JP4594858B2 - スピーカ - Google Patents

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Description

この発明は、スピーカ、特に、ダイナミックスピーカに関するものである。
従来から、スピーカの一形式として、ダイナミックスピーカが知られている。このダイナミックスピーカは、一般に、下面にボイスコイルが接着固定された振動板と、この振動板の外周縁部を下面側から支持するフレームとを備えた構成となっている。又、ダイナミックスピーカにおいては、ボイスコイルから延出する1対のリード線、すなわち、巻き始め線及び巻き終わり線が、フレームの下面に取り付けられた一対の端子部材にハンダ付け等により導通固定されている。
ボイスコイルと振動板とを接着固定する際、巻き始め線であるリード線は、ボイスコイルの内周側に位置していることから、該巻き始め線を、ボイスコイルの振動板に対する接着面をまたぐようにし、該ボイスコイルの外周部側に延出して配置する必要がある。このため、線1本の直径分の浮きがその周辺(すなわち、またぎ部分)で生じ、ボイスコイル接着面と、振動板の接着面が平行に接合できない。
特に、接着剤をボイスコイルと振動板との固着に用いる場合、またぎ部分周辺の密着性が悪いため、該部分で未接着不良が起こりやすい。仮に、接着が均一に行われないと、スピーカ特性に悪影響を及ぼしやすい。又、接着強度も安定せず、信頼性低下に繋がる虞がある。
さらに、仮に、前記リード線の径分のクリアランスを保って、ボイスコイル接着面と、振動板の接着面とが平行になるように、接着剤層を厚くして接合した場合、振動板の特性が悪化する。このため、接着剤層は薄いほどよい。又、接着剤層が厚くなると、気泡が入り込み易くなり、気泡が接着剤層に入り込むと、接着力が低下する虞がある。この場合は、振動板の振動にともない、ボイスコイルが振動板から剥がれる虞がある。
このため、従来は、巻き始め線による前記浮き分のクリアランス及び、接着条件をコントロールして、接着を行っていた(以下、従来技術1という)。又、コイルボビンを用いて、前記、またぎ部分の影響をなくすようにしたものもある(以下、従来技術2という)。
なお、特許文献1には、振動板に溝が設けられたスピーカが開示されている。このスピーカでは、前記溝内にボイスコイルのリード線が収納されるとともに振動板に形成された孔部を介して錦糸線に接続され、かつ、該錦糸線がフレームの外部に設けられたターミナルに結合されている。
又、特許文献2には、振動板の周縁部に設けられたフレームの側壁部に対して、ボイスコイルの巻き線の端末を通すための切欠溝が設けられたスピーカが開示されている。
特開2000−175289号公報、段落0022、図2、図3 特開2003−348679号公報
ところが、従来技術1では、巻き始め線による前記浮き分のクリアランス及び、接着条件をコントロールするために、例えば、ボイスコイルの一端面と、振動板とが離間しないように、重りを振動板において行っているため、接着作業が繁雑となる問題がある。又、従来技術2では、コイルボビンが必要であるため、部品点数が増加し、コストアップの原因となる。
なお、特許文献1において、振動板に設けられる溝は、ボイスコイルとの接着面ではなく、ボイスコイルとは反対側の面に設けられており、錦糸線が見られることがないようにした構成であって、外観品位向上を目的としており、構成及び目的が異なる構成である。又、特許文献2においては、切欠溝は、フレームに設けられたものであって、本発明の構成及び作用効果が全く異なるものである。
本発明は、従来技術の問題点を解消して、ボイスコイルと振動板との間にリード線によるボイスコイルの浮きを防止することができ、スピーカを製造する上で、接着工程の安定化により、歩留まりが向上できて、コストダウンを図るとともに、接着強度に対する信頼性を向上することができるスピーカを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、振動板と、前記振動板に一端部が固着され、導線を巻回することにより構成されたボイスコイルと、前記ボイスコイルの他端部を収容する磁気間隙が形成された磁気回路ユニットを備えたスピーカにおいて、前記ボイスコイルの一端部が固定される前記振動板の部位には、少なくとも前記ボイスコイルの厚み方向に延在するとともに、前記ボイスコイルの一端部の内周部から外周部に延出する前記導線の一端を収容する凹部が形成されたことを特徴とするスピーカを要旨とするものである。
請求項2の発明は、請求項1において、前記凹部の深さは、前記導線の直径以上の深さを有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2において、前記凹部は断面V字状に形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項において、前記ボイスコイルの一端部は、前記振動板に設けられた平坦部に対して、接着固定され、前記平坦部に前記凹部が設けられていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項において、前記凹部は、振動板の中心軸を中心にして、互いに所定間隔隔てた位置に複数個設けられていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項において、前記凹部は、振動板の中心軸を中心にして、互いに180度反対位置に一対設けられていることを特徴とする。
以上のように、請求項1の発明によれば、ボイスコイルと振動板との間にリード線によるボイスコイルの浮きの発生を防止でき、スピーカを製造する上で、接着工程の安定化により、歩留まりが向上できて、コストダウンを図ることができ、接着強度に対する信頼性を向上することができる効果を奏する。
請求項2の発明によれば、凹部の深さが導線の直径以上の深さを有することにより、該凹部内に、ボイスコイル内周部から外周部にまたがるリード線を確実に収容でき、ボイスコイルを振動板に固着する際に前記リード線によるボイスコイルの浮きを防止できる。
請求項3の発明によれば、凹部が断面V字状に形成されていることにより、該凹部内に配置されたリード線を保持でき、ボイスコイルを振動板に固着する際に、該リード線を安定して、振動板に沿わせることができる。
請求項4の発明によれば、振動板の平坦部に凹部が設けられていることにより、平坦部にボイスコイルを安定して接着でき、平坦部の凹部内に、リード線を配置することができる。
請求項5の発明によれば、凹部が、振動板の中心軸を中心にして、互いに所定間隔隔てた位置に複数設けられていることにより、ボイスコイルを振動板に固定する際に、いずれかの凹部に対して、ボイスコイルのリード線を対応して配置すればよい。すなわち、凹部を1つのみ設けた場合には、ボイスコイルのリード線を該凹部に対応させる場合、例えば、振動板の中心軸を中心にして、前記凹部と180度反対位置に位置した場合には、該中心軸を中心にして、ボイスコイルを180度回転させる必要がある。しかし、請求項5の発明によれば、そのようにする必要がなく、ボイスコイルのリード線と最も近い側の凹部と対応とさせればよいため、接着工程を楽に行うことができる。
請求項6の発明によれば、凹部が、振動板の中心軸を中心にして、互いに180度反対位置に一対設けられていることにより、ボイスコイルを振動板に固定する際に、いずれか、一方の凹部に対して、ボイスコイルのリード線を対応して配置すればよい。
(第1実施形態)
以下に、この発明の第1実施形態を、図1〜7を参照して説明する。なお、本実施形態においては、説明の便宜上、図1において右方向をスピーカ100の「右方」、左方向をその「左方」、カバー160側を「上側」、磁気回路ユニット180側を「下側」として説明する。又、図3は、磁気回路ユニット180を外した状態において、スピーカ100を底面側から見た横断面図であるが、説明の便宜上、同図において、上側を前方とし、下側を後方とする。
本実施形態に係るスピーカ100は、小型のダイナミックスピーカであって、例えば携帯電話等に搭載された状態で使用される。
スピーカ100は、フレームサブアッシ120に対して、その上面側からボイスコイル126を有する振動板140及びカバー160が装着されるとともに、その下面側から磁気回路ユニット180が装着されて構成されている。
図2に示すように、フレームサブアッシ120は、フレーム122と、一対の端子部材124とからなっている。
フレーム122は、ポリアミド系、ポリエステル系の合成樹脂材料からなる射出成形品であって、四角枠状に形成されるとともに、その中央部には、ボイスコイル126よりもやや大きな四角形をなす開口部128が形成されている。フレーム122は、開口部128の周囲に位置する環状の底面部122Aと、この底面部122Aの外周縁から上方へ延びる周壁面部122Bとを備えている。そして、このフレーム122における周壁面部122Bの内周側には、底面部122Aよりも一段高い環状の段上がり部122Cが形成されている。又、底面部122Aの左後部及び右後部寄り位置には、一対の端子配置部122Dが設けられている。
フレーム122の底面部122Aにおいて、開口部128の前後の内周面には、一対の放圧溝130が形成されている。放圧溝130は、開口部128の内周面を上下方向に沿って形成されている。
フレーム122の周壁面部122Bにおいて、左右の端部には、一対の切欠き溝132が形成されている。又、切欠き溝132近傍における一対の端子配置部122Dには、一対の端子部材124がそれぞれ埋め込まれている。各端子部材124は、りん青銅製の金属板のプレス及び曲げ加工品として構成されており、インサート成形によりフレーム122と一体的に形成されている。各端子部材124は、フレーム122の各端子配置部122Dにおいて該フレーム122に部分的に埋設されている。又、端子部材124と一体に形成された接続片124aは、切欠き溝132内を通って段上がり部122Cの上面まで延出されている。
ボイスコイル126を吊下げ支持する振動板140について説明する。
振動板140は、四角板状に形成され、その外周縁の平板部144(外周縁部)がフレーム122の段上がり部122Cの上面に対して四角枠状のエッジ142を介して接着されることにより、固定されている。振動板140は、四角環状に形成された複数の凹凸を有するダイヤフラム状の部材であって、ポリエーテルイミド(PEI)製の合成樹脂フィルムに熱プレス成形を施すことにより形成されている。
又、振動板140の平板部144よりも中央寄りの平坦部146は、環状平面として形成されるとともに平坦部146の下面においてボイスコイル126の上端が接着固定されている。又、振動板140において、平坦部146で囲まれた中央は、外形が略四角形状をなすとともに上方に膨らむようにして形成されている。又、平坦部146において、左右両端には、それぞれ複数(本実施形態では、3つ)のリブ148が左右方向に延びるようにして凹設されている。
又、左右両端において、一対のリブ148間の平坦部146には、上方へ凹設された凹部150を備えている。一対の凹部150は、振動板140の中心軸Oを中心として、180度反対位置に位置するように配置されている。凹部150は、略四角形状に凹設されている。すなわち、凹部150の底面は、中心軸Oに近い辺150aと、該中心軸Oに近い辺150aに隣接し、リブ148が延びる方向に沿って互いに平行に延びる一対の辺150bと、中心軸Oに近い辺150aと対向し、中心軸Oに遠い辺150cを備えている。又、各凹部150の深さは、ボイスコイル126を巻回構成している導線の直径よりも若干長い程度の深さとされている。なお、凹部150の深さは、ボイスコイル126の巻き始め線L1を収容するに深さがあれば良い。又、凹部150全体は、一様な深さであることが好ましいが、一様な深さに限定するものではなく、部分的に深さが異なっていても、少なくとも巻き始め線L1が、収容できるように巻き始め線L1の直径の長さよりも深ければ良い。
ボイスコイル126は、図6に示すように、左右方向において長くなる四角環状に形成されている。そして、ボイスコイル126の左端部内周部には、リード線としての巻き始め線L1が、凹部150内に収納されるように配置されており、該凹部150を介して、ボイスコイルの外周部側へ延出されている。なお、凹部150の幅M1(図3、図5において、左右方向の長さ)は、ボイスコイル126の厚み(すなわち、ボイスコイル126の内周面と外周面間の距離)よりも長くされている。すなわち、凹部150は、ボイスコイル126の厚み方向に延在するように配置されている。又、凹部150の前後方向の長さM2は、巻き始め線L1のボイスコイル126の内周側の位置を起点とし、ボイスコイル126の外周側に達する位置までを到達点としたとき、該起点と到達点間における、前後方向の長さよりも長くされている。
巻き始め線L1は、凹部150の幅M1,前後方向の長さM2を利用して、凹部150内に収納された状態で、ボイスコイル126の一端部(すなわち、振動板に固定される側の端部)の内周側から外周側をまたぐように配置されている。又、ボイスコイル126の右端部外周部において、その下面からリード線としての巻き終わり線L2が、延出されている。
巻き始め線L1,及び巻き終わり線L2は、各接続片124aに対して電気的に接続されている。なお、巻き始め線L1及び巻き終わり線L2は、ボイスコイル126からそれぞれ一旦その左右両側へ張り出してから前方へ向きを変えて延びるようにクセ付けされている。そして、これにより、ボイスコイル126が上下振動したときの余長を巻き始め線L1及び巻き終わり線L2に確保するとともに、巻き始め線L1及び巻き終わり線L2の経路を確定しやすくなるようにしている。
カバー160は、ステンレス鋼製の金属板のプレス成形品であって、複数の放音孔162が所定配置で形成された頂面部164と、この頂面部164の外周縁から下方へ延びる背の低い筒部166と、この筒部166の下端部から外方へ延びる環状のフランジ部168とからなっている。そして、このカバー160は、そのフランジ部168において、振動板140のエッジ142を介してフレーム122の段上がり部122Cの上面に接着固定されている。
磁気回路ユニット180は、鋼製のベース182と、マグネット184と、鋼製のヨーク186とからなっている。
ベース182は、断面チャンネル状に形成されて左右方向が長手方向となるように形成されているとともに、互いに対向する一対の側壁182aが左右方向において延びている。又、マグネット184及びヨーク186は、いずれも平板状に形成されており、ベース182の底面に対してこの順で積層載置されるとともに順次接着固定されている。そして、ヨーク186の側端面とベース182の側壁182a上端との間に、ボイスコイル126の下端部(すなわち、他端部)のうち、長手方向に延びる部分を収容する磁気間隙Gが形成されている(図4参照)。
磁気回路ユニット180のフレーム122への装着は、ベース182の側壁182aをフレーム122の開口部128に下方から嵌合させた状態で、ベース182の側壁182aと開口部128内周面とに接着剤を塗布することにより行われている。
そして、前記のように、ベース182が、開口部128に装着された状態で、放圧溝130を区画するフレーム122内面と側壁182a間で形成される空間により、放圧孔が形成されている。該放圧孔は、振動板140が振動する際に振動板140、フレーム122及び磁気回路ユニット180で形成される空間に生じる圧力を逃がす孔として機能するようになっている。
さて、上記のように構成されたスピーカ100において、振動板140と、ボイスコイル126を接着する接着工程について図7を参照して説明する。
まず、作業者は、振動板140の平坦部146の下面に接着剤を塗布し、この状態で、平坦部146に対して、ボイスコイル126を当接する。このとき、ボイスコイル126の巻き始め線L1を近い方の凹部150に相対配置すれば良い。本実施形態では、一対の凹部150は、振動板140及の中心軸Oを中心に180度反対位置に設けられている。このため、巻き始め線L1に近い方の凹部150に対して、中心軸Oを中心にしてボイスコイル126を相対回転させることにより、巻き始め線L1を相対させる。そして、この後、ボイスコイル126を平坦部146に対して当接させて、巻き始め線L1を凹部150に収納した状態にする。
次に、作業者は、フレーム122の段上がり部122Cの上面に対して接着剤を塗布し、ボイスコイル126を接着固定した振動板140をエッジ142を介してフレーム122に載置する。なお、この振動板140をフレーム122に対して載置する際、ボイスコイル126の巻き始め線L1と巻き終わり線L2を、それぞれ一対の端子部材124の接続片124aに対して電気的に接続する。
この後、作業者は、カバー160をそのフランジ部168において、振動板140のエッジ142を介してフレーム122の段上がり部122Cの上面に接着固定する。
又、磁気回路ユニット180をフレーム122に対して装着する場合、ベース182の側壁182aをフレーム122の開口部128に下方から嵌合させた状態にし、この状態で、ベース182の側壁182aと開口部128内周面とに接着剤を塗布する。
さて、本実施形態では、下記の特徴がある。
(1) 本実施形態のスピーカ100は、巻き始め線L1がボイスコイル126の内周部から、ボイスコイル126の一端部と振動板140間を通って前記ボイスコイル外周部側へ延出されている。そして、振動板140のボイスコイル126と相対する部位には、ボイスコイル126の厚み方向に延在する凹部150が設けられ、該凹部150内に前記延出された巻き始め線L1の一端が収容されている。この結果、凹部150内に巻き始め線L1が収容されるため、巻き始め線L1により、ボイスコイル126が、振動板140から浮くことがない。このため、ボイスコイル126を振動板140に接着固定された部位(すなわち、巻き始め線L1の周囲における部位)の接着強度が向上でき、この結果、歩留まりが向上でき、コストダウンを図ることができる。又、スピーカ100において、ボイスコイル126に対する振動板140の接着強度に対する信頼性を向上することができる。
(2) 本実施形態では、凹部150の深さは、巻き始め線L1の直径の長さよりも深くされている。この結果、凹部150内に、ボイスコイル126内周部から外周部にまたがる巻き始め線L1を確実に収容でき、ボイスコイル126を振動板140に固着する際に巻き始め線L1によるボイスコイル126の浮きを防止できる。
(3) 本実施形態では、ボイスコイル126の一端部は、振動板140の平坦部146に対して、接着固定され、平坦部146に凹部150が設けられている。この結果、平坦部146にボイスコイル126を安定して接着でき、平坦部146の凹部150内に、巻き始め線L1を配置することができる。
(4) 本実施形態では、凹部150は、振動板140の中心軸Oを中心にして、互いに所定間隔(すなわち、中心軸Oを中心して180度間隔)隔てた位置に複数個(本実施形態では2個)設けられている。この結果、ボイスコイル126を振動板140に固定する際に、いずれか近い方の凹部150に対して、ボイスコイル126の巻き始め線L1を対応して配置すればよいため、接着作業を楽に行うことができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図8及び図9を参照して説明する。なお、第1実施形態の構成に相当する構成については、同一符号を付すとともに、第2実施形態では、第1実施形態と異なる構成を中心に説明する。
第2実施形態のスピーカ200も第1実施形態と同様に小型のダイナミックスピーカであって、例えば携帯電話等に搭載された状態で使用される。
第2実施形態においても、スピーカ200は、フレームサブアッシ120に対して、その上面側からボイスコイル126を有する振動板140及びカバー160が装着されるとともに、その下面側から磁気回路ユニット180が装着されて構成されている。
なお、第2実施形態では、フレーム122は、略有底円筒状に形成され、底部の開口部128は、ボイスコイル126よりもやや大径の円形孔とされている。振動板140は、同心円状に形成された複数の凹凸を有するダイヤフラム状の部材とされており、第1実施形態と同一の樹脂フィルムにて形成されている。なお、第1実施形態と異なり、第2実施形態では、振動板140は、直接、段上がり部122Cの上面に対して接着剤に接着固定されている。
ボイスコイル126は、第2実施形態では円環状に形成され、振動板140の下面に環状に設けられた平坦部146に対してボイスコイル126の上端部(すなわち、一端部)が接着剤にて接着固定されている。図8に示すように平坦部146の幅N(すなわち、平坦部146の外径と内径の差)は、ボイスコイル126の厚みよりも長くされている。
平坦部146の下面において、ボイスコイル126の巻き始め線L1に対応する部分には、図8に示すように、該凹部150が平坦部146の内径側縁から外径側縁迄設けられている。すなわち、凹部150は、ボイスコイル126の厚み方向に延在配置されている。第2実施形態では、凹部150は、図9(a)、(b)に示すように、断面V字状に形成されるとともにその深さは巻き始め線L1を収納して平坦部146の平坦面から巻き始め線L1が突出しない深さとされている。すなわち、凹部150の深さは、ボイスコイル126の導線の直径よりも長くされている。なお、第2実施形態においても、図8に示す凹部150以外に、振動板140の中心軸Oを中心としたとき、該凹部150とは180度反対位置に他の1つの凹部(図示しない)が設けられている。そして、巻き始め線L1は、図8に示すようにその先端が、インサート成形によりフレーム122と一体的に形成された導電性接続片210に対して電気的に接続されている。導電性接続片210は、フレーム122の底面部122Aに設けられた図示しない接続端子に電気的に接続されている。
又、ボイスコイル126の巻き終わり線(図示しない)も、その先端が、インサート成形によりフレーム122と一体的に形成された導電性接続片(図示しない)に対して電気的に接続されている。該導電性接続片は、フレーム122の底面部122Aに設けられた図示しない接続端子に電気的に接続されている。
なお、第2実施形態では、第1実施形態とは異なり、放圧溝130が省略されている。そして、その代わりに、フレーム122には、図8に示すように、振動板140、フレーム122、及び磁気回路ユニット180で囲まれる空間に生じる圧力をフレーム122の外部へ逃す孔として、複数個の放圧孔220が貫通形成されている。
又、第2実施形態の磁気回路ユニット180は、ベース182が、有底円筒状に形成されており、その上端外周部には、図9(a)に示すように環状の段差部182bが形成されている。又、マグネット184及びヨーク186は、いずれも円形ディスク状に形成され、ベース182の底面に対して互いに同心となるように載置されて順次接着固定されている。
又、磁気回路ユニット180のフレーム122に対する装着は、ベース182の段差部182bが、フレーム122の開口部128に下方から嵌合された状態で、ベース182の外周面とフレーム122底面部の下面とにて形成される環状コーナ部に接着剤240が塗布されることにより行われている。
そして、ヨーク186の外周面とベース182の内周面との間に、ボイスコイル126の下端部を収容する円筒状の磁気間隙Gが全周同一幅で形成されている。
さて、第2実施形態においては、ボイスコイル126の巻き始め線L1を収納する凹部150を断面V字状に形成した。このようにしても、巻き始め線L1を、平坦部146から突出しないようにできるため、ボイスコイル126の一端部を振動板140の平坦部146に接着固定する際に、巻き始め線L1により、ボイスコイル126が浮き上がることがない。このため、スピーカを製造する上で、接着工程を安定化することができ、その結果、歩留まりが向上して、コストダウンを図ることができる。
又、第2実施形態によれば、凹部150が断面V字状に形成されていることにより、凹部150内に配置された巻き始め線L1を図9(b)に示すようにリード線を保持でき、ボイスコイル126を振動板140に固着する際に、巻き始め線L1を安定して、振動板140に沿わせることができる。
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
○ 前記実施形態では、凹部150は、一対としたが、一対に限定するものではなく、中心軸Oを中心として、所定間隔毎、すなわち、所定角度毎に3つ以上を設けても良い。特に、ボイスコイル126が、円環状に形成されていた場合、有効である。
○ 前記第1実施形態では、凹部150の底面は、辺150a〜150cにより、略四角形状に形成したが、図10に示すように、中心軸Oに遠い側の辺150cを中心軸Oに近い側の辺150aよりも短くしても良い。こうすると、中心軸Oに遠い側の辺150cは短くなって、巻き始め線L1を凹部150に合わせてボイスコイル126から導出する際の位置合わせポイントが絞られるため、該巻き始め線L1を凹部150に位置合わせする際の作業性を確保した上で、巻き始め線L1の取付位置精度を向上させることも可能になる。
○ 第2実施形態では、凹部は断面V字状に形成したが、断面U字状に形成してもよい。なお、断面U字状に凹部を形成した場合、凹部の開口側の幅がボイスコイル126の巻き始め線L1の直径と同じとした場合、その深さは、該直径以上とすればよい。
又、凹部の断面形状は、断面V字状、及び断面U字状に限定するものではなく、要は、巻き始め線L1を収容できる深さを有する凹部であればよい。
○ 前記各実施形態では、1つのボイスコイルを有するスピーカに具体化したが、内外に大きさの異なる複数のボイスコイルを重ねて、各ボイスコイルを振動板に接着固定しているスピーカの場合にも、具体化することが可能である。例えば、同心円状に複数のボイスコイルを振動板に接着固定した場合、各ボイスコイルの厚み方向に延びるように凹部をそれぞれ延在配置し、各凹部に対して、各巻き始め線L1を収納するようにしてもよい。この場合、内側のボイスコイルから延出された巻き始め線L1は、外側のボイスコイルの一端部と振動板の間を通過させる必要がある。このため、例えば、外側のボイスコイルの巻き始め線を収納する凹部内に、内側のボイスコイルの巻き始め線を収納したり、或いは、振動板に対して外側のボイスコイルに相対する部位に、内側のボイスコイルから延出した巻き始め線を収容する凹部を独立して設けるようにする。
第1実施形態に係るスピーカ100を上向きに配置した状態で示す側断面図。 磁気回路ユニット180を外した状態のスピーカ10の底面図。 ボイスコイルと振動板を下から見た底面図。 スピーカ100の横断面図。 振動板の底面図。 ボイスコイルの底面図。 スピーカ100の分解側断面図。 第2実施形態に係るスピーカ200の平面図。 (a)は、同じくスピーカ200の断面図、(b)は、凹部の断面図。 他の実施形態の振動板の底面図。
符号の説明
100…スピーカ、126…ボイスコイル、140…振動板、146…平坦部、150…凹部、180…磁気回路ユニット、G…磁気間隙。

Claims (6)

  1. 振動板と、前記振動板に一端部が固着され、導線を巻回することにより構成されたボイスコイルと、前記ボイスコイルの他端部を収容する磁気間隙が形成された磁気回路ユニットを備えたスピーカにおいて、
    前記ボイスコイルの一端部が固定される前記振動板の部位には、少なくとも前記ボイスコイルの厚み方向に延在するとともに、前記ボイスコイルの一端部の内周部から外周部に延出する前記導線の一端を収容する凹部が形成されたことを特徴とするスピーカ。
  2. 前記凹部の深さは、前記導線の直径以上の深さを有することを特徴とする請求項1に記載のスピーカ。
  3. 前記凹部は断面V字状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスピーカ。
  4. 前記ボイスコイルの一端部は、前記振動板に設けられた平坦部に対して、接着固定され、前記平坦部に前記凹部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載のスピーカ。
  5. 前記凹部は、振動板の中心軸を中心にして、互いに所定間隔隔てた位置に複数個設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載のスピーカ。
  6. 前記凹部は、振動板の中心軸を中心にして、互いに180度反対位置に一対設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載のスピーカ。
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