JP2604296Y2 - 放電灯用点灯回路 - Google Patents

放電灯用点灯回路

Info

Publication number
JP2604296Y2
JP2604296Y2 JP1992043481U JP4348192U JP2604296Y2 JP 2604296 Y2 JP2604296 Y2 JP 2604296Y2 JP 1992043481 U JP1992043481 U JP 1992043481U JP 4348192 U JP4348192 U JP 4348192U JP 2604296 Y2 JP2604296 Y2 JP 2604296Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge lamp
voltage
circuit
reactor
fets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992043481U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH065191U (ja
Inventor
健司 根布谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanken Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanken Electric Co Ltd filed Critical Sanken Electric Co Ltd
Priority to JP1992043481U priority Critical patent/JP2604296Y2/ja
Publication of JPH065191U publication Critical patent/JPH065191U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2604296Y2 publication Critical patent/JP2604296Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はメタルハライドランプ
(HIDランプ)、水銀灯等の放電灯用点灯回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の放電灯用点灯回路は例えば図5に
示すように、複数のスイッチング素子としての第1〜第
4のFET(電界効果トランジスタ)3〜6で構成され
たブリッジ回路の出力端子15、16間にリアクトル8
と放電灯7とが直列に接続されている。放電灯7にはト
リガ発生回路9が並列に接続されている。
【0003】ブリッジ回路の入力端子1、2間に直流電
圧を印加すると共に第1及び第4のFET3、6と第2
及び第3のFET4、5とを交互にオン・オフ動作させ
てブリッジ回路の出力端子15、16間に矩形波電圧を
発生させる。これと同時にトリガ発生回路9により4k
V以上のトリガパルス電圧を放電灯7に印加して放電灯
7を点弧させ、放電灯7及びリアクトル8に矩形波電流
を流して放電灯7を点灯させる。リアクトル8は放電灯
7に流れる矩形波電流の高周波成分を阻止して放電灯7
の光出力の安定化を図るものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来の放電
灯用点灯回路では、放電灯7を点弧させるために4kV
以上のトリガパルス電圧を発生するトリガ発生回路9を
別個に必要とするので、回路構成が複雑で部品点数が多
くなり、小型化及び軽量化が困難である欠点があった。
この欠点は製造コスト低減の障害となっており、好まし
くない。
【0005】そこで、本考案は回路構成を簡素化できか
つ部品点数を削減できる放電灯用点灯回路を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案による放電灯用点
灯回路は、複数のスイッチング素子で構成されたブリッ
ジ回路の出力端子間にリアクトルと放電灯とを直列に接
続し、前記リアクトルにコンデンサを接続して形成した
共振回路を前記ブリッジ回路のスイッチング素子と並列
に接続する。
【0007】
【作用】複数のスイッチング素子で構成されたブリッジ
回路の入力端子間に直流電圧を印加すると共に複数のス
イッチング素子をそれぞれ交互にオン・オフ動作させて
ブリッジ回路の出力端子間に矩形波電圧を発生させる
と、矩形波電圧の立ち上り時及び立ち下がり時に同期し
たインパルス電流がリアクトル及びコンデンサで構成さ
れた共振回路に流れる。このインパルス電流によって共
振回路が共振して高圧のトリガパルスを発生し、放電灯
に印加される。これによって、放電灯が点弧されると同
時に放電灯及びリアクトルに矩形波電流が流れ、放電灯
が点灯する。このため、高圧のトリガパルスを発生する
別個の回路が不要となり、回路構成を簡素化できかつ部
品点数を削減することができる。また、共振回路を構成
するコンデンサを通る電流は1つのスイッチング素子に
流れるのみで、複数のスイッチング素子に同時に流れな
いので、電力ロスを低減できる。
【0008】
【実施例】以下、本考案による放電灯用点灯回路の実施
例を図1〜図3に基づいて説明する。但し、図1では図
5に示す箇所と同一の部分には同一の符号を付し、その
説明を省略する。本実施例の放電灯用点灯回路は、図1
に示すように、入力端子1、2間に第1及び第2のFE
T(電界効果トランジスタ)3、4の直列回路が接続さ
れ、第1及び第2のFET3、4の直列回路と並列に第
3及び第4のFET5、6の直列回路が接続されてい
る。これによって、第1のFET3のソース端子と第2
のFET4のドレイン端子との接合点及び第3のFET
5のソース端子と第4のFET4のドレイン端子との接
合点を出力端子15、16とするブリッジ回路が形成さ
れる。第1〜第4のFET3〜6はスイッチング素子と
して使用し、それぞれのFETのゲート端子に電圧を印
加することによりオフ状態からオン状態となる。本実施
例では、図2(A)、(B)に示すように第1及び第2のF
ET3、4を200Hz程度の周波数、即ち5msの周期
で交互にオン・オフ動作させ、図2(C)、(D)に示すよ
うに第3及び第4のFET5、6を30kHz程度の周波
数、即ち33.3μsの周期で交互にオン・オフ動作させ
ている。第1〜第4のFET3〜6のドレイン−ソース
間電圧VDS1〜VDS4は0VのときはFETがオン状態を
示し、高レベル電圧のときはFETがオフ状態を示して
いる。このようにして、ブリッジ回路の出力端子15、
16間に200Hz程度の矩形波電圧を発生させる。な
お、図2に示すように、第1及び第2のFET3、4と
第3及び第4のFET5、6のそれぞれのオン・オフ切
り替わり時に同時にオン状態、即ち電源短絡状態となる
ことを防止するために、FET3、4とFET5、6を
それぞれ一定時間同時にオフ状態とするデッドタイム2
0、21を設けている。また、出力端子15、16間に
はリアクトル12の1次巻線10と放電灯7とが直列に
接続されている。放電灯7には、例えばビデオプロジェ
クタ用ランプとして使用されるメタルハライドランプ
(HIDランプ)や水銀灯等の放電電極を有するものが
使用される。出力端子15及び入力端子2間にはリアク
トル12の2次巻線11とコンデンサ13が直列に接続
され共振回路を形成している。リアクトル12の1次巻
線10と2次巻線11の巻回方向は互いに逆、即ち相互
インダクタンスが負の値となる巻回方向である。また、
1次巻線10と2次巻線11の巻数比はN1:N2であ
り、N1>N2の関係がある。
【0009】次に、図1の放電灯用点灯回路の動作を図
2及び図3に基づいて説明する。入力端子1、2に20
0〜300V程度の直流電圧を印加し、第1及び第4の
FET3、6をオン状態にすると、第1のFET3、リ
アクトル12の2次巻線11、コンデンサ13の経路で
電流が流れる。この電流の波形はインパルス波形であ
り、極めて僅かな時間しか流れない。このインパルス電
流がリアクトル12の2次巻線11及びコンデンサ13
に流れて共振することにより、リアクトル12の2次巻
線11の両端には図3(A)に示すように、最大波高値が
印加電圧に等しい交流電圧30が発生する。また、第2
及び第3のFET4、5がオン状態に切り替わる時に
は、コンデンサ13に蓄えられたエネルギをリアクトル
12の2次巻線11、第2のFET4の経路で放出する
ため、最大波高値が印加電圧に等しく交流電圧30とは
逆位相の交流電圧31が発生する。このとき、リアクト
ル12の1次巻線10の両端には図3(B)に示すよう
に、図3(A)とは逆位相で最大波高値が印加電圧のN1
/N2倍(N1/N2>1)の交流電圧32、33が発生
する。リアクトル12の1次巻線10の両端に発生した
交流電圧32、33により高圧のトリガパルスが生成さ
れ、放電灯7に印加されて放電灯7が点弧される。
【0010】放電灯7が点弧されると同時に、図2(A)
〜(D)に示すように第1〜第4のFET3〜6をオン・
オフ動作させると、図2(A)の最初の半周期(2.5m
s)には、第1のFET3、リアクトル12の1次巻線
10、放電灯7、第4のFET6の順で経由する方向の
電圧が出力端子15、16間に発生する。ここで、この
方向の電圧を正方向の電圧とすると、図2(A)の次の半
周期には、第3のFET5、放電灯7、リアクトル12
の1次巻線10、第2のFET4の順で経由する方向の
電圧、即ち負方向の電圧が出力端子15、16間に発生
する。これによって、200Hz程度の矩形波交流電圧
が出力端子15、16間に発生し、放電灯7及びリアク
トル12の1次巻線10に矩形波交流電流が流れ、放電
灯7が点灯する。このときに放電灯7に印加される電圧
は出力端子15、16間の電圧からリアクトル12の1
次巻線10の電圧降下分(図3(B))を差し引いた電圧
であるから、放電灯7の電圧の最大波高値は次の式で与
えられる。図3(C)に放電灯7の両端の電圧波形34を
示す。
【数1】 なお、図2(A)の1周期(5ms)間では、図2(C)及
び(D)に示すように第3及び第4のFET5、6が3
3.3μsの周期で交互にオン・オフ動作しているが、リ
アクトル12の1次巻線10の自己誘導作用により出力
端子15、16間の電圧が断続的になることはない。
【0011】上記のように、本実施例では高圧のトリガ
パルスを発生する回路をリアクトル12の2次巻線11
及びコンデンサ13で構成できるので、回路構成を簡素
化することが可能となり部品点数を削減することができ
る。
【0012】本考案の実施態様は前記の実施例に限定さ
れず種々の変更が可能である。例えば、図示の例では、
第1及び第2のFET3、4と第3及び第4のFET
5、6をそれぞれ200Hz、30kHz程度の周波数で
交互にスイッチング動作させる例を示したが、第1及び
第3のFET3、5と第2及び第4のFET4、6をそ
れぞれ200Hz、30kHz程度の周波数で交互にスイ
ッチング動作させてもよい。それぞれのスイッチング周
波数が200Hz、30kHz程度に限定されないことは
云うまでもない。第1〜第4のFET3〜6のスイッチ
ング周波数を全て同一としてもよい。また、FET(電
界効果トランジスタ)の代わりに、通常の接合型パワー
トランジスタ、SCR(逆阻止3端子サイリスタ)等の
他のスイッチング素子を使用してもよい。更に、前記の
実施例では、1次巻線10及び2次巻線11を有するリ
アクトル12を使用する例を示したが、図4に示すよう
に、中間タップを有するリアクトル14を使用して中間
タップにコンデンサ13を接続してもよい。
【0013】
【考案の効果】本考案によれば、回路構成が簡素で部品
点数の少ない放電灯用点灯回路を得ることができるの
で、点灯回路を、小電力化、小型化及び軽量化して製造
コストを低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例を示す放電灯用点灯回路の電
気回路図
【図2】 各FET(電界効果トランジスタ)のドレイ
ン−ソース間の電圧を示す波形図
【図3】 1次巻線、2次巻線及び放電灯の各両端の電
圧を示す波形図
【図4】 本考案の他の実施例を示す放電灯用点灯回路
の電気回路図
【図5】 従来の放電灯用点灯回路を示す電気回路図
【符号の説明】
1、2..入力端子、3〜6..第1〜第4のFET
(スイッチング素子)、7..放電灯、8、12、1
4..リアクトル、9..トリガ発生回路、13..コ
ンデンサ、15、16..出力端子
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 41/14 - 41/24

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスイッチング素子で構成されたブ
    リッジ回路の出力端子間にリアクトルと放電灯とを直列
    に接続した放電灯用点灯回路において、 前記リアクトルにコンデンサを接続して形成した共振回
    路を前記ブリッジ回路のスイッチング素子の1つと並列
    に接続したことを特徴とする放電灯用点灯回路。
JP1992043481U 1992-06-23 1992-06-23 放電灯用点灯回路 Expired - Fee Related JP2604296Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992043481U JP2604296Y2 (ja) 1992-06-23 1992-06-23 放電灯用点灯回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992043481U JP2604296Y2 (ja) 1992-06-23 1992-06-23 放電灯用点灯回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH065191U JPH065191U (ja) 1994-01-21
JP2604296Y2 true JP2604296Y2 (ja) 2000-04-24

Family

ID=12664920

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992043481U Expired - Fee Related JP2604296Y2 (ja) 1992-06-23 1992-06-23 放電灯用点灯回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2604296Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1558064B1 (en) * 2002-10-28 2014-07-09 Panasonic Corporation High-pressure discharge lamp operation device and illumination appliance having the same

Also Published As

Publication number Publication date
JPH065191U (ja) 1994-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4240009A (en) Electronic ballast
KR950035521A (ko) 전자발광 램프용 인버터
JPH09190894A (ja) パルス電圧列の発生回路装置
JPS5826573A (ja) 急速にスイツチングするインバ−タ回路
JP2604296Y2 (ja) 放電灯用点灯回路
JP2775254B2 (ja) 非線形容量性負荷駆動用▲高▼周波▲高▼圧電源
KR20010047855A (ko) 전원 출력 제어 장치 및 그를 이용한 펄스형 레이저 전원장치
JPH0622560A (ja) Dc−acコンバータ
JP3210690B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP3214662B2 (ja) 放電灯用点灯装置
JPH08275508A (ja) 昇圧型dc−dcコンバータ
JP3259391B2 (ja) インバータ装置
JPH06311757A (ja) インバータ装置
JPS6033753Y2 (ja) コンデンサ放電式イグニッション装置
JPH06119983A (ja) 放電ランプ点灯装置
JPS5841678Y2 (ja) フラッシュランプ点灯装置
JPH067199U (ja) 放電灯用点灯回路
JPS5813600Y2 (ja) 直流−直流変換回路
JP3016831B2 (ja) インバータ装置
JP2691430B2 (ja) 放電灯点灯装置
JPS5936879Y2 (ja) 放電灯点灯装置
JPH05166592A (ja) 高圧放電灯点灯装置
JPH07230883A (ja) 放電ランプ点灯装置
JPH0328795B2 (ja)
JPH06163169A (ja) 放電灯点灯装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees