JP3027951U - 戸用心金具の回動金具装置 - Google Patents

戸用心金具の回動金具装置

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JP3027951U
JP3027951U JP1996001482U JP148296U JP3027951U JP 3027951 U JP3027951 U JP 3027951U JP 1996001482 U JP1996001482 U JP 1996001482U JP 148296 U JP148296 U JP 148296U JP 3027951 U JP3027951 U JP 3027951U
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JP
Japan
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metal fitting
door
base end
rotating
rotating rod
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Application number
JP1996001482U
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English (en)
Inventor
康男 桜庭
Original Assignee
三和ダイカスト株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、地震等による建物或はドアが歪ん
でもドアの戸用心金具を容易に分離できるようにして避
難、救助作業等の妨げにならない安全なと用心金具を提
供しようとするものである。且つ既設の戸用心金具の掛
止金具或は戸枠、壁などに穿設したビス穴等をそのまま
使用できるようにしてコンパクトで経済的なものを提供
しようとするものである。 【解決手段】 基端に巾広の挿通口と、該挿通口に連通
する走行溝を設けた回動杆を台座に立設した一対の軸受
板に回動自在に枢着した回動金具と、該回動杆の挿通口
にのみ挿通自在で走行溝に掛止する大きさの掛止部を設
けた掛止金具とよりなる用心金具において、回動杆の基
端部を拡げて挿通口を拡大口として回動杆の基端部を軸
受板の外側位置に接当してピンにより回動自在に軸承
し、掛止部と軸受板或は拡大口との間に充分な遊び空間
を持たせた戸用心金具の回動金具装置である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本案は戸の用心金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の戸用心金具は、基端に巾広の挿通口と、該挿通口に連通する走行溝を設 けた回動杆を台座に立設した一対の軸受板の内側に回動自在に枢着した回動金具 と、該回動杆の挿通口にのみ挿通自在で走行溝に掛止する大きさの掛止部を設け た掛止金具とよりなっており、戸或は戸枠、壁面側の一方には回動金具を、他方 には掛止金具を取り付けて、回動金具における回動杆の回動によって掛止金具と 走行自在に掛止させ、一定巾だけ戸が開くようになっており、用事のある来客の 場合は一端戸を閉めて回動杆を取付け側に回動して戸を開くようにしてある。
【0003】
【従来技術の欠点】
ところが回動杆の基端部は台座に立設した一対の軸受板の内側に設けてあり、 且つ挿通口と掛止金具とのゆとり間隔が1乃至3mm位と狭くなっている。その ため地震等により戸枠或はドアが歪んだ場合には掛止金具と回動金具が食い込ん だ状態となって両者は離れなくなり、避難、救助作業等が困難となる等の欠点の あることが分かった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
大震災を教訓として、壁或は戸枠とドアとの隙間を上下各々6ミリ以上とるこ とにより建物が歪んでもドアは容易に開けられることが分かった。そこで建築も これに従って行われるようになってきており、戸用心金具もこれにしたがって掛 止金具における掛止部と回動金具における軸受板或は拡大口との間に充分な遊び 空間を持たせるようにして、地震等によりドア或は戸枠等に歪みがきても掛止金 具の掛止部と回動金具の拡大口或は軸受板等とが食い込むことがなく容易に分離 できるようにし、震災等に際しての避難、救助作業の妨げになることのないよう にすると共に、且つ既設の戸用心金具の掛止金具或は戸枠、壁などに穿設したビ ス穴等をそのまま使用できるようにしてコンパクトで経済的なものを提供しよう とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案を図示の実施例により詳記すると、基端に巾広の挿通口1と、該挿通口 1に連通する走行溝2を設けた回動杆3を台座4に立設した一対の軸受板5、5 にピン6により回動自在に枢着した回動金具7と、該回動杆3の挿通口1にのみ 挿通自在で走行溝2に掛止する大きさの掛止部8を設けた掛止金具9とよりなる 用心金具10において、回動杆3の基端部11、11間を拡げて挿通口1を拡大 口12として、回動杆3の基端部11、11を軸受板5、5の外側位置に接当し てピン6により回動自在に軸承し、掛止部8と軸受板5、5或は拡大口12との 間に5乃至7mm位の充分な遊び空間を持たせておくようにしたものである。
【0006】 図中13、13、13はビス穴で軸受板5、5とは加工作業上一定の距離をお いて設ける必要があるが、該ビス穴13、13、13は、既設の台座に設けたビ ス穴と同寸法位置に設けておき、このビス穴13と軸受板5、5との間に回動杆 3の基端部11、11の厚み部分が位置するようにしておく。
【0007】 図中14はストッパ−で回動杆3の一定以上の回動を規制し、15は台座4の 前部4’に立設した一対の屈曲板よりなる回動防止板で、回動杆3の走行溝2に 強制的に浸入して回動杆3の不用意な回動を防止する。
【0008】
【作用】
本案は以上のように具現されるもので、新築の場合は回動金具7と掛止金具9 とを一緒に取り付ければよいが、既設のものに対しては既設の回動金具のみを外 し、本案の回動金具装置を取り付ければよい。この際既設の台座のビス穴と本案 台座4のビス穴13とが同寸法位置にあればドア、壁面などに新規なビス穴の穿 設作業をする必要がない。
【0009】
【効果】
基端に巾広の挿通口と、該挿通口に連通する走行溝を設けた回動杆を台座に立 設した一対の軸受板に回動自在に枢着した回動金具と、該回動杆の挿通口にのみ 挿通自在で走行溝に掛止する大きさの掛止部を設けた掛止金具とよりなる用心金 具において、回動杆の基端部を拡げて挿通口を拡大口として回動杆の基端部を軸 受板の外側位置に接当してピンにより回動自在に軸承し、掛止部と軸受板或は拡 大口との間に充分な遊び空間を持たせてあるので、地震等によりドア或は戸枠等 に歪みがきても掛止金具の掛止部と回動金具の拡大口或は軸受板等と食い込むこ とがなく容易に分離でき、震災等に際しての避難、救助作業の妨げになることは ない。
【0010】 又拡大口にして基端部を拡げても、該基端部は軸受板の外側に接当してあるの で、既設の戸用心金具の台座の寸法と同寸法の台座を使用でき、戸、壁面などの 取付面に新しい取付穴を穿設する必要がなく交換作業を迅速にでき、而もコンパ クトにでき、且つ回動金具のみの交換でよいので経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における回動金具装置を施した戸用心金
具の正面説明図。
【図2】同側面説明図。
【符号の説明】
1は挿通口 2は走行溝 3は回動杆 4は台座 5は軸受板 6はピン 7は回動金具 8は掛止部 9は掛止金具 10は用心金具 11は基端部 12は拡大口 13はビス穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端に巾広の挿通口と、該挿通口に連通
    する走行溝を設けた回動杆を台座に立設した一対の軸受
    板に回動自在に枢着した回動金具と、該回動杆の挿通口
    にのみ挿通自在で走行溝に掛止する大きさの掛止部を設
    けた掛止金具とよりなる用心金具において、回動杆の基
    端部を拡げて挿通口を拡大口として回動杆の基端部を軸
    受板の外側位置に接当してピンにより回動自在に軸承
    し、掛止部と軸受板或は拡大口との間に充分な遊び空間
    を持たせた戸用心金具の回動金具装置。
JP1996001482U 1996-02-14 1996-02-14 戸用心金具の回動金具装置 Expired - Lifetime JP3027951U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101140229B1 (ko) * 2010-04-19 2012-04-26 김태훈 여닫이 도어의 안전잠금이

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