JP2603577B2 - マグネットワイヤ用銅芯線の防錆処理伸線方法 - Google Patents

マグネットワイヤ用銅芯線の防錆処理伸線方法

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    • C23FNON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
    • C23F11/00Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent
    • C23F11/08Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids
    • C23F11/10Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids using organic inhibitors
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は銅線の伸線方法に関し、
更に詳しくはマグネットワイヤ用の銅芯線の伸線方法と
して好適な、銅線表面に防錆処理を施す伸線方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来よりマグネットワイヤ用線の伸
線方法としては複数個の伸線ダイスに液状潤滑剤を供給
し、銅線を規定の外径の銅線まで伸線する方法、い
わゆる湿式伸線工程による伸線方法が用いられている。
【0003】マグネットワイヤ用の銅芯線は細いものは
拾数ミクロンの径で用いられるため、銅材料としては高
純度(99.99%)の銅が使用され、一般には連続鋳造法
(SCR)により製造された電気銅が使用されている。
この電気銅をインゴットから8mmφ迄伸線し、次いで、
単頭式伸線機で2.6mmφまで伸線する。2.6mmφから細径
化する場合には、一般に用いられている湿式スリップ型
多段横型伸線機(以下横型伸線機と略記する)を用い、
複数組のダイス配列(例えば7組ダイス配列,13組ダイ
ス配列、20組ダイス配列等)により段階的に引き落と
し、細線まで伸線加工するものである。ダイスの材質と
しては鋼ダイス,合金ダイス或はダイヤモンドダイス等
が用いられている。一般に0.4mmφ以下はダイヤモンド
ダイスが使用され、ダイス1個当りの減面率を7〜22%
として伸線している。
【0004】また、湿式伸線工程において使用される潤
滑剤としては、鉱物油又は植物油に界面活性剤を加え乳
化分散させたエマルジョン型水溶性潤滑剤或は脂肪酸グ
ルコールエステルをベースにし、これに界面活性剤を加
えた合成型水溶性潤滑剤が用いられ、伸線中の銅線,ダ
イス及び段ロールに散布し、これらを冷却すると共にこ
れらの潤滑性を良くし、ダイスの摩耗及び伸線工程中の
断線を防止して伸線の引き抜き加工性の向上を計ってい
る。
【0005】銅線の伸線方法の実際の例を示すと、潤
剤として油分2%に調整したエマルジョン型水溶性潤滑
のルーブライト#2000L(日本油剤研究所社商品名)
を横型伸線機の20組ダイス配列の各ダイスに供給し、ダ
イス1個当りの減面率を7%、また線速を900m/minと
し、0.05mmφの銅母線から0.03mmφの銅芯線まで伸線加
工している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】銅芯線の外周にポリウ
レタン塗料等の絶縁塗料を塗布,焼付けしたマグネット
ワイヤにおいて、品質面で特に問題視され、しかも根本
的な解決がなされていない未解決の問題として、銅芯線
の酸化変色が挙げられる。特に、時計コイル等に使用さ
れる20μm前後のマグネットワイヤの場合に於いては、
銅芯線表面の僅かの酸化変色でも、はんだ付けする場合
にはんだの拡がりが悪く、使いにくいという難点があっ
た。そして、前記酸化変色は、特に梅雨期の高温多湿時
に多発する傾向があった。
【0007】そこで本発明者らはマグネットワイヤの銅
芯線の酸化変色について種々鋭意実験,検討してみた結
果、銅芯線の酸化変色は絶縁皮膜が形成された後に湿度
等の外的要因により発生したものではなく、伸線工程の
段階で発生したものか、或は線保管中の高温,高湿
度、酸又はアルカリ雰囲気の場合等、保管中の環境条件
が悪い場合に発生したものが大部分を占めていることが
わかり、更に、前記伸線工程或は線保管中の環境条件
が良い場合にも酸化変色が発生しているものについて
は、伸線工程或は線保管中の段階で銅芯線表面に酸化
変色の発生の要因を内在していたものがマグネットワイ
ヤになった後に発生したものであることが判明した。従
って、伸線工程で銅芯線の酸化変色の発生を防止する手
段を講ずれば良いことがわかったものである。
【0008】本発明は上記従来技術が有する問題点を解
決するために為されたものであり、伸線工程において銅
線表面に防錆皮膜を形成させ、マグネットワイヤの銅芯
線表面の酸化変色を防止する防錆処理伸線方法を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は複数組のダイス配列からなる中間ダイスおよ
び仕上げダイスに水溶性潤滑剤を供給して循環使用し
線を規定の外径の銅線まで伸線するマグネットワ
イヤ用銅芯線の伸線方法であって、 前記水溶性潤滑剤の
供給・循環ラインを中間ダイス用と仕上げダイス用の2
系列に分離し、中間ダイス用供給・循環ラインに
間ダイス用水溶性潤滑剤(以下、中間ダイス用潤滑剤と
略記する)、仕上げダイス用の供給・循環ラインには,
と化学的に反応し防錆皮膜を形成するイミダゾール系
又はベンゾトリアゾール系の化合物を添加した防錆用水
溶性潤滑剤(以下、防錆用潤滑剤と略記する)を用い、
中間ダイスに中間ダイス用水溶性潤滑剤,また仕上げダ
イスに防錆用水溶性潤滑剤を供給し、仕上げダイス工程
で銅線と防錆用水溶性潤滑剤とを反応させ、銅線表面に
防錆皮膜を形成させながら規定の外径の銅芯線まで伸線
するマグネットワイヤ用線の防錆処理伸線方法にあ
る。
【0010】前記銅と化学的に反応し防錆皮膜を形成す
るイミダゾール系又はベンゾトリアゾール系の化合物
(以下防錆イミダゾール系化合物と略記する。)として
は、イミダゾール,2−フェニル−4−メチル−イミダ
ゾール,ベンゾトリアゾール,P−クレゾール−ベンゾ
トリアゾール或はハイドロオキシルベンゾトリアゾール
等が挙げられる。これらの化合物は銅と親和性が強い有
機複素環化合物である。下記にその化学式を示す。
【0011】
【化1】
【0012】
【作用】循環使用される水溶性潤滑剤の供給ラインを中
間ダイス用潤滑剤4の供給・循環ラインと仕上げダイス
用の防錆用潤滑剤4sの供給・循環ライン(以下、供給
ラインと略記する)との2系列に分離したことによる作
用を述べる。 伸線工程において、従来のように潤滑剤の
供給ラインが1系列の場合は潤滑剤中に溶解する銅イオ
ンが極めて多くなり、銅イオン濃度が急速に上昇するも
のである。前記1系列の供給ラインに防錆用潤滑剤4s
を用いた場合は極めて短時間のうちに前記銅イオンと防
錆イミダゾール系化合物とが反応するため、銅線と防錆
イミダゾール系化合物とは殆ど反応しなくなり、銅線表
面に防錆皮膜を形成させることができない、即ち防錆効
果が消失してしまうものである。 そこで本発明者はこの
欠点を改善するため、供給ラインを上記のように2系列
に分離し、防錆用潤滑剤4sは仕上げダイス2sのみに
供給・循環(以下、供給と略記する)するようにして、
この潤滑剤4s中の銅イオン濃度の上昇を極力おさえ、
銅イオンと防錆イミダゾール系化合物との反応を少なく
し、常に防錆イミダゾール系化合物が防錆用潤滑剤4s
中に存在している状態にしておくものである。また本発
明の防錆処理伸線方法は、銅と化学的に反応し防錆皮膜
を形成するイミダゾール系又はベンゾトリアゾール系の
化合物を添加した防錆用潤滑剤を仕上げダイスのみに供
給し、銅線と防錆用潤滑剤とを反応させ、銅線表面に防
錆皮膜を形成させながら伸線する方法なので、伸線工程
中及び伸線工程以降の酸化変色が防止され、マグネット
ワイヤの銅芯線表面の酸化変色が防止される。
【0013】防錆皮膜の形成について更に詳しく説明す
る。伸線工程に於いて、複数個の伸線ダイスを通過して
銅線の外径が減少するに従い表面積は増大するので、新
しい銅表面は化学的に活性に富んだ表面となる。即ち、
この銅表面はミクロ的にみた場合かなり荒れており凹凸
状になっているものである。そこで銅表面に酸化変色を
起こさせる不純物等が付着する前に、銅表面の凹凸状部
分に防錆用潤滑剤を浸透させ、添加されている防錆イミ
ダゾール系化合物と反応させ、銅表面に防錆皮膜を形成
させるものである。この防錆皮膜は酸化変色及び腐食を
進行させる陽極,陰極の電気化学反応を抑制させる作用
をする。銅表面と防錆イミダゾール系化合物との反応を
下記化学式2に示す。なお銅表面は空気中の酸素と反応
し酸化銅(Cu2O)の形となっている。
【0014】
【化2】
【0015】
【実施例】本発明の銅線の防錆処理伸線方法について
図を用いて説明する。なお本発明は本実施例に限定され
るものではない。図1は本発明の防錆処理伸線方法を説
明するための略構成図である。従来の横型伸線機に防錆
用潤滑剤4sの供給ラインを付加し、防錆用潤滑剤4sを仕
上げダイス2sのみに供給する構成となっている。
【0016】供線ボビンbから繰り出された銅母線1a
は案内ロールcを経由し伸線機20に導入される。導入さ
れた銅母線1aは複数組のダイス配列からなる中間ダイ
ス2を順次通過して銅母線1aの径が引き落とされ、更
に仕上げダイス2sを通過して銅芯線1となり巻取りボ
ビンdに巻き取られる。このとき、銅母線1aの外径が
小さくなるにつれて線速を早くしなければならないので
繰り出しロール3の径は中間ダイス2通過毎に大きく設
定されている。また伸線加工中は前記繰り出しロール3
と中間ダイス2に摩擦熱が発生するためと、引き抜き加
工性を上げるために中間ダイス用潤滑剤4を供給用配管
5の先端に設けたノズル6より前記繰り出しロール3と
中間ダイス2にシャワー状に散布している。そして、散
布後の中間ダイス用潤滑剤4は戻り用配管7を通ってか
ら潤滑剤タンク(図示せず)に戻り、再び循環使用され
る。従来は仕上げダイス2sにも中間ダイス2に散布し
たのと同じ潤滑剤4を供給していたが、本発明ではこの
仕上げダイス2sには別系列の供給ラインから防錆用潤
滑剤4sを供給し、銅線と防錆用潤滑剤4sとを反応
させ、銅線表面に防錆皮膜を形成させながら伸線し銅芯
線1とするものである。
【0017】仕上げダイス2sに供給される防錆用潤
剤4sの供給ラインについて詳しく説明する。防錆用潤
滑剤タンク10に貯留されている防錆用潤滑剤4sは供給
ポンプ11により供給用配管5sを経由して伸線機20に送
られ、前記配管5sの先端に設けたノズル6sから、2
枚の板状の単フェルトが重ね合わされた潤滑剤供給用の
フェルト12に散布され、このフェルト12を湿潤状態にす
る。伸線中の銅線は、2枚の単フェルトの間を通過する
ようになっているので、通過する銅線には防錆用潤滑剤
4sが多量に付着されて仕上げダイス2sに供給され
る。そして、散布後の防錆用潤滑剤4sは前記フェルト
12及び仕上げダイス2sの下部に設けた潤滑剤受け13に
集められ、戻り用配管7s及び該配管7sの途中に設け
たフィルター14を経由して前記タンク10に戻り、再び循
環使用される。
【0018】本発明において、循環使用される水溶性潤
滑剤の供給ラインを中間ダイス用潤滑剤4の供給ライン
と仕上げダイス用の防錆用潤滑剤4sの供給ラインとの
2系列に分離した理由を述べる。伸線工程において、従
来のように潤滑剤の供給ラインが1系列の場合は潤滑剤
中に溶解する銅イオンが極めて多くなり、銅イオン濃度
が急速に上昇するものである。前記1系列の供給ライン
に防錆用潤滑剤4sを用いた場合は極めて短時間のうち
に前記銅イオンと防錆イミダゾール系化合物とが反応す
るため、銅線と防錆イミダゾール系化合物とは殆ど反応
しなくなり、銅線表面に防錆皮膜を形成させることがで
きない、即ち防錆効果が消失してしまうことが分かっ
た。そこで本発明者はこの欠点を改善するため、供給ラ
インを上記のように2系列に分離し、防錆用潤滑剤4s
は仕上げダイス2sのみに供給するようにして、この潤
滑剤4s中の銅イオン濃度の上昇を極力おさえ、銅イオ
ンと防錆イミダゾール系化合物との反応を少なくし、常
に防錆イミダゾール系化合物が防錆用潤滑剤4s中に存
在している状態にしておくものである。
【0019】また、供給ラインを2系列に分離すること
により、仕上げダイス用の防錆用潤滑剤4sの使用量は
中間ダイス用潤滑剤4の使用量と比較して極めて少量で
すむので経済的であるうえに、十分な潤滑効果及び防錆
効果が得られる。また、防錆用潤滑剤タンク10の容量は
小さくても良いので、潤滑剤有効成分の濃度管理も簡単
に実施でき、更に、潤滑剤が劣化した場合も、容易に交
換することができる。
【0020】実施例1〜4 上記防錆処理伸線方法を用いた実際の例を示す。19組ダ
イス配列からなる中間ダイヤモンドダイス2に表1に示
す組成の中間ダイス用潤滑剤4を供給し、また仕上げダ
イヤモンドダイス2sに表1に示す組成の防錆用潤滑剤
4sを上記供給ラインを用いて供給し、0.05mmφの銅母
線1aを減面率7%、1000m/minの伸線速度で0.03mm
φの銅芯線1まで防錆処理伸線加工し、巻取りボビンd
に巻取った。なお表1において、ルーブライト#2000L
とカリ石けん液に対するイミダゾール及びベンゾトリア
ゾールの添加量をそれぞれ3%及び1%としているの
は、これら水溶性潤滑剤に対する溶解性と防錆効果を予
め実験して決めたものである。
【0021】比較例1,2 表1に示す水溶性潤滑剤を全ダイスに供給する以外は実
施例と同一の条件で0.05mmφの銅母線から0.03mmφの銅
芯線に伸線加工し、巻取りボビンに巻取った。
【0022】
【表1】
【0023】銅芯線表面変色試験 実施例1〜4及び比較例1,2により得られたボビン巻
の銅芯線0.03mmφを試料とし、下記3条件の環境に放置
して銅芯線表面の酸化変色について試験した。その結果
を表2に示す。
【0024】
【表2】
【0025】上記表より明らかなように、本発明の防
錆処理伸線方法により得られた銅芯線は従来の伸線方法
により得られた銅芯線よりも各種条件下で酸化変色に対
して防止効果があることがわかる。
【0026】
【発明の効果】本発明の銅線の防錆処理伸線方法は
上げダイス工程で銅線表面に防錆皮膜を形成させながら
伸線する方法なので、伸線工程中及び伸線工程以降の酸
化変色が防止され、マグネットワイヤの銅芯線表面の酸
化変色が防止される。従って、マグネットワイヤ用の銅
芯線の伸線方法として好適なものである。また、本発明
の防錆処理伸線方法は、従来の横型伸線機に別系統の防
用潤滑剤供給ラインを付加し、仕上げダイスに防錆
滑剤を供給するのみで良いので防錆処理が簡単確実に
行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防錆処理伸線方法を説明するための略
構成図である。
【符号の説明】
1 銅芯線 1a 銅母線 2 伸線ダイス(中間ダイス) 2s 仕上げダイス 3 繰出しロール 4 中間ダイス用水溶性潤滑剤 4s 防錆用水溶性潤滑剤 5,5s 供給用配管 6,6s ノズル 7,7s 戻り用配管 10 防錆用潤滑剤タンク 11 供給ポンプ 12 潤滑剤供給用フェルト 13 潤滑剤受け 14 フィルター 20 伸線機 b 供線ボビン c 案内ロール d 巻取りボビン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数組のダイス配列からなる中間ダイス
    および仕上げダイスに水溶性潤滑剤を供給して循環使用
    、銅線を規定の外径の銅線まで伸線するマグネッ
    トワイヤ用銅芯線の伸線方法であって、 前記水溶性潤滑剤の供給・循環ラインを中間ダイス用と
    仕上げダイス用の2系列に分離し、中間ダイス用供給
    ・循環ラインに中間ダイス用水溶性潤滑剤、仕上げダ
    イス用の供給・循環ラインには,銅と化学的に反応し防
    錆皮膜を形成するイミダゾール系又はベンゾトリアゾー
    ル系の化合物を添加した防錆用水溶性潤滑剤を用い、中
    間ダイスに中間ダイス用水溶性潤滑剤,また仕上げダイ
    スに防錆用水溶性潤滑剤を供給し、仕上げダイス工程で
    線と防錆用水溶性潤滑剤とを反応させ、銅線表面に防
    錆皮膜を形成させながら規定の外径の銅芯線まで伸線す
    ることを特徴とするマグネットワイヤ用線の防錆処
    理伸線方法。
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