JP2605084Y2 - 変速機の速度段切換え制御装置 - Google Patents

変速機の速度段切換え制御装置

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JP2605084Y2
JP2605084Y2 JP1993036272U JP3627293U JP2605084Y2 JP 2605084 Y2 JP2605084 Y2 JP 2605084Y2 JP 1993036272 U JP1993036272 U JP 1993036272U JP 3627293 U JP3627293 U JP 3627293U JP 2605084 Y2 JP2605084 Y2 JP 2605084Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、速度段切換え時にお
けるトルク伝達の中断をなくす、変速機の速度段切換え
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1はディーゼル動車用変速機の歯車及
びクラッチ配置構造と、本考案の速度段切換え制御装置
の一実施例を示したものであるが、変速機の基本構造は
従来と同じことから、この図を引用して従来の変速機の
制御方法を説明する。
【0003】車両を発進させるときは、まず機関1をア
イドリング状態とし、車両の進行方向に合わせて正転ク
ラッチ13または逆転クラッチ14のいずれか一方を嵌
合してから変速クラッチ4を嵌合すると共に、機関の出
力を上昇させていくと、機関出力は入力軸6からトルク
コンバータ5とフリーホイール10を経て、変速軸9と
一体の変速歯車23へ伝達され、正転クラッチ13また
は逆転クラッチ14を介して出力軸17に変速運転の回
転速度が伝達される。
【0004】次いで、この変速運転のもとで車速が所定
値に達し、その検出信号をコントローラが受けると、機
関にアイドリング指令を出すと共に変速クラッチ4を解
放し、1速段クラッチ11の入力側と出力側の回転速度
の同期を取るべく、機関の回転速度をコントローラによ
り調整した後、1速段クラッチ11を嵌合し、再び機関
出力をアップすると、機関出力は入力軸6から1速駆動
歯車19、1速被動歯車18、1速段クラッチ11、1
速出力歯車22、変速歯車23を経て、同様にして、出
力軸17に直結1速の回転速度が伝達される。
【0005】更に、この直結1速運転のもとで車速が所
定値に達し、その検出信号をコントローラが受けると、
機関をアイドリングにすると共に1速段クラッチ11を
解放し、2速段クラッチ12の入力側と出力側の回転速
度の同期を取るべく、機関1の回転速度を調整して2速
段クラッチ12を嵌合した後、機関の出力をアップして
変速運転の場合と同様にして、出力軸17に直結2速の
回転速度を伝達するものである。(特開平3−363号
公報参照)
【0006】
【考案が解決しようとする課題】従来の切換制御方法で
は、クラッチ切換え時、結合すべきクラッチの同期を取
る間、一時的に変速機の動力伝達系が遮断されて出力ト
ルクが0となる。このため、加速途上で切換えると、減
速ショックが発生し、また、上り勾配などで走行抵抗が
大きくなると、出力トルクが0の間に車速が低下してき
て頻繁に速度段の切換えが行われるようになり、切換え
ハンチングを引き起こす場合がある。その結果、加速が
滑らかに行われなくなって最高車速到達時間が長くな
り、走行性能が低下するという問題を有していた。本考
案は上記問題点に鑑みてなされたもので、変速機の速度
段切換え時におけるトルク伝達の中断をなくし、ショッ
クなく滑らかに切換えを完了する切換制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この考案は、変速機の入力軸に、機関の出力を選択
的にトルクコンバータを介してか、又はこれを介するこ
となく直接的にか、トランスミッションに伝達する変速
クラッチとトルクコンバータとを同軸に設け、変速クラ
ッチの入力側を入力軸に、出力側をトルクコンバータに
それぞれ接続し、トルクコンバータの出力軸を、入力軸
と同軸に設けた変速軸にフリーホイールを介して一方向
回転自在に接続し、この入力軸及び変速軸を2速段クラ
ッチの入力側及び出力側にそれぞれ一体に接続すると共
に入力軸と平行に1速軸、正転軸及び出力軸を配置し、
入力軸と一体の1速駆動歯車を、1速軸に設けた1速段
クラッチの入力側と一体の1速被動歯車にかみ合わせ、
変速軸と一体の変速歯車を1速段クラッチの出力側に一
体の1速出力歯車と、正転軸及び出力軸に軸支された正
転入力歯車及び逆転入力歯車とにかみ合わせ、正転クラ
ッチの出力側に一体の正転駆動歯車を、出力軸と一体の
正転出力歯車にかみ合わせた変速機において、出力軸に
回転速度検出器を設けると共に、変速クラッチ、1速段
クラッチ及び2速段クラッチに油圧ポンプからの圧油を
導く油路にはそれぞれクラッチ切換え電磁弁とクラッチ
嵌合検出器とを設ける。
【0008】更に、前記回転速度検出器からの変速運転
から直結1速運転への切換え検出信号に基づいて、変速
クラッチを完全に嵌合したまま、1速段クラッチを嵌合
する信号を1速クラッチ切換え電磁弁に出力し、1速ク
ラッチ嵌合検出器からの、クラッチの嵌合が完了したこ
とのクラッチ嵌合検知信号を受けて、変速クラッチを解
放する信号を変速クラッチ切換え電磁弁に出力し、ま
た、回転速度検出器からの直結1速運転から直結2速運
転への切換え検出信号に基づいて、1速段クラッチを完
全に嵌合したまま、変速クラッチを嵌合する信号を変速
クラッチ切換え電磁弁に出力し、変速クラッチ嵌合検出
器からの、クラッチの嵌合が完了したことのクラッチ
合検知信号を受けて、1速段クラッチを解放する信号を
1速クラッチ切換え電磁弁に出力した後、2速段クラッ
チを嵌合する信号を2速クラッチ切換え電磁弁に出力
し、2速クラッチ嵌合検出器からの、クラッチの嵌合が
完了したことのクラッチ嵌合検知信号を受けて、変速ク
ラッチを解放する信号を変速クラッチ切換え電磁弁に出
力するコントローラを設けることによって達成するもの
である。
【0009】
【作用】トルクコンバータを介した変速運転から、これ
を介さない直結1速運転切換わる際に、変速クラッチ
が完全に嵌合している状態で1速段クラッチの嵌入が開
始されると、歯数比の相違によって生ずるトルクコンバ
ータのインペラホイールとタービンホイールの回転速度
差から、トルクコンバータのサーキット内に作動油によ
るブレーキ作用が発生し、トルクコンバータを経由し
た、2速段のかみ合い歯数比による変速機の出力回転速
度に一致するまで、1速段クラッチの入力側回転速度、
即ち、機関回転速度が引き下げられて1速段クラッチが
同期し、ショックなく滑らかにクラッチの嵌合が完了す
。その後、機関回転速度を上昇させることによって、
変速軸の回転速度は変速運転時より直結1速運転時の方
が大となり、トルクコンバータを介して伝達されていた
トルクはフリーホイールによって遮断され、直結1速運
転に移行される。また、直結1速運転から直結2速運転
に切換わる際も前記と同様に、切換えが完了する間、変
速クラッチが並列して完全に嵌合されているので、1速
段クラッチが完全に解放されても、トルク伝達が遮断さ
れることなくトルクコンバータ、すなわち、流体を介
して滑らかに直結1速運転から直結2速運転に移行され
る。
【0010】
【実施例】以下、図1に示した本考案の一実施例につい
て説明する。図1において、機関1の出力軸は、図示し
ない弾性継手を介して変速機2の入力軸6に接続され、
入力軸6には油圧多板クラッチとしての変速クラッチ4
と、トルクコンバータ5とが設けられ、この変速クラッ
チ4の入力側のクラッチキャリア39を入力軸6に一体
に取付け、出力側のハブ37を入力軸6に同軸の入力部
材7を介してトルクコンバータ5のインペラホイール4
1に一体に接続し、このクラッチキャリア39の内周部
に入力側クラッチ板36を、ハブ37の外周部に出力側
クラッチ板40を、それぞれ軸方向動自在に交互に配
列してスプライン嵌合し、クラッチキャリア39に、油
圧と戻しスプリングによって軸方向に動自在に嵌挿さ
れた、環状のクラッチピストン38の押付け力を受けて
変速クラッチ4の入力側と出力側とを結合し、変速クラ
ッチ4の嵌脱により、機関1からの出力を選択的にトル
クコンバータを経て同筒状の出力軸8へ伝達するか、又
は、トルクコンバータ5を介さないで直接的に1速駆動
歯車19に伝達し、出力軸8はフリーホイール10を介
して入力軸6と同軸の変速軸9に接続される。
【0011】更に、入力軸6は油圧多板クラッチとして
の2速段クラッチ12の入力側のクラッチキャリア29
に、変速軸9は同じく出力側のハブ30に、それぞれ一
体に取付けられ、変速軸9には変速歯車23が一体に取
付けられ、この入力軸6に対して、油圧多板クラッチと
しての1速段クラッチ11を設けた1速軸15、同じく
正転クラッチ13を設けた正転軸16、及び同じく逆転
クラッチ14を設けた出力軸17がそれぞれ平行に配置
され、入力軸6に一体に取付けられた1速駆動歯車19
が、1速段クラッチ11の入力側のクラッチキャリア2
7と一体の1速被動歯車18とかみ合い、前記変速歯車
23には、1速段クラッチ11の出力側のハブ28と一
体で、かつ1速軸15に回転自在に軸支された同筒状の
出力軸26を備えた1速出力歯車22と、正転クラッチ
13の入力側のハブ52と一体で、かつ正転軸16に回
転自在に軸支された円筒状の入力軸32を備えた正転入
力歯車24と、逆転クラッチ14の入力側のハブ34と
一体で、かつ出力軸17に回転自在に軸支された円筒状
の入力軸33を備えた逆転入力歯車25とをそれぞれか
み合わせ、正転クラッチ13の出力側のクラッチキャリ
ア31と一体の正転駆動歯車20を、出力軸17と一体
の正転出力歯車21にかみ合わせた構成となっている。
【0012】変速機2の出力軸17には、車速に相当す
る出力軸回転速度を検出する回転速度検出器35が設け
てあり、油圧ポンプ53からの圧油を前記変速クラッチ
4、1速段クラッチ11、2速段クラッチ12、正転ク
ラッチ13、及び逆転クラッチ14にそれぞれ導く油路
63、64、65、66、及び67には、各クラッチピ
ストンに圧油を供給もしくは遮断するクラッチ切換え電
磁弁47、46、45、44及び43と、その下流側
に、クラッチが嵌合したことを検知する、変速クラッチ
嵌合検出器48、1速クラッチ嵌合検出器50、及び2
速クラッチ嵌合検出器49が設けてあり、更に、前記回
転速度検出器35からの検出信号54を受けて、所定の
速度段に切換え制御するコントローラ51が設けてあ
る。
【0013】上記のように構成された本考案の変速機の
作動について説明する。車両を発進させるときは、まず
機関1をアイドリング状態とし、車両の進行方向に合わ
せて正転クラッチ13もしくは、逆転クラッチ14のど
ちらか一方を嵌合したのち、変速クラッチ4を嵌合する
と共に機関の出力をアップしていくと、機関1の出力は
入力軸6から、変速クラッチ4、トルクコンバータ5、
フリーホイール10、変速軸9及び変速歯車23を経
て、この変速歯車23とかみ合う正転クラッチ13の正
転入力歯車24、または、逆転クラッチ14の逆転入力
歯車25との間で2速段のかみ合い歯数比を構成し、正
転クラッチ13又は逆転クラッチ14を介して出力軸1
7に変速運転の回転速度が伝達される。
【0014】回転速度検出器35は、変速運転のもと
で、車速が直結1速運転に切換わる所定値(例えば65
km/h)に達したことを検知すると、その検出信号5
4をコントローラ51に出力し、それを受けて、コント
ローラ51は変速クラッチ切換え電磁弁47へ出力して
いるON信号62を保持した状態で、1速クラッチ切換
え電磁弁46にON信号60を出力して1速段クラッチ
11を嵌合し、1速クラッチ嵌合検出器50からの、ク
ラッチ嵌合が完了したことのクラッチ嵌合検知信号56
を受けて、変速クラッチ切換え電磁弁47にOFF信号
を出力し、変速クラッチ4を解放する。
【0015】更に、この直結1速運転のもとで、車速が
直結2速運転に切換わる所定値(例えば92km/h)
に達したことを検知し、その検出信号をコントローラ5
1が受けると、コントローラ51は1速クラッチ切換え
電磁弁46へ出力しているON信号60を保持した状態
で、変速クラッチ切換え電磁弁47にON信号62を出
力して変速クラッチ4を嵌合し、変速クラッチ嵌合検出
器48からの、クラッチの嵌合が完了したことのクラッ
チ嵌合検知信号55を受けて1速クラッチ切換え電磁弁
46にOFF信号を出力し、1速段クラッチ11を解放
した後、2速クラッチ切換え電磁弁45にON信号59
を出力して2速段クラッチ12を嵌合し、2速クラッチ
嵌合検出器49からの、クラッチ嵌合が完了したことの
クラッチ嵌合検知信号57を受けて変速クラッチ切換え
電磁弁47にOFF信号を出力して変速クラッチ4を開
放する。
【0016】図2は、変速段切換え制御時における、各
クラッチ切換え電磁弁の作動とON−OFF信号のタイ
ムチャートを示したものである。図2(a)は変速運転
から直結1速運転に切換わる場合を示したもので、変速
クラッチ切換え電磁弁にON信号が出力され変速クラッ
チが嵌合した状態で、t1 において直結1速への切換え
車速に達すると、1速クラッチ切換え電磁弁にON信号
が出力され、t2 で1速クラッチ嵌合検出器からのクラ
ッチ嵌合検知信号を受けると、変速クラッチ切換え電磁
弁にOFF信号を出力し、変速クラッチが解放される。
切換わり過渡期のt1 とt2 の間は両者のクラッチが
全に嵌合されているので、トルク伝達の中断はない。
【0017】図2(b)は直結1速運転から直結2速運
転に切換わる場合を示したもので、1速クラッチ切換え
電磁弁にON信号が出力され1速段クラッチが嵌合した
状態で、tにおいて直結2速への切換え車速に達する
と、変速クラッチ切換え電磁弁にON信号が出力され、
で変速クラッチ嵌合検出器からのクラッチ嵌合検知
信号を受けると、1速クラッチ切換え電磁弁にOFF信
号を出力して1速段クラッチを解放すると共に、遅延リ
レーが作動してtで2速クラッチ切換え電磁弁にON
信号が出力され、tで2速クラッチ嵌合検出器からの
クラッチ嵌合検知信号を受けると、変速クラッチ切換え
電磁弁にOFF信号を出力して変速クラッチを解放す
る。切換わり過渡期のtとtの間は変速クラッチが
嵌合されているので、トルク伝達の中断はない。
【0018】
【考案の効果】この考案によれば、速度段の切換えに際
して、運転中の速度段クラッチを直ちに解放せず、速度
段の切換えが完了する間、変速クラッチを同時嵌合して
トルクコンバータ、すなわち、流体を介した伝達経路
と、トルクコンバータを介さない機関直結の伝達経路と
、並列的にトルク伝達を行いながら所要の速度段に切
換わるよう制御されるので、切換え時におけるトルク伝
達の中断がなくなり、減速ショックの発生が防止されて
乗り心地が改善されると共に、上り勾配などでも加速が
滑らかに行われ、車両の走行性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ディーゼル動車用変速機に本考案の速
度段切換え制御装置を適用した一実施例を示したもので
ある。
【図2】図2は、速度段切換え制御時における、各クラ
ッチ切換え電磁弁の作動とON−OFF信号のタイムチ
ャートを示したものである。
【符号の説明】
2 変速機 3 トランスミッション 4 変速クラッチ 5 トルクコンバータ 6 入力軸 9 変速軸 10 フリーホイール 11 1速段クラッチ 12 2速段クラッチ 15 1速軸 17 出力軸 18 1速被動歯車 19 1速駆動歯車 20 正転駆動歯車 21 正転出力歯車 22 1速出力歯車 23 変速歯車 24 正転入力歯車 25 逆転入力歯車 35 回転速度検出器 38 クラッチピストン 45 2速クラッチ切換え電磁弁 46 1速クラッチ切換え電磁弁 47 変速クラッチ切換え電磁弁 48 変速クラッチ嵌合検出器 49 2速クラッチ嵌合検出器 50 1速クラッチ嵌合検出器 51 コントローラ 54 切換え検出信号 55〜57 クラッチ嵌合検知信号 58〜62 ON信号 63〜67 油路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速機(2)の入力軸(6)に、機関の
    出力を選択的にトルクコンバータ(5)を介してか、又
    はこれを介することなしに直接的にか、トランスミッシ
    ョン(3)に伝達する変速クラッチ(4)とトルクコン
    バータ(5)とを同軸に設け、前記変速クラッチ(4)
    の入力側を入力軸(6)に、出力側をトルクコンバータ
    (5)にそれぞれ接続し、前記トルクコンバータ(5)
    の出力軸(8)を、入力軸(6)に対して同軸に設けた
    変速軸(9)にフリーホイール(10)を介して一方向
    回転自在に接続し、前記入力軸(6)及び変速軸(9)
    をトランスミッション(3)の入力側へ延長して設け、
    この入力軸(6)及び変速軸(9)を2速段クラッチ
    (12)の入力側及び出力側にそれぞれ一体に接続し、
    入力軸(6)に対して1速軸(15)、正転軸(16)
    及び出力軸(17)をそれぞれ平行に配置し、入力軸
    (6)と一体の1速駆動歯車(19)を、1速軸(1
    5)に設けた1速段クラッチ(11)の入力側と一体の
    1速被動歯車(18)にかみ合わせ、変速軸(9)と一
    体の変速歯車(23)を、1速段クラッチ(11)の出
    力側に一体の1速出力歯車(22)と、正転軸(16)
    及び出力軸(17)に設けた正転クラッチ(13)及び
    逆転クラッチ(14)の入力側の正転入力歯車(24)
    及び逆転入力歯車(25)とにかみ合わせ、正転クラッ
    チ(13)の出力側に一体の正転駆動歯車(20)を、
    出力軸(17)と一体の正転出力歯車(21)にかみ合
    わせた変速機において、出力軸(17)に回転速度検出
    器(35)を設けると共に、変速クラッチ(4)と1速
    段クラッチ(11)及び2速段クラッチ(12)に油圧
    ポンプ(53)からの圧油を導く油路(63、64、6
    5)には、該圧油を供給、遮断するクラッチ切換え電磁
    弁(47、46、45)と、クラッチ嵌合検出器(4
    8、50、49)とを設け、前記回転速度検出器(3
    5)からの、変速運転から直結1速運転への切換え検出
    信号に基づいて、変速クラッチ(4)を完全に嵌合した
    まま、1速段クラッチ(11)を嵌合する信号(60)
    を1速クラッチ切換え電磁弁(46)に出力し、1速ク
    ラッチ嵌合検出器(50)からの、クラッチの嵌合が完
    了したことのクラッチ嵌合検知信号(56)を受けて、
    変速クラッチ(4)を解放する信号を変速クラッチ切換
    え電磁弁(47)に出力し、更に、回転速度検出器(3
    5)からの直結1速運転から直結2速運転への切換え検
    出信号に基づいて、1速段クラッチ(11)を完全に嵌
    したまま変速クラッチ(4)を嵌合する信号(62)
    を変速クラッチ切換え電磁弁(47)に出力し、変速ク
    ラッチ嵌合検出器(48)からの、クラッチの嵌合が完
    了したことのクラッチ嵌合検知記号(55)を受けて1
    速段クラッチ(11)を解放する信号を1速クラッチ切
    換え電磁弁(46)に出力した後、2速段クラッチ(1
    2)を嵌合する信号(59)を2速クラッチ切換え電磁
    弁(45)に出力し、2速クラッチ嵌合検出器(49)
    からの、クラッチの嵌合が完了したことのクラッチ嵌合
    検知記号(57)を受けて、変速クラッチ(4)を解放
    する信号を変速クラッチ切換え電磁弁(47)に出力す
    るコントローラ(51)を設けたことを特徴とする変速
    機の速度段切換え制御装置。
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