JP2011091505A - スピーカ及びその組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造時の手間を軽減し製造の歩留まりを向上させることができる、簡単な構成のスピーカを提供する。
【解決手段】 底壁5の中央に磁石部材11,12を配置する磁石配置部7とその外径側に端子板13を配置可能な外周部8が設けられ、磁性体で構成されたフレーム2と、中央に前記磁石部材11,12を挿通させる磁石挿通孔16を有し、前記外周部8の上方に対向配置し前記フレーム2を介して磁気的に前記磁石部材11,12と接続したヨークプレート15と、前記磁石部材11,12とヨークプレート15の間に形成される磁気ギャップに可動的に配置されたボイスコイル14と、前記ボイスコイル14を支持し、前記ヨークプレート15の上方に配置される振動板4と、を備え、前記ボイスコイル14の引出線14aを前記ヨークプレート15と外周部8との間の隙間8bを通して前記端子板13に接続するように取り回した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、スピーカに関し、特に、例えばカーナビゲーションシステムやガス漏れ警報器など比較的小型の電子機器に用いられるスピーカ及びその組立に用いる治具及びスピーカの組立方法に関する。
近年、カーナビゲーション機器やガス漏れ警報器など小型の電子機器が動作確認や動作手順などを発声するように構成されているものが多くなってきている。このようなしゃべる電子機器には、小型のスピーカが搭載されており、電子機器の制御部からの信号により発声する。図9は、小型の電子機器に使用される従来のスピーカの構成を示す断面図である。
図9に示す従来のスピーカ100は、有底容器形状の磁性体で作成されたヨーク101内に円板状の磁石102を配置し、磁石の上面にポールピース103を配置する。ポールピース103とヨーク101の側壁101aによって形成された磁気ギャップの間には、ボイスコイル104が配置される。ボイスコイル104は、振動板105の背面側に接着剤105aで固定されている。振動板105の外周縁部分が、上記ヨーク101を収納したケース106に固定され、ボイスコイル104が上記磁気ギャップ内に収まるように位置あわせされている。
また、ボイスコイル104の引出線104aは、振動板105の背面に沿って引き回され、ケースの側壁106aと振動板105との間を通ってケース106の裏面側に引き回され、ケース106の裏面に設けられた端子板107に接続される。
このような構成のスピーカは、例えば特許第3098127号公報(特許文献1)などに開示されている。特許文献1に開示のスピーカは、フレームを、振動板を保持する第1のフレームと磁石を保持する第2のフレームの2つに分け、振動板に固定されているボイスコイルの引出線を振動板に沿わせずに2つのフレームの接続部分を通して外部に引き出した構成のスピーカである。
特許第3098127号公報 特開2008−263418号公報
このような構成のスピーカは、ボイスコイル105とヨーク101との位置合わせのほか、ボイスコイル104の引出線104aの取り回しの手間が大きく、製造のために多数の工程を必要とするものであった。そのため、引出線104aに応力が加わり、品質上の劣化問題が生じ、さらにその工程数の多さによる歩留まり率の低下という問題があった。
特開2008−263418号公報(特許文献2)は、ボイスコイルを振動板の背面側ではなく正面側に設ける構成のスピーカを開示している。この構成のスピーカは、ボイスコイルの引出線の取り回しがスピーカの外側で行なうことができるため、引出線の取り回しの手間は軽減できる。しかし、磁気ギャップにボイスコイルと振動板とを配置することになるため、磁気ギャップを広く構成する必要があり、その結果、高出力が得られにくいという問題があった。
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、製造時の手間を軽減し製造の歩留まりを向上させることができる、簡単な構成のスピーカ及びその組立に用いる治具及び組立方法を提供することである。
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成のスピーカを提供する。
本発明の第1態様によれば、中央に磁石部材を配置する磁石配置部と前記磁石配置部の外径側に端子板を配置可能な外周部が設けられた底壁を備えた、磁性体で構成されたフレームと、
中央に前記磁石部材を挿通させる磁石挿通孔を有し、前記外周部の上方に対向配置し前記フレームを介して磁気的に前記磁石部材と接続したヨークプレートと、
前記磁石部材とヨークプレートの間に形成される磁気ギャップに可動的に配置されたボイスコイルと、
前記ボイスコイルを支持し、前記ヨークプレートの上方に配置される振動板と、を備え、
前記ボイスコイルの引出線を前記ヨークプレートと外周部との間の隙間を通して前記端子板に接続するように取り回したことを特徴とする、スピーカを提供する。
本発明の第2態様によれば、前記フレームは、底面の周囲に立設された側壁を有し、前記ヨークプレートは前記フレームの側壁に固定されることを特徴とする第1態様のスピーカを提供する。
本発明の第3態様によれば、前記端子板は前記外周部の前記ヨークプレートと対向する面に設けられたことを特徴とする、第1又は第2態様のスピーカを提供する。
本発明の第4態様によれば、前記フレーム底壁は、前記磁石配置部が前記外周部に対して前記ボイスコイル側に突出するように段差構造に構成されていることを特徴とする、第1から第3態様のいずれか1つのスピーカを提供する。
本発明の第5態様によれば、前記磁石部材は、マグネットと前記マグネットの上面に設けられたポールピースを備え、
前記ヨークプレート及びフレームは、前記ポールピースと同じ材料で同じ厚みに構成されていることを特徴とする、第1から第4態様のいずれか1つのスピーカを提供する。
本発明の第6態様によれば、前記ヨークプレートに、貫通孔を設けたことを特徴とする、第1から第5態様のいずれか1つのスピーカを提供する。
本発明の第7態様によれば、前記貫通孔は、前記ボイスコイルの引出線の状態を確認するための確認窓用孔であることを特徴とする、第6態様のスピーカを提供する。
本発明の第8態様によれば、前記貫通孔は、前記端子板に対向する位置に設けられた、接触防止孔であることを特徴とする、第6又は第7態様のスピーカを提供する。
本発明の第9態様によれば、前記外周部の磁石配置部との境界部分に、組立治具との位置決めをするための位置決め孔が設けられていることを特徴とする、第1から第8態様のいずれか1つのスピーカを提供する。
本発明の第10態様によれば、第9態様のスピーカの組立時に前記位置決め孔に挿入される挿入部を備える、前記スピーカ組み立て用の治具であって、
前記挿入部は、その上面が組立時に前記ボイスコイルを仮位置決めするためのコイル載置部を備えることを特徴とする、スピーカ組立治具を提供する。
本発明の第11態様によれば、中央に磁石配置部と前記磁石配置部の外径側の外周部を有し前記磁石配置部の周囲に位置決め孔が設けられた底壁と底面の周囲に立設された側壁を有するフレームを、前記位置決め孔に挿入する挿入部を有する組立治具に設置し、
磁石部材を前記フレームの磁石配置部に、端子板を外周部にそれぞれ配置し、
前記組立治具の挿入部の上面にボイスコイルを載置し、
前記ボイスコイルの引出線を前記端子板に接着し、
中央に前記磁石部材を挿通させる磁石挿通孔を有するヨークプレートを、前記磁石部材が前記磁石挿通孔内に収まるように前記フレームの側壁に配置し、
振動板に接着剤を塗布して前記ヨークプレートの上側に配置し、前記組立治具の上面に位置決めされているボイスコイルと前記振動板を接着する、
ことを特徴とする、スピーカの組立方法を提供する。
本発明の第12態様によれば、ボイスコイルは、引出線が設けられている側が前記挿入部の上面に位置するように載置されることを特徴とする、第11態様のスピーカの組立方法を提供する。
本発明によれば、フレームの底壁が、磁石部材が配置される部位の周囲に外周部を有し、当該外周部に端子板を配置することができるため、ボイスコイルからの引出線をフレーム内を通して取り回しすることができるため、ボイスコイルと端子板の接続を容易にすることができる。また、外周部の上方に配置されるヨークプレートによって磁気ギャップを形成することができ、磁石部材、端子板、ヨークプレート、ボイスコイルの接着剤の乾燥工程を一度に行なうことができ、製造の手間を軽減することができる。
本発明の第2態様によれば、側壁にヨークプレートと振動板とを固定することができるため、フレーム内に各部材を順次配置することでスピーカの組立を行なうことができる。したがって、製造の手間を軽減することができ、簡単な構成とすることができる。
本発明の第3態様によれば、フレーム内に端子板を配置することができるため、外部にボイスコイルの引出線が露出することがなく、外力によるボイスコイル及び端子板との接触破損を生じさせることがない。また、外部からは端子板が見えないため、外観性を高めることができる。
本発明の第4態様によれば、磁石部材の設置位置を高くすることで、振動板の振動に伴うボイスコイルの動作スペースを確保することができる。
本発明の第5態様によれば、ポールピースはヨークプレートの磁気性能を同じにして磁気ギャップ間に展開される磁力の均一性が保たれる。また、ポールピースはヨークプレートの磁石挿通孔形成時の打ち抜き片をそのまま使用することができ、材料の供取りができることから、製造コストを抑えることができる。
本発明の第6態様によれば、ヨークプレートに貫通孔を設けることでスピーカの軽量化や音孔を形成することができる。さらに、組立後のボイスコイルの引出線の状態を外部から確認し、また、端子板の上方に設けることで端子板とヨークプレートとの接触を防止して、スピーカを薄型化することができる。
本発明の第9態様及び第10態様によれば、外周部の磁石配置部との境界部分はボイスコイルの直下に位置することになるため、組立治具の挿入部の上にコイルを配置することで組立を容易にすることができる。また、挿入部の上面にコイル載置部を設けることで組立時にコイルが脱落しないようにすることができる。また、組立治具の挿入部の間に囲まれた空間は磁石部材の配置箇所となるため、組立治具の挿入部材を磁石の位置決めとしても使用することができる。
本発明の実施形態にかかるスピーカの外観構成を示す斜視図である。 図1のスピーカの一部断面斜視図である。 図1のスピーカの構成を模式的に示す断面図である。 図1のスピーカの組立分解斜視図である。 図1のスピーカの組み立てに用いる組立治具の斜視図である。 図5の治具を用いた組み立て状態における図1のスピーカの一部断面分解斜視図である。 図1のスピーカの組み立て工程を示すフローチャートである。 変形例にかかるスピーカの構成を模式的に示す断面図である。 従来のスピーカ構成を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るスピーカについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかるスピーカの外観構成を示す斜視図である。本発明のスピーカ1は、小型の電子機器、例えば、カーナビゲーションシステムやガス漏れ警報器などに組み込まれて用いられるスピーカである。
スピーカ1は、筐体としての有底円筒形のフレーム2を備え、フレーム2の開口部分に振動板4が設けられている。振動板4は、フレーム2内に内蔵される磁気回路にリード線3から電気信号が送られることにより振動して発声する。
振動板4は合成樹脂で作成されており、本実施形態では透明なポリイミド樹脂が用いられている。
図2は、図1のスピーカの一部断面斜視図である。図3は、図1のスピーカの構成を模式的に示す断面図である。図4は、図1のスピーカの一部断面組立分解斜視図である。なお、図4は、各部材を一部断面として記載しているが、リード線3を除く他の部材は、それぞれ断面を対称とする形状を有している。
本実施形態にかかるスピーカ1は、各図に示すように、フレーム2の内部に磁気回路を構成する各種部材が組み込まれている。
フレーム2に組み込まれる各種部材は、マグネット11,ポールピース12,端子板13,ボイスコイル14,ヨークプレート15である。また、フレーム2の背面には底プレート17が設けられる。
フレーム2は、底壁5と側壁6を有する有底容器形状の部材であり、磁性体材料で構成されている。本実施形態では、厚さ0.6mmの鉄鋼が用いられる。
フレームの底壁5は、中央に磁石を配置する磁石配置部7が形成され、その周囲に外周部8が形成される。磁石配置部7は、外周部8に対して高くなるように設けられている。外周部8には、端子板13が配置される。底壁5の磁石配置部7と外周部8との間には治具挿入孔9が設けられている。
側壁6は、周囲を折り曲げることによって、底壁5から図示上側に立ち上がって設けられている。側壁6の中間部分には、後述するヨークプレート15を取り付けるための平坦部10が設けられている。
マグネット11は、円板形状の永久磁石であり、本実施形態では直径9mm、厚み1.4mmのものが用いられている。マグネットの種類は、特に限定されるものではなく、アルニコ磁石、フェライト磁石、ネオジム磁石、サマリウムコバルト磁石などが用いられる。マグネット11は、フレーム2の磁石配置部7に接着剤により固定される。
マグネット11の上面には、ポールピース12が接着される。ポールピース12は、マグネット11と同じ径を有する金属製の円板で構成され、本実施形態では厚みは0.8mmのものが用いられている。マグネット11とポールピース12は、本発明の磁石部材を構成する。
フレーム2の外周部8に設けられる端子板13は、ボイスコイル14の引出線14aとリード線3が半田付けにより固定される。
フレームの側壁6の平坦部10には、ヨークプレート15が固定される。ヨークプレート15は、リング状の金属板である。ヨークプレート15の中心に設けられる磁石挿入孔16は、マグネット11及びポールピース12の径よりも若干大きく構成されている。
ヨークプレート15は、図3に示すように、フレーム側壁6の平坦部からフレーム底壁5に平行となるように設けられる。ヨークプレート15の中央の磁石挿入孔16には、マグネット11及びポールピース12が位置する。すなわち、ヨークプレート15は、フレーム底壁5の外周部8の上方に離間した状態で配置される。
ヨークプレートには、貫通孔18が設けられている。当該貫通孔18は、組立後にボイスコイルの引出線14aの状態を確認するための確認窓とすることができ、また、端子板13の上方に設けることにより、端子板13とヨークプレート15が接触しないようにするために用いられる。また、振動板4を透明な材料で作成することにより、組立後においても品質確認をすることができ、製品の信頼性が向上する。
ヨークプレート15及びポールピース12は同じ材質で同じ厚みに構成されており、ヨークプレート15の製造時に磁石挿入孔16を打ち抜いた打ち抜き片を用いてポールピース12を作成する。これにより、供取りによる材料の効率的な利用ができ、さらにマグネット11の磁力の均一性が保たれる。
ヨークプレート15とマグネット11及びポールピース12の間に形成された磁気ギャップには円形状のボイスコイル14が配置される。ボイスコイル14は、絶縁導線を何重にも巻回して円筒状に形成されており、一端から引出線14aが引き出されている。ボイスコイル14は、振動板4の背面側に接着剤14bによって接着され支持されている。
ボイスコイル14の引出線14aは、ヨークプレート15とフレーム2の外周部8との間の隙間8bを通して端子板13に固着される。引出線14aはボイスコイルの振動を許容できるように、ある程度撓んだ状態で引き回される。さらに、本実施形態では、磁石配置部7が高く構成されていることにより、ボイスコイル14及び引出線14aがフレームの底壁5などの他の部材に接触することなく、ボイスコイル14及び引出線14aの振動スペースを確保することができる。なお、ボイスコイルの振動幅は、設計にもよるが本実施形態では約1.2mm程度である。
フレーム2の背面側に設けられている底プレート17は、後述する組み立て工程のために必要なフレーム2の底壁に設けられた貫通孔を塞ぐためのものであり、鉄製材料にすることで磁気性能の能率を向上、もしくは低下させることなくフレームの材厚を薄くすることができる。本実施形態では、底プレート17は0.6mmの鉄製材料を用いている。
図8は、変形例にかかるスピーカの構成を模式的に示す断面図である。図8に示すスピーカは、フレーム2の磁石配置部7は外周部8に較べて高く構成されず、同一面上に構成されている。さらに、ポールピース12は、ボイスコイル14及び引出線14aの振動スペースを確保するために外周部分12aが高くなるように構成されている。
すなわち、本実施形態にかかるスピーカは、フレームの内底面から磁気ギャップまでの高さがボイスコイル14及び引出線14aの振動スペースを確保できる程度に構成されていることが好ましい。このため、例えばマグネット11の厚み寸法を厚くするように構成してもよい。ただし、磁石を大きくすると製造コスト上の問題が生じるため、図2に示すように磁石配置部7のレベルを高くするか、図8に示すようにポールピース12の外周部分を高くするように構成することが好ましい。
また、図8に示す変形例にかかるスピーカは、端子板13に接続されるリード線3の代わりに、バネ端子3aを用いている。バネ端子3aは、端子板のリード線14aが設けられている側の面と反対側の面に接続され、フレーム2の外周部8に設けられたバネ端子取り出し孔9aを介して接続される。
次に、本実施形態にかかるスピーカの組み立てに用いる治具について説明する。図1に示すスピーカは、図5に示す組立治具を用いて組み立てることで、各種部材の位置決め及び組み立て工程の簡略化を行なうことができる。
図5に示す組立治具30は、略円形の板で構成されたベース31の外周部分に内側周壁32と外側周壁33とを備える。内側周壁32と外側周壁33は、それぞれベース31に間欠的に設けられた円弧形状の壁であり、内側周壁32はフレーム2の外径とほぼ等しくなるように構成されている。内側周壁32と外側周壁33との間に形成される溝は、組立時にリード線3を巻回して収容するリード線収容溝34である。
内側周壁32はおおむね120度程度の円弧状の立壁が対向して配置されている。段差32aを備えている。段差32aには、内面側にフレーム2が治具内に挿入されたときフレーム2の底壁外縁が載置される。
外側周壁33は、おおむね60度程度の円弧状の4つの立壁が内側周壁32の外側に配置されている。
ベース31の中央部分には環状リブ35が設けられ、その上面に第1及び第2の挿入部36a,36bが設けられている。環状リブ35の内径は、フレーム2の底壁5の磁石配置部7の径とほぼ等しくなるように構成されている。なお、以下、第1及び第2の挿入部36a,36bを区別する必要がないときは、単に挿入部と記載する。
挿入部36a,36bは、環状リブ35上に5箇所に略均等となるように環状配列されている。挿入部36a,36bの上面は平坦に構成されたコイル載置面37であり、コイル載置面37の載置位置を決定するために内径側に位置決め突起38が設けられている。
挿入部36a,36bの高さは、フレーム2が段差32aに載置されたとき、コイル載置面37上におかれたボイスコイル14を、ヨークプレート15上に載置される振動板4に接着可能な高さに設定されている。
端子板13の両端に位置する箇所に設けられている第2挿入部36bは、ボイスコイル14の引出線14aを端子板13に案内するための引出線案内部41を備えている。引出線案内部41は、後述するように引出線14aを載置し、図示しない第2治具で引出線14aを押さえることによって引出線14aと端子板13の半田付けによる固定が終了するまで固定する。
次に、図1のスピーカを図5に示す組立治具を用いた組み立て工程について説明する。図6は、図5の治具を用いた組み立て状態における図1のスピーカの一部断面分解斜視図である。図7は、図1のスピーカの組み立て工程を示すフローチャートである。
まず、スピーカの組み立ての第1工程として、組立治具30にフレーム2を挿入する(#1)フレーム2と組立治具は、組立治具30の挿入部36a,36bをフレーム2の治具挿入孔9に入れ、内側周壁32の段差32aにフレーム2の底壁5が接触する位置まで、フレームを挿入する。
フレーム2を組立治具30に取り付けると、図6に示すように、挿入部36a,36bがフレーム2の底壁5から突出した状態となっている。
次に、フレーム2に端子板13を貼り付ける(#2)。端子板13は、挿入部36a,36bの背面40,42によって位置決めされ、接着剤を用いて貼着される。具体的には、端子板13の中央部の凹部13cは第1挿入部36aの背面40に当接し、端子板13の端部の凸部13dは第2挿入部36aの背面42に当接する。
次にフレーム2にマグネット11及びポールピース12から構成される磁石部材を貼り付ける(#3)。マグネット11は、フレーム2の磁石配置部7に接着剤を用いて貼着される。マグネット11とフレーム2の取り付け位置は、挿入部36a,36bの内面39にマグネット11の側面を当接させることによって一義的に決定される。
次に、リード線3と端子板13とを接続する。具体的には、端子板13のリード線部13bに予備半田付けを行ない、リード線3をフレーム孔5aに挿入してフレーム内部に引き込んだあと、リード線3と端子板13を半田付けする(#4)。
次に、固定されたリード線3のフレーム2の外に出ている部分を組立治具30のリード線収容溝34に挿入し(#5)、組み立て時の取り回しを容易にする。
次に、ボイスコイル14を組立治具30に挿入する(#6)。ボイスコイル14は、組立治具30の挿入部36a,36bの上面のコイル載置面37に載置し、載置位置を決定するためにボイスコイル14の内面側14cに位置決め突起38に沿わして配置する。ボイスコイル14は、引出線14aがコイル載置面37側となる向きに配置し、後述するボイスコイル14と振動板4との接着不良の発生を防止する。また、引出線14aの開始端がヨークプレート15と外周部8との間の隙間8b(図3参照)に位置するため、引出線14aの引き回しを容易にすることができる。
ボイスコイル14の引出線14を端子板13の引き回し線部13aまで引き回す。次いで、ボイスコイル14の引出線14aを端子板13にスポット溶接を行ない、ボイスコイル14の引出線14aと端子板13を半田付けする(#7)。さらに、コイル引出線14aの余線をカットし、端子板13の半田付けを行なった部分の保護接着を行う。
次に、フレーム2にヨークプレート15を取り付ける(#8)。ヨークプレート15は、磁石挿入孔16内に、ボイスコイル14が挿入されるようにフレーム2の平坦部10に載置される。平坦部10の径はヨークプレート15の径とほぼ等しく構成されており、フレーム2のフレーム側壁6に沿わせてヨークプレート15を載置することで位置決めを行うことができる。
振動板4をボイスコイル14とフレーム2に接着する(#9)。ボイスコイル14は、上記のように挿入部36a,36bの上面によって下支えされているため、振動板4との接着が容易となる。なお、接着のための接着剤は振動板4側に塗付される。
以上の組立が終了すると、マグネット11の着磁を行なう。着磁工程による加熱により、複数箇所に塗布された接着剤の乾燥を一度に行うことができる。着磁工程後、組立治具よりスピーカを取り外す。
最後に、フレーム2の背面にロット・機種印を捺印された底プレート17を接着し、フレーム2の底壁5に設けられた貫通孔を隠蔽する。底プレート17とフレーム2の位置あわせは、フレーム2の背面に設けられた位置決め突起5bと、当該位置決め突起5bに嵌入可能に構成された底プレート17に設けられた位置決め孔17aとにより行なう。
以上説明したように、本発明の実施形態にかかるスピーカによれば、フレーム内に各部材を位置決めされた状態で順次取り付けていくことにより製造することができるため、製造工程を簡略化することができる。特にボイスコイルからの引出線の取り回しを容易にし、ボイスコイルと振動板との組み立てを容易かつ確実にすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
本発明のスピーカは、比較的小型の電子機器に用いることができ、また、製造工程を容易にすることができることから製品単価を抑えた、電子機器を提供することができる。
1 スピーカ
2 フレーム
3 リード線
4 振動板
5 底壁
6 側壁
7 磁石配置部
8 外周部
9 治具挿入孔
10 平坦部
11 マグネット
12 ポールピース
13 端子板
14 ボイスコイル
14a 引出線
15 ヨークプレート
16 磁石挿入孔
17 底プレート
30 組立治具
31 ベース
32 内側周壁
33 外側周壁
34 リード線収容溝
35 環状リブ
36a 第1挿入部
36b 第2挿入部
37 コイル載置面
38 位置決め突起
39 挿入部内面
40,42 挿入部背面


本発明の第1態様によれば、中央に磁石部材を配置する磁石配置部と前記磁石配置部の外径側に端子板を配置可能な外周部を有し、前記外周部に孔が設けられた底壁を備えた、磁性体で構成されたフレームと、
中央に前記磁石部材を挿通させる磁石挿通孔を有し、前記外周部の上方に対向配置し前記フレームを介して磁気的に前記磁石部材と接続したヨークプレートと、
前記磁石部材とヨークプレートの間に形成される磁気ギャップに可動的に配置されたボイスコイルと、
前記ヨークプレートの上方に前記フレームに収納されて配置される、前記ボイスコイルを支持する振動板と、を備え、
前記ボイスコイルの引出線を前記ヨークプレートと外周部との間の隙間を通して前記端子板に接続するように取り回したことを特徴とする、スピーカを提供する。
本発明の第9態様によれば、前記外周部に設けられた孔は、磁石配置部との境界部分に、組立治具との位置決めをするための位置決め孔であることを特徴とする、第1から第8態様のいずれか1つのスピーカを提供する。
本発明の第10態様によれば、第9態様のスピーカの組立時に前記位置決め孔に挿入される挿入部を備える、前記スピーカ組み立て用の治具であって、
前記挿入部は、その上面が組立時に前記ボイスコイルを仮位置決めするためのコイル載置部であり、その内側面が前記磁石部材の磁石位置決め部であることを特徴とする、スピーカ組立治具を提供する。
本発明の第11態様によれば、中央に磁石配置部と前記磁石配置部の外径側の外周部を有し前記磁石配置部の周囲に位置決め孔が設けられた底壁と底面の周囲に立設された側壁を有するフレームを、前記位置決め孔に挿入する挿入部を有する組立治具に設置し、
磁石部材を前記挿入部の内側面に当接して位置決めしながら前記フレームの前記磁石配置部に、端子板を前記外周部にそれぞれ配置し、
前記組立治具の挿入部の上面にボイスコイルを載置し、
前記ボイスコイルの引出線を前記端子板に接着し、
中央に前記磁石部材を挿通させる磁石挿通孔を有するヨークプレートを、前記磁石部材が前記磁石挿通孔内に収まるように前記フレームの側壁に配置し、
振動板に接着剤を塗布して前記ヨークプレートの上側に配置し、前記組立治具の上面に位置決めされているボイスコイルと前記振動板を接着することを特徴とする、スピーカの組立方法を提供する。
本発明の第1態様によれば、中央に磁石部材を配置する磁石配置部と前記磁石配置部の外径側に端子板を配置可能な外周部を有する底壁及び前記底面の周囲に立設された側壁を備えた、磁性体で構成されたフレームと、
中央に前記磁石部材を挿通させる磁石挿通孔を有し、前記フレームの側壁に固定されて前記外周部の上方に対向配置し前記フレームを介して磁気的に前記磁石部材と接続したヨークプレートと、
前記磁石部材とヨークプレートの間に形成される磁気ギャップに可動的に配置されたボイスコイルと、
前記ヨークプレート上に前記フレームに収納されて配置される、前記ボイスコイルを支持する振動板と、を備え、
前記ボイスコイルの引出線を前記ヨークプレートと外周部との間の隙間を通して前記端子板に接続するように取り回したことを特徴とする、スピーカを提供する。
本発明の第態様によれば、前記端子板は前記外周部の前記ヨークプレートと対向する面に設けられたことを特徴とする、第1態様のスピーカを提供する。
本発明の第態様によれば、前記フレーム底壁は、前記磁石配置部が前記外周部に対して前記ボイスコイル側に突出するように段差構造に構成されていることを特徴とする、第1又は第2態様のスピーカを提供する。
本発明の第態様によれば、前記磁石部材は、マグネットと前記マグネットの上面に設けられたポールピースを備え、
前記ヨークプレート及びフレームは、前記ポールピースと同じ材料で同じ厚みに構成されていることを特徴とする、第1から第態様のいずれか1つのスピーカを提供する。
本発明の第態様によれば、前記ヨークプレートに、貫通孔を設けたことを特徴とする、第1から第態様のいずれか1つのスピーカを提供する。
本発明の第6態様によれば、さらに、前記フレーム底壁外面に設けられ、前記フレームの孔を部分的に隠蔽する底プレートを備えることを特徴とする、第1から第5態様のスピーカを提供する。
本発明の第態様によれば、前記貫通孔は、前記端子板に対向する位置に設けられた、接触防止孔であることを特徴とする、第態様のスピーカを提供する。
本発明の第態様によれば、前記外周部の磁石配置部との境界部分に、組立治具との位置決めをするための位置決め孔が設けられていることを特徴とする、第1から第態様のいずれか1つのスピーカを提供する。
本発明の第態様によれば、中央に磁石配置部と前記磁石配置部の外径側の外周部を有し前記磁石配置部の周囲に位置決め孔が設けられた底壁と底面の周囲に立設された側壁を有するフレームを、前記位置決め孔に挿入する挿入部を有する組立治具に設置し、
磁石部材を前記挿入部の内側面に当接して位置決めしながら前記フレームの前記磁石配置部に、端子板を前記外周部にそれぞれ配置し、
前記組立治具の挿入部の上面にボイスコイルを載置し、
前記ボイスコイルの引出線を前記端子板に接着し、
中央に前記磁石部材を挿通させる磁石挿通孔を有するヨークプレートを、前記磁石部材が前記磁石挿通孔内に収まるように前記フレームの側壁に配置し、
振動板に接着剤を塗布して前記ヨークプレートに配置し、前記組立治具の上面に位置決めされているボイスコイルと前記振動板を接着する、
ことを特徴とする、スピーカの組立方法を提供する。
本発明の第10態様によれば、ボイスコイルは、引出線が設けられている側が前記挿入部の上面に位置するように載置されることを特徴とする、第態様のスピーカの組立方法を提供する。
また、本発明によれば、側壁にヨークプレートと振動板とを固定することができるため、フレーム内に各部材を順次配置することでスピーカの組立を行なうことができる。したがって、製造の手間を軽減することができ、簡単な構成とすることができる。
本発明の第態様によれば、フレーム内に端子板を配置することができるため、外部にボイスコイルの引出線が露出することがなく、外力によるボイスコイル及び端子板との接触破損を生じさせることがない。また、外部からは端子板が見えないため、外観性を高めることができる。
本発明の第態様によれば、磁石部材の設置位置を高くすることで、振動板の振動に伴うボイスコイルの動作スペースを確保することができる。
本発明の第態様によれば、ポールピースはヨークプレートの磁気性能を同じにして磁気ギャップ間に展開される磁力の均一性が保たれる。また、ポールピースはヨークプレートの磁石挿通孔形成時の打ち抜き片をそのまま使用することができ、材料の供取りができることから、製造コストを抑えることができる。
本発明の第態様によれば、ヨークプレートに貫通孔を設けることでスピーカの軽量化や音孔を形成することができる。さらに、組立後のボイスコイルの引出線の状態を外部から確認し、また、端子板の上方に設けることで端子板とヨークプレートとの接触を防止して、スピーカを薄型化することができる。
また、本発明によれば、外周部の磁石配置部との境界部分はボイスコイルの直下に位置することになるため、組立治具の挿入部の上にコイルを配置することで組立を容易にすることができる。また、挿入部の上面にコイル載置部を設けることで組立時にコイルが脱落しないようにすることができる。また、組立治具の挿入部の間に囲まれた空間は磁石部材の配置箇所となるため、組立治具の挿入部材を磁石の位置決めとしても使用することができる。

Claims (12)

  1. 中央に磁石部材を配置する磁石配置部と前記磁石配置部の外径側に端子板を配置可能な外周部が設けられた底壁を備えた、磁性体で構成されたフレームと、
    中央に前記磁石部材を挿通させる磁石挿通孔を有し、前記外周部の上方に対向配置し前記フレームを介して磁気的に前記磁石部材と接続したヨークプレートと、
    前記磁石部材とヨークプレートの間に形成される磁気ギャップに可動的に配置されたボイスコイルと、
    前記ボイスコイルを支持し、前記ヨークプレートの上方に配置される振動板と、を備え、
    前記ボイスコイルの引出線を前記ヨークプレートと外周部との間の隙間を通して前記端子板に接続するように取り回したことを特徴とする、スピーカ。
  2. 前記フレームは、底面の周囲に立設された側壁を有し、前記ヨークプレートは前記フレームの側壁に固定されることを特徴とする、請求項1に記載のスピーカ。
  3. 前記端子板は前記外周部の前記ヨークプレートと対向する面に設けられたことを特徴とする、請求項1又は2に記載のスピーカ。
  4. 前記フレーム底壁は、前記磁石配置部が前記外周部に対して前記ボイスコイル側に突出するように段差構造に構成されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1つに記載のスピーカ。
  5. 前記磁石部材は、マグネットと前記マグネットの上面に設けられたポールピースを備え、
    前記ヨークプレート及びフレームは、前記ポールピースと同じ材料で同じ厚みに構成されていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1つに記載のスピーカ。
  6. 前記ヨークプレートに、貫通孔を設けたことを特徴とする、請求項1から5のいずれか1つに記載のスピーカ。
  7. 前記貫通孔は、前記ボイスコイルの引出線の状態を確認するための確認窓用孔であることを特徴とする、請求項6に記載のスピーカ。
  8. 前記貫通孔は、前記端子板に対向する位置に設けられた、接触防止孔であることを特徴とする、請求項6又は7に記載のスピーカ。
  9. 前記外周部の磁石配置部との境界部分に、組立治具との位置決めをするための位置決め孔が設けられていることを特徴とする、請求項1から8のいずれか1つに記載のスピーカ。
  10. 前記請求項9に記載のスピーカの組立時に前記位置決め孔に挿入される挿入部を備える、前記スピーカ組み立て用の治具であって、
    前記挿入部は、その上面が組立時に前記ボイスコイルを仮位置決めするためのコイル載置部を備えることを特徴とする、スピーカ組立治具。
  11. 中央に磁石配置部と前記磁石配置部の外径側の外周部を有し前記磁石配置部の周囲に位置決め孔が設けられた底壁と底面の周囲に立設された側壁を有するフレームを、前記位置決め孔に挿入する挿入部を有する組立治具に設置し、
    磁石部材を前記フレームの磁石配置部に、端子板を外周部にそれぞれ配置し、
    前記組立治具の挿入部の上面にボイスコイルを載置し、
    前記ボイスコイルの引出線を前記端子板に接着し、
    中央に前記磁石部材を挿通させる磁石挿通孔を有するヨークプレートを、前記磁石部材が前記磁石挿通孔内に収まるように前記フレームの側壁に配置し、
    振動板に接着剤を塗布して前記ヨークプレートの上側に配置し、前記組立治具の上面に位置決めされているボイスコイルと前記振動板を接着する、
    ことを特徴とする、スピーカの組立方法。
  12. ボイスコイルは、引出線が設けられている側が前記挿入部の上面に位置するように載置されることを特徴とする、請求項11に記載のスピーカの組立方法。
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