JP2604150Y2 - 遠隔制御装置 - Google Patents

遠隔制御装置

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JP2604150Y2
JP2604150Y2 JP1993040882U JP4088293U JP2604150Y2 JP 2604150 Y2 JP2604150 Y2 JP 2604150Y2 JP 1993040882 U JP1993040882 U JP 1993040882U JP 4088293 U JP4088293 U JP 4088293U JP 2604150 Y2 JP2604150 Y2 JP 2604150Y2
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Japan
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transmission
signal
transmission signal
terminal
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JP1993040882U
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JPH0714784U (ja
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潤一 加藤
玲 堀口
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主制御装置と複数個の
端末器とを伝送線を介して接続し、主制御装置から各端
末器に伝送信号を送信して各端末器に設けた負荷を制御
するようにした遠隔制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の遠隔制御装置とし
て、図4に示すように、主制御装置1に伝送線3を介し
て複数の端末器2を接続してループ状の伝送路を形成
し、主制御装置1から伝送線3を介して端末器2に対し
て伝送信号を送出することによって、各端末器2に設け
た照明負荷等の負荷4のオン・オフや出力レベルを制御
するものが提案されている。伝送信号は、端末器2を指
定するためのアドレス値を設定したアドレス信号、負荷
4をどのように制御するかを指示する制御データなどを
含んでいる。
【0003】端末器2は、図5に示すように、7517
5等の集積回路よりなるレシーバ21と、75174等
の集積回路よりなるドライバ22と、レシーバ21を通
し受信した伝送信号に基づいて負荷4を制御する信号処
理部20と、ワンチップマイクロコンピュータよりなる
信号処理部20に暴走等の異常が生じたときに信号処理
部20をリセットするウォッチドッグタイマ25とを備
える。
【0004】信号処理部20では、伝送信号が入力され
るとアドレス信号のアドレス値が0であるか否かを判別
し、アドレス値が0であると制御データに従って負荷4
を制御する。一方、アドレス値が0でないときには、ア
ドレス値をディクリメント(1だけ減算)し、このアド
レス値を持つアドレス信号で他の情報は受信した伝送信
号のままとした伝送信号を次の端末器2に対して送出す
る。したがって、主制御装置1から伝送信号を伝送する
向きにおいてn番目の端末器2を制御しようとすれば、
主制御装置1からはアドレス値を(n−1)とした伝送
信号を送出することによって、途中の各端末器2でアド
レス値が順次減算され、アドレス値が0になると所望の
端末器2に接続された負荷4が制御されることになる。
【0005】ところで、ウォッチドッグタイマ25は、
信号処理部20に設定されたプログラムが正常に動作し
ているときには、信号処理部20から一定時間毎に出力
されるパルス信号によってリセットされるが、信号処理
部20に異常が生じてパルス信号が入力されなくなる
と、信号処理部20に対してリセット信号を発生して信
号処理部20をリセットするように構成されている。し
たがって、信号処理部20に暴走等が生じた場合には、
自動的に復帰させることができ、復帰後には伝送信号を
次の端末器2に送ることができるようになる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来構成で
は、信号処理部20の暴走のようにリセットすれば復帰
するような異常に対しては有効に機能するが、信号処理
部20が破損した場合には伝送信号を次の端末器2に送
ることができなくなり、伝送信号の伝送方向において故
障した端末器2から後段側の端末器2については制御で
きなくなるという問題がある。
【0007】本考案は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、途中の端末器が故障してもその端末器の後段
側の端末器に対して伝送信号を送ることができるように
した遠隔制御装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案では、上記目的を
達成するために、それぞれ負荷を接続した複数個の端末
器を伝送線を介して互いに接続して形成したループ状の
伝送路に主制御装置を接続し、アドレス値を設定した伝
送信号を上記伝送路の一方向に向かって主制御装置より
送出し、主制御装置から送出された伝送信号のアドレス
値により指定された端末器がその伝送信号に含まれる制
御データにより負荷を制御する遠隔制御装置において、
伝送信号を送出する時間間隔を一定時間に設定する伝送
間隔制御部を主制御装置に設け、所定条件を満たすアド
レス値を有した伝送信号を受信すると負荷を制御しアド
レス値が条件を満たさないとアドレス値に規定の変更を
加えた伝送信号を次の端末器に向かって送出する信号処
理部と、伝送信号の伝送方向における端末器の前後の伝
送線の間に挿入され信号処理部より上記時間間隔以上に
設定されている制限時間内に伝送信号が送出されないと
両伝送線間を接続する信号通過部とを各端末器に設け
上記信号通過部は3ステートバッファよりなり、端末器
から送出される伝送信号により充電されるコンデンサの
端子電圧が規定電圧以下であると伝送信号を通過させる
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成によれば、主制御装置から一定の時間
間隔で伝送信号を送出し、端末器では伝送信号の時間間
隔以上に設定されている制限時間内に次の端末器に伝送
信号を送出しないときには、端末器の前後の伝送線を信
号通過部を介して接続する。したがって、端末器におい
て異常が生じたときには、後段側の端末器に伝送信号が
送出されなくなって信号通過部を通して端末器の前後の
伝送線が接続されるのであって、異常の生じた端末器の
信号通過部を通過してその後段側の端末器に伝送信号を
伝送することができるようになる。すなわち、途中の端
末器に故障が生じても伝送信号を伝送することができ、
端末器の異常によって制御できなくなる負荷の個数を最
小限にとどめることができるのである。しかも主制御装
置から伝送信号を一定時間ごとに送出するとともに、端
末器が伝送信号を受けて送出する伝送信号によりコンデ
ンサを充電するようにし、このコンデンサの放電時間を
利用して制限時間を時限しているから、タイマ回路やプ
ログラムによる時限が不要であって構成が簡単である。
【0010】
【実施例】本実施例では、図4に示した基本構成と同様
に、主制御装置1に対して伝送線3を介して複数の端末
器2を順次接続したループ状の伝送路を形成してある。
主制御装置1からは、端末器2を指定するアドレス値を
設定したアドレス信号、負荷4を制御する制御データや
負荷4の動作状態を報知する監視データなどのデータ信
号、主制御装置1から端末器2への信号か端末器2から
主制御装置1への信号かなどを示すモード信号などを含
む伝送信号が伝送路に送出される。所望のアドレス値を
設定した伝送信号を主制御装置1から伝送線3に送出す
ると、従来構成と同様にしてアドレス値が各端末器2で
順次減算されアドレス値が0の伝送信号を受信した端末
器2ではモード信号が制御モードである伝送信号の制御
データに従って負荷4の制御がなされる。また、負荷4
が制御された端末器2はモード信号を監視モードとし負
荷4の動作状態を監視データとした伝送信号を送出す
る。監視モードの伝送信号を受信した端末器2ではアド
レス値をインクリメントして主制御装置1に向かって次
々に伝送する。
【0011】各端末器2は、図1に示すように、レシー
バ21を通して伝送信号を受信し、ワンチップマイクロ
コンピュータよりなる信号処理部20において伝送信号
に基づいて上述のような負荷4などに対する処理を行な
う。また、信号処理部20で生成した伝送信号はドライ
バ22を通して次の端末器2に向かって送出される。と
ころで、信号処理部20で生成された伝送信号は、ドラ
イバ22とともに送信信号監視部24にも入力される。
送信信号監視部24では、信号処理部20から発生する
伝送信号の時間間隔を監視し、既定の制限時間を越えて
も伝送信号が発生しないときには、信号通過部23を介
して端末器2の前後の伝送線3を接続する。すなわち、
信号通過部23は、端末器2の前後の伝送線3の間に挿
入されており、通常は両伝送線3の間を分離している
が、送信信号監視部24から指示されると両伝送線3の
間を接続するのである。
【0012】端末器2は具体的には図2のように構成さ
れており、レシーバ21およびドライバ22には専用の
集積回路が用いられる。また、送信信号監視部24はコ
ンデンサCおよび逆阻止用のダイオードDよりなり、信
号通過部23には3ステートバッファが用いられてい
る。信号通過部23はコンデンサCの端子電圧が既定電
圧以下になると端末器2の前後の伝送線3を接続する。
【0013】一方、主制御装置1では伝送信号を送出す
る時間間隔を図3に示すように一定時間Tに設定してあ
る。伝送信号は、必ずしも系内の負荷4を制御する必要
はなく、負荷4を制御する必要がないときにはダミーの
伝送信号が伝送される。すなわち、図3に示すように、
正規の伝送信号V1 を一定時間Tで送出しない場合に
は、ダミーの伝送信号V2 を伝送するのである。
【0014】しかるに、端末器2が正常に動作している
ときには、端末器2に設けたコンデンサCは一定時間T
で発生している伝送信号によって繰り返し充電されて信
号通過部23の入出力間が非通過になるように端子電圧
が維持されているのであるが、端末器2の信号処理部2
0に異常が生じて伝送信号が送出されなくなると、コン
デンサCの端子電圧が下がって信号通過部23は通過に
なるのである。したがって、端末器2の信号処理部20
が故障しても、信号通過部23を通して伝送信号を後段
の端末器2に伝送することができ、故障した端末器2に
接続されている負荷4を除いて他の負荷4は正常に制御
できることになる。
【0015】
【考案の効果】本考案は上述のように、主制御装置から
一定の時間間隔で伝送信号を送出し、端末器では伝送信
号の時間間隔以上に設定されている制限時間内に次の端
末器に伝送信号を送出しないときには、端末器の前後の
伝送線を信号通過部を介して接続するので、端末器にお
いて異常が生じたときには、後段側の端末器に伝送信号
が送出されなくなって信号通過部を通して端末器の前後
の伝送線が接続されるのであって、異常の生じた端末器
の信号通過部を通過してその後段側の端末器に伝送信号
を伝送することができるのである。すなわち、途中の端
末器に故障が生じても伝送信号を伝送することができ、
端末器の異常によって制御できなくなる負荷の個数を最
小限にとどめることができるという利点を有する。しか
も主制御装置から伝送信号を一定時間ごとに送出すると
ともに、端末器が伝送信号を受けて送出する伝送信号に
よりコンデンサを充電するようにし、このコンデンサの
放電時間を利用して制限時間を時限しているから、タイ
マ回路やプログラムによる時限が不要であって構成が簡
単であるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に用いる端末器のブロック図である。
【図2】実施例に用いる端末器の具体回路図である。
【図3】実施例における伝送信号を示す動作説明図であ
る。
【図4】遠隔制御装置の概略構成図である。
【図5】従来の端末器の具体回路図である。
【符号の説明】
1 主制御装置 2 端末器 3 伝送線 4 負荷 20 信号処理部 21 レシーバ 22 ドライバ 23 信号通過部 24 送信信号監視部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−40386(JP,A) 特開 昭63−232542(JP,A) 特開 昭58−127447(JP,A) 実開 平5−40883(JP,U) 実開 昭63−158037(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ負荷を接続した複数個の端末器
    を伝送線を介して互いに接続して形成したループ状の伝
    送路に主制御装置を接続し、アドレス値を設定した伝送
    信号を上記伝送路の一方向に向かって主制御装置より送
    出し、主制御装置から送出された伝送信号のアドレス値
    により指定された端末器がその伝送信号に含まれる制御
    データにより負荷を制御する遠隔制御装置において、伝
    送信号を送出する時間間隔を一定時間に設定する伝送間
    隔制御部を主制御装置に設け、所定条件を満たすアドレ
    ス値を有した伝送信号を受信すると負荷を制御しアドレ
    ス値が条件を満たさないとアドレス値に規定の変更を加
    えた伝送信号を次の端末器に向かって送出する信号処理
    部と、伝送信号の伝送方向における端末器の前後の伝送
    線の間に挿入され信号処理部より上記時間間隔以上に設
    定されている制限時間内に伝送信号が送出されないと両
    伝送線間を接続する信号通過部とを各端末器に設け、上
    記信号通過部は3ステートバッファよりなり、端末器か
    ら送出される伝送信号により充電されるコンデンサの端
    子電圧が規定電圧以下であると伝送信号を通過させる
    とを特徴とする遠隔制御装置。
JP1993040882U 1993-07-27 1993-07-27 遠隔制御装置 Expired - Lifetime JP2604150Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0714784U JPH0714784U (ja) 1995-03-10
JP2604150Y2 true JP2604150Y2 (ja) 2000-04-17

Family

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