JP2604886Y2 - 装飾品 - Google Patents

装飾品

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JP2604886Y2
JP2604886Y2 JP1993053566U JP5356693U JP2604886Y2 JP 2604886 Y2 JP2604886 Y2 JP 2604886Y2 JP 1993053566 U JP1993053566 U JP 1993053566U JP 5356693 U JP5356693 U JP 5356693U JP 2604886 Y2 JP2604886 Y2 JP 2604886Y2
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beautiful
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Inventor
茂行 森
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山浦 啓良
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は例えば指輪,ペンダント
ヘッド,ブローチ,イヤリング等の装飾品の宝石の取付
けの工夫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】宝石はその色,硬さ,希少価値等から装
飾品として利用されている。宝石の美しさは、宝石自体
が有する色の美しさもあるが、特に透明度の高い宝石で
は、カット(研磨)による光の反射の美しさを有してい
る。このため、宝石の結晶構造や屈折率等の材質に応じ
た種々のカットがあり、宝石の美しさを充分に引き出す
工夫がされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、取付けられ
た宝石をより一層美しく見せることのできる装飾品を得
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案にかかる装飾品
は、宝石等の石を立爪によって係止した装飾品におい
て、透明又は半透明の第1の石が立爪部の上端近傍で保
持されているとともに、第2の石が前記立爪部の内側に
突設された複数の突起によって前記第1の石の下方であ
ってかつ近接した状態で係止され、前記第2の石の下方
の基台には透孔が形成されていることを特徴とする装飾
品である。
【0005】また、具体的には、前記第2の石が濃色の
ものである。
【0006】前記第2の石が、立爪の途中において内側
に形成された突起と、前記立爪の下方において内側に形
成された突起とによって前記立爪の下端部で保持され、
前記第1の石が、立爪の先端近傍に保持されていること
を特徴とする請求項1に記載の装飾品。
【0007】
【作用】本考案においては、透明又は半透明の第1の石
の下方に第2の石が近接して係止されているので、下方
の第2の石の色が透明又は半透明の第1の石ごしに映じ
て見え、第1の石を一層美しく見せる。さらに、第2の
石の裏側には開口が形成されているので、裏側の光が第
2の石に入射し、その光がさらに第1の石に入射するの
で、第2の石による効果が増すとともに、第1の石が明
るく輝き、第1の石を一層美しく見せる。特に、指輪の
場合には、店頭に展示している状態で、裏側の開孔から
光が入射するので、第1の石を一層美しく見せる。ま
た、ペンダント、ブローチ、イヤリングの場合には、店
頭における展示状態だけでなく、使用状態においても裏
側の開孔から光が入射するので、第1の石を一層美しく
見せる。そして、立爪部の根元に設けた複数の突起によ
って第2の石を保持している。
【0008】即ち、宝石の美しさは、宝石自体が有する
色の美しさもあるが、特に透明度の高い宝石は、カット
(研磨)による光の反射の美しさを有している。本考案
では、透明又は半透明の宝石の下に別の宝石を配置した
ために、角度によっては任意のカット面に下の宝石の色
が投影され、他のカット面と相違した色が浮かび上がる
こととなり、従来にない美しい輝きが生れる。
【0009】尚、本考案の第1の石は、第2の石の色が
投影される透明又は半透明の宝石であればよく、例えば
ダイヤモンド,水晶,エメラルド,ヒスイ,ルビー,サ
ファイア,キャッツアイ,ガーネット,オパール等が上
げられ、特にダイヤモンドはカット面ごとに反射する光
の色調が変化して輝くので、その任意のカット面に第2
の石の色が投影されることにより、一層美しい輝きが生
れる。
【0010】また、第1の石のカットも、好ましくは下
の第2の石の色が良好に投影されるもの、任意のカット
面に下の第2の石の色が投影されるものであればよい。
例えば、カボション・カット,バゲット・カット,ロー
ズカット,ブリリアン・カット,ステップ・カット,フ
ァンシー・カット等のカットが上げられる。
【0011】尚、第1の石と第2の石とは、下方の第2
の石の色が透明又は半透明の第1の石ごしに映じて見え
ればよく、互いの石を近接して係止させてもよく、場合
によっては接触させて係止させてもよい。具体的には、
互いの石を非接触で係止させた場合には、互いに石によ
って傷つきあうことがなく、また、互いの石を接触させ
て、一方の石が他方に石の形状に合うように加工して接
触させた場合には、下方の第2の石の色が良好に第1の
石ごしに映ずることができる。
【0012】また、好ましくは第2の石は、濃色のもの
であるものが、透明又は半透明の第1の石ごしに映じる
ことができ、一層美しく見せることができる。例えば、
色水晶,ヒスイ,ルビー,サファイア,キャッツアイ,
ガーネット,オパール,トルコ石,ラピス,ラズリ,サ
ンゴ,琥珀等の色付き、好ましくは色の濃い宝石が良
い。また、厳密に言うならば、宝石ではないが、色ガラ
ス,着色された合成樹脂等の濃色のものを配置しても構
わない。
【0013】更に、具体的には、前記第2の石が立爪の
立上がり部で係止され、第1の石が立爪の端部で係止さ
れたものであるため、従来から立爪の間に形成された開
孔を利用して第2の石を係止することができ、装飾品の
デザイン,外観を何ら変更せずに、第1の石を一層美し
く見せることができる。
【0014】
【実施例】図1は本考案の一実施例の指輪の断面の構成
を示す説明図である。図2は図1の指輪の石留めの方法
を説明する説明図である。図に示す通り、本実施例の指
輪は、所謂「立爪リング」である。具体的には、リング
部(1) から立ち上げられた6本の立爪部(2) が設けられ
た基台(3) がある。
【0015】立爪部(2) の間には開孔部(4) が形成さ
れ、この開孔部(4) を塞ぐように、ルビー(5) が装着さ
れている。ルビー(5) は、開孔部(4) 内部の対向位置に
突設された突設部(6) と6本の立爪部(2) のうちの対向
する2本の下方に設けられた突起部(7) とで脱落を防止
している。更に、6本の立爪部(2) は上端近傍でダイヤ
モンド(8) を互いに締めて保持する。
【0016】ルビー(5) とダイヤモンド(8) との石留め
は、開孔部(4) の突設部(6) をルビー(5) の下形状に合
わせて突設させた後、ルビー(5) を装着する(図2の図
a参照)。ルビー(5) を装着させた後、突起部(7) が設
けられた立爪部(2) を締めてルビー(5) が脱落しないよ
うにする(図2の図b参照)。その後、ダイヤモンド
(8) を6本の立爪部(2) に掌握させるように締めて2つ
の石を留める(図2の図c参照)。
【0017】このような指輪では、ダイヤモンド(8) の
下にルビー(5) を配置したために、角度によっては任意
のダイヤモンド(8) のカット面に下のルビー(5) の赤色
が投影され、他のカット面と相違した色が浮かび上がる
こととなり、従来にない美しい輝きが生れる。
【0018】尚、本実施例では、指輪を開示したが、指
輪の他にもペンダントヘッド,ブローチ,イヤリング等
の装飾品の宝石の取付けを同様に工夫しても、同様に下
に配置された宝石の色が投影され、従来にない美しい輝
きが生れる。
【0019】
【考案の効果】本考案は、以上説明したとおり、透明又
は半透明の第1の石の下方に第2の石が近接した状態で
係止されたものであるため、下方の第2の石の色が透明
又は半透明の第1の石ごしに映じて見え、第1の石を一
層美しく見せるという効果が得られる。さらに、第2の
石の裏側には開口が形成されているので、裏側の光が第
2の石に入射し、その光がさらに第1の石に入射するの
で、第2の石による効果が増すとともに、第1の石が明
るく輝き、第1の石を一層美しく見せ、装飾品としての
効果が増す。特に、指輪の場合には、店頭に展示してい
る状態で、裏側の開孔から光が入射するので、第1の石
を一層美しく見せ、装飾品としての効果が増す。また、
ペンダント、ブローチ、イヤリングの場合には、店頭に
おける展示状態だけでなく、使用状態においても裏側の
開孔から光が入射するので、第1の石を一層美しく見
せ、装飾品としての効果が増す。また、立爪部の根元の
内側に設けた突起で第2の石を保持しているので、狭い
空間で邪魔にならずに保持できる。
【0020】また、好ましくは第2の石は、濃色のもの
であるものが、透明又は半透明の第1の石ごしに映じる
ことができ、一層美しく見せることができる。
【0021】更に、具体的には、前記第2の石が立爪の
立上がり部で係止され、第1の石が立爪の端部で係止さ
れたものであるため、従来から立爪の間に形成された開
孔を利用して第2の石を係止することができ、装飾品の
デザインは何ら変更せずに、第1の石を一層美しく見せ
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の指輪の断面の構成を示す説
明図である。
【図2】図1の指輪の石留めの方法を説明する説明図で
ある。
【符号の説明】
(1) …リング部、 (2) …立爪部、 (3) …基台、 (4) …開孔部、 (5) …ルビー(第2の石)、 (6) …突設部 (7) …突起部、 (8) …ダイヤモンド(第1の石)、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−293803(JP,A) 実開 昭57−68615(JP,U) 実開 昭61−79913(JP,U) 実開 平2−22109(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A44C 9/00 A44C 1/00 A44C 7/00 A A44C 25/00 A

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】宝石等の石を立爪によって係止した装飾品
    において、透明又は半透明の第1の石が立爪部の上端近
    傍で保持されているとともに、第2の石が前記立爪部の
    内側に突設された複数の突起によって前記第1の石の下
    方であってかつ近接した状態で係止され、前記第2の石
    の下方の基台には透孔が形成されていることを特徴とす
    る装飾品。
  2. 【請求項2】前記第2の石が濃色のものであることを特
    徴とする請求項1に記載の装飾品。
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