JP2605503Y2 - モジュラーコネクタ - Google Patents

モジュラーコネクタ

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JP2605503Y2
JP2605503Y2 JP1992057914U JP5791492U JP2605503Y2 JP 2605503 Y2 JP2605503 Y2 JP 2605503Y2 JP 1992057914 U JP1992057914 U JP 1992057914U JP 5791492 U JP5791492 U JP 5791492U JP 2605503 Y2 JP2605503 Y2 JP 2605503Y2
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JP
Japan
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case
modular connector
modular
hole
present
Prior art date
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JP1992057914U
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English (en)
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JPH0619289U (ja
Inventor
柿木  渉
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、モジュラージャックが
挿入装着されるモジュラーコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年では電話機等の配線にモジュラージ
ャック及びモジュラーコネクタが一般的に使用されてい
る。モジュラージャックの形状・構造は規格化されてお
り、モジュラーコネクタの形状・構造は、このようなモ
ジュラージャックを挿入装着可能な形状・構造とする必
要がある。
【0003】一方、各種電子回路を搭載した基板を薄型
のケース内部に収納した装置、例えばICカードが広く
用いられ始めている。ICカードとしては、内部にモデ
ム等の電話機関連回路を収納するものが開発されてお
り、そのようなICカードには外部との接続のためモジ
ュラーコネクタを設ける必要がある。
【0004】図4及び図5には、ICカード端面の一部
拡大形状が示されている。これらの図に示される部位
は、モジュラーコネクタ10を取り付けた部位である。
この例では、ICカードのケース12の内壁14及び1
6のいずれかとモジュラーコネクタ10の側壁とを接着
剤等により固定し、また、ケース12内部に設けた係止
壁18及び20の内壁22及び24とモジュラーコネク
タ10の上下面とを接着剤等により接着固定している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにケースとモジュラーコネクタとを別体で構成し、後
者を前者に接着剤等により固定した構成では、モジュラ
ーコネクタを保持する部位をケースに設ける必要がある
ため構造が複雑であり、また接着等に係る工程が必要で
あるため製造コストが高くなってしまう。また、特にI
Cカード等の薄型部材の端面にモジュラーコネクタを設
ける場合、先に示した構成では、薄型化に限界がある。
すなわち、ケースにおいてモジュラーコネクタを設ける
部位の厚みが、モジュラーコネクタの幅+ケース肉厚×
2だけ必要とされる。
【0006】本考案は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、構造を簡素化する
とともにケースとモジュラーコネクタの接着等の工程を
なくすことを目的とする。また、本考案は、モジュラー
コネクタを薄型平板状部材の端面に設ける際に、ケース
の厚みの制限を従来に比べ緩和することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本考案のモジュラーコネクタは、電気回路を
実装した基板を内蔵するICカード等の部材のケース表
面に形成されたと、当該孔の内部に配置された複数の
電極と、を有し、この孔の内壁によりモジュラージャッ
クの挿入方向を規制し及びモジュラージャックを所定位
置で係止し、孔内部の電極によりモジュラージャックと
前記部材の内蔵回路とを電気的に接続することを特徴と
する。
【0008】また、本考案の請求項2に係るモジュラー
コネクタは、前記部材が薄型平板状部材であり、前記孔
がこの部材のケース端面に形成されることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本考案においては、ICカード等の部材のケー
ス表面に孔が形成される。この孔の内壁は、モジュラー
ジャックの挿入方向を規制する機能と、挿入時において
モジュラージャックを所定位置で係止する機能を有して
いる。また、孔の内部には電極が配置され、この電極に
よりモジュラジャックとICカード等の部材の内蔵回路
とが電気的に接続される。したがって、本考案において
は、モジュラーコネクタとして必要とされる基本的な機
能(挿入方向の規制、係止、電気的接続)が実現される
とともに、これらの機能がケース表面に形成した孔及び
その内部の電極によって実現されることとなるため、ケ
ースと一体化したモジュラーコネクタが得られる。した
がって、モジュラーコネクタ保持のための部位が不要と
なり構造が簡素化するとともにモジュラーコネクタをあ
らためてケースに接着する必要がなく、工程の簡略化に
よる製造コスト低減が実現される。
【0010】また、本考案の請求項2においては、本考
案に係るモジュラーコネクタを設ける部位が薄型平板状
部材のケースの端面である。したがって、ケースの肉厚
がモジュラーコネクタの一部を形成しているため、ケー
スにおいてモジュラーコネクタを設けた部位の厚み制限
が肉厚×2だけ緩和されることとなる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例について図面に
基づき説明する。
【0012】図1には、本考案の第1実施例に係るモジ
ュラーコネクタの構成が示されている。この実施例は、
ICカード等のケース26の側面にモジュラーコネクタ
28を一体形成したものである。特に図1(a)は当該
モジュラーコネクタ28の概形を示す斜視図であり、図
1(b)はA−A断面図である。
【0013】本実施例に係るモジュラーコネクタ28
は、外観上は、ケース26の上面に設けた孔である。図
1(b)に示されるように、モジュラーコネクタ28を
構成する孔の底面30はモジュラージャック32の挿入
方向の押しを止め、孔の内壁に設けた係止部34はモジ
ュラージャック32のレバー36と係合してモジュラー
ジャック32の挿入方向の戻りを止める。また、孔の内
壁38はモジュラージャック32の挿入方向を規制し、
電極40はモジュラージャックの電極と当接により電気
的に接続される。電極40は、ケース26内部に引き出
され、当該薄型平板状部材の内蔵回路を搭載する基板4
2上の電極(ランド)と半田付けされる。モジュラーコ
ネクタ28は複数の電極40を有しているから、基板4
2との半田付けの際、当該複数の電極40がこの基板4
2を図中上下方向から挟持し押圧することによって、良
好な接触を確保できる。また、電極40によって基板4
2を挟持した状態で半田付けを行うことができ作業性が
よい。加えて、隣接する電極40間の基板42を介して
確保することができるため、絶縁性もよいものが得られ
る。
【0014】このように、本実施例によれば、ケース2
6の表面に形成した孔によりモジュラーコネクタ28を
構成するようにしたため、従来例における係止壁18,
20のような保持する手段を設ける必要がなく、構造が
簡素化し、コストが低減される。さらに、あわせて接着
等の工程が省略される。すなわち、ケースとモジュラー
コネクタとを別体構成した場合に必要とされる両者の一
体化工程(接着等)が省略され、より低いコストで製造
が可能となる。また、電極40による基板42の挟持に
よって半田付けの作業性の向上等の効果が得られる。加
えて、部品点数が削減されるためこの面からもコスト低
減となる。本実施例の構成を製造するために必要とされ
る金型は、従来例においてケース12を製造するのに要
する金型とほぼ同程度のコストで足りる。ケース12の
厚みは、モジュラージャック32の先端から係止部34
までの寸法で規制されている。
【0015】図2には、本考案の第2実施例に係るモジ
ュラーコネクタの構成が示されている。この図に示され
るモジュラーコネクタ28は、特にICカード等の薄型
平板状部材のケース26の端面に形成されたものであ
る。特に図2(a)は当該モジュラーコネクタ28が設
けられたケース26の端面を、図2(b)はそのB−B
断面を、図2(c)はC−C断面を、それぞれ示してい
る。なお、図において44で示されるのは、基板42上
に形成され、電極40と半田付けされるランドである。
【0016】この実施例においても、ケース26に設け
た孔によってモジュラーコネクタ28が実現され、第1
実施例と同様の効果が得られる。加えて、この実施例に
おいては、ケース26の厚みを従来に比べ薄くできる。
例えば図4に示される従来の構成では、ケース12の厚
みが、モジュラーコネクタ10の幅+ケース12の肉厚
×2であったが、本実施例ではケース26の肉厚がモジ
ュラーコネクタ28の側壁を兼ねるため、ケース26の
厚みを従来に比べ低減可能となる。これは、特にICカ
ード等の薄型平板状部材においてより薄型の構成を実現
可能にすることにつながるものであり、顕著な効果であ
る。
【0017】なお、電極40の基板42挟持部の形状を
図3に示されるような屈曲を有する形状としても構わな
い。このような形状とすることによる電極40により基
板42の挟持圧力が高まるため、基板42の保持力を高
めることができる。また、基板42を電極40間に挿入
取付する工程の作業性が向上する。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
電気回路を実装した基板を内蔵する部材のケース表面に
孔を形成し、この孔を用いてモジュラーコネクタを構成
したため、別体に形成した場合に比べ、モジュラーコネ
クタとケースとの接着等の工程が不要となり、製造コス
トが低減できる。また、構造上も簡素化し、コスト低減
となる。
【0019】また、本考案の請求項2によれば、薄型平
板状部材のケース端面に本考案に係るモジュラコネクタ
を設けるようにしたため、当該部材のケースの厚みをよ
り薄くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るモジュラーコネクタ
の構成を示す図であり、図1(a)は概形を示す斜視
図、図1(b)はモジュラージャックを装着した時のA
−A断面図である。
【図2】本考案の第2実施例に係るモジュラーコネクタ
の構成を示す図であり、図2(a)はモジュラーコネク
タを設けたケースの端面を示す側面図、図2(b)はB
−B断面図、図2(c)はモジュラージャックを装着し
たときのC−C断面図である。
【図3】各実施例における電極の変型例を示す図であ
る。
【図4】一従来例に係るモジュラーコネクタを薄型平板
状部材のケース端面に取り付けた状態を示す断面図であ
る。
【図5】この従来例の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
26 ケース 28 モジュラーコネクタ 30 底面 32 モジュラージャック 34 係止部 36 レバー 38 内壁 40 電極 42 基板 44 ランド

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気回路を実装した基板を内蔵する部材
    のケース表面に形成されたと、当該孔の内部に配置さ
    れた複数の電極と、を有し、この孔の内壁によりモジュ
    ラージャックの挿入方向を規制し及びモジュラージャッ
    クを所定位置で係止し、孔内部の電極によりモジュラー
    ジャックと前記部材の内蔵回路とを電気的に接続するこ
    とを特徴とするモジュラーコネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のモジュラーコネクタにお
    いて、前記部材が薄型平板状部材であり、前記孔がこの
    部材のケース端面に形成されることを特徴とするモジュ
    ラーコネクタ。
JP1992057914U 1992-08-18 1992-08-18 モジュラーコネクタ Expired - Lifetime JP2605503Y2 (ja)

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JP1992057914U JP2605503Y2 (ja) 1992-08-18 1992-08-18 モジュラーコネクタ

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JPH0619289U JPH0619289U (ja) 1994-03-11
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