JP2603834B2 - スピーカの製造方法 - Google Patents
スピーカの製造方法Info
- Publication number
- JP2603834B2 JP2603834B2 JP23296087A JP23296087A JP2603834B2 JP 2603834 B2 JP2603834 B2 JP 2603834B2 JP 23296087 A JP23296087 A JP 23296087A JP 23296087 A JP23296087 A JP 23296087A JP 2603834 B2 JP2603834 B2 JP 2603834B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voice coil
- adhesive
- speaker
- diaphragm
- damper
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はスピーカの製造方法に関するものである。
(従来技術およびその問題点) スピーカの組立に際してはボイスコイルの巻回された
ボイスコイルとダンパと振動板との接着が必須の工程で
あり、必要とされる接着強度を確保しなければならない
が、従来においては簡単で十分な接着強度が得られる有
効な方法がなく、生産性が向上できなかった。
ボイスコイルとダンパと振動板との接着が必須の工程で
あり、必要とされる接着強度を確保しなければならない
が、従来においては簡単で十分な接着強度が得られる有
効な方法がなく、生産性が向上できなかった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記の点に鑑み提案されたものであり、その
目的とするところは、接着工程を簡単にして生産性を高
めることのできるスピーカの製造方法を提供することに
ある。
目的とするところは、接着工程を簡単にして生産性を高
めることのできるスピーカの製造方法を提供することに
ある。
本発明は上記の目的を達成するため、スピーカ背面に
向かって先細りとなるテーパ状の接着部を有するダンパ
の開口部にボイスコイルの巻回されたボイスコイルボビ
ンを挿入する工程と、前記ボイスコイルボビンと前記接
着部の重合部に接着剤を滴下する工程と、振動板を回転
させながら振動板開口部端部を前記重合部に押し付ける
工程とを備えてなることを特徴としたスピーカの製造方
法を要旨としている。
向かって先細りとなるテーパ状の接着部を有するダンパ
の開口部にボイスコイルの巻回されたボイスコイルボビ
ンを挿入する工程と、前記ボイスコイルボビンと前記接
着部の重合部に接着剤を滴下する工程と、振動板を回転
させながら振動板開口部端部を前記重合部に押し付ける
工程とを備えてなることを特徴としたスピーカの製造方
法を要旨としている。
(作用) 本発明のスピーカの製造方法にあっては、ダンパに設
けられたテーパ状の接着部を利用し、この接着部にボイ
スコイルボビンを重合して接着剤を滴下し、そこに振動
板を回転させながら押し付けるようにしているので、簡
単な工程でありながら、十分な接着が行えるものであ
る。
けられたテーパ状の接着部を利用し、この接着部にボイ
スコイルボビンを重合して接着剤を滴下し、そこに振動
板を回転させながら押し付けるようにしているので、簡
単な工程でありながら、十分な接着が行えるものであ
る。
(実施例) 以下、実施例を示す図面に沿って本発明を詳述する。
第1図ないし第3図は本発明のスピーカの製造方法の
工程を示す図である。なお、ダンパ3,振動板5について
は端面図で示してある。しかして、工程は次のようにな
る。
工程を示す図である。なお、ダンパ3,振動板5について
は端面図で示してある。しかして、工程は次のようにな
る。
先ず、第1図に示すように、スピーカ背面に向かって
先細りとなるテーパ状の接着部3bを有するダンパ3の開
口部3aにボイスコイル2の巻回されたボイスコイルボビ
ン1を挿入する。ここで、ボイスコイルボビン1の挿入
は、既に組み立てられている下方の磁気回路(図示せ
ず)のポールに対して一定の距離を保つための治具を用
いて行われる。なお、ダンパ3の接着部3bの内径はボイ
スコイルボビン1の外径とほぼ等しくなっている。
先細りとなるテーパ状の接着部3bを有するダンパ3の開
口部3aにボイスコイル2の巻回されたボイスコイルボビ
ン1を挿入する。ここで、ボイスコイルボビン1の挿入
は、既に組み立てられている下方の磁気回路(図示せ
ず)のポールに対して一定の距離を保つための治具を用
いて行われる。なお、ダンパ3の接着部3bの内径はボイ
スコイルボビン1の外径とほぼ等しくなっている。
次いで、第2図に示すように、ボイスコイルボビン1
と接着部3bの重合部に接着剤4を滴下する。なお、接着
剤4の滴下は円環状の重合部全体に均一に行われる。
と接着部3bの重合部に接着剤4を滴下する。なお、接着
剤4の滴下は円環状の重合部全体に均一に行われる。
次いで、第3図に示すように、振動板5を20〜30度に
わたって左右に回転させながら開口部端部5aを重合部に
押し付ける。この工程によりボイスコイルボビン1とダ
ンパ3と振動板5との間に接着剤4が十分浸透し、その
後に乾燥することにより十分な接着強度が得られる。
わたって左右に回転させながら開口部端部5aを重合部に
押し付ける。この工程によりボイスコイルボビン1とダ
ンパ3と振動板5との間に接着剤4が十分浸透し、その
後に乾燥することにより十分な接着強度が得られる。
(発明の効果) 以上のように本発明のスピーカの製造方法にあって
は、スピーカ背面に向かって先細りとなるテーパ状の接
着部を有するダンパの開口部にボイスコイルの巻回され
たボイスコイルボビンを挿入する工程と、前記ボイスコ
イルボビンと前記接着部の重合部に接着剤を滴下する工
程と、振動板を回転させながら振動板開口部端部を前記
重合部に押し付ける工程とを備えているので、ボイスコ
イルボビンとダンパと振動板との間に接着剤が十分浸透
し、簡単な工程でありながら十分な接着強度が得られ、
生産性を高めることができる効果がある。
は、スピーカ背面に向かって先細りとなるテーパ状の接
着部を有するダンパの開口部にボイスコイルの巻回され
たボイスコイルボビンを挿入する工程と、前記ボイスコ
イルボビンと前記接着部の重合部に接着剤を滴下する工
程と、振動板を回転させながら振動板開口部端部を前記
重合部に押し付ける工程とを備えているので、ボイスコ
イルボビンとダンパと振動板との間に接着剤が十分浸透
し、簡単な工程でありながら十分な接着強度が得られ、
生産性を高めることができる効果がある。
第1図ないし第3図は本発明のスピーカの製造方法の工
程を示す図である。 1……ボイスコイルボビン、2……ボイスコイル、3…
…ダンパ、3a……開口部、3b……接着部、4……接着
剤、5……振動板、5a……開口部端部
程を示す図である。 1……ボイスコイルボビン、2……ボイスコイル、3…
…ダンパ、3a……開口部、3b……接着部、4……接着
剤、5……振動板、5a……開口部端部
Claims (1)
- 【請求項1】スピーカ背面に向かって先細りとなるテー
パ状の接着部を有するダンパの開口部にボイスコイルの
巻回されたボイスコイルボビンを挿入する工程と、前記
ボイスコイルボビンと前記接着部の重合部に接着剤を滴
下する工程と、振動板を回転させながら振動板開口部端
部を前記重合部に押し付ける工程とを備えてなることを
特徴としたスピーカの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23296087A JP2603834B2 (ja) | 1987-09-16 | 1987-09-16 | スピーカの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23296087A JP2603834B2 (ja) | 1987-09-16 | 1987-09-16 | スピーカの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6474897A JPS6474897A (en) | 1989-03-20 |
JP2603834B2 true JP2603834B2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=16947567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23296087A Expired - Lifetime JP2603834B2 (ja) | 1987-09-16 | 1987-09-16 | スピーカの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603834B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19827793A1 (de) * | 1998-06-23 | 1999-12-30 | Harman Audio Electronic Sys | Schwingspulenanordnung und Verfahren zu ihrer Herstellung |
-
1987
- 1987-09-16 JP JP23296087A patent/JP2603834B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6474897A (en) | 1989-03-20 |
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Legal Events
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