JP2604902Y2 - 棒材自動取出し装置 - Google Patents

棒材自動取出し装置

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JP2604902Y2 JP1993054762U JP5476293U JP2604902Y2 JP 2604902 Y2 JP2604902 Y2 JP 2604902Y2 JP 1993054762 U JP1993054762 U JP 1993054762U JP 5476293 U JP5476293 U JP 5476293U JP 2604902 Y2 JP2604902 Y2 JP 2604902Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複数本の棒材の中から
1本の棒材を順次取り出すことができる棒材自動取出し
装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄や非鉄金属などで、中空や中実に加工
された棒材は、複数本ごとに結束された状態で工場など
に搬入され、用途や作業工程により、冷間で引き抜きし
たり、曲がりを矯正したり、あるいは、切削,切断,探
傷などの作業が行われる。この場合に、棒材は、各機械
に1本ずつ供給しなければならない。
【0003】本件出願人は、既に、複数本の棒材の中か
ら1本の棒材を確実に分離して取り出すことができる棒
材自動取出し装置(実願平1−86153号)を提案し
ている。図3〜図6は、棒材自動取出し装置の従来例を
示した図であって、図3は全体の構造を示した図、図4
は全分離部を示した図、図5は一端分離部の駆動系を示
した図、図6は、動作を説明するための図である。従来
の棒材自動取出し装置は、棒材供給部1と、棒材小出し
部2と、一端分離部3と、クランプ部4と、全分離部5
などとから構成されている。
【0004】棒材供給部1は、束を解かれた複数本の棒
材Bを次段に供給する部分であり、ベルト11,フリー
ドラム12,巻取ドラム13,センサ14などから構成
されている。ベルト11は、一端が固定部に取り付けら
れており、中間部が自由に回転できるフリードラム12
に巻き掛けられ、他端が巻取ドラム13に取り付けられ
ている。ベルト11は、巻取ドラム13を巻き戻したと
きに、固定部とフリードラム12の間に、棒材Bが多数
本載置できるだけの十分な長さがあり、棒材Bの長手方
向に複数本配置されている。巻取ドラム13は、図示し
ないモータにより、正逆方向に間歇的に回転して、ベル
ト11を巻き取り、巻き戻しするドラムである。センサ
14は、フリードラム12と後述するストッパ22の間
に設けられており、この部分に棒材Bがあるか否かを非
接触で検出して、巻取ドラム13を駆動するタイミング
信号を得るためのセンサである。
【0005】棒材小出し部2は、棒材供給部1から供給
された棒材Bを小数本ずつ小出しして供給する部分であ
り、傾斜棚21,ストッパ22,センサ23などから構
成されている。傾斜棚21は、フリードラム12の左側
に配置されている。傾斜棚21には、その上側にストッ
パ22が設けられている。ストッパ22は、軸22aを
中心に揺動することができ、実線で示した起立した位置
では、フリードラム12との間に棒材Bを数本溜めてお
ける谷間を形成でき、破線で示した倒れた位置では、そ
れらの棒材Bの規制を解いて、傾斜棚21の下方に移動
させることができる。傾斜棚21の下端部は、再び上側
に曲げ起こされており、その谷部分に棒材Bを数本溜め
ておくことができる。傾斜棚21の下端から所定の位置
(棒材Bを4〜5本並べた位置)には、センサ23が設
けられている。センサ23は、棒材小出し部2に棒材B
が残り少なくなったことを非接触で検出して、ストッパ
22を開放するタイミング信号を得るためのセンサであ
る。
【0006】一端分離部3は、供給される棒材Bから1
本の棒材Bの一端を分離する部分であり、分離板31,
スクレーパ35,センサ36などから構成されている。
分離板31は、傾斜棚21の下端に設けられている。こ
の分離板31として、例えば、外周の4箇所に切欠部の
ある2枚の円板32,33を組み合わせた90度ごとに
間歇割出しする機構を用いることができる。2枚の円板
32,33は、切欠部をずらして、長孔に挿入されたネ
ジ34で締め付け固定することにより、取り出す棒材B
の直径に合わせて、切欠部の溝深さを調整することがで
きる。分離板31の切欠部は、傾斜棚21の最下端の棒
材Bの一端が、1本だけ落ち込むようにしてある。分離
板31は、図5に示すようなエアシリンダ37とラチェ
ット機構38などからなる駆動部により駆動される。エ
アシリンダ37のロッドが縮む動作により、アーム38
aが反時計方向に回転し、アーム38aに設けられたラ
チェット爪38bが、ラチェットホイール38cの切欠
部を押しながら反時計方向に90度回転する。ラチェッ
ト爪38bは、アーム38aに設けられた部材38eの
間に挿入されたばね38dにより、ラチェットホイール
38cの方向に付勢されている。ラチェットホイール3
8cと同軸に、分離板31が設けられているので、分離
板31は、軸31aを中心にして90度ずつ反時計方向
に間歇的に回転して、棒材Bの一端を後述するクランプ
位置まで順次搬送することができる。ラチェットホイー
ル38cは、割出し停止後にその位置に停止しておくよ
うに、常時ブレーキが掛けられている。スクレーパ35
は、分離される棒材Bに、残りの棒材が一緒に付いてく
るのを防止するためのものである。センサ36は、分離
板31の切欠部に設けられており、分離板31の切欠部
に棒材Bが入ったことを非接触で検出して、分離板31
を駆動するタイミング信号を得るセンサである。
【0007】クランプ部4は、分離した棒材Bの一端を
クランプする部分であり、エアシリンダ41,押さえ板
42,43,センサ44などから構成されている。エア
シリンダ41は、分離板31の左側上方45度のクラン
プ位置に設けられており、シリンダ41のロッドに設け
られた押さえ板42と、固定部に設けられた押さえ板4
3により、この位置に搬送されてきた棒材Bの一端をク
ランプして、後述する全分離工程で棒材Bが移動するの
を防止して、確実に分離できるようにしている。センサ
44は、接触センサであり、分離板31で分離された棒
材Bのクランプ信号を取り出すと共に、棒材Bがクラン
プ位置になかった場合、いわゆる空振りの場合を検出し
て、エアシリンダ41を駆動することなく、再度、分離
板31を回転するタイミング信号を得るセンサである。
センサ44に接触センサを用いるのは、円板32,33
の切欠部をずらして、溝深さを変化させた場合に、検出
位置を容易に調節できるようにするためである。
【0008】全分離部5は、一端をクランプした棒材B
と残りの棒材の間にセパレータを挿入し長手方向に走行
させることによりクランプした棒材の他端を分離する部
分であり、主に図4に示すように、スプロケット51,
チェーン52,セパレータ53,ローラ54などから構
成されている。スプロケット51の回転軸は、分離板3
1の回転軸と略直交するように配置されている。スプロ
ケット51には、チェーン52が巻き掛けられており、
チェーン52には、セパレータ53と複数のローラ54
が回転自在に設けられている。セパレータ53は、チェ
ーン52の走行に伴い、一端が分離された棒材Bを梳く
ようにして、棒材Bの他端と絡みあった他の棒材を分離
することができる。セパレータ53として、回転する円
板を用いたのは、棒材Bに接触したときに棒材Bが傷付
くのを防止するためである。ローラ54は、円錐台状で
棒材Bにスリキズを付けないようにセパレータ53と同
様に、自在に回転できるように取り付けられ、チェーン
52に所定の間隔で複数設けられている。ローラ54
は、セパレータ53で棒材Bが移動されたときに、傾斜
棚21と搬出部6側の排出棚61との間に棒材Bが落ち
込むのを防止するためのものである。ローラ54の側面
が傾斜しているのは、分離された棒材Bが排出棚61側
に落ちるようにするためである。
【0009】つぎに、従来の棒材自動取出し装置の動作
を説明する。まず、束を解いた棒材Bをベルト11に載
せて、図示しない起動スイッチを押すと、巻取ドラム1
3が反時計方向に間歇的に回転して、ベルト11を巻き
取ることにより、棒材Bは、フリードラム12を乗り越
えて、ストッパ22との間に数本の棒材Bを送る。この
とき、センサ14が棒材Bを検出すると、巻取ドラム1
3は時計方向に間歇的に所定の角度回転して停止し、緩
んだ状態で待機する。棒材Bが少なくなったことをセン
サ23が検出すると、ストッパ22が倒れて、そこに溜
められていた棒材Bが、傾斜棚21の下端まで移動して
一端分離部3に棒材Bを小出しに供給する。ストッパ2
2が元の状態に起立すると、再び、巻取ドラム13が前
述と同様な動作をする。
【0010】分離板31の切欠部に先頭の棒材B1が入
ると、それをセンサ36が検出して、エアシリンダ37
が作動し、ラチェット機構38を介して、分離板31を
90度回転させることにより、分離板31の切欠部に入
った棒材B1の一端を分離する〔図6(A)参照〕。分
離板31の回転により、棒材B1はクランプ位置に送ら
れ、センサ44が棒材B1を検出すると、エアシリンダ
41が伸びて、棒材B1の一端をクランプする〔図6
(B)参照〕。センサ44が出力しないときには、分離
板31の切欠部に棒材B1が入っていなかったと判断し
て、エアシリンダ41を作動させずに、分離板31を再
び90度回転させる。エアシリンダ41が棒材B1の一
端をクランプすると、セパレータ53が右側に移動し
て、棒材B1を他端まで分離する〔図6(C)参照〕。
この状態で、エアシリンダ41のロッドを縮めて、分離
板31をさらに90度回転させると、棒材Bは、搬出部
6の排出棚61に排出される。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】前述した従来の装置で
は、分離板31の切欠部に棒材Bが入り90度回転させ
ることにより、その棒材Bの一端を分離するが、旋回途
中に棒材Bどうしが絡み合っている場合には、棒材Bが
分離板31の切欠部から外れ、空振りをするという問題
があった。
【0012】また、分離板31は、1方向に回転するよ
うにしたので、全分離が行われた後でなければ、次の棒
材Bを供給することができず、分離速度が遅いという問
題があった。
【0013】本考案の目的は、前記提案をさらに改良し
て、棒材が空振りすることなく、高速に分離することを
可能とする棒材自動取出し装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本考案による棒材自動取出し装置の第1の解決手段
は、棒材供給部から供給される複数の棒材の中から1本
の棒材の一端を分離する一端分離部と、前記一端分離部
で分離した棒材と残りの棒材の間にセパレータを挿入し
長手方向に他端まで分離する全分離部とを備えた棒材自
動取出し装置において、前記一端分離部は、前記棒材を
挿入可能な切欠部を持つ分離板を有し、前記棒材供給部
は、前記分離板とともに、前記棒材を溜める谷状の溜部
を形成し、前記分離板は、前記切欠部が前記溜部の谷底
に向かう動作により、その溜部の斜面の最も上側にある
棒材をその切欠部に落とし込み、前記切欠部が前記谷底
から離れる動作により前記棒材の一端分離を行い、前記
全分離部で分離するときに、前記一端分離部で分離した
棒材の一端をクランプするクランプ部を備え、前記クラ
ンプ部が前記棒材の一端をクランプしているときに、前
記一端分離部は、前記棒材供給部の前記溜部に戻って、
前記切欠部に前記棒材を落とし込み、次回の一端分離に
備えて待機していることを特徴とすることができる。
【0015】
【0016】
【作用】本考案の第1の解決手段においては、分離板
は、その切欠部が溜部の谷底に向かう動作により、その
溜部の斜面の最も上側にある棒材をその切欠部に落とし
込むようにしたので、分離板の切欠部に棒材を確実に落
とし込むことができる。また、分離板は棒材供給部に戻
って、その切欠部に棒材を落とし込み、次回の一端分離
に備えて待機しているので、次の一端分離を速やかに行
うことができる。
【0017】
【0018】
【実施例】以下、図面等を参照して、実施例につき、本
考案を詳細に説明する。図1は、本考案による棒材自動
取出し装置の実施例を示す図、図2(A)は、図1のA
−A’断面図、図2(B)は、分離板を抜き出して示す
図である。この実施例の棒材自動取出し装置は、一端分
離部130と、クランプ部140の部分を主に改良した
ものであり、その他の部分は、前述した従来の装置をそ
のまま適用できるので、重複する説明は省略する。
【0019】一端分離部130は、供給される棒材Bか
ら1本の棒材Bの一端を分離する部分であり、分離板1
31,スクレーパ135,センサ136Aおよび136
B,エアシリンダ137などから構成されている。分離
板131は、図2(B)に示すように、円弧部分の1箇
所に切欠部132a,133aのある2枚の扇状板13
2,133を組み合わせものである。2枚の扇状板13
2,133は、切欠部132a,133aをずらして、
長孔に挿入されたネジ134によって締め付け固定する
ことにより、取り出す棒材Bの直径に合わせて、切欠部
131aの溝幅および溝深さを調整することができる。
棒材Bは、ベルトコンベア111によって搬送され、ガ
イド部121に案内されてくる。分離板131の円弧状
部分とガイド部121とによって谷状の溜部が形成さ
れ、分離板131の切欠部131aには、この溜部の斜
面の最も上側の棒材Bが1本だけ落ち込むようにしてあ
る。
【0020】分離板131は、エアシリンダ137,切
換弁137A,空圧源237Bおよびレバー138など
からなる駆動部により駆動される。エアシリンダ137
のロッドが伸縮動作により、レバー138がE方向及び
F方向に回転する。スクレーパ135は、分離される棒
材Bに、残りの棒材Bが一緒に付いてくるのを防止する
ためのものである。センサ136Aは、分離前の棒材B
の有無を検出するためのものであり、近接スイッチが用
いられている。センサ136Bは、分離板131の切欠
部131aに棒材Bが入ったことを非接触で検出し、分
離板131のE方向の旋回を直ちに停止させるためのも
のである。
【0021】クランプ部140は、分離した棒材Bの一
端をクランプする部分であり、エアシリンダ141,ク
ランプアーム142,クランプ受け台143,センサ1
44などから構成されている。エアシリンダ141は、
分離板31の右側上方のクランプ位置に設けられてお
り、シリンダ141のロッドに設けられたクランプアー
ム142と、固定部に設けられたクランプ受け台143
により、この位置に搬送されてきた棒材Bの一端をクラ
ンプして、全分離工程で棒材Bが移動するのを防止し
て、確実に分離できるようにしている。クランプアーム
142の先端には、棒材Bを傷付けないように、ラバー
パット142aが取り付けられている。また、クランプ
受け台143は、軸方向に移動して、長孔に挿入された
ネジ143aによって締め付け固定することにより、棒
材Bの直径に応じた位置調節ができる。センサ144
は、分離された棒材Bがスキッドの斜面161に沿って
滑り落ちたか否かを検出するためのものであり、近接ス
イッチ等が用いられている。待機ストッパ部162は、
傾斜面161のセンサ144の直後に、旋回軸を中心に
回転可能に設けられており、不図示のエアシリンダによ
り、傾斜面161に対して略垂直に立てたり、倒れたり
することができる。この待機ストッパ部162は、長手
方向に適当な間隔で複数個取り付けてある。
【0022】次に、この実施例の動作を説明する。分離
板131の切欠部131aは、旋回限界Cの位置にあ
り、センサ136Aがオンすると、F方向に旋回を始め
る。分離板131の旋回途中では、殆どの場合には棒材
Bが切欠部131aに落ち込むが、たとえその切欠部1
31aに落ち込んでも、旋回途中で棒材B同士の絡み合
いによって、切欠部131aから外れて空振りをする可
能性がある。このために、最も上側の棒材B1から分離
して、取り出すことが空振りを防ぐ最も有効な手段と考
えられる。つまり、この実施例では、分離板131は、
旋回限界Cからスタートし、センサ136Bがオンして
いれば、旋回限界Dの位置においてクランプアーム14
2が時計方向に回転して棒材Bの先端をクランプする。
それと同時に、図2に示すようなセパレータ(全長分離
板)153が走行して、棒材Bの長手方向の全分離をす
る。
【0023】全長分離工程中において、分離板121
は、E方向に旋回して切欠部121aに棒材Bが落ち込
んで、センサ136Bがオンすると、直ちに停止する。
つまり、この実施例では、分離板121は逆方向(E方
向)にも旋回し、その旋回途中に切欠部121aに棒材
Bが落ち込むようにしてあるので、最も上側の棒材Bを
順次取り出すことができる。従って、空振りを防ぐこと
ができる。
【0024】セパレータ153による全分離が完了する
と、クランプアーム142がスキッドの斜面161の下
部まで下降して、分離された棒材Bはスキッドの斜面面
161の傾斜に沿って滑り落ち、待機ストッパ部162
に一旦待機させる。センサ144は、棒材Bが待機スト
ッパ部162まで滑り落ちたこと(確実に分離されたこ
と)を検出すると、待機している分離板121がF方向
の旋回を開始し、前述と同様に、一端分離工程、クラン
プ工程までを行い、取り付けた相手機械の受入れ許可信
号により、待機ストッパ部162が倒れ、センサ144
がオフし、待機ストッパ部162が復元、直立すれば、
直ちに全長分離工程を開始する。つまり、この実施例で
は、従来の分離板21のように、1/4回転ごとに一端
分離動作、クランプ動作を順次行うことなく、分離板1
21を往復させることにより、それぞれの動作を独立し
て行えるようにしたので、分離速度が向上するととも
に、空振りの度合いが減少した。
【0025】センサ136Aによって棒材Bのないこと
が検出されると、ベルトコンベア111が回転し、棒材
Bを供給し、センサ136Aがその棒材Bを検出する
と、ベルトコンベア111が停止する。
【0026】
【考案の効果】以上詳しく説明したように、請求項1に
よれば、棒材供給部の溜部の斜面の最も上側にある棒材
を、分離板の切欠部に落とし込むようにしたので、分離
板の切欠部に棒材を確実に落とし込むことができ、空振
りを防止することができる。
【0027】請求項1によれば、分離板は棒材供給部に
戻って、その切欠部に棒材を落とし込み、次回の一端分
離に備えて待機しているので、次の一端分離を速やかに
行うことができ、分離速度を大幅に向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による棒材自動取出し装置の実施例を示
した図である。
【図2】図2(A)は、図1のA−A’断面図、図2
(B)は、実施例に係る分離板の詳細図である。
【図3】棒材自動取出し装置の従来例の全体の構造を示
した図である。
【図4】従来例に係る全分離部を示した図である。
【図5】従来例に係る一端分離部の駆動系をである。
【図6】従来例に係る棒材自動取出し装置の動作を説明
するための図である。
【符号の説明】
130 一端分離部 131 分離板 132,133 円板 135 スクレーパ 136A,136B センサ 137 エアシリンダ 140 クランプ部 141 エアシリンダ 142 クランプアーム 143 クランプ受け台 144 44 センサ B 棒材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒材供給部から供給される複数の棒材の
    中から1本の棒材の一端を分離する一端分離部と、 前記一端分離部で分離した棒材と残りの棒材の間にセパ
    レータを挿入し長手方向に他端まで分離する全分離部と
    を備えた棒材自動取出し装置において、 前記一端分離部は、前記棒材を挿入可能な切欠部を持つ
    分離板を有し、 前記棒材供給部は、前記分離板とともに、前記棒材を溜
    める谷状の溜部を形成し、 前記分離板は、前記切欠部が前記溜部の谷底に向かう動
    作により、その溜部の斜面の最も上側にある棒材をその
    切欠部に落とし込み、前記切欠部が前記谷底から離れる
    動作により前記棒材の一端分離を行い、 前記全分離部で分離するときに、前記一端分離部で分離
    した棒材の一端をクランプするクランプ部を備え、 前記クランプ部が前記棒材の一端をクランプしていると
    きに、前記一端分離部は、前記棒材供給部の前記溜部に
    戻って、前記切欠部に前記棒材を落とし込み、次回の一
    端分離に備えて待機していること を特徴とする棒材自動
    取出し装置。
JP1993054762U 1993-09-14 1993-09-14 棒材自動取出し装置 Expired - Lifetime JP2604902Y2 (ja)

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