JP2603813Y2 - Mri装置 - Google Patents

Mri装置

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JP2603813Y2
JP2603813Y2 JP1993008847U JP884793U JP2603813Y2 JP 2603813 Y2 JP2603813 Y2 JP 2603813Y2 JP 1993008847 U JP1993008847 U JP 1993008847U JP 884793 U JP884793 U JP 884793U JP 2603813 Y2 JP2603813 Y2 JP 2603813Y2
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pulse
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JP1993008847U
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Inventor
信幸 三浦
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ジーイー横河メディカルシステム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、MRI装置に関し、
さらに詳しくは、プロトン強調イメージとT2強調イメ
ージとを同時に取得することが可能な VE(Variable
Echo)法のパルスシーケンスを用いるMRI装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は、プロトン強調イメージとT2強
調イメージとを同時に取得するためのVE法のパルスシ
ーケンスの例示図である。このVE法のパルスシーケン
スBでは、90゜パルスと180゜パルスを印加すると
共にスライス軸GS,リード軸GRにそれぞれフロー補
償用の勾配SF1B,RF1Bを印加し、90゜パルス
を印加してから時間τ1Bのタイミングで第1エコーE
1Bを結像する。
【0003】さらに、第1エコーE1Bが結像したのち
に、180゜パルスを印加すると共にスライス軸GS,
リード軸GRにそれぞれフロー補償用の勾配SF2B,
RF2Bを印加し、第1エコーE1Bが結像してから時
間τ2Bのタイミングで第2エコーE2Bを結像する。
ただし、結像するエコーの信号強度が大きいのは、ワー
プ勾配WBが低いときであり、このときはフローの影響
が少ないため、ワープ軸GWにはフロー補償用の勾配を
印加していない。
【0004】なお、図中、TE1Bは第1エコーE1B
のエコー時間である。TE2Bは第2エコーE2Bのエ
コー時間である。また、TE1B=τ1Bである。τ1
B<τ2Bである。
【0005】こうして結像する第1エコーE1Bと第2
エコーE2Bとについてデータ収集し、第1エコーE1
Bのデータに基づいてショートTEのプロトン強調イメ
ージを取得し,第2エコーE2Bのデータに基づいてロ
ングTEのT2強調イメージを取得する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記VE法のパルスシ
ーケンスBを用いる従来のMRI装置では、スライス軸
GS,リード軸GRのそれぞれにフロー補償用の勾配S
F1B,RF1Bを印加しているので、エコー時間TE
1Bを短縮しにくくなっている。このため、ショートT
Eの良好なプロトン強調イメージを取得しにくくなって
いる。また、ワープ勾配WBによるフローの影響が、比
較的に長いエコー時間TE2Bにより助長されて、T2
強調イメージ上にアーチファクトを発生させてしまうこ
とがある。そこで、この考案の目的は、良好なプロトン
強調イメージと好適にフロー補償されたT2強調イメー
ジとを同時に取得することが出来るMRI装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案のMRI装置
は、第1エコーが結像するまでの第1の時間内と前記第
1エコーが結像してから第2エコーが結像するまでの第
2の時間内で、スライス軸,リード軸の両軸にフロー補
償用の勾配を印加し、前記第1エコーによるプロトン強
調イメージと前記第2エコーによるT2強調イメージと
を同時に取得することが可能なVE法のパルスシーケン
スを用いるMRI装置において、第1の時間内に印加す
るフロー補償用の勾配を省いて前記第1の時間を短縮す
ると共に、第2の時間内に印加するフロー補償用の勾配
をスライス軸,リード軸の両軸に加えてワープ軸にも印
加するスキャン制御手段を具備したことを構成上の特徴
とするものである。
【0008】
【作用】この考案のMRI装置では、第1エコーが結像
するまでの第1の時間(即ち、第1エコーのエコー時
間)を、スキャン制御手段が、その第1の時間内に印加
するフロー補償用の勾配を省いて短縮する。このため、
前記第1エコーに基づいて、良好なプロトン強調イメー
ジを取得することが出来るようになる。
【0009】また、前記第1の時間と第2の時間とを合
せた比較的に長い時間(即ち、第2エコーのエコー時
間)によって、スライス軸,リード軸のフローの影響に
加えてワープ軸のフローの影響も助長されるが、スキャ
ン制御手段が、前記第2の時間内に印加するフロー補償
用の勾配をスライス軸,リード軸の両軸に加えてワープ
軸にも印加する。このため、前記第2エコーに基づい
て、ワープ軸のフローの影響まで好適にフロー補償され
たT2強調イメージを取得することが出来るようにな
る。
【0010】
【実施例】以下、図に示す実施例に基づいてこの考案を
さらに詳細に説明する。なお、これによりこの考案が限
定されるものではない。図1は、この考案の一実施例の
MRI装置1のブロック図である。計算機2は、操作卓
13からの指示に基づき、全体の作動を制御する。シー
ケンスコントローラ3は、記憶しているシーケンスに基
づいて、勾配磁場駆動回路4を作動させ、マグネットア
センブリ5の勾配磁場コイルで勾配磁場を発生させる。
また、ゲート変調回路7を制御し、RF発振回路6で発
生したRFパルスを所定の波形に変調して、RF電力増
幅器8からマグネットアセンブリ5の送信コイルに加え
る。
【0011】マグネットアセンブリ5の受信コイルで得
られたNMR信号は、前置増幅器9を介して位相検波器
10に入力され、さらにAD変換器11を介して計算機
2に入力される。計算機2は、AD変換器11から得た
NMR信号のデータに基づき、イメージを再構成し、表
示装置12で表示する。
【0012】このMRI装置1では、ユーザが操作卓1
3を用いて、取得したいイメージの種類としてプロトン
強調とT2強調とを指定すると、計算機2が、例えば図
2に示すようなVE法のパルスシーケンスAを作成す
る。
【0013】このVE法のパルスシーケンスAにおい
て、第1エコーE1Aが結像するまでの時間τ1A内で
は、フロー補償用の勾配が印加されないところが前記V
E法のパルスシーケンスBと顕著に異なっており、時間
τ1A<時間τ1Bである。すなわち、エコー時間TE
1A<エコー時間TE1Bである。なお、スライス軸G
SのRPはリフェーズ勾配である。リード軸GRのDP
はディフェーズ勾配である。したがって、前記第1エコ
ーE1Aのデータに基づいて良好なプロトン強調イメー
ジを取得することが出来る。
【0014】また、第1エコーE1Aが結像してから第
2エコーE2Aが結像するまでの時間τ2A内では、ス
ライス軸GS,リード軸GRのそれぞれにフロー補償用
の勾配SF2A,RF2Aを印加したほかに、ワープ軸
GWにもフロー補償用の勾配WF2Aが印加されるとこ
ろが、前記VE法のパルスシーケンスBと顕著に異なっ
ている。なお、TE2Aは第2エコーE2Aのエコー時
間である。また、τ1A<τ2Aである。したがって、
前記第2エコーE2Aのデータに基づいて、比較的に長
いエコー時間TE2Aで助長されるワープ勾配WAによ
るフローの影響まで好適にフロー補償されたT2強調イ
メージを取得することが出来る。
【0015】なお、スライス軸GSのフロー補償用の勾
配SF2Aおよびリード軸GRのフロー補償用の勾配R
F2Aは、 0次位相φx=γ∫G(t)・x(t)dt 1次位相φv=0 を満たすように設定される。また、ワープ軸GWのフロ
ー補償用の勾配WF2Aは、フローによる位置ズレ補償
とフロー補償のために、 0次位相φx=γ∫G(t)・x(t)dt 1次位相φv=γ∫G(t)・v(t)・TE2A dt を満たすように設定される。但し、γは磁気回転比であ
る。G(t)は勾配振幅である。x(t)は時間変化で
ある。v(t)=x・tである。
【0016】ユーザが操作卓13を用いて、スキャン実
行の指示を与えると、計算機2は、前記VE法のパルス
シーケンスAにしたがってスキャンを実行させ、第1エ
コーE1Aのデータに基づきプロトン強調イメージを再
構成し,第2エコーE2Aのデータに基づきT2強調イ
メージを再構成する。
【0017】以上のMRI装置1では、頸椎などのよう
に多方向にCSF等のフローがある診断部位に対して
も、良好なプロトン強調イメージと好適にフロー補償さ
れたT2強調イメージとを同時に取得することが出来
る。
【0018】
【考案の効果】この考案のMRI装置によれば、頸椎な
どのように多方向にフローがあるような診断部位につい
ても、良好なプロトン強調イメージと好適にフロー補償
されたT2強調イメージとを同時に取得することが出来
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のMRI装置の一実施例のブロック図
である。
【図2】図1の装置に係るVE法のパルスシーケンスの
例示図である。
【図3】従来のVE法のパルスシーケンスの例示図であ
る。
【符号の説明】
1 MRI装置 2 計算機 3 シーケンスコントローラ A,B VE法のパルスシーケンス E1A 第1エコー TE1A 第1エコーのエコー時間 RF2A リード軸のフロー補償用の勾配 SF2A スライス軸のフロー補償用の勾配 WF2A ワープ軸のフロー補償用の勾配

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】RFパルスを印加するRFパルス印加手段
    と、 静磁場及び勾配磁場を印加するとともにNMR信号を受
    信するマグネットアセンブリと、 前記RFパルスについて90゜パルス及び180°パル
    スを印加するとともに前記勾配磁場についてフロー補償
    用の勾配磁場を印加しないでスライス軸、リード軸及び
    ワープ軸に勾配磁場を印加することによりプロトン強調
    イメージを取得するためのNMR信号を受信し、次に前
    記RFパルスについて180°パルスを印加するととも
    に前記勾配磁場についてスライス軸にフロー補償用の勾
    配磁場、リード軸に該180°パルスをはさんで対称で
    あるフロー補償用の勾配磁場及びワープ軸に該180°
    パルスをはさんで対称であり且つ1パルスシーケンス実
    行中に勾配磁場の絶対値が変化するフロー補償用の勾配
    磁場を印加することによりT2強調イメージを取得する
    ためのNMR信号を受信するVE法のパルスシーケンス
    を実行するように、前記RFパルス印加手段及び前記マ
    グネットアセンブリを制御する制御手段とを具備したこ
    とを特徴とするMRI装置。
JP1993008847U 1993-03-05 1993-03-05 Mri装置 Expired - Lifetime JP2603813Y2 (ja)

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JP1993008847U JP2603813Y2 (ja) 1993-03-05 1993-03-05 Mri装置

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JPH0666624U JPH0666624U (ja) 1994-09-20
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