので、従来のものと同じ作用を有する部材に図2と同一
符号を付して詳細な説明を省略する。ここで、この実施
例の固液分離装置が従来のものと異なるのは、集水管6
の上部に、大気中に開口する排気管26を設け、この排
気管26に排気弁27を設けた点である。
ることによって、膜モジュール4に配列した膜エレメン
トの透過水流路内に滞留している気体を、吸引管5,集
水管6,排気管21を通じて大気中へ排出できる。これ
により、膜エレメントにおけるデッドスペースが解消さ
れ、膜面全体を有効に利用できるようになるので、被処
理水2の濾過および膜エレメントの逆洗を効率よく行え
る。
記したようにして透過水流路内の気体を系外へ排出して
から、処理水槽10内に貯留した膜透過水24を透過水
流路内に圧入するようにすると、膜エレメントの膜面全
体に膜透過水24が作用するので、高い逆洗効果が得ら
れる。
ントの透過水流路に連通した排気手段を設けて、透過水
流路内に滞留している気体を系外へ排出できるようにし
たので、気体の滞留に起因する有効膜面積の低下を解消
することができ、被処理水の濾過および膜エレメントの
逆洗を効率よく行える。
過水流路内に滞留している気体を系外へ排出してから逆
洗水を圧入するようにしたので、膜エレメントの膜面全
体に逆洗水を作用させて、逆洗効果を高いものとするこ
とができる。
処理装置の全体構成を示した説明図である。
体構成を示した説明図である。
ールの一部破断斜視図である。
レメントの縦断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の管状膜エレメントの両端をそれぞ
れヘッダで支持し、一方のヘッダに各膜エレメントの内
側の透過水流路に連通する吸引口を設けた浸漬型膜モジ
ュールと、前記浸漬型膜モジュールの吸引口に連通して
設けられ、膜エレメントの内外の差圧により膜面を透過
して透過水流路内に流入した膜透過水を膜モジュールの
外部へ取り出す膜透過水取出手段と、前記浸漬型膜モジ
ュールの吸引口に連通して設けられ、膜エレメントの透
過水流路内に膜エレメントを逆洗するための逆洗水を圧
入する逆洗手段とを備えた固液分離装置において、前記
浸漬型膜モジュールの吸引口に連通して、前記膜エレメ
ントの透過水流路内に滞留している気体を系外へ排出す
る排気手段を設けたことを特徴とする固液分離装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の固液分離装置の洗浄方法
であって、膜エレメントの透過水流路内に逆洗水を圧入
して膜エレメントを逆洗するに先立ち、透過水流路内に
滞留している気体を排気手段により系外へ排出すること
を特徴とする固液分離装置の洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14143895A JP3264794B2 (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | 固液分離装置およびその洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14143895A JP3264794B2 (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | 固液分離装置およびその洗浄方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08332354A true JPH08332354A (ja) | 1996-12-17 |
JP3264794B2 JP3264794B2 (ja) | 2002-03-11 |
Family
ID=15291964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14143895A Expired - Lifetime JP3264794B2 (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | 固液分離装置およびその洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3264794B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11207332A (ja) * | 1998-01-28 | 1999-08-03 | Maezawa Ind Inc | サイホン吸引式浸漬型膜ろ過装置 |
JP2006055718A (ja) * | 2004-08-18 | 2006-03-02 | Kobelco Eco-Solutions Co Ltd | 浸漬型膜分離式汚水処理装置及びその運転方法 |
JP2007152302A (ja) * | 2005-12-08 | 2007-06-21 | Mitsubishi Rayon Eng Co Ltd | 固液混合処理液の固液分離装置 |
JP5326571B2 (ja) * | 2007-07-12 | 2013-10-30 | 東レ株式会社 | ろ過処理方法 |
CN103706256A (zh) * | 2013-12-13 | 2014-04-09 | 河海大学 | 一种抽吸式膜系统自动排气方法及其装置 |
-
1995
- 1995-06-08 JP JP14143895A patent/JP3264794B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11207332A (ja) * | 1998-01-28 | 1999-08-03 | Maezawa Ind Inc | サイホン吸引式浸漬型膜ろ過装置 |
JP2006055718A (ja) * | 2004-08-18 | 2006-03-02 | Kobelco Eco-Solutions Co Ltd | 浸漬型膜分離式汚水処理装置及びその運転方法 |
JP2007152302A (ja) * | 2005-12-08 | 2007-06-21 | Mitsubishi Rayon Eng Co Ltd | 固液混合処理液の固液分離装置 |
JP5326571B2 (ja) * | 2007-07-12 | 2013-10-30 | 東レ株式会社 | ろ過処理方法 |
CN103706256A (zh) * | 2013-12-13 | 2014-04-09 | 河海大学 | 一种抽吸式膜系统自动排气方法及其装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3264794B2 (ja) | 2002-03-11 |
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