JP2603844B2 - フライバックトランス - Google Patents

フライバックトランス

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水平偏向出力回路で発生させたフライバッ
クパルスを昇圧してブラウン管のアノードに加えるフラ
イバックトランスに関し、特に、そのフライバックトラ
ンスの機械的構造に関するものである。
〔従来の技術〕
周知のように、テレビジョン受像機やCRTディスプレ
イのブラウン管を駆動する高圧発生部にはフライバック
トランスが配設されている。この種のフライバックトラ
ンスは、コアに低圧コイルと高圧コイルとを巻装してな
るコイル体をコイルケースに収容したものであり、通常
はコイルケース内に絶縁性の注形樹脂が充填され、前記
コイル体は該注形樹脂によって固定されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
近年、テレビジョン受像機やCRTディスプレイの駆動
回路には高圧出力電圧の安定化回路やフライバックトラ
ンスのレアショート等を検知する安全回路等の電気回路
がテレビセット受像機の回路基板に形成され、この回路
基板に対し離れた位置に配設されているフライバックト
ランスと前記電気回路とが配線材を用いて接続されてい
る。
しかしながら、前記電気回路とフライバックトランス
とを距離を隔てて設けると、その両者の配線作業が煩雑
になり、また、配線材の使用量も大きくなるという不都
合がある。
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたも
のであり、その目的は、高圧安定回路等の電気回路部分
をフライバックトランスと一体的に形成して配線作業の
容易化と配線材の節約を達成できる小型のフライバック
トランスを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために次のように構成さ
れている。すなわち、本発明は、コアの挿通孔が形成さ
れているコイルケース内に低圧コイルと高圧コイルとを
嵌合したコイル体が絶縁性の注形樹脂によって埋没固定
され、コイルケースの前記挿通孔とコイル体のボビン中
心孔を通してコアが挿通配設されているフライバックト
ランスにおいて、前記コイルケースは一端側が開口さ
れ、他端側はコアの挿通孔部を有する端面壁により閉鎖
された筒形状となっており、このコイルケースの挿通孔
部にコイル体のボビンの一端側が気密に嵌合されて、コ
イルケースと前記ボビンとによって環状の容器体に形成
され、コイルケースの外周壁部には外側に張り出す回路
収容保持室がコイルケースの開口側を開口させて形成さ
れ、この回路収容保持室とコイルケース内はその間のコ
イルケースの外周壁を区画壁として区画され、この区画
壁の端面には凹状の段差凹溝が形成されており、一方、
回路収容保持室には電気回路が形成されている回路形成
体が収容保持されており、この収容保持状態で回路収容
保持室の開口側の回路形成体の一端側にはコイルケース
側に突き出す突出片が設けられ、この突出片の先端側に
は回路接続部が形成され、突出片は回路収容保持室から
前記区画壁の段差凹溝を通してコイルケース内の前記低
圧、高圧両コイルの近傍対向位置に突き出され、突出片
先端側の回路接続部で低圧、高圧両コイルと回路形成体
の電気回路とが配線接続されていることを特徴として構
成されている。
〔作用〕
上記のように構成されている本発明では、低圧コイル
の外側に高圧コイルを嵌め込む際に、回路形成体の電気
回路と両コイルとの接続が行われる。そして、この接続
完了後に両コイルをコイルケースに挿入し、低圧コイル
のボビンをコイルケースの挿通孔部に気密に嵌合すれ
ば、コイルケースは一端閉鎖の環状の容器体となる。一
方、回路形成体はコイルケースの外周部に設けた回路収
容保持室内に収容保持される。
この回路形成体の収容保持と前記両コイルのコイルケ
ース内への収容とが行われた後に、環状容器体となって
いるコイルケース内に注形樹脂が注入され、両コイルは
該注形樹脂に埋没状態となって固定される。このよう
に、本発明のフライバックトランスは低圧、高圧の両コ
イルと回路形成体とがユニット化された状態で小型に一
体形成されるのである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第
1図〜第3図には本発明に係るフライバックトランスの
第1の実施例が示されている。
第1図において、コイルケース1は、筒壁2と、この
筒壁2の一端側に設けられた端面壁3とによって筒状に
形成され、端面壁3の中央部には挿通孔部4が形成され
ている。この挿通孔部4は端面壁の中央部を内側に曲げ
て形成した嵌合壁5と、この嵌合壁5の端面を開口して
形成した挿通孔6とからなる。そして、コイルケース1
にはコイル体7が収容される。
このコイル体7は低圧コイル8の外側に高圧コイル10
を嵌合したものである。低圧コイル8は低圧ボビン11の
巻胴の外周に巻線をセクション巻きすることによって形
成されており、高圧コイル10は高圧ボビン29の巻胴の外
周に巻線を巻回することによって形成されている。
前記コイル体7をコイルケース1へ収容するに際し、
コイル体ボビンとしての低圧ボビン11の一端部は前記挿
通孔部4の嵌合壁5に気密に嵌合されるものであり、こ
の嵌合によってコイルケース1内は筒壁2と、端面壁3
と、低圧ボビン11の周壁とによって外部と隔絶される。
つまり、コイルケース1は低圧ボビン11が嵌合されるこ
とによって環状に容器体になる。この場合、嵌合壁5と
低圧ボビン11とを直接嵌め合わせただけでは前記気密隔
絶が完全に図れない場合には、両者5,11間にパッキンを
介設するとか、あるいは両者5,11の嵌合部を例えば接着
材等により目張りする等の工夫を施し、コイルケース1
内を外部と気密隔絶することになる。
一方、前記コイルケース1の開口端側の筒壁2には第
1図および第3図に示すよに、段差凹溝12が設けられて
いる。この段差凹溝12の深さhは低圧ボビン11の鍔位置
よりも浅く、溝底面は低圧ボビン11の鍔位置の手前側
(開口端側)になるようにしている。また、低圧ボビン
11の中心孔にはコ字形状をした2個のコア13,14の脚部1
3a,14aが互いに突き合わさった格好で挿通されている。
このコア13,14の端面には溝9が形成されており(第2
図)、コア13,14を跨いだ格好でばね弾性を有する金具1
5が溝9に嵌合され、両コア13,14は一体的に結合されて
いる。これらコア13,14の装着状態で、コア14の底部16
は前記段差凹溝12に嵌まり込んでおり、底部16の底面が
コイルケース1の開口端面から突出しないようにしてい
る。
また、コイルケース1の外周壁にはコア13,14の脚部1
3b,14bの両側に外に向けて張り出す回路収容保持室17a,
17bが例えば射出成形等により一体的に形成されてい
る。この回路収容保持室17a,17bはコイルケース1内と
核コイルケース1の外周壁を区画壁37として区画されて
いる。この各回路収容保持室17a,17bに回路形成体18a,1
8bが収容保持されている。この回路形成体18a,18bは高
圧安定回路等の適宜の電気回路が形成されるもので、そ
の形態として、ハイブリッドICやモノシリックIC等、各
種の形態が考えられるが、本実施例ではプリント基板に
よって回路形成体18a,18bを構成している。
このプリント基板18a,18bを回路収容保持室17a,17bに
収容保持する手段として、例えば、回路収容保持室17a,
17bにスライド溝を設け、このスライド溝にプリント基
板18a,18bを嵌め込んで固定する形式のもの、あるい
は、回路収容保持室17a,17bとプリント基板18a,18bの一
方側には凹部を、他方側には凸部を、それぞれ設け、こ
の凸部と凹部の弾性的な嵌合によって固定する形式のも
の、その他様々の手法が考えられ、それらの適宜の保持
手段が仕様に応じ選択されることになる。
また、コイルケース1の外周壁の任意の位置には、フ
ォーカスパック32(第4図)を保持するパック保持部
(図示せず)が一体形成され、フォーカスパック32をそ
のパック保持部に保持している。
ところで、前記プリント基板18a,18bの一端側(回路
収容保持室17a,17bの開口端側)には段差凹部溝12を挿
通して低圧および高圧の両コイル8,10に対向する突出片
20が設けられ、この突出片20の先端側にはプリント基板
18a,18bの電気回路と低圧、高圧両コイル8,10とを結線
する接続部19が形成されている。
前記コイルケース1内にコイル体7を収容した状態
で、該コイルケース1内に絶縁性の注形樹脂21が充填さ
れ、コイル体7はこの注形樹脂21内に埋没状態で固定さ
れる。
なお、図中22はフライバックトランスを他の回路に接
続する端子ピンを示している。
本第1の実施例は上記のように構成されており、以
下、そのフライバックトランスの組み立て例について説
明する。
まず、低圧コイル8の外側に高圧コイル10を嵌合して
コイル体7を形成する。この状態で、低圧、高圧両コイ
ル8,10とプリント基板18に形成されている電気回路との
結線を接続部19を利用して行う。そして、コイル8,10の
周辺部において必要な回路接続、例えば、第1図に示す
ように、高圧整流ダイオード23と高圧コイル10との接
続、も同時に行われる。
接続作業が完了した後、コイル体7はコイルケース1
内に収容され、プリント基板18a,18bは対応する回路収
容保持室17a,17bに装着される。前記コイル体7の収容
に際し、低圧ボビン11の挿入先端部は、挿通孔部4の嵌
合壁5に気密に嵌め込まれる。この気密嵌め込みによ
り、コイルケース1内は、前述したように、筒状の容器
体となり、コイルケース1の開口端側を上にして注形樹
脂21を段差凹溝12の近傍位置(図のH面)まで注入すれ
ば、コイル体7はこの注形樹脂21内に埋没し、この埋没
状態で、コイル体7はコイルケース1内に固定される。
そして、前記注形樹脂21が固化した後、コア13,14の脚
部13a,14aを両側から低圧ボビン11の中心孔に挿入し、
各部13a,13bと同14a,14bとを突き合わせ、この状態で、
金具15を両コア13,14を跨いだ状態で溝9に嵌め込むこ
とにより、コア13,14は一体的に結合され、第1図に示
すフライバックトランスが組み立てられることになる。
第4図にはCRTディスプレイやテレビジョン受像機に
用いられる高圧発生回路が示されている。この回路は、
水平出力偏向回路25と、フォーカス回路24と、高圧安定
化回路26と、CRTブラウン管27と、フライバックトラン
スの昇圧部28とからなり、このうち、昇圧部28とフォー
カス回路24と、高圧安定化回路26とがコイルケース1に
一体化されるものであり、さらに、このうち高圧安定化
回路26から加算電圧発生コイル30と基準電圧発生コイル
31を除いた高圧安定化回路26の部分がプリント基板18a,
18bに形成される(第1図に図示されていないが、加算
電圧発生コイル30と基準電圧発生コイル31は、通常、脚
部13a,14a側に巻装される)。そして、フォーカス回路2
4はプラスチック製の枠体によってパック化され、この
フォーカスパック32はコイルケース1の外周面に設けた
パック保持部に適宜の手段により着脱自在に装置されて
いる。
この高圧発生回路において、CRTブラウン管27に加え
られる高圧出力電圧EHの電圧降下はフォーカス回路24の
VR1の可変抵抗器によって検出され、この検出電圧は高
圧安定化回路26に加えられる。高圧安定化回路26は積分
回路33によって作り出される鋸歯状波の基準電圧と前記
検出電圧とを比較し、高圧出力電圧EHの降下分に対応す
る幅の矩形信号を駆動トランジスタ34に加える。そし
て、この駆動トランジスタ34の動作に基づき、制御トラ
ンジスタ35は前記矩形波のパルス幅に対応した時間だけ
ゲートを開き、加算電圧発生コイル30で発生した加算電
圧を多倍圧回路36に加える。多倍圧回路36はその制御ト
ランジスタ35のゲートを通って送られてくる加算電圧を
倍圧し、これを高圧コイル10に加える。
したがって、この高圧発生回路によれば、高圧出力電
圧の降下分に対応する電圧が高圧安定化回路26によって
補償され、高圧出力電圧EHの安定化が図られるのであ
る。
前記第4図に示す回路では、昇圧部28と高圧安定化回
路26とを接続するために、端子部P1〜P6に対応させて合
計6本の接続リード線が必要になる。この場合、高圧安
定化回路26を従来例のようにフライバックトランスと分
離してテレビセットの基板に形成する場合は、通常、コ
ネクター付きのリード線を用いて接続することとなりか
なりのコストアップになる。これに対して本実施例に示
すように、高圧安定化回路26をフライバックトランスと
一体型に形成すれば、これらコネクター付きのリード線
が不用になり、大幅にコスト低減が図れる。
また、本第1の実施例によれば、プリント基板18a,18
bをコア13,14の脚部13b,14bの両側に配設している。こ
の脚部13b,14bの両側はもともとデッドゾーンとして有
効利用が図れない領域であり、このデッドゾーンにプリ
ント基板18a,18bを設けることで、デッドゾーンの有効
利用が図れ、プリント基板18a,18bを装着してもフライ
バックトランスが大型化することがなく、したがって、
その分、テレビセット等におけるプリント基板の専有面
積を小さくすることができるという利益が得られる。
さらに、プリント基板の突出片20の先端側と低圧、高
圧両コイル8,10とが近接配置されるものであるから、高
圧安定化回路26と両コイル8,10との接続を最短距離で行
うことができ、これに伴い接続配線材の節約を図ること
ができるとともに、これらの接続はコイルケース1にコ
イル体7を組み込む前に行うことができるから、接続用
のツールを狭い箇所に挿入する面倒もなく、きわめて容
易にその接続作業を行うことができる。
さらに、コイルケース1内に注形樹脂21を注入する場
合に、その注形樹脂21がコイルケース1から外に漏れる
こともないので、プリント基板18a,18bの電気回路に注
形樹脂21を接触させないでコイル体7の固定をすること
が容易になる。
第5図には本発明に係るフライバックトランスの第2
の実施例が前記第1の実施例と同一部材には同一符号を
付して示されている。この第2の実施例が前記第1の実
施例と異なるところは、回路収容保持室17をコイルケー
ス1から突出するコアの脚部13b,14bの片側に形成し、
1枚のプリント基板に高圧安定化回路26等の電気回路を
形成していることである。この第2の実施例では脚部13
b,14bを挟んでプリント基板18の反対側にフォーカスパ
ック32を配設すれば、プリント基板18とフォーカスパッ
ク32がともにいわゆるデッドゾーンに配置されることと
なり、デッドゾーンの有効利用を図ることが可能とな
る。そして、この第2の実施例も前記第1の実施例と同
様な効果を得ることが可能となる。
本発明は、前記第1、第2の各実施例に限定されるこ
とはなく、さまざまな実施の態様を採り得るものであ
る。例えば、上記各実施例では、プリント基板18,18a,1
8bに高圧安定化回路26が形成されているが、これと異な
り、他の種類の回路を形成することも可能である。
なお、上記各実施例において、コイルケース1の筒壁
等に孔をあけ、この孔からリード線を出す必要がある場
合は、この孔の壁面とリード線間にパッキン等を介設
し、注形樹脂21が漏れないようにコイルケース1内の気
密性を保った状態でリード線を前記コイルケース1の孔
から出すことになる。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したように構成したものであるか
ら、コイルケースに回路形成体を一体形成するにもかか
わらず、この回路形成体をコイルケースのいわゆるデッ
ドゾーンに配置することが可能となり、これにより、小
型の一体型フライバックトランスを提供することが可能
となる。
また、回路形成体の突出片は回路収容保持室から段差
凹溝を通してコイルケース内の低圧、高圧両コイルの近
傍対向位置に突き出されるものであるから、突出片の先
端側に設けた回路接続部を利用してこれら両コイルと回
路形成体の電気回路とを短い配線材によって接続できる
ので、配線材の節約を図ることができる。その上、これ
ら両コイルと回路形成体の電気回路との接続をフライバ
ックトランスの組み立て時に行うことができるから、そ
の配線作業も非常に容易となり組み立て作業の効率化を
大幅に図ることが可能となる。また、回路形成体の突出
片は回路収容保持室から区画壁の段差凹溝を通してコイ
ルケース側に入り込むので、突出片がコイルケースの開
口端面から外にはみ出すのを避けることができ、これに
より、フライバックトランスが嵩高になるのを防止でき
る。
さらに、コイルケースは、低圧コイルが組み込まれる
ことにより、コイルケースのコアの挿通孔部にコイル体
のボビンの一端側が気密に嵌合されてボビンがケース内
壁として機能し、環状の容器体となるから、コイルケー
ス自体を環状の容器体に形成するものに比べ、環状の内
壁となるボビンの分の材料節減が図れる。また、このコ
イルケースに注形樹脂を注入してもこれが外に漏れるこ
とがなく、好都合である。
さらに、区画壁に設けた段差凹溝に達しない液面レベ
ルまで注形樹脂をコイルケース内に充填してコイル体を
コイルケース内に埋設するようにすることができ、その
上、回路収容保持室とコイルケース内は前記区画壁によ
って区画されているので、コイルケース内に充填した注
形樹脂が回路収容保持室に入り込むことがない。したが
って、回路形成体の電気回路を注形樹脂と隔絶すること
が容易となり、電気回路の設計および実装の上で非常に
有利となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るフライバックトランスの断面図
(第2図のA−A断面図)、第2図は同フライバックト
ランスを示す平面図、第3図は段差凹溝12部分の詳細
図、第4図は同実施例の回路形成体に形成される電気回
路部分を含む高圧発生回路の回路図、第5図は本発明に
係るフライバックトランスの第2の実施例を示す斜視図
である。 1……コイルケース、2……筒壁、3……端面壁、4…
…挿通孔部、5……嵌合壁、6……挿通孔、7……コイ
ル体、8……低圧コイル、9……溝、10……高圧コイ
ル、11……低圧ボビン、12……段差凹溝、13,14……コ
ア、13a,13b,14a,14b……脚部、15……金具、16……底
部、17,17a,17b……回路収容保持室、18,18a,18b……プ
リント基板(回路形成体)、19……接続部、20……突出
片、21……注形樹脂、22……端子ピン、23……高圧整流
ダイオード、24……フォーカス回路、25……水平出力偏
向回路、26……高圧安定化回路、27……CRTブラウン
管、29……昇圧部、29……高圧ボビン、30……加算電圧
発生コイル、31……基準電圧発生コイル、32……フォー
カスパック、33……積分回路、34……駆動トランジス
タ、35……制御トランジスタ、36……多倍圧回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コアの挿通孔が形成されているコイルケー
    ス内に低圧コイルと高圧コイルとを嵌合したコイル体が
    絶縁性の注形樹脂によって埋没固定され、コイルケース
    の前記挿通孔とコイル体のボビン中心孔を通してコアが
    挿通配設されているフライバックトランスにおいて、前
    記コイルケースは一端側が開口され、他端側はコアの挿
    通孔部を有する端面壁により閉鎖された筒形状となって
    おり、このコイルケースの挿通孔部にコイル体のボビン
    の一端側が気密に嵌合されて、コイルケースと前記ボビ
    ンとによって環状の容器体に形成され、コイルケースの
    外周壁部には外側に張り出す回路収容保持室がコイルケ
    ースの開口側を開口させて形成され、この回路収容保持
    室とコイルケース内はその間のコイルケースの外周壁を
    区画壁として区画され、この区画壁の端面には凹状の段
    差凹溝が形成されており、一方、回路収容保持室には電
    気回路が形成されている回路形成体が収容保持されてお
    り、この収容保持状態で回路収容保持室の開口側の回路
    形成体の一端側にはコイルケース側に突き出す突出片が
    設けられ、この突出片の先端側には回路接続部が形成さ
    れ、突出片は回路収容保持室から前記区画壁の段差凹溝
    を通してコイルケース内の前記低圧、高圧両コイルの近
    傍対向位置に突き出され、突出片先端側の回路接続部で
    低圧、高圧両コイルと回路形成体の電気回路とが配線接
    続されていることを特徴とするフライバックトランス。
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