JP2593982B2 - スピーカの製造方法 - Google Patents

スピーカの製造方法

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JP2593982B2
JP2593982B2 JP3274722A JP27472291A JP2593982B2 JP 2593982 B2 JP2593982 B2 JP 2593982B2 JP 3274722 A JP3274722 A JP 3274722A JP 27472291 A JP27472291 A JP 27472291A JP 2593982 B2 JP2593982 B2 JP 2593982B2
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義幸 掃部
▲いく▼男 三束
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、外磁型磁気回路を有
するスピーカの製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】図5は、従来の外磁型磁気回路を有する
スピーカの一例である。図5において、21がマグネッ
ト、22がヨーク、23がポールピース、24がプレー
トである。ヨーク22にマグネット21が積層されて固
着され、マグネット21にプレート24が積層されて固
着される。ヨーク22にポールピース23が固着され
る。これらマグネット21、ヨーク22、ポールピース
23、プレート24により、外磁型の磁気回路が構成さ
れる。 【0003】マグネット21からの磁束がプレート24
及びヨーク22を介してポールピース23に供給され、
プレート24とポールピース23とが対向する間隙に磁
気ギャップが形成される。この磁気ギャップに、ボイス
コイルボビン26に巻回されたボイスコイル27が挿入
される。 【0004】ボイスコイルボビン26が振動板28に取
り付けられる。フレーム25がプレート24に固着さ
れ、フレーム25の周縁部に振動板28のエッジ29が
取り付けられる。ボイスコイルボビン26上にキャップ
30が取り付けられる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上述の従来の外磁型磁
気回路のスピーカは、フレーム25をプレート24に接
着剤を用いて接着するか、或いはスポット溶接によりフ
レーム25をプレート24に溶接することにより、フレ
ーム25とプレート24との固着がなされていた。しか
し、接着剤を用いた固着は、精度を高くすることや取り
付けを確実に行うことが難しく、また、作業工数がかさ
み、生産性が良くないものであった。また、スポット溶
接による固着では、生産性が悪い上に、このスポット溶
接により金属粉が発生し、この金属粉がとび散って磁気
回路に付着するという問題があった。 【0006】したがってこの発明の目的は、作業工数が
少なく、生産性が高く、然も、フレームとプレートとが
高い精度で確実に固着されたスピーカを提供することに
ある。 【0007】この発明の他の目的は、組立て時に金属粉
が散乱し、この金属粉が磁気回路に付着することがない
スピーカを提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】この発明は、外磁型磁気
回路の一部をなすリング状のプレートとプレートが固定
される固定部が設けられて略円錐台状に形成され、固定
部の中央に開口を形成したフレームとを備え、フレーム
の固定部にプレートを載置した状態でフレームの開口を
囲む周縁部及びフレームのプレートの外周と対向する対
向部を折曲することによってプレートをフレームに固定
したことを特徴とするスピーカである。 【0009】 【作用】プレート4とフレーム5とがプレート4の内周
及び外周をフレーム5でかしめることにより固着される
ので、組立て精度が高いと共に、作業工数が削減され、
生産性を向上することができる。 【0010】 【実施例】この発明の一実施例について、以下、図面を
参照して説明する。図1において、1がマグネット、2
がヨーク、3がポールピース、4がプレート、5がフレ
ームである。ディスク状のヨーク2にリング状のマグネ
ット1が例えば接着剤により積層され固着される。リン
グ状のプレート4の内周及び外周がフレーム5によりか
しめられて固着され、プレート4に固着されたフレーム
5がマグネット1に積層され、例えば接着剤により、固
着される。ヨーク2の中央部にポールピース3が固着さ
れる。 【0011】マグネット1からの磁束は、ヨーク2を介
してポールピース3に供給されると共に、フレーム5及
びプレート4に供給される。ポールピース3とプレート
4に固着されたフレーム5の内周とが対向する間に磁気
ギャップが形成され、この磁気ギャップにボイスコイル
ボビン6に巻回されたボイスコイル7が挿入される。 【0012】ボイスコイルボビン6が振動板8に取り付
けられる。振動板8のエッジ9がフレーム5の周縁部に
固着される。ボイスコイルボビン6上にキャップ10が
取り付けられる。 【0013】プレート4とフレーム5とを前述のように
かしめて固着するために、図2及び図3に示す組立て治
具が用いられる。図2及び図3において、11及び12
がこの組立治具を構成する金型である。金型11には、
平面部13が形成されている。金型12には、リング状
のプレート4の内周及び外周にフレーム5が固着された
形状に対応して、プレート4の内周及び外周の夫々にフ
レーム5の厚み分を加えた形状でプレート4の厚みとフ
レーム5の厚みとを加えた深さの凹部14が形成されて
いる。プレート4の厚みは例えば1.6mmでフレーム
5の厚みは例えば0.5mmである。 【0014】金型11と金型12とが、金型11の平面
部13が形成されている面と、金型12の凹部14が形
成されている面とが平行して対向するように配設され
る。図示せずも、金型11及び金型12には加圧機構が
設けられ、金型11及び金型12は矢印A及びBで示す
ように、金型11及び金型12が平行に対向した状態で
移動する。 【0015】このように配設された金型11と金型12
とが対向する間に、図2に示すように、フレーム5にプ
レート4が載置されて挿入される。フレーム5の中心部
には、リング状のプレート4の開口15より略プレート
4の厚み分だけ小さい径の開口16が形成されている。
フレーム5及びプレート4が金型11及び金型12の間
に挿入されると、金型11及び12が矢印A及びBに示
す方向に夫々移動し、フレーム5及びプレート4が、図
3に示すように、金型12の凹部14に圧入される。 【0016】このようにフレーム5及びプレート4が金
型12の凹部14に圧入されることで、フレーム5の開
口16の周縁部が内側に折り曲げられ、プレート4の内
周15に圧着されてかしめられると共に、フレーム5の
プレート4の外周と対向する部分18がプレート4の外
周17に圧着されてかしめられ、フレーム5とプレート
4とが固着される。 【0017】内周及び外周がフレーム5によりかしめら
れて固着されたプレート4は、図4に示すように、治具
19を用いてマグネット1上に積層され固着される。治
具19は、ポールピース3とプレート4に固着されたフ
レーム5の内周とが対向する間に形成される磁気ギャッ
プを一定のものとするための治具で、この治具19の厚
みは形成されるこの磁気ギャップの大きさに対応してい
る。この治具19をポールピース3とフレーム5の内周
との間に介在させることにより、ポールピース3の周囲
とフレーム5の内周との間が常に一定に保たれ、磁気ギ
ャップが一定のものに定められる。 【0018】 【発明の効果】この発明によれば、プレート4とフレー
ム5とがプレート4の内周及び外周をフレーム5でかし
めることにより固着されるので、組立て精度が高いと共
に、作業工数が削減され、生産性を向上することができ
る。また、スポット溶接による固着が行われていないの
で、金属粉が散乱し、磁気回路に金属粉が付着すること
がない。更に、フレーム5に固着されたプレート4が治
具19を用いてマグネット1に固着されるので、磁気ギ
ャップを常に一定のものとすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施例の断面図である。 【図2】この発明の一実施例におけるプレートとフレー
ムとの固着の説明に用いる断面図である。 【図3】この発明の一実施例におけるプレートとフレー
ムとの固着の説明に用いる断面図である。 【図4】この発明の一実施例の組立ての説明に用いる断
面図である。 【図5】従来の外磁型磁気回路を有するスピーカの断面
図である。 【符号の説明】 1,21 マグネット 2,22 ヨーク 3,23 ポールピース 4,24 プレート 5,25 フレーム 8,28 振動板 11,12 金型

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】略円錐台状のフレームの径小部に外磁型磁気回路の一部
    をなすリング状のプレートを載置する平面部を設け、 この平面部の中心に上記リング状のプレートの開口より
    直径の小さい透孔を設け、 上記プレートの内周及び外周に上記フレームが固着され
    た形状に対応し、上記プレートの内周及び外周の夫々に
    上記フレームの厚み分を加えた幅になるように選定され
    た幅を有する凹部が形成された金型上に、上記プレート
    が上記平面部に載置された上記フレームを配設した後に
    加圧し、上記フレームの平面部に上記リング状のプレー
    トの全周に亘り且つこのプレートの内周と外周に対向し
    て折曲げて内周壁と外周壁を設け、 断面形状がこの折曲げられた内周壁と外周壁及び上記平
    面部とで略コ字状に形成して上記フレームのコ字状部分
    に上記プレートを圧入 固定するようにしたことを特徴と
    するスピーカの製造方法。
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