JP2591250Y2 - 開閉可能な面格子のロック装置におけるハンドル係止機構 - Google Patents

開閉可能な面格子のロック装置におけるハンドル係止機構

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JP2591250Y2
JP2591250Y2 JP1992092374U JP9237492U JP2591250Y2 JP 2591250 Y2 JP2591250 Y2 JP 2591250Y2 JP 1992092374 U JP1992092374 U JP 1992092374U JP 9237492 U JP9237492 U JP 9237492U JP 2591250 Y2 JP2591250 Y2 JP 2591250Y2
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参郎 南
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大阪金具株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、火災、地震、その他の
緊急事態が発生した場合、室内側から簡易な操作で開口
し得るようにした面格子において、ロック装置を解除す
るハンドルを室外側から操作することができないように
した面格子のロック装置におけるハンドル係止機構に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】通風、採光を行う窓などの開口部には、
防犯のために面格子が取り付けられている。この面格子
は、窓枠、壁体等の固定側に固定金具を介して確固に取
り付けるようにしている。このように、面格子は、防犯
的な見地からすれば開口部の固定側に確固に固定するこ
とが望ましい。しかし、面格子が簡易に取り外せないた
め、火災、地震、その他の緊急事態が発生した場合、面
格子を取り付けた窓より緊急避難することは難しく、尊
い人命が失われることがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この問題に対処するた
め、本件出願人は、先に、窓等の開口部に設置する面格
子の上部をヒンジを介して揺動自在に支持し、面格子の
下部が外側に開くようにし、面格子の下部をロックボル
トを備えたロック装置により固定側に支持するようにし
た開閉可能な面格子を提案した(特開平4−19429
3号公報参照)。この開閉可能な面格子を採用すること
により、火災、地震、その他の緊急事態が発生した場
合、ロック装置を解除することにより、面格子の下部が
外側に開くようにして、面格子を取り付けた窓より緊急
避難することができるようになった。ところで、この開
閉可能な面格子のロック装置は、面格子を取り付けた窓
が開放状態にあるときのみ、ロック装置を解除するハン
ドルを操作することができるようにしていたが、このた
め、その構造を周知している者にとっては、面格子を取
り付けた窓が開放状態にあるときには、ハンドルを室外
側から操作することが必ずしも困難ではなく、防犯の点
で若干問題があった。
【0004】本考案は、上記の問題点に鑑み、面格子を
取り付けた窓が開放状態にあるときにも、室外側からロ
ック装置を解除するハンドルを操作することができない
ようにした面格子のロック装置におけるハンドル係止機
構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の面格子のロック装置におけるハンドル係止
機構は、窓等の開口部に設置する面格子の上部をヒンジ
を介して揺動自在に支持し、面格子の下部が外側に開く
ようにし、面格子の下部をロックボルトを備えたロック
装置により固定側に支持するようにした開閉可能な面格
子において、面格子の下部の横桟の両側部にそれぞれ配
設した左右のロック装置間をロッドを介して連結すると
ともに、ロック装置に、固定側及び面格子にそれぞれ配
設したロックストライク及びストライクを係止するロッ
クボルトを配設し、前記ロック装置を解除するハンドル
につまみカバーを突設し、かつ前記ロッドにつまみを回
動自在に突設し、該つまみを前記つまみカバーの底部に
穿設した長孔内を挿通して、回動することにより、ハン
ドルを係止するようにしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】この開閉可能な面格子のロック装置におけるハ
ンドル係止機構は、ロック装置を解除するハンドルにつ
まみカバーを突設し、かつロッドにつまみを回動自在に
突設し、つまみをつまみカバーの底部に穿設した長孔内
を挿通して、回動することにより、ハンドルを係止する
ようにしているため、面格子を取り付けた窓が開放状態
にあるときにも、室外側からは、つまみカバー内に位置
するつまみを回動することができないため、室外側から
ロック装置を解除するハンドルを操作することができな
いものとなる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の開閉可能な面格子のロック装
置におけるハンドル係止機構を図示の実施例に基づいて
説明する。図において、1は窓などの所要の大きさを有
する開口部Oを備えた壁体、2はこの壁体1の開口部O
に設けたサッシ、3はサッシ2を破壊しても室内へ侵入
できないようにした防犯上の面格子である。
【0008】面格子3は、その上部の横桟両端にヒンジ
4,4を取り付けて介して壁体1の開口部Oの上部内側
に枢着支持し、下部両端には開閉操作用のハンドル56
と、開口部O側との取り外し可能なヒンジとよりなるロ
ック装置5を備え、壁体側にロックあるいはロック解除
を選択的に行い、ロック解除時、面格子3は図2に示す
ように上部のヒンジ4を介して面格子下部が室外側へ押
し開くようにして取り付けるものである。
【0009】面格子3の本体は上下に2本平行に又は上
下及び中間部に3本を平行に配設する横桟31,32,
33と、この上下の横桟31,32にその長手方向に対
し所要間隔にかつ直交するように配列され、横桟31,
32と結合した複数本の縦格子34,34・・・とより
一体に、しかも壁体1の開口部Oを覆うようにして構成
されるとともに、上部の横桟31の両端には上述のヒン
ジ4,4が設けられ、このヒンジ4,4を介して壁体開
口部に面格子3の下部を揺動開閉自在にして取り付ける
ようにする。
【0010】また、面格子3の下部両側に設けるロック
装置5は壁体1の窓等の開口部Oの下部内側面に設ける
ストライク部5Aと、横桟32に沿って配設支持される
ハンドル操作部5Bとよりなる。そして、このストライ
ク部5Aは開口部の壁体、その他の固定側にビス、ボル
トにて強固に外側方に突出するようにして取り付ける平
板状のロックストライク51と、横桟32の端部に取り
付けられるストライク52とよりなり、ロックストライ
ク51の先端をストライク52のロック孔52Hに嵌合
し、この両者の嵌合時、両者間にロックボルトLを嵌入
されるよう、ロックボルトLの嵌入時、面格子3はこの
ストライク部5Aにて開口部に固定され、開閉させるこ
とは不可能となる。そして、ロックボルトLを後述のハ
ンドル操作部5Bの操作にてロックボルト嵌入孔51
H,52bより抜かれるとき、ロックストライク51と
ストライク52間の係止は解除されて、面格子の下部は
開放可能となる。
【0011】ロックボルトLを横桟32に沿ってスライ
ド操作するハンドル操作部5Bは横桟32の両端部で、
かつサッシを開いたとき室内側により操作可能な位置に
固定される断面コ字形をした外ケース54と、この外ケ
ース54内にロック解除時、摺動可能として嵌挿される
断面コ字形の中ケース55と、この中ケース55内に嵌
合されハンドル軸S1を介して中ケース55に揺動自在
に枢着されるハンドル56と、中ケース55内に嵌挿さ
れかつロックボルトLの基端側を係止したボルト台57
と、ボルト台57及びハンドル56間をそれぞれ軸S
2,S3を介して連結されるリンク58と、ハンドル5
6の基端側に挿入され、ハンドル軸S1にて固定される
ギヤカム59と、このギヤカム59と噛合されロッド6
の端部を係止したラックギヤボルト台60及びボール6
1を嵌合し、ラックギヤボルト台60、中ケース55内
に納められてボール61の押圧接にて中ケース55を外
ケース54に固定するようにしたボールケース62とよ
り構成されている。
【0012】このように構成されるハンドル操作部5B
は、図1に示すように、横桟32の両端部にそれぞれ1
つずつ配設され、両ハンドル操作部5B,5B間には横
桟32に沿って配設されるロッド6の端部をそれぞれラ
ックギヤボルト台60に係止して、両ハンドル操作部5
B,5B間を連結し、両ハンドル操作部5B,5Bには
それぞれボルト台57に係止されたロックボルトL,L
が突出され、ロックストライク51、ストライク52間
に嵌入され、面格子3が取り付けられるものである。
【0013】ハンドル56には、室外からハンドル56
を操作してロックが解除されないように係止機構が設け
られる。このハンドル56の係止機構は、ロッド6に係
止具本体7を取り付け、この係止具本体7に平板状のつ
まみ8を回動自在に支持するとともに、ハンドル56に
は、ハンドル56を図示のように横桟32に平行に添う
ようにして面格子3をロックした時、平板状のつまみ8
が一定の角度でハンドル56を貫通する長孔56Hをハ
ンドル56の長手方向に添うように穿設し、かつハンド
ル56の外表面には、円筒状のつまみカバー9を固定
し、この円筒状のつまみカバー9内につまみ8が嵌合さ
れ、爪先でつまみ8をつかみ、回動できるようにする。
【0014】このつまみカバー9は、図示のように円筒
状となっているが、底部にはハンドル56に穿設した長
孔56Hと添う長孔9Hを設け、円筒状のつまみカバー
9の内側につまみ8が回動自在に嵌まり込むようにし、
ハンドル56の表側、すなわち、室内側より爪先でつま
み8を操作しなければ、つまみ8を回動できないように
構成するようにする。
【0015】したがって、この係止機構においては、ハ
ンドル56を横桟32上に添うように傾転させると、つ
まみ8はハンドル56及びつまみカバー9に穿設した長
孔56H,9H内を貫通し、つまみカバー9内に挿入さ
れる。この状態でつまみ8を、90度回転させると、つ
まみカバー9の長孔9Hとつまみ8との方向が90度ず
れ、これにより、ハンドル56は係止され、引き起こす
ことができなくなり、面格子3を取り付けた開口部Oの
窓が開放状態にあるときにも、室外側からは、つまみカ
バー9内に位置するつまみ8を回動することができない
ため、室外側からロック装置5を解除するハンドル56
を操作することができないものとなる。
【0016】そして、緊急事態が発生した場合、室内側
よりつまみ8を爪先でつまんで90度回転させると、長
孔9H,56Hとつまみ8との方向が一致し、長孔9
H,56H内をつまみ8が自由に挿通できるようにな
る。この状態でハンドル56を起こすと、ハンドル56
はハンドル軸S1を中心として揺動する。これにより、
ギヤカム59が共に回動し、ハンドル56に枢着された
リンク58を介してボルト台57が引かれて移動し、こ
れによりボルト台57に係止されたロックボルトLがロ
ックストライク51及びストライク52の一致したロッ
クボルト嵌入孔51H,52bより引き抜かれる。しか
し、ハンドル56を操作しない側のハンドル操作部5B
のロックボルトLは停止した状態となっている。そし
て、さらにハンドル56を揺動させると、ギヤカム59
の回動にて、くぼみにて嵌合されていたボール61は、
くぼみより外れ、ギヤカム59に形成した溝の内底面に
て押圧され、ボールケース62内を移動し、外ケース5
4側に押圧接される。
【0017】これによって、今まで外ケース54に対
し、中ケース55はフリーに摺動していたものが、この
ボール61の外ケース54外への押圧にてロックされ、
中ケース55は外ケース54に固定される。この状態で
ギヤカム59がさらに回動すると、ラックギヤボルト台
60はロックボルトL側へ移動可能となり、このラック
ギヤボルト台60に係止されたロッド6を同様に移動さ
せ、ハンドル操作をしなかった側のハンドル操作部5B
全体をロッド6とともに移動させ、これにより左右両方
のロックボルトLはストライク部5Aより外れ、面格子
3の下部はフリーとなり開放可能となるものである。
【0018】
【考案の効果】本考案の開閉可能な面格子のロック装置
におけるハンドル係止機構によれば、ロック装置を解除
するハンドルにつまみカバーを突設し、かつロッドにつ
まみを回動自在に突設し、つまみをつまみカバーの底部
に穿設した長孔内を挿通して、回動することにより、ハ
ンドルを係止するようにしているため、面格子を取り付
けた窓が開放状態にあるときにも、室外側からは、つま
みカバー内に位置するつまみを回動することができない
ため、室外側からロック装置を解除するハンドルを操作
することができず、このため、火災、地震、その他の緊
急事態が発生した場合、ロック装置を解除することによ
り、面格子の下部が外側に開くようにして、面格子を取
り付けた窓より緊急避難することができるようにした開
閉可能な面格子の防犯性を著しく向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の開閉可能な面格子のロック装置におけ
るハンドル係止機構をその内側より見た正面図である。
【図2】同壁体開口部に取り付けた状態の説明図であ
る。
【図3】同ロック装置のハンドル操作部の断面図であ
る。
【図4】同ロック装置のラックギヤ部の断面図である。
【図5】同ハンドル部の側面図である。
【図6】同ハンドル部の平面図である。
【図7】同ストライク部の斜視図である。
【符号の説明】
1 壁体 3 面格子 31 横桟 32 横桟 34 縦格子 4 ヒンジ 41 固定板 42 格子取付板 5 ロック装置 5A ストライク部 5B ハンドル操作部 51 ロックストライク 52 ストライク 54 外ケース 55 中ケース 56 ハンドル 57 ボルト台 58 リンク 59 ギヤカム 60 ラックギヤボルト台 7 係止具本体 8 つまみ 9 つまみカバー O 開口部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓等の開口部に設置する面格子の上部を
    ヒンジを介して揺動自在に支持し、面格子の下部が外側
    に開くようにし、面格子の下部をロックボルトを備えた
    ロック装置により固定側に支持するようにした開閉可能
    な面格子において、面格子の下部の横桟の両側部にそれ
    ぞれ配設した左右のロック装置間をロッドを介して連結
    するとともに、ロック装置に、固定側及び面格子にそれ
    ぞれ配設したロックストライク及びストライクを係止す
    るロックボルトを配設し、前記ロック装置を解除するハ
    ンドルにつまみカバーを突設し、かつ前記ロッドにつま
    みを回動自在に突設し、該つまみを前記つまみカバーの
    底部に穿設した長孔内を挿通して、回動することによ
    り、ハンドルを係止するようにしたことを特徴とする開
    閉可能な面格子のロック装置におけるハンドル係止機
    構。
JP1992092374U 1992-12-21 1992-12-21 開閉可能な面格子のロック装置におけるハンドル係止機構 Expired - Lifetime JP2591250Y2 (ja)

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JPH0651489U JPH0651489U (ja) 1994-07-15
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