JP2604181Y2 - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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JP2604181Y2
JP2604181Y2 JP1991036389U JP3638991U JP2604181Y2 JP 2604181 Y2 JP2604181 Y2 JP 2604181Y2 JP 1991036389 U JP1991036389 U JP 1991036389U JP 3638991 U JP3638991 U JP 3638991U JP 2604181 Y2 JP2604181 Y2 JP 2604181Y2
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thermal head
head substrate
platen roller
thermal
support plate
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峰夫 西川
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Rohm Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プラテンローラに押圧
されて使用されるサーマルヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】プラテンローラに押圧された状態で使用
される印字用のサーマルヘッドは、図5及び図6(図5
では便宜上一部の部品を省いてある)に示すような構成
要素からなる。
【0003】即ち、プリントヘッド10は、セラミック
からなるヘッド基板(サーマルヘッド基板)11と印刷
回路基板12とを備える。ヘッド基板11は、印字走査
方向に配した発熱抵抗体13を有すると共に、回路基板
12上に設けたフレキシブルケーブル25(図5参照)
と導通される。フレキシブルケーブル25は、ビス21
で回路基板12に取付けた押えカバー22の圧接ゴム2
3によってヘッド基板11に押圧される。又、回路基板
12には外部接続用のコネクタ24が接続されている。
【0004】更に、図6から分かるように、ヘッド基板
11に押圧力を直接加えてヘッド基板自身をプラテンロ
ーラに押圧するのではなく、放熱板をも兼ねた支持板3
0上にヘッド基板11、回路基板12(フレキシブルケ
ーブル25を含む)、押えカバー22をビス21によっ
て一体に固定した上で、支持板30をプラテンローラに
押圧する構成を取っている。なお、支持板30の両端に
はプラテンローラを支持するガイド31が設けられてい
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、支持板30
上へのプリントヘッド10の取付けは、ヘッド基板11
上の発熱抵抗体13とプラテンローラとの印字走査上の
位置合せから精度良く行う必要がある。この位置合せの
ために、例えば図5に示す支持板30の端部寄りの部分
には、プリントヘッドの組立時の基準穴となるピン孔3
2がそれぞれ形成されている。このピン孔32を基準と
して、ヘッド基板11を支持板30上に正確に位置決め
すると共に接着剤等によって固着する。
【0006】しかしながら、ヘッド基板11と支持板3
0との固着は、次の点〜を全て同時に満足するのが
至難である。例えば、との点を重視すると、の点
が不十分になる。ヘッド基板11と支持板30を一体
に固定した時に、両者との間に十分な固着強度が確保さ
れること。固着強度が不足すると、支持板30をプラテ
ンローラに押圧する印字時にプラテンローラによってヘ
ッド基板11に加わる力(特に回転力)で、ヘッド基板
11と支持板30との相対的位置がずれる可能性があ
る。
【0007】印字時に発生する熱によってへッド基板
11と支持板30との一体物がバイメタル現象を起こし
て、ヘッド基板11が反らないようにすること。ヘッ
ド基板11と支持板30との組立時に、ヘッド基板11
の反りが変動しないようにすること。従って、本考案の
目的は、上記〜を全て同時に充足するサーマルヘッ
ドを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案のサーマルヘッドは、支持板を含まず且つ
ラミックからなるサーマルヘッド基板を備えるものにお
いて、プラテンローラをサーマルヘッド基板の表面側で
当該ヘッド基板の長手方向に沿って回転可能に支持する
プラテンローラガイドを、サーマルヘッド基板の長手方
向の両端の裏側に1つずつ直接固着したことを特徴とす
るものである。
【0009】
【実施例】以下、本考案のサーマルヘッドを実施例に基
づいて説明する。図1はそのサーマルヘッドの一部の部
品を省略した分解斜視図であり、プラテンローラガイド
以外の構成要素は図5に示す従来のものと同じである。
【0010】サーマルプリントヘッド基板(サーマルヘ
ッド基板)1は、セラミック基板上に、所定の電極パタ
ーン(図示せず)、及び印字走査方向の発熱抵抗体2を
形成し、抵抗体2のための駆動用IC(図示せず)を搭
載したものである。駆動用ICは樹脂モールド3にて被
覆・保護されている。ヘッド基板1上の接続端子部4に
はフレキシブルケーブル5が重合される。フレキシブル
ケーブル5の前縁部5aではパターン導体が露出してお
り、このパターン導体が接続端子部4に熱圧着等により
接続される。なお、フレキシブルケーブル5は外部接続
の機能も有している。
【0011】更に、サーマルプリントヘッド基板1の長
手方向の両端の裏面には、鉄製のプラテンローラガイド
6のみが直接取付けられている。この取付けは、ヘッド
基板1の裏面とガイド6の表面とを適当な接着剤(例え
ば紫外線硬化接着剤等)によって固着することで行われ
る。但し、取付けに際しては、プラテンローラとヘッド
基板1上の発熱抵抗体2との相対的位置合せに十二分に
配慮し、位置精度を高めておくことが大切である。
【0012】上記の如く構成したサーマルプリントヘッ
ドの組立は、以下の通りに行う。まず、サーマルプリン
トヘッド基板1の接続端子部4にフレキシブルケーブル
5を熱圧着により接続する。次に、個別に作製したプラ
テンローラガイド6を位置決め用治具等にセットし、セ
ット後のガイド6を基準にして、紫外線硬化接着剤を用
いてヘッド基板1をガイド6に堅固に貼付する。
【0013】上記実施例では、プラテンローラガイド6
にはヘッド基板1を貼付する際の位置決め用指標を特に
設けていないが、指標を有するガイドを使用してもよ
く、その例を図2〜図4に示す。図2のガイド7は指標
として2つの基準穴7aを有し、図3のガイド8は1つ
の認識穴8aを有する。又、図4では、ガイド9に切欠
き9aを形成してある。このような指標を有するガイド
は、ヘッド基板とガイドとの高精度な位置合せを容易に
行うことができるので、より好ましい態様となる。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の請求項1
のサーマルヘッドは、支持板を含まないセラミックから
なるサーマルヘッド基板の両端の裏面にプラテンローラ
ガイドのみを直接固着したので、下記の如き効果を奏す
る。 (1)熱膨張によるサーマルヘッド基板とプラテンロー
ラガイドとの相対的な位置ずれを防止することができ、
両者の相対的精度が安定する。 (2)支持板を用いないため、印字時の発熱によるサー
マルヘッド基板の反り、組立時に生ずるサーマルヘッド
基板の反り変動が発生しない。 (3)プラテンローラガイドをサーマルヘッド基板に直
接固着するので、ヘッド基板とローラガイド(即ちプラ
テン)との位置決めを精確に行うことができる。 (4)支持板全体ではなく、支持板の一部の機能である
プラテンローラガイドのみを作製すればよいので、製品
としてのサーマルヘッドが軽量小型になり、コストが低
減する。 (5)プラテンローラガイドに位置決め用の指標を設け
ること(請求項2)により、サーマルヘッド基板とロー
ラガイドとの高精度な位置合せをより一層容易に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のサーマルヘッドの一実施例に係るサー
マルプリントヘッドであって、その一部の部品を省略し
た分解斜視図である。
【図2】図1のサーマルプリントヘッドに用いるプラテ
ンローラガイドの別例を示す斜視図である。
【図3】図1のサーマルプリントヘッドに用いるプラテ
ンローラガイドの更に別例を示す斜視図である。
【図4】図1のサーマルプリントヘッドに用いるプラテ
ンローラガイドの更に別例を示す一部省略斜視図であ
る。
【図5】従来例に係るサーマルプリントヘッドであっ
て、その一部の部品を省略した分解斜視図である。
【図6】支持板にサーマルプリントヘッドを取付けた状
態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 サーマルプリントヘッド基板 2 発熱抵抗体 3 樹脂モールド 5 フレキシブルケーブル 6、7、8、9 プラテンローラガイド 7a、8a、9a 位置決め用指標

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持板を含まず且つセラミックからなるサ
    ーマルヘッド基板を備えるサーマルヘッドにおいて、 プラテンローラをサーマルヘッド基板の表面側で当該ヘ
    ッド基板の長手方向に沿って回転可能に支持するプラテ
    ンローラガイドを、サーマルヘッド基板の長手方向の両
    端の裏側に1つずつ 直接固着したことを特徴とするサー
    マルヘッド。
  2. 【請求項2】前記両プラテンローラガイドは、それぞれ
    サーマルヘッド基板を取付けるときの位置決め用の指標
    を有することを特徴とする請求項1記載のサーマルヘッ
    ド。
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