JP2603684Y2 - パラボラアンテナ用スクリュージャッキ装置 - Google Patents
パラボラアンテナ用スクリュージャッキ装置Info
- Publication number
- JP2603684Y2 JP2603684Y2 JP1991053228U JP5322891U JP2603684Y2 JP 2603684 Y2 JP2603684 Y2 JP 2603684Y2 JP 1991053228 U JP1991053228 U JP 1991053228U JP 5322891 U JP5322891 U JP 5322891U JP 2603684 Y2 JP2603684 Y2 JP 2603684Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parabolic antenna
- screw jack
- bearing
- jack device
- turnbuckle
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は衛星通信用パラボラアン
テナを駆動するために使用されるパラボラアンテナ用ス
クリュージャッキ装置に関する。
テナを駆動するために使用されるパラボラアンテナ用ス
クリュージャッキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にパラボラアンテナは、第4図に示
すように、パラボラ反射鏡9と、このパラボラ反射鏡9
に電波を放射するための一次放射器14と、上記パラボ
ラ反射鏡9の後側を支持する支持構造部10とを備えて
構成されている。また、小型のパラボラアンテナは架台
に固定して使用されているが、中型、大型のパラボラア
ンテナは、角度可変になるように、支持構造部10の下
端を架台上の方位旋回座13に俯仰軸受部11を介して
回動可能に軸支してある。そして、支持構造部10の上
端と方位旋回座13との間には、俯仰軸受部11を支点
にパラボラアンテナを回動させて角度を変えるスクリュ
ージャッキ装置が設けられている。
すように、パラボラ反射鏡9と、このパラボラ反射鏡9
に電波を放射するための一次放射器14と、上記パラボ
ラ反射鏡9の後側を支持する支持構造部10とを備えて
構成されている。また、小型のパラボラアンテナは架台
に固定して使用されているが、中型、大型のパラボラア
ンテナは、角度可変になるように、支持構造部10の下
端を架台上の方位旋回座13に俯仰軸受部11を介して
回動可能に軸支してある。そして、支持構造部10の上
端と方位旋回座13との間には、俯仰軸受部11を支点
にパラボラアンテナを回動させて角度を変えるスクリュ
ージャッキ装置が設けられている。
【0003】従来のスクリュージャッキ装置は、第4図
に示すように、数年に一度という稀な超強風に対しても
破壊することがないように十分な強度を有する大型のス
クリュージャッキ12が用いられている。また、パラボ
ラアンテナのビーム指向性が狭いことから、通信用静止
衛星を追尾するために大型の電動機により常に微小駆動
するようにしている。
に示すように、数年に一度という稀な超強風に対しても
破壊することがないように十分な強度を有する大型のス
クリュージャッキ12が用いられている。また、パラボ
ラアンテナのビーム指向性が狭いことから、通信用静止
衛星を追尾するために大型の電動機により常に微小駆動
するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらこの従来
のパラボラアンテナに用いられているスクリュージャッ
キ装置は大型のため製造コストが高く、また、電気使用
量や維持費が多大となっているという問題があった。本
考案は上記の問題点にかんがみてなされたもので、パラ
ボラアンテナの強度や微小駆動する機能を損なうことな
く可能なかぎり低コストで製造できるパラボラアンテナ
用スクリュージャッキ装置の提供を目的とする。
のパラボラアンテナに用いられているスクリュージャッ
キ装置は大型のため製造コストが高く、また、電気使用
量や維持費が多大となっているという問題があった。本
考案は上記の問題点にかんがみてなされたもので、パラ
ボラアンテナの強度や微小駆動する機能を損なうことな
く可能なかぎり低コストで製造できるパラボラアンテナ
用スクリュージャッキ装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案のパラボラアンテナ用スクリュージャッキ装置
は、角度可変に設置したパラボラアンテナの当該角度を
変えるためのパラボラアンテナ用スクリュージャッキ装
置において、それぞれ一側がターンバックルに螺合し、
他端が、パラボラアンテナ又は設置側に固定された軸受
に軸を介して軸支される二本の支持棒と、これら二本の
支持棒のうちいずれか一本の支持棒を軸支する上記軸を
偏心軸で形成するとともに、この偏心軸に固設したトル
クアームと、一端が上記ターンバックルに固定した金具
に軸支され、他端が上記トルクアームに軸支される小型
電動ジャッキとを有し、上記小型電動ジャッキを伸縮さ
せ、上記偏心軸を回動させることによって上記いずれか
一本の支持棒の他端位置を前記軸受に対して微小変位さ
せる位置調整手段とを備えた構成としてある。
本考案のパラボラアンテナ用スクリュージャッキ装置
は、角度可変に設置したパラボラアンテナの当該角度を
変えるためのパラボラアンテナ用スクリュージャッキ装
置において、それぞれ一側がターンバックルに螺合し、
他端が、パラボラアンテナ又は設置側に固定された軸受
に軸を介して軸支される二本の支持棒と、これら二本の
支持棒のうちいずれか一本の支持棒を軸支する上記軸を
偏心軸で形成するとともに、この偏心軸に固設したトル
クアームと、一端が上記ターンバックルに固定した金具
に軸支され、他端が上記トルクアームに軸支される小型
電動ジャッキとを有し、上記小型電動ジャッキを伸縮さ
せ、上記偏心軸を回動させることによって上記いずれか
一本の支持棒の他端位置を前記軸受に対して微小変位さ
せる位置調整手段とを備えた構成としてある。
【0006】
【作用】上記構成からなるパラボラアンテナ用スクリュ
ージャッキ装置によれば、ターンバックルを手動で回転
させることによりパラボラアンテナの角度が大きく変え
られ、位置調整部により微小駆動される。
ージャッキ装置によれば、ターンバックルを手動で回転
させることによりパラボラアンテナの角度が大きく変え
られ、位置調整部により微小駆動される。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。第3図に示すように、パラボラアンテナ
は、パラボラ反射鏡9と、このパラボラ反射鏡9に電波
を放射するための一次放射器14と、上記パラボラ反射
鏡9の後側を支持する支持構造部10とを備えて構成さ
れている。また、小型のパラボラアンテナは架台に固定
して使用されているが、中型、大型のパラボラアンテナ
は、角度可変になるように、支持構造部10の下端を架
台上の方位旋回座13に俯仰軸受部11を介して回動可
能に軸支してある。そして、支持構造部10の上端と方
位旋回座13との間には、俯仰軸受部11を支点にパラ
ボラアンテナを回動させて角度を変えるスクリュージャ
ッキ装置12が設けられている。
て説明する。第3図に示すように、パラボラアンテナ
は、パラボラ反射鏡9と、このパラボラ反射鏡9に電波
を放射するための一次放射器14と、上記パラボラ反射
鏡9の後側を支持する支持構造部10とを備えて構成さ
れている。また、小型のパラボラアンテナは架台に固定
して使用されているが、中型、大型のパラボラアンテナ
は、角度可変になるように、支持構造部10の下端を架
台上の方位旋回座13に俯仰軸受部11を介して回動可
能に軸支してある。そして、支持構造部10の上端と方
位旋回座13との間には、俯仰軸受部11を支点にパラ
ボラアンテナを回動させて角度を変えるスクリュージャ
ッキ装置12が設けられている。
【0008】実施例に係るスクリュージャッキ装置12
は、第1図に示すように、ターンバックル1と、このタ
ーンバックル1に一側が螺合し他端1a’が軸受部2の
軸受4aを介してパラボラアンテナの支持構造部10に
軸支される第1支持棒1aと、ターンバックル1に一側
が螺合し他端1b’が方位旋回座13に軸受部3の軸受
4bを介して軸支される第2支持棒1bと、第2支持棒
1bの他端位置を変える位置調整手段8とを備えてい
る。 なお、軸受部3の軸受4bは、方位旋回座13に固
定されている。
は、第1図に示すように、ターンバックル1と、このタ
ーンバックル1に一側が螺合し他端1a’が軸受部2の
軸受4aを介してパラボラアンテナの支持構造部10に
軸支される第1支持棒1aと、ターンバックル1に一側
が螺合し他端1b’が方位旋回座13に軸受部3の軸受
4bを介して軸支される第2支持棒1bと、第2支持棒
1bの他端位置を変える位置調整手段8とを備えてい
る。 なお、軸受部3の軸受4bは、方位旋回座13に固
定されている。
【0009】この位置調整手段8は、第2支持棒1bの
他端1b’を軸支する軸を偏心軸4で形成し、これを軸
受4bで軸支するとともに、上記偏心軸4にトルクアー
ム5を固設してある。また、位置調整手段8は、一端が
金具7を介してターンバックル1に固定され、他端がト
ルクアーム5に軸支される小型電動ジャッキ6を備えて
構成されている。なお、上記金具7はターンバックル1
に回転およびスライド方向自在に固定で きる。
他端1b’を軸支する軸を偏心軸4で形成し、これを軸
受4bで軸支するとともに、上記偏心軸4にトルクアー
ム5を固設してある。また、位置調整手段8は、一端が
金具7を介してターンバックル1に固定され、他端がト
ルクアーム5に軸支される小型電動ジャッキ6を備えて
構成されている。なお、上記金具7はターンバックル1
に回転およびスライド方向自在に固定で きる。
【0010】すなわち、第2図に示すように、偏心軸4
は、中心軸X 1 を軸心とする中央部を軸受部3の軸受4
bで軸支し、中心軸X 1 に対してeだけ偏心した軸X 2
を軸心とする両側部をトルクアーム5にボルトで固定す
るようにしている。 ここで、偏心軸4の両側部は、第2
支持棒1bの他端1b’を軸支している。
は、中心軸X 1 を軸心とする中央部を軸受部3の軸受4
bで軸支し、中心軸X 1 に対してeだけ偏心した軸X 2
を軸心とする両側部をトルクアーム5にボルトで固定す
るようにしている。 ここで、偏心軸4の両側部は、第2
支持棒1bの他端1b’を軸支している。
【0011】したがって、このスクリュージャッキ装置
によれば、第1図の状態で小型電動ジャッキ6を伸縮さ
せると、トルクアーム5が揺動して、偏心軸4の中央部
が軸受4bに支承された状態で回転する。その結果、偏
心軸4の両側部が偏心回転し、第2支持棒1bの他端1
b’の位置を軸受4bに対して偏心量eだけ微小変位さ
せる。なお、間隔Lを大きく変える場合は、金具7を緩
め、ターンバックル1を手動により回転させることによ
り行なう。
によれば、第1図の状態で小型電動ジャッキ6を伸縮さ
せると、トルクアーム5が揺動して、偏心軸4の中央部
が軸受4bに支承された状態で回転する。その結果、偏
心軸4の両側部が偏心回転し、第2支持棒1bの他端1
b’の位置を軸受4bに対して偏心量eだけ微小変位さ
せる。なお、間隔Lを大きく変える場合は、金具7を緩
め、ターンバックル1を手動により回転させることによ
り行なう。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように本考案のパラボラア
ンテナ用スクリュージャッキ装置によれば、安価なター
ンバックルを備え、位置調整手段により微小駆動させる
ので、小型で安価に製造することができる。また、ター
ンバックルを用いるので強度を確保できるとともに、微
小駆動する機能も確保できるので、パラボラアンテナに
使用する上で、従来の大型で高価な電動スクリュージャ
ッキと同等の作用をさせることができるという効果があ
る。
ンテナ用スクリュージャッキ装置によれば、安価なター
ンバックルを備え、位置調整手段により微小駆動させる
ので、小型で安価に製造することができる。また、ター
ンバックルを用いるので強度を確保できるとともに、微
小駆動する機能も確保できるので、パラボラアンテナに
使用する上で、従来の大型で高価な電動スクリュージャ
ッキと同等の作用をさせることができるという効果があ
る。
【図1】本考案の一実施例に係るパラボラアンテナ用ス
クリュージャッキ装置を示す図である。
クリュージャッキ装置を示す図である。
【図2】その要部を示す図1中のA視断面図である。
【図3】実施例に係るスクリュージャッキ装置がパラボ
ラアンテナに使用されている状態を示す側面図である。
ラアンテナに使用されている状態を示す側面図である。
【図4】従来のスクリュージャッキ装置の一例をパラボ
ラアンテナに使用されている状態とともに示す側面図で
ある。
ラアンテナに使用されている状態とともに示す側面図で
ある。
1…ターンバックル 1a…一端 1b…他端 2…軸受部 3…軸受部 4…偏心軸 4a…偏心軸受 5…トルクアーム 6…小型電動スクリュージャッキ 9…パラボラ反射鏡 10…支持構造部 11…俯仰軸受部 13…方位旋回座 14…一次放射器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−56555(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 3/02 - 3/10
Claims (1)
- 【請求項1】 角度可変に設置したパラボラアンテナの
当該角度を変えるためのパラボラアンテナ用スクリュー
ジャッキ装置において、それぞれ一側がターンバックルに螺合し、他端が、パラ
ボラアンテナ又は設置側に固定された軸受に軸を介して
軸支される二本の支持棒と、 これら二本の支持棒のうちいずれか一本の支持棒を軸支
する上記軸を偏心軸で形成するとともに、この偏心軸に
固設したトルクアームと、 一端が上記ターンバックルに固定した金具に軸支され、
他端が上記トルクアームに軸支される小型電動ジャッキ
とを有し、 上記小型電動ジャッキを伸縮させ、上記偏心軸を回動さ
せることによって上記いずれか一本の支持棒の他端位置
を前記軸受に対して微小変位させる位置調整手段とを備
えたことを特徴とするパラボラアンテナ用スクリュージ
ャッキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991053228U JP2603684Y2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | パラボラアンテナ用スクリュージャッキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991053228U JP2603684Y2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | パラボラアンテナ用スクリュージャッキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0580020U JPH0580020U (ja) | 1993-10-29 |
JP2603684Y2 true JP2603684Y2 (ja) | 2000-03-15 |
Family
ID=12936967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991053228U Expired - Fee Related JP2603684Y2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | パラボラアンテナ用スクリュージャッキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603684Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2624204B2 (ja) * | 1994-07-05 | 1997-06-25 | 日本電気株式会社 | アンテナ駆動装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5456555U (ja) * | 1977-09-28 | 1979-04-19 | ||
JPS6030510Y2 (ja) * | 1978-01-27 | 1985-09-12 | 三菱電機株式会社 | 回転軸駆動装置 |
-
1991
- 1991-06-14 JP JP1991053228U patent/JP2603684Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0580020U (ja) | 1993-10-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |