JP2604198Y2 - ドアの別途開き装置 - Google Patents

ドアの別途開き装置

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JP2604198Y2
JP2604198Y2 JP1993022840U JP2284093U JP2604198Y2 JP 2604198 Y2 JP2604198 Y2 JP 2604198Y2 JP 1993022840 U JP1993022840 U JP 1993022840U JP 2284093 U JP2284093 U JP 2284093U JP 2604198 Y2 JP2604198 Y2 JP 2604198Y2
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JP
Japan
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door
opening
hinge
opening device
frame
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JP1993022840U
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JPH0676584U (ja
Inventor
静市 赤間
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ビニフレーム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、非常手段としてドア
を正規の状態以外の開き方に開放するドアの別途開き装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ドアが何らかの事情により外から開くこ
とができないときに、緊急に侵入することが必要な場合
がある。例えば、浴室において老人がドアに凭れて倒れ
たことが原因で、ドアが開かなくなったときにおいて、
老人を救助するためにドアの別の開きが緊急に必要な場
合がこれに相当する。このような事態に備えてドアの別
途開き装置が種々工夫されている。
【0003】従来のドアの別途開き装置は、ドアに緊急
侵入用の小窓を設け、小窓の障子をドアのように開いた
り、上げ下げしたり、取り外したりすることによって、
開閉するものであって、障子のロック状態をコインで解
除できるようにしたものも提案される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来例と
して述べたドアの別途開き装置によれば、ドアの小窓に
障子をロック状態に閉止しておくので、緊急時に開くま
でにロック解除のために戸惑うことがあり、災難救助の
場合であると対応が遅れるおそれがある。また、小窓は
ロック装置を備えるために、ドアが重く且つコスト高と
なるという問題もあった。
【0005】緊急侵入用の小窓は、出入り可能にドアの
下部に設けられるから、浴室のドアの場合であると、上
記のように老人がドアに凭れて倒れたときには、その小
窓の障子に凭れることが多く、これが障害となり同様に
小窓を開けることができなくなるという不都合があっ
た。
【0006】この考案は、上記のような実情に鑑みて、
緊急時における非常手段として、正規の開き方以外にお
いて、ドアを閉じた状態において取付け状態を解除し、
簡単な操作により確実に開けられ、しかも、それに特別
複雑な構造を要しないドアの別途開き装置を提供するこ
とを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この考案は、窓枠にドアを丁番により開閉可能に
軸支し、窓枠に取り付けられる固定羽根と、ドアに取り
付けられる揺動羽根とがピン連結される丁番について、
ドアを持ち上げにより外し得るように、その軸支ピンを
固定羽根に上向きに固着する一方、揺動羽根にはその軸
支ピンに着脱可能に差し込まれる筒形の軸受を設けてあ
って、さらに、窓枠の上枠には、軸支ピンから軸受を外
すためにドアを持ち上げ得るように、その上端部が差し
込まれるポケットを設け、そのポケットが、ドアの開き
側の前面壁と、閉じ側の後面壁とを設けてなり、前面壁
の下端部を内側に反転するように屈折して形成されてい
ドアの別途開き装置を構成した。
【0008】
【作用】ドアの別途開き装置を上記のように構成したか
ら、丁番の軸支ピンを中心にドアを通常に開閉できるこ
とはもちろん、それ以外の方法により開くときには、ド
アを閉じた状態のまま持ち上げることにより、丁番の軸
支ピンから揺動羽根の軸受を外す。また、ドアを取り付
けるときには、丁度その逆の操作をなす。
【0009】ドアを持ち上げたときに、従来の窓枠であ
ると、ドアがその上枠に支えるために、持ち上げが制限
されるけれども、この考案では、ドアの上端部が上枠の
ポケットに入るので、ドアを開かないで閉じた状態のま
丁番の外しが可能である。そして、丁番を外してから
は、その重みに従ってドアを下げると、ドアを正規に開
く方向に押して取り外すことができる。
【0010】
【実施例】次に、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0011】図面は、浴室Bの出入口におけるドアDに
実施した例を示したもので、そのドアの別途開き装置
は、出入口としての窓枠1にドアDを上下一対の丁番
3,3で軸支し、ドアを閉の状態で、丁番3の分解によ
りドアDが取り外しできるようになっている。
【0012】窓枠1は、左右縦枠5,7と、上下枠9,
11との組み合わせからなり、浴室B側にドアDよりも
幅広い開きとなっている。この開きのためにその側の浴
室BにドアDが取り外すことができる。また、脱衣室A
側には狭くなっており、ドアDの突き当たり面に全周に
亘ってタイト材8が嵌着される。また、一方の縦枠5に
ドアDが軸支され、上枠9にはドアDの上端部が入るポ
ケット13が下向きに形成される。
【0013】上枠9は、浴室R側の前面壁10と、脱衣
室A側の後面壁12との間に横壁14を有し、前後両面
壁10,12間が下に開放する形状において(従来は閉
塞)、前記ポケット13が設けられる。また、前面壁1
0の下端部10aを内側に反転するように屈折し、ポケ
ット13が見えないように体裁が図られている。
【0014】ドアDは、左右竪框16,18と、上下框
20,21とで枠組みされ、下端部に中桟22を設け、
中桟22より上にガラス24を嵌め込み、下に換気用の
ガラリー26が嵌め込まれている。また、開放側の竪框
18にはレバーハンドル28が取り付けられている。
【0015】レバーハンドル28は、通常のドアのハン
ドルと同じく、ラチェット式であって、縦枠7にはラチ
ェット受けが設けられているので、ドアDを取り外すと
きには、レバーハンドル28を同時に操作してラチェッ
ト受けからラチェットを外す必要がある。
【0016】丁番3は、固定羽根15と、揺動羽根17
とを組み外し可能にピン連結した所謂旗丁番であって、
固定羽根15が縦枠5にねじ止めされ、揺動羽根17が
ドアDの基端側の竪框16にねじ止めされる。このねじ
止めについては、通常なされているように雌ねじを有す
る裏板が用いられる。
【0017】固定羽根15と揺動羽根17とのピン連結
については、固定羽根15に軸支ピン19を筒形の軸ホ
ルダー18により保持し、揺動羽根17に軸支ピン19
を差し込む筒状の軸受21が設けられる。軸ホルダー1
8および軸受21は、固定羽根15および揺動羽根17
と一体の板材の曲げ加工により形成してある。そして、
軸ホルダー18の上において、軸支ピン19に軸受21
を受けるリング23が嵌められ、リング23によりドア
Dの開閉に抵抗が少なくなるようにしてある。
【0018】上記のドアDの取り付け状態において、浴
室Bに老人がドアDに寄り掛かって倒れ、そのために、
ドアDを開くことができないときを想定した場合には、
一方の手でレバーハンドル28を解除にして持ち、他方
の手で例えば上框20を突き上げるようにして、ドアD
を持ち上げると、ドアDが丁番3,3で外れるから、老
人の凭れに抗して慎重にドアDを押しながら開くことに
より、浴室Bに侵入することができる。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、ドアを閉の状態のまま単に持ち上げるという極簡単
な操作により、ドアを取り外して開放することができる
ので、ドアが正規に開かない状態における緊急の場合
に、確実に外から侵入して直ちに人命救助等をなすこと
ができる。また、上枠にはドアを外すときの持ち上げを
可能にする空間がポケットであって、しかも、その前面
壁の下端部が内側に屈折されているので、体裁が良好で
あり、さらに、このようにドアの別途開き装置を備える
ために、特別な器具や構造を要しなく、普通のドアと同
じく軽量且つ安価に提供できるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドアの取り付け状態を浴室側から見た正面図で
ある。
【図2】同取り付け状態の縦断面図である。
【図3】同取り付け状態を丁番の箇所で示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
D ドア 1 窓枠 3 丁番 9 上枠10 前面壁 10a 前面壁の下端部 12 後面壁 13 ポケット 15 固定羽根 17 揺動羽根 19 軸支ピン 21 軸受

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓枠にドアを丁番により開閉可能に軸支
    し、窓枠に取り付けられる固定羽根と、ドアに取り付け
    られる揺動羽根とがピン連結される丁番について、ドア
    を持ち上げにより外し得るように、その軸支ピンを固定
    羽根に上向きに固着する一方、揺動羽根にはその軸支ピ
    ンに着脱可能に差し込まれる筒形の軸受を設けてあっ
    て、さらに、窓枠の上枠には、軸支ピンから軸受を外す
    ためにドアを持ち上げ得るように、その上端部が差し込
    まれるポケットを設け、そのポケットが、ドアの開き側
    の前面壁と、閉じ側の後面壁とを設けてなり、前面壁の
    下端部を内側に反転するように屈折して形成されている
    ことを特徴とするドアの別途開き装置。
JP1993022840U 1993-04-06 1993-04-06 ドアの別途開き装置 Expired - Fee Related JP2604198Y2 (ja)

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JPH0676584U JPH0676584U (ja) 1994-10-28
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