JPH07240969A - 車載用電子機器通信装置 - Google Patents

車載用電子機器通信装置

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JPH07240969A
JPH07240969A JP6030562A JP3056294A JPH07240969A JP H07240969 A JPH07240969 A JP H07240969A JP 6030562 A JP6030562 A JP 6030562A JP 3056294 A JP3056294 A JP 3056294A JP H07240969 A JPH07240969 A JP H07240969A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高価な回路を用いることなく製造コストの低
減を図ると共に、制御ユニットに異常が発生した場合、
シリアルバス線の切り放しを行うことにより、他の制御
ユニット間の通信を確保する。 【構成】 プルアップ抵抗R1およびトランジスタQ1
により駆動されるシリアルバス線1に対し、信号の送受
信を行う制御ユニット2を複数接続した車載用電子機器
通信装置であって、制御ユニット2はマイコン4を備
え、このマイコン4は、出力用のポートP1,P2を有
している。また制御ユニット2は、ポートP1がHi、
ポートP2がLowという状態にある時のみ、トランジ
スタQ1を駆動させる論理和回路5を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に搭載される複数
の電子機器間で車両情報などの通信を行う通信装置に関
するものであり、特に、入出力兼用のシリアルバス線に
より複数の電子機器を接続した車載用電子機器通信装置
に改良を施したものである。
【0002】
【従来の技術】一般に車載用電子機器通信装置とは、車
両に搭載された電子機器の制御ユニット同士、あるいは
各制御ユニットと故障診断用のパソコンやデータ表示用
のモニタ装置とを接続して、車体情報や故障情報などを
通信するものである。この装置の通信方式としては、複
数の制御ユニットが入出力兼用のシリアルバス線を共有
して信号の送受信を行う方式が知られている。
【0003】ところで車載用電子機器通信装置の制御ユ
ニットには、IC化された通信用の専用回路が設けられ
ている。この専用回路は、制御ユニットに異常が発生し
た場合、シリアルバス線の切り放しを行うように構成さ
れている。これにより、1つの制御ユニットが故障して
も、シリアルバス線全体が停止することはなく、他の制
御ユニットが障害を受けることもない。したがって、故
障していない正常な制御ユニット間で通信を行うことが
可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術には次のような問題点がある。すなわち、IC
化された専用回路は非常に高価であるため、製造コスト
の高騰を招いていた。そこで、専用回路を使用しない電
子機器通信装置も考えられるが、これだと1つの制御ユ
ニットに異常が発生した場合に、シリアルバス線が使用
不可能になるおそれがある。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するために提
案されたものであり、その目的は、高価な回路を用いず
に製造コストの低減を図ると共に、制御ユニットに異常
が発生した場合、シリアルバス線の切り放しを行うこと
により、他の制御ユニット間の通信を確保することがで
きる車載用電子機器通信装置を提供することである。
【0006】より具体的に言えば、請求項1の発明の目
的は、制御ユニットの出力状態が所定の状態以外である
とき、論理和回路によりシリアルバス線の切り放しを行
える車載用電子機器通信装置を提供することである。請
求項2の発明の目的は、ウォッチドッグ回路が出力する
リセットパルスによって動作するスイッチング素子駆動
停止回路を用いて、制御ユニットの異常が続く限りシリ
アルバス線の切り放しを行うことにある。また請求項3
の発明の目的は、シリアルバス線の切り放しを行う回路
を共用して構成の簡略化を図ることにより、製造コスト
のさらなる低減を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、プルアップ抵抗およびスイッ
チング素子により駆動されるシリアルバス線に対し、信
号の送受信を行う制御ユニットを複数接続した車載用電
子機器通信装置において、複数のポートと、これらポー
トの出力状態が所定の状態にある時のみスイッチング素
子を駆動させる論理和回路とを設けたことを特徴とす
る。
【0008】請求項2の発明は、プルアップ抵抗および
スイッチング素子により駆動されるシリアルバス線に対
し、信号の送受信を行う制御ユニットを複数接続した車
載用電子機器通信装置において、制御ユニットからクロ
ックパルスを入力し、且つ制御ユニットにリセットパル
スを出力するウォッチドッグ回路と、このウォッチドッ
グ回路が出力するリセットパルスの出力周期より長い出
力時間を持ち、前記リセットパルスを受けて前記スイッ
チング素子の駆動を停止させるスイッチング素子駆動停
止回路とを具備していることを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、前記論理和回路と前記
スイッチング素子駆動停止回路とを、共通の回路により
構成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記のような構成を有する請求項1の発明の作
用は次の通りである。すなわち、制御ユニットにおける
複数のポートの出力状態が所定の状態にある時、制御ユ
ニットに異常がないものとみなし、論理和回路はスイッ
チング素子を駆動させる。これにより、スイッチング素
子がシリアルバス線を駆動させる。一方、制御ユニット
における複数のポートの出力状態が所定の状態以外の場
合は、制御ユニットに異常が発生しているものとして、
論理和回路はスイッチング素子を駆動させることなく、
スイッチング素子はシリアルバス線を駆動させることが
ない。
【0011】請求項2の発明においては、制御ユニット
に異常が発生した場合、制御ユニットはウォッチドッグ
回路にクロックパルスを与えなくなり、ウォッチドッグ
回路はリセットパルスを出力する。このリセットパルス
を受けてスイッチング素子駆動停止回路がスイッチング
素子の駆動を停止させる。
【0012】制御ユニットが正常に戻ってウォッチドッ
グ回路にクロックパルスを与えると、スイッチング素子
駆動停止回路は動作を止め、スイッチング素子の駆動が
可能となる。またスイッチング素子駆動停止回路がリセ
ットパルスの出力周期よりも長い時間出力しているた
め、制御ユニットがリセットパルスを与えられても異常
が続く限りは、制御ユニットがウォッチドッグ回路にク
ロックパルスを与えることができず、ウォッチドッグ回
路はリセットパルスを繰り返し出力する。このように、
ウォッチドッグ回路のリセットパルスにより動作するス
イッチング素子駆動停止回路は、制御ユニットが正常に
戻るまで、スイッチング素子を継続して停止させること
ができる。
【0013】さらに請求項3の発明では、論理和回路と
スイッチング素子駆動停止回路とを、共通の回路により
構成したので、構成の簡略化を進めることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の第1〜第3実施例を図面を参
照して具体的に説明する。なお、第1実施例は請求項1
の発明に対応し、第2実施例は請求項2の発明に対応
し、第3実施例は請求項3の発明に対応するものであ
る。
【0015】[第1実施例の構成]図1は第1実施例の
構成図、図2は第1実施例の要部回路図である。図にお
いて、1は入出力兼用の2線式シリアルバス線、2はシ
リアルバス線1に通信線(+)、(−)を介して接続さ
れ、通信データの送受信を行う制御ユニットである。制
御ユニット2には、電源回路3、マイコン4、プルアッ
プ抵抗R1、抵抗R2およびC1およびNPNのトラン
ジスタQ1,Q2が組み込まれている。
【0016】このうち、マイコン4には出力用のポート
P1,P2と入力用のポートP3とが形成されている。
またトランジスタQ1はシリアルバス線1を駆動させる
スイッチング素子である。さらにトランジスタQ1の保
護回路として抵抗R2およびC1が設けられている。
【0017】通信線+は、プルアップ抵抗R1を介して
電源回路3に接続されると同時に、トランジスタQ1の
コレクタに接続されている。またトランジスタQ1はマ
イコン4のポートP1により駆動される。さらにトラン
ジスタQ1のベースには、トランジスタQ2が接続され
ている。トランジスタQ2はマイコン4のポートP2に
より駆動される。前記トランジスタQ1,Q2には論理
和回路5(図2に図示)が接続されている。この論理和
回路5はマイコン4のポートP1,P2に接続されてお
り、ポートP1がHi、ポートP2がLowという状態
にある時のみ、トランジスタQ1を駆動させる。また通
信線(+)は、保護回路を通してマイコン4のポートP
3にも接続されており、マイコン4はポートP3からシ
リアルバス線1上の信号を読み取るようになっている。
なお、通信線(−)はアースに接続されている。
【0018】さらにシリアルバス線1には、通常は車載
していないモニター装置6や故障診断用のパソコン7な
どが接続されている。これらモニター装置6やパソコン
7は同様のインターフェイス回路を持っており、シリア
ルバス線1を介して各制御ユニットの動作状態などを確
認することができる。またシリアルバス線1には制御ユ
ニット2と同様の構成を持つ制御ユニット(図示せず)
を複数接続させることができる。通信線(+)は各々の
制御ユニットでプルアップされるが、いずれか1つの制
御ユニットのトランジスタQ1の駆動によって、その制
御ユニットから通信データを発するようになっている。
【0019】[第1実施例の作用]続いて第1実施例の
作用を図3の動作チャートを用いて説明する。制御ユニ
ット2がシリアルバス線1に何も出力しない時、マイコ
ン4のポートP1をLow、ポートP2をHiとしてい
る(図中[A]の部分)。これに対して、通信データの
0(Low)を出力する時は、マイコン4のポートP1
をHi、ポートP2をLowとすることで、論理和回路
5がトランジスタQ1を駆動させる。このトランジスタ
Q1の動作によりシリアルバス線1上に通信データ
“0”を送り出す(図中[B]の部分)。
【0020】ところで、制御ユニット2に異常が発生し
た場合、マイコン4の複数のポートは全て同一の状態、
すなわち全てがHiまたは全てがLowとなる場合があ
る。例えば第1実施例において、マイコン4の異常発生
時、ポートP1,P2が共にHi(図中[C1]の部
分)またはLow(図中[C2]の部分)にポートの状
態が変化することがある。このとき、論理和回路5は、
ポートP1がHi、ポートP2がLowという状態では
ないため、トランジスタQ1を駆動させることがない。
つまり第1実施例では、ポートP1,P2が同一状態で
あるとき、制御ユニット2の故障であるとみなし、シリ
アルバス線1上に通信データを送り出すことはない。
【0021】このような第1実施例によれば、マイコン
4のポートP1をHi、ポートP2をLowとする状態
以外では、論理和回路5によりシリアルバス線1の切り
放しを行っている。したがって、他の制御ユニット間に
対して障害を起こすおそれがない。しかも、このような
効果を、高価な専用回路ではなく、安価な論理和回路を
用いることによって実現させているため、製造コストの
大幅に削減させることができる。
【0022】[第2実施例の構成]続いて、第2実施例
の構成を図4を参照して説明する。なお、第2実施例は
第1実施例に改良を加えたものであるため、第1実施例
と同一の部材に関しては同一符合を付し、説明は省略す
る。
【0023】制御ユニット2のマイコン4には、ウォッ
チドッグ回路11およびモノマルチ12が接続されてい
る。ウォッチドッグ回路11は、所定の命令を実行した
x秒後に別の命令を実行する、あるいは所定の命令の実
行後、y秒以内に別の命令を実行するといった場合の、
マイコン4の動作を監視する回路である。ウォッチドッ
グ回路11は、正常なマイコン4からクロックパルスが
与えられるようになっている。一方、ウォッチドッグ回
路11が前記クロックパルスが与えられなくなった場
合、マイコン4にリセットパルスを発するようになって
いる。
【0024】モノマルチ12は、スイッチング素子であ
るトランジスタQ1の駆動を停止させるスイッチング素
子駆動停止回路である。このモノマルチ12は、ウォッ
チドッグ回路11のリセットパルスの出力周期t2より
長い出力時間t3を持っている。リセットパルスの出力
周期t2とは、ウォッチドッグ回路11がマイコン4か
らクロックパルスが与えられなくなった時からリセット
パルスが出力されるまでの時間である。またウォッチド
ッグ回路11は、電源投入時およびクロックパルスを与
えられた時から第1の計測時間T2をカウントしてお
り、あらかじめ設定された時間である出力周期t2と比
較している。さらにモノマルチ12では、同様に電源投
入時およびリセットパルスを与えられた時から第2の計
測時間T3をカウントしており、あらかじめ設定された
時間t3と比較している。
【0025】[第2実施例の作用]上記のような構成を
有する第2実施例の作用を図5〜7を参照して説明す
る。まず図5のフローチャートに基づいて動作の流れを
説明する。
【0026】電源を立ち上げて初期化を行うと、ウォッ
チドッグ回路11のタイマおよびモノマルチ12がリセ
ットされる(ステップ1)。このときシリアルバス線1
は切り放し状態にあり、リセットパルスによりウォッチ
ドッグ回路11およびモノマルチ12のタイマーが動作
する(ステップ2)。そして第1および第2の計測時間
T2、T3をカウントアップする(ステップ3)。次
に、前記第2の計測時間T3と、モノマルチ12の設定
時間t3とを比較し(ステップ4)、T3がt3よりも
短い場合、通信制御以外の通常制御を開始する(ステッ
プ5)。一方、T3がt3よりも長い場合は、ステップ
6にてシリアルバス線1を復帰させた後、通信制御を含
めた通常制御を開始する(ステップ5)。
【0027】さらに、ウォッチドッグ回路11はマイコ
ン4からウォッチドッグパルス(クロックパルス)を入
力しているかを確かめる(ステップ7)。ウォッチドッ
グパルスを入力している場合は第1の計測時間T2をリ
セットし(ステップ8)、ステップ3に戻って、再度T
2をカウントする。一方、ウォッチドッグパルスを入力
していない場合、前記T2と、リセットパルスの出力周
期t2とを比較する(ステップ9)。そして第1の計測
時間T2が、リセットパルスの出力周期t2よりも長い
場合は、ウォッチドッグ回路11がマイコン4にリセッ
トパルスを出力し(ステップ10)、ステップ1に戻
る。これに対し、T2がt2よりも短い場合は、リセッ
トパルスを出力することなくステップ3に戻り、再度T
2をカウントする。
【0028】続いて、ウォッチドッグ回路11およびモ
ノマルチ12の動作チャートについて、図6,7に基づ
いて詳しく説明する。図6はリセットパルスによりマイ
コン4が正常に復帰した場合、図7はリセットパルスが
繰り返し出力されてもマイコン4の暴走が継続している
場合を示している。なお、図6においてt1はウォッチ
ドッグパルスの出力周期を示している。
【0029】リセットパルスによりマイコン4が正常
に復帰した場合 マイコン4が正常に動作しているとき、ウォッチドッグ
回路11はウォッチドッグパルスを正常に出力してい
る。そのためモノマルチ12は動作せず、マイコンのポ
ートP1,P2の条件が揃ったとき、ここではポートP
1がHi、P2がLowであるとき、シリアルバス線1
に通信データを出力する。これが図中の『正規出力』の
状態である。
【0030】ところが、何等かの原因でマイコン4が暴
走したとき、各ポートP1,P2からは正常な出力がな
されず、シリアルバス線1に誤信号が出力する(図中の
『誤出力』の状態)。またマイコン4がウォッチドッグ
回路11にクロックパルスを与えなくなるため、ウォッ
チドッグ回路11はマイコン4およびモノマルチ12に
リセットパルスを出力する。このリセットパルスを受け
てモノマルチ12が駆動し、トランジスタQ1の駆動を
停止させ、シリアルバス線1への出力を規制する。また
リセットパルスが発せられたことにより、シリアルバス
線1の誤信号出力はなくなる(図中の『出力停止』の状
態)。
【0031】その後、リセットパルスによりマイコン4
が正常に動作し、ウォッチドッグ回路11へクロックパ
ルスを出力すれば、ウォッチドッグ回路11は再びリセ
ットパルスの出力をすることなく、モノマルチ12もt
3時間経過後、動作を終了する。これによりシリアルバ
ス線1の出力規制は解除となり、マイコン4から送出さ
れるデータが再びシリアルバス線1に出力できるように
なり、『正規出力』の状態に戻る。
【0032】リセットパルスが繰り返し出力されても
マイコン4の暴走が継続している場合 しかし、マイコン4が暴走後、ウォッチドッグ回路11
からリセットパルスを与えられても正常な動作に復帰で
きなければ、マイコン4はウォッチドッグ回路11にク
ロックパルスを与えることができず、ウォッチドッグ回
路11はリセットパルスを繰り返しマイコン4およびモ
ノマルチ12に出力する。そのため、モノマルチ12は
トランジスタQ1を継続して停止させている。このと
き、リセットパルスが繰り返し出力される周期t2に比
べ、モノマルチ12の出力時間t3を長く設定している
ため、モノマルチ12は連続的に動作したままとなり、
マイコン4の出力状態に関係なく、モノマルチ12の出
力がシリアルバス線1への出力を規制したままとなる
(図中の『出力停止』の状態)。これにより、シリアル
バス線1に対して誤信号を与え続けることを防止するこ
とができ、他の制御ユニット間の通信を確保することが
できる。
【0033】以上説明したように、第2実施例によれ
ば、ウォッチドッグ回路11と、このウォッチドッグ回
路のリセットパルスにより動作するモノマルチ12とを
組合わせるという簡単な構成により、マイコン4の異常
が続く限りシリアルバス線1の切り放しを継続する通信
装置を、高価な専用回路を用いることなく低コストで実
現することができる。
【0034】なお、上記の第1および第2実施例の車載
用電子機器通信装置における通信メッセージフォーマッ
トは、図8に示す通りである。すなわち、メッセージの
始まり(SOM)はスタートビットを1つ入れ、1バイ
ト毎にDELを挟んでいる。またデータの終わりを判断
するためEODはDELとは異なる3ビット構成として
いる。このEODによりデータの終わりを検出できるの
で、あらかじめ送信データ数を送出しなくても良く、メ
ッセージのデータ送出数を短くすることができる。また
EOMもDEL,EODと識別できるよう3ビット構成
としている。
【0035】[第3実施例]第3実施例は、図9に示す
ように、論理和回路とスイッチング素子駆動停止回路と
を共通の回路により構成するものである。このような実
施例によれば、構成の簡略化を進めることができ、一層
コストを低減することが可能である。
【0036】[他の実施例]なお、本発明は、上記実施
例に限定されるものではなく、論理和回路、ウォッチド
ッグ回路、およびスイッチング素子駆動停止回路の具体
的な回路構成は適宜選択可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車載用電
子機器通信装置によれば、シリアルバス線の切り放しを
行うために、複数ポートの論理和回路や、ウォッチドッ
グ回路により動作するスイッチング素子駆動停止回路を
備えるという簡単な構成により、IC化された高価な専
用回路を用いることなく製造コストの低減を図ることが
でき、且つ制御ユニットに異常が発生した場合、シリア
ルバス線の切り放しを行って、他の制御ユニット間の通
信を確保することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成図
【図2】第1実施例の要部回路図
【図3】第1実施例の動作チャートを示す図
【図4】本発明の第2実施例の構成図
【図5】第2実施例のフローチャートを示す図
【図6】第2実施例の動作チャートを示す図
【図7】第2実施例の動作チャートを示す図
【図8】第1および第2実施例の車載用電子機器通信装
置における通信メッセージフォーマットを示す図
【図9】本発明の第3実施例の要部回路図
【符号の説明】
1…シリアルバス線 2…制御ユニット 3…電源回路 4…マイコン 5…論理和回路 6…モニター装置 7…故障診断用のパソコン 11…ウォッチドッグ回路 12…モノマルチ P1,P2…出力用のポート P3…入力用のポート Q1,Q2…トランジスタ R1…プルアップ抵抗

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プルアップ抵抗およびスイッチング素子
    により駆動される入出力兼用のシリアルバス線を備え、
    このシリアルバス線に信号の送受信を行う制御ユニット
    を複数接続した車載用電子機器通信装置において、 複数のポートと、 これらポートの出力状態が所定の状態にある時のみ前記
    スイッチング素子を駆動させる論理和回路とを設けたこ
    とを特徴とする車載用電子機器通信装置。
  2. 【請求項2】 プルアップ抵抗およびスイッチング素子
    により駆動される入出力兼用のシリアルバス線を備え、
    このシリアルバス線に信号の送受信を行う制御ユニット
    を複数接続した車載用電子機器通信装置において、 前記制御ユニットからクロックパルスを入力し、且つ制
    御ユニットにリセットパルスを出力するウォッチドッグ
    回路と、 このウォッチドッグ回路が出力するリセットパルスの出
    力周期より長い出力時間を持ち、前記リセットパルスを
    受けて前記スイッチング素子の駆動を停止させるスイッ
    チング素子駆動停止回路とを具備していることを特徴と
    する車載用電子機器通信装置。
  3. 【請求項3】 前記論理和回路と前記スイッチング素子
    駆動停止回路とを、共通の回路により構成したことを特
    徴とする請求項1または2記載の車載用電子機器通信装
    置。
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