JP2605171Y2 - 自動車用空調装置 - Google Patents

自動車用空調装置

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JP2605171Y2
JP2605171Y2 JP1992010741U JP1074192U JP2605171Y2 JP 2605171 Y2 JP2605171 Y2 JP 2605171Y2 JP 1992010741 U JP1992010741 U JP 1992010741U JP 1074192 U JP1074192 U JP 1074192U JP 2605171 Y2 JP2605171 Y2 JP 2605171Y2
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microcomputer
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亮一郎 木原
孝則 西田
康文 倉橋
尚美 後藤
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Japan Climate Systems Corp
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Japan Climate Systems Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用空調装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロコンピュータによって制
御される所謂フルオート型の自動車用空調装置には、ブ
ロアモータ、ミックスドアアクチュエータ等種々の制御
対象がある。これらの制御対象は、マイクロコンピュー
タのROMに予め設定された演算データに従って制御さ
れる。ここでいう演算データは、出力パターン、演算
式、演算手順(種々の機能を実行するプログラムを含
む。)等をいう。 例えば、制御対象がブロアモータで
ある場合、図4中実線に示すように、制御演算値の種々
の値に対するブロア電圧の出力パターンが予め設定され
ている。制御演算値は、設定温度と内外気条件とから所
定の演算式によって演算されるものである。このような
出力パターンに従って、ある制御演算値に対するブロア
電圧が求められ、このブロア電圧に応じた信号が出力さ
れる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような出力パター
ンは、実際にそのブロア電圧を印加した時に、ブロアが
適正な回転数で回転して車内の温度が設定温度になるよ
うに定める必要がある。しかしながら、現実には、マイ
クロコンピュータの納期が長いことから、空調装置の製
作(量産)開始の数ケ月前には発注しておかなければな
らないので、車体に空調装置を組み込んでのテストを充
分行う前に、前記出力パターンの定数を定め、ソフトウ
ェアの仕様を決定して手配する必要がある。また、この
ソフトウェアの発注後に行ったテスト結果に基づいて出
力パターンを変更するとしても、納期が遅れたり、一旦
マスクされた後は変更することが不可能となる。それで
も変更するとすると、数ケ月を要してしまう等の問題が
あった。本考案はかかる問題点に鑑みてなされたもの
で、マイクロコンピュータのソフトウェアを変更するこ
となく、演算データの調整を行うことができる自動車用
空調装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案は、マイクロコンピュータにより演算制御さ
れる自動車用空調装置において、前記マイクロコンピュ
ータは、ある演算データを決定する定数のうち少なくと
もいずれか一個の定数を複数設けてこれを記憶するとと
もに、入力ポートに入力される選択信号に基づいて前記
複数の定数のうち一つを選択し、該選択した定数に従っ
て演算データを設定し、該演算データに従い、設定温度
や内外気条件の入力値に応じた種々の制御対象に対する
出力値を演算して、これを当該制御対象に出力するソフ
トウェアを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶され
たソフトウェアを実行する演算処理手段とからなり、前
記マイクロコンピュータの製造後に前記ソフトウェアを
変更することなく前記記憶手段に記憶された複数の定数
のうちいずれかを選択するために、前記マイクロコンピ
ュータの外部に、前記記憶手段に記憶された複数の定数
に対応する信号を発生してこれを前記入力ポートに選択
信号として入力する外部調整回路を備えたものである。
【0005】
【作用】前記構成からなるドア位置制御装置では、外部
調整回路によって演算データを決定する定数を選択する
ことができるので、マイクロコンピュータのソフトウェ
アを変更しなくても、演算データを変更することができ
る。
【0006】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に従って説明す
る。図1は、本考案に係る自動車用空調装置を示し、イ
ンテークドア1により切り換えられた外気吸込口2又は
内気吸込口3から吸い込まれる空気をブロア4でエバポ
レータ5に送り込み、ここで冷却,除湿された空気をミ
ックスドア6で分流してその一部又は全部をヒータ7に
通して温度調節した後、ベントドア8,ヒ−トドア9又
はデフドア10により選択されたいずれかの吹出口1
1,12,13よりその温度調節された空気を車内に吹
き出すようになっている。
【0007】インテークドア1、ミックスドア6及び各
モードドア8,9,10は、それぞれアクチュエータ1
4,15,16によって開閉される。このうちミックス
ドアアクチュエータ15には、そのアクチュエータ15
の駆動量すなわちミックスドア開度を検出するミックス
ドア開度検出手段としてのポテンショメータ17が設け
てある。また、モードドアアクチュエータ16には、そ
のアクチュエータ16の駆動量すなわちモード位置を検
出するモード位置検出手段としてのポテンショメータ1
8が設けてある。
【0008】制御装置19は、マイクロコンピュータに
より構成され、そのCPUは、温度設定スイッチ20、
外気温度検出センサ21、日射量検出センサ22、内気
温度検出センサ23、エバポレータ出口温度検出センサ
24、及び前記ポテンショメータ17,18からの検出
信号の入力を受け、ROMに記憶されたプログラムを実
行し、ブロアモータ25のブロア電圧制御回路26及び
各アクチュエータ14,15,16に駆動信号を出力す
ることにより、内外気及び吹出しモードの切り換え、風
量及び吹出し温度を制御するようになっている。
【0009】また、マイクロコンピュータのROMに
は、予め図4に示すように、ブロア電圧の出力パターン
が記憶されている。この出力パターンは、A,B,C,
Dの4点によって定まる基本パターン(図4中実線で示
す)とA,B,C,D1の4点によって定まる第1出力
パターン(図4中1点鎖線で示す)と、A,B,C,D
2の4点によって定まる第2出力パターン(図4中破線
で示す)とからなっている。制御装置19の入力ポート
1,I2には、外部調整回路27からの二つの信号が入
力されるようになっている。この外部調整回路27は、
電源ラインに接続された抵抗Rを有する二つの信号入力
ラインa,bと、これらの信号入力ラインa,bのいず
れかをアースに落とすためのジャンパ線28とからなっ
ている。
【0010】以下、図2に示すフローチャートに従って
この空調装置の動作を説明する。制御装置19のマイク
ロコンピュータは、ステップ101で入力ポートI1
高電位(H)であるか否かを判断し、Hでなければステ
ップ102でTsにおけるブロア電圧V(Ts)をV1
とする。また、前記入力ポートI1がHであれば、ステ
ップ103で入力ポートI2がHであるか否かを判断
し、Hでなければステップ104でTsにおけるブロア
電圧をV2とし、Hであればステップ105でV(T
s)をV0とする。次に、ステップ106で前記V(T
s)の値に基づいて出力パターンを設定する。すなわ
ち、V(Ts)がV1のときは図4の1点鎖線に示すA
BCD1の第1出力パターンとし、V(Ts)がV2のと
きは図4の破線に示す第2出力パターンとし、V(T
s)がV0のときは図4の実線に示す基本出力パターン
とする。
【0011】次に、ステップ107で、温度設定スイッ
チ20から設定温度の信号入力を受けるとともに、ステ
ップ108で各種センサ21〜24からの内外条件の検
出信号の入力を受け、これらに基づいてステップ109
で比較演算を行い、所定の演算式により制御演算値Tを
求め、前記ステップ106で設定された出力パターンに
従ってこの制御演算値Tに対応するブロア電圧Vを演算
する。そして、ステップ110で、このブロア電圧にな
るようにブロア電圧制御回路26に動作信号を出力し
て、ブロア25の回転数を制御し、ステップ101に戻
って以上のステップを繰り返す。なお、このステップ1
10においては、ブロア25の回転数の外、ミックスド
ア6の開度を調整して吹出温度を制御したり、内外気の
切り換えやモードの変更の動作も行う。
【0012】このように、ブロア電圧の出力パターンを
外部調整回路27において、ジャンパ線28で信号ライ
ンa又はbのいずれかをアースすれば、それに応じて出
力パターンの制御演算値Tsにおけるブロア電圧V(T
s)が変更でき、第1出力パターンか第2出力パターン
のいずれかが設定される。したがって、この実施例にお
いて、マイクロコンピュータのソフト手配後の実際のテ
ストにより、当初の基本出力パターンでは風量が適当で
ないことが確認された場合には、マイクロコンピュータ
のソフトウェアを変更して出力パターンの定数情報を書
き換えなくても、信号ラインa又はbのいずれかをジャ
ンパ線28でアースすることにより、ブロア電圧V(T
s)の定数を変更して出力パターンを変更することがで
き、車内温度を設定温度に正確に維持することができ
る。
【0013】図3の第2実施例は、電源ラインに接続さ
れた二つの抵抗R1,R2からなる外部調整回路30を設
けるとともに、前記抵抗R1,R2の間の中点の分電圧を
制御装置19のマイクロコンピュータのA/D入力ポー
トに印加する信号入力ラインcを設けたものである。そ
して、マイクロコンピュータのROMには、予め種々の
A/D値に対応する多数のブロア電圧V(Ts)が記憶
され、マイクロコンピュータはA/D入力ポートのA/
D値に基づいてブロア電圧V(Ts)を設定するように
なっている。この第2実施例によれば、マイクロコンピ
ュータのソフト手配後であっても、外部調整回路30の
抵抗R1を異なる抵抗値のものと交換してA/D入力ポ
ートへの分電圧を変更することにより、ブロア電圧V
(Ts)を変更して、出力パターンを変えることができ
る。
【0014】以上の実施例では、図4に示すブロア電圧
の出力パターンを決定するD点における定数V(Ts)
を外部調整回路27又は30によってV1とV2に変更す
ることにより、ブロア電圧の出力パターンを変更可能と
したが、D点だけでなく、A点や、B点あるいはC点も
同様に変更可能とすることができる。また、前記実施例
のようなブロア電圧に限らず、ミックスアクチュエータ
開度の出力パターンも同様にして変更することができ
る。さらに、本考案は、以上の実施例のような出力パタ
ーンの変更だけでなく、ROMに記憶されている制御演
算値の演算式における種々の定数の変更や、特定の機能
の追加,削除も同様にして、ソフトの変更なくして外部
調整回路によって達成することができる。
【0015】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、外部調整回路を付加することにより出力パタ
ーンや演算式の定数の変更、あるいは特定機能の追加,
削除を行うことができる。このため、マイクロコンピュ
ータのソフト手配後の最終組付状態において不具合が確
認されたとしても、マイクロコンピュータのソフトウェ
アを変更する必要がなく、ハードの付加によって簡単に
調整することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る自動車用空調装置の概略図であ
る。
【図2】 マイクロコンピュータの動作を示すフローチ
ャートである。
【図3】 本考案の第2実施例の回路図である。
【図4】 ブロア電圧の出力パターンを示す図である。
【符号の説明】
19…制御装置、 27…外部調整回路、 ROM…記憶手段、 CPU…演算処理手段、 I1,I2…入力ポート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西田 孝則 広島県東広島市八本松町大字吉川5658番 株式会社日本クライメイトシステムズ 内 (72)考案者 倉橋 康文 広島県東広島市八本松町大字吉川5658番 株式会社日本クライメイトシステムズ 内 (72)考案者 後藤 尚美 広島県東広島市八本松町大字吉川5658番 株式会社日本クライメイトシステムズ 内 (56)参考文献 特開 平4−39117(JP,A) 特開 昭61−16302(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66H 1/00 101 Z

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロコンピュータにより演算制御さ
    れる自動車用空調装置において、 前記マイクロコンピュータは、 ある演算データを決定する定数のうち少なくともいずれ
    か一個の定数を複数設けてこれを記憶するとともに、入
    力ポートに入力される選択信号に基づいて前記複数の定
    数のうち一つを選択し、該選択した定数に従って演算デ
    ータを設定し、該演算データに従い、設定温度や内外気
    条件の入力値に応じた種々の制御対象に対する出力値を
    演算して、これを当該制御対象に出力するソフトウェア
    を記憶する記憶手段と、 該記憶手段に記憶されたソフトウェアを実行する演算処
    理手段とからなり、 前記マイクロコンピュータの製造後に前記ソフトウェア
    を変更することなく前記記憶手段に記憶された複数の定
    数のうちいずれかを選択するために、前記マイクロコン
    ピュータの外部に、前記記憶手段に記憶された複数の定
    数に対応する信号を発生してこれを前記入力ポートに選
    択信号として入力する外部調整回路備えたことを特徴と
    する自動車用空調装置。
JP1992010741U 1992-03-04 1992-03-04 自動車用空調装置 Expired - Lifetime JP2605171Y2 (ja)

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DE3419559A1 (de) * 1984-05-25 1985-11-28 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Steuervorrichtung fuer funktionen im kraftfahrzeug
JP2945081B2 (ja) * 1990-06-06 1999-09-06 株式会社ゼクセル 車両用空気調和装置の制御装置

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