JP2603267Y2 - コントロールユニットの着脱装置 - Google Patents
コントロールユニットの着脱装置Info
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- JP2603267Y2 JP2603267Y2 JP1992091272U JP9127292U JP2603267Y2 JP 2603267 Y2 JP2603267 Y2 JP 2603267Y2 JP 1992091272 U JP1992091272 U JP 1992091272U JP 9127292 U JP9127292 U JP 9127292U JP 2603267 Y2 JP2603267 Y2 JP 2603267Y2
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- Japan
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コントロールユニット
の着脱装置に関し、特に、車載用の音響機器などを操作
する操作スイッチ類を装備したコントロールユニットの
本体部に対する着脱装置に関するものである。
の着脱装置に関し、特に、車載用の音響機器などを操作
する操作スイッチ類を装備したコントロールユニットの
本体部に対する着脱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車載用音響機器は、近年、高級化・高価
格化する傾向にあるが、それに伴って盗難に遭う虞れが
増大するという問題が生じている。
格化する傾向にあるが、それに伴って盗難に遭う虞れが
増大するという問題が生じている。
【0003】例えば特開平4−38899号公報には、
車載用音響機器などの本体とコントロールユニットとを
別体化し、本体のフロントパネルに設けられた受容部に
対してコントロールユニットを着脱可能にした構成が提
案されている。これによれば、運転者が車両を離れる際
にコントロールユニットのみを簡単に取外して社外へ持
ち出すことができるので、本体を車体から取外してもそ
の使用が不能になるため、これを持ち去られる可能性が
少なくなるという利点が得られる。
車載用音響機器などの本体とコントロールユニットとを
別体化し、本体のフロントパネルに設けられた受容部に
対してコントロールユニットを着脱可能にした構成が提
案されている。これによれば、運転者が車両を離れる際
にコントロールユニットのみを簡単に取外して社外へ持
ち出すことができるので、本体を車体から取外してもそ
の使用が不能になるため、これを持ち去られる可能性が
少なくなるという利点が得られる。
【0004】さて、上記公報には、コントロールユニッ
ト受容部の一端側を遊端として傾動自在に受容部の底壁
に枢着され、かつ突出方向に常時弾発付勢された押出し
アームと、コントロールユニットの一側に係合可能なフ
ック部が遊端部に設けられると共にその基端部が押出し
アームに枢着され、かつコントロールユニットとの係合
方向へ常時弾発付勢されたホルダアームと、コントロー
ルユニットの他側に係合するべく受容部の対応部に設け
られた固定突起と、コントロールユニットが受容部内に
受容された状態を保持するためのラッチ手段とを備えた
コントロールユニット着脱装置が提案されている。
ト受容部の一端側を遊端として傾動自在に受容部の底壁
に枢着され、かつ突出方向に常時弾発付勢された押出し
アームと、コントロールユニットの一側に係合可能なフ
ック部が遊端部に設けられると共にその基端部が押出し
アームに枢着され、かつコントロールユニットとの係合
方向へ常時弾発付勢されたホルダアームと、コントロー
ルユニットの他側に係合するべく受容部の対応部に設け
られた固定突起と、コントロールユニットが受容部内に
受容された状態を保持するためのラッチ手段とを備えた
コントロールユニット着脱装置が提案されている。
【0005】これによると、先ずラッチ手段を解除する
と、押出しアームが跳ね上がってコントロールユニット
の一側を受容部から突出させるので、この突出した部分
を掴んでホルダアームに作用する弾発付勢力に対抗する
向きにコントロールユニット動かしてその他側の係合を
外し、この後ホルダアームのフックとの係合を外す、と
いった手順で本体に対するコントロールユニットの脱却
が行われる。
と、押出しアームが跳ね上がってコントロールユニット
の一側を受容部から突出させるので、この突出した部分
を掴んでホルダアームに作用する弾発付勢力に対抗する
向きにコントロールユニット動かしてその他側の係合を
外し、この後ホルダアームのフックとの係合を外す、と
いった手順で本体に対するコントロールユニットの脱却
が行われる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】この脱却動作を分解す
ると、固定突起と干渉しない位置までコントロールユニ
ットをずらし、さらに他側を受容部の外に向けて引き出
す、という2段アクションになるが、この種の音響機器
は一般にセンターコンソール等に取付けられるため、取
り出す時の姿勢によってはシフトレバーが干渉したりし
て一度で外れなかったりすることがあった。
ると、固定突起と干渉しない位置までコントロールユニ
ットをずらし、さらに他側を受容部の外に向けて引き出
す、という2段アクションになるが、この種の音響機器
は一般にセンターコンソール等に取付けられるため、取
り出す時の姿勢によってはシフトレバーが干渉したりし
て一度で外れなかったりすることがあった。
【0007】本考案は、このような不都合を改善するべ
く案出されたものであり、その主な目的は、簡単な構造
で脱却時の取扱い性を向上し得るように改良されたコン
トロールユニットの着脱装置を提供することにある。
く案出されたものであり、その主な目的は、簡単な構造
で脱却時の取扱い性を向上し得るように改良されたコン
トロールユニットの着脱装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本考
案によれば、コントロールユニット1の受容部3の一端
側を遊端として傾動自在に受容部の底壁7に枢着され、
かつ突出方向に常時弾発付勢された押出しアーム6と、
コントロールユニットの一側に係合可能なフック部13
がその遊端部に設けられると共にその基端部が前記押出
しアームに枢着され、かつコントロールユニットとの係
合方向へ常時弾発付勢されたホルダアーム11と、コン
トロールユニットの他側に係合するべく受容部の対応部
に設けられた固定突起15と、没入位置にある押し出し
アームに係合してコントロールユニットが受容部内に受
容された状態を保持するためのラッチ手段17・18と
を備えたコントロールユニットの着脱装置に於て、ホル
ダアームの枢着端の近傍にホルダアームに略直交する向
きにストッパアーム14を突設し、このストッパアーム
の遊端が受容部底壁の裏面に当接することをもって押出
しアームの突出量が規定されるようにすることによって
達成される。
案によれば、コントロールユニット1の受容部3の一端
側を遊端として傾動自在に受容部の底壁7に枢着され、
かつ突出方向に常時弾発付勢された押出しアーム6と、
コントロールユニットの一側に係合可能なフック部13
がその遊端部に設けられると共にその基端部が前記押出
しアームに枢着され、かつコントロールユニットとの係
合方向へ常時弾発付勢されたホルダアーム11と、コン
トロールユニットの他側に係合するべく受容部の対応部
に設けられた固定突起15と、没入位置にある押し出し
アームに係合してコントロールユニットが受容部内に受
容された状態を保持するためのラッチ手段17・18と
を備えたコントロールユニットの着脱装置に於て、ホル
ダアームの枢着端の近傍にホルダアームに略直交する向
きにストッパアーム14を突設し、このストッパアーム
の遊端が受容部底壁の裏面に当接することをもって押出
しアームの突出量が規定されるようにすることによって
達成される。
【0009】
【作用】このようにすれば、固定突起との係合を外す向
きにコントロールユニットを動かすと、ホルダアームの
遊端が外方へ押され、これに伴ってストッパアームの底
壁裏面に対する当接部を支点としてホルダアームの枢着
点が押し出される。しかしてホルダアームの枢着点であ
る押出しアームの遊端がさらに押し出され、固定突起と
の係合を解除する向きにコントロールユニットの他側が
押し出されることとなる。
きにコントロールユニットを動かすと、ホルダアームの
遊端が外方へ押され、これに伴ってストッパアームの底
壁裏面に対する当接部を支点としてホルダアームの枢着
点が押し出される。しかしてホルダアームの枢着点であ
る押出しアームの遊端がさらに押し出され、固定突起と
の係合を解除する向きにコントロールユニットの他側が
押し出されることとなる。
【0010】
【実施例】以下、添付の図面に示された具体的な実施例
を参照して本考案の構成について詳細に説明する。
を参照して本考案の構成について詳細に説明する。
【0011】図1は、本考案が適用された車載用音響機
器としての例えばCDデッキの前面部を示す斜視図であ
り、コントロールユニット1を本体のフロントパネル2
から取外した状態を示している。このコントロールユニ
ット1は、図に示されるように横長の板状をなしてお
り、その前面に操作スイッチ及び表示器などが設けられ
ており、車両のインストルメントパネルに取付けられた
CDデッキ本体のフロントパネル2に形成された受容部
3に受容されるようになっている。
器としての例えばCDデッキの前面部を示す斜視図であ
り、コントロールユニット1を本体のフロントパネル2
から取外した状態を示している。このコントロールユニ
ット1は、図に示されるように横長の板状をなしてお
り、その前面に操作スイッチ及び表示器などが設けられ
ており、車両のインストルメントパネルに取付けられた
CDデッキ本体のフロントパネル2に形成された受容部
3に受容されるようになっている。
【0012】図2及び図3に併せて示すように、コント
ロールユニット1の長手方向両側部には、外向きにかつ
裏面側に開かれた窪み4・5がそれぞれ設けられてい
る。そして受容部3の底面3aの長手方向の一側には、
押出しアーム6が設けられている。
ロールユニット1の長手方向両側部には、外向きにかつ
裏面側に開かれた窪み4・5がそれぞれ設けられてい
る。そして受容部3の底面3aの長手方向の一側には、
押出しアーム6が設けられている。
【0013】この押出しアーム6は、フロントパネル2
の裏面に固定されて実質的に受容部3の底壁の一部をな
す基板7にピン軸8を介して枢着されており、受容部3
の底面3aと概ね同一面となる没入位置(図2参照)
と、受容部3の一方の隅側に位置する遊端部を底面3a
から突出させた位置(図3参照)との2位置間で傾動自
在なようになっている。またピン軸8には、捩りコイル
ばね9が巻装されており、押出しアーム6を突出方向に
常時弾発付勢している。
の裏面に固定されて実質的に受容部3の底壁の一部をな
す基板7にピン軸8を介して枢着されており、受容部3
の底面3aと概ね同一面となる没入位置(図2参照)
と、受容部3の一方の隅側に位置する遊端部を底面3a
から突出させた位置(図3参照)との2位置間で傾動自
在なようになっている。またピン軸8には、捩りコイル
ばね9が巻装されており、押出しアーム6を突出方向に
常時弾発付勢している。
【0014】押出しアーム6は、平面視三角形をなして
おり、その遊端側に於ける本体内を臨む1頂部には、ピ
ン軸10を介してホルダアーム11が枢着されている。
このホルダアーム11のピン軸10にも捩りコイルばね
12が巻装されており、ホルダアーム11を受容部3の
中心側へ向けて常時弾発付勢している。そしてホルダア
ーム11の遊端には、コントロールユニット1の一側の
窪み4に係合し得るフック部13が形成されている。
おり、その遊端側に於ける本体内を臨む1頂部には、ピ
ン軸10を介してホルダアーム11が枢着されている。
このホルダアーム11のピン軸10にも捩りコイルばね
12が巻装されており、ホルダアーム11を受容部3の
中心側へ向けて常時弾発付勢している。そしてホルダア
ーム11の遊端には、コントロールユニット1の一側の
窪み4に係合し得るフック部13が形成されている。
【0015】ホルダアーム11の枢着部の近傍には、図
5に併せて示すように、基板7の裏面に当接して押出し
アーム6の突出位置を規定するためのストッパアーム1
4が、ホルダアーム11に略直交する向きに突設されて
いる。
5に併せて示すように、基板7の裏面に当接して押出し
アーム6の突出位置を規定するためのストッパアーム1
4が、ホルダアーム11に略直交する向きに突設されて
いる。
【0016】受容部3に於ける長手方向の他方の隅側に
は、受容部3の底面3aに概ね平行に1組の固定突起1
5が突設されている。そしてコントロールユニット1の
他側の窪み5にこの固定突起15を突入させることがで
きるようになっている。
は、受容部3の底面3aに概ね平行に1組の固定突起1
5が突設されている。そしてコントロールユニット1の
他側の窪み5にこの固定突起15を突入させることがで
きるようになっている。
【0017】図4に示されるように、基板7に於ける押
出しアーム6の下方位置には、押出しアーム6の傾動
軸、即ちピン軸8の軸線に直交する軸回りに揺動し得る
ように、三角形をなすスイングラッチ16が、その第1
の頂部をもって枢支されている。このスイングラッチ1
6の第2の頂部には、押出しアーム6の下面に設けられ
た爪17と係合し得るフック18が形成されている(こ
れら爪17とフック18とで請求項1に記載のラッチ手
段が構成されている)。そして押出しアーム6の爪17
にフック18を係合させる向きにスイングラッチ16を
常時弾発付勢するための捩りコイルばね19が、スイン
グラッチ16の揺動軸20に巻装されている。
出しアーム6の下方位置には、押出しアーム6の傾動
軸、即ちピン軸8の軸線に直交する軸回りに揺動し得る
ように、三角形をなすスイングラッチ16が、その第1
の頂部をもって枢支されている。このスイングラッチ1
6の第2の頂部には、押出しアーム6の下面に設けられ
た爪17と係合し得るフック18が形成されている(こ
れら爪17とフック18とで請求項1に記載のラッチ手
段が構成されている)。そして押出しアーム6の爪17
にフック18を係合させる向きにスイングラッチ16を
常時弾発付勢するための捩りコイルばね19が、スイン
グラッチ16の揺動軸20に巻装されている。
【0018】基板7の前面には、受容部3の底面3aか
ら出没し得るように押釦21が設けられている。そして
この押釦21の押し込み方向端部21aは、スイングラ
ッチ16の第3の頂部にリンク結合している。
ら出没し得るように押釦21が設けられている。そして
この押釦21の押し込み方向端部21aは、スイングラ
ッチ16の第3の頂部にリンク結合している。
【0019】コントロールユニット1には、フロントパ
ネル2への装着状態にて押釦21の頭部に当接し得る位
置に、コントロールユニット1の表裏を貫通する操作ロ
ッド22が設けられている。コントロールユニット1の
装着状態に於てこの操作ロッド22を図4の矢印Aに示
される向きに押し込むことにより、押釦21の頭部が押
し込まれ、捩りコイルばね19の付勢力に抗してスイン
グラッチ16が図4で見て時計回りに回動するので、爪
17とフック18との係合状態が解除されることとな
る。
ネル2への装着状態にて押釦21の頭部に当接し得る位
置に、コントロールユニット1の表裏を貫通する操作ロ
ッド22が設けられている。コントロールユニット1の
装着状態に於てこの操作ロッド22を図4の矢印Aに示
される向きに押し込むことにより、押釦21の頭部が押
し込まれ、捩りコイルばね19の付勢力に抗してスイン
グラッチ16が図4で見て時計回りに回動するので、爪
17とフック18との係合状態が解除されることとな
る。
【0020】本考案によるコントロールユニット1の着
脱装置では、図2に一側が示される装着状態に於て、コ
ントロールユニット1が受容部3内に受容され、その両
側の窪み4・5にホルダアームのフック部13及び固定
突起15がそれぞれ係合した状態にある。この時、押出
しアーム6は受容部3の底面3aから没入した状態にあ
り、押出しアーム6の爪17とスイングラッチ16のフ
ック18とが係合して押出しアーム6の没入位置が保持
されている。なお、この装着状態に於ては、コントロー
ルユニット1と受容部3の底面3aとの両者に設けられ
た図示されない接続端子を介して、コントロールユニッ
ト1が本体に対して電気的に接続され、コントロールユ
ニット1の前面の各種操作スイッチにて本体をコントロ
ールできるようになっている。
脱装置では、図2に一側が示される装着状態に於て、コ
ントロールユニット1が受容部3内に受容され、その両
側の窪み4・5にホルダアームのフック部13及び固定
突起15がそれぞれ係合した状態にある。この時、押出
しアーム6は受容部3の底面3aから没入した状態にあ
り、押出しアーム6の爪17とスイングラッチ16のフ
ック18とが係合して押出しアーム6の没入位置が保持
されている。なお、この装着状態に於ては、コントロー
ルユニット1と受容部3の底面3aとの両者に設けられ
た図示されない接続端子を介して、コントロールユニッ
ト1が本体に対して電気的に接続され、コントロールユ
ニット1の前面の各種操作スイッチにて本体をコントロ
ールできるようになっている。
【0021】コントロールユニット1を取り外す場合に
は、コントロールユニット1の前面に露出している操作
ロッド22の先端を押し込むことにより、前記したよう
に爪17とフック18との係合状態が解除されるため、
捩りコイルばね9の付勢力によって押出しアーム6が突
出し、図3に示されるように、コントロールユニット1
の長手方向の一側が受容部3からポップアップした状態
になる。
は、コントロールユニット1の前面に露出している操作
ロッド22の先端を押し込むことにより、前記したよう
に爪17とフック18との係合状態が解除されるため、
捩りコイルばね9の付勢力によって押出しアーム6が突
出し、図3に示されるように、コントロールユニット1
の長手方向の一側が受容部3からポップアップした状態
になる。
【0022】この時、コントロールユニット1は他側の
窪み5と固定突起15との係合部を支点として傾動し、
押出しアーム6は受容部3の長手方向の中心から外側に
偏位した位置を支点として傾動するため、コントロール
ユニット1の一側の軌跡と押出しアーム6の遊端の軌跡
とが不一致となるが、コントロールユニット1の一側の
窪み4に係合したホルダアーム11が押出しアーム6に
対して傾動自在であり、かつ窪み4にフック部13が食
い込む向きにホルダアーム11が弾発付勢されているこ
とから、図3に示す突出状態にあっても、コントロール
ユニット1の長手方向両側部の係合状態が好適に保持さ
れる。
窪み5と固定突起15との係合部を支点として傾動し、
押出しアーム6は受容部3の長手方向の中心から外側に
偏位した位置を支点として傾動するため、コントロール
ユニット1の一側の軌跡と押出しアーム6の遊端の軌跡
とが不一致となるが、コントロールユニット1の一側の
窪み4に係合したホルダアーム11が押出しアーム6に
対して傾動自在であり、かつ窪み4にフック部13が食
い込む向きにホルダアーム11が弾発付勢されているこ
とから、図3に示す突出状態にあっても、コントロール
ユニット1の長手方向両側部の係合状態が好適に保持さ
れる。
【0023】この状態からホルダアーム11に対する捩
りコイルばね12による付勢力に抗し、コントロールユ
ニット1を図3及び図5の矢印Bの向きに動かして他側
の窪み5と固定突起15との係合状態を解除すると、ホ
ルダアーム11がその遊端を外向きに傾動する。すると
ホルダアーム11を枢支した押出しアーム6には突出方
向への弾発力が常時作用しているため、ストッパアーム
14の基板7に対する当接端を支点として、ホルダアー
ム11の枢着点、即ちピン軸10の位置が手前側(図5
に於ける左方)へ変位する。しかしてホルダアーム11
を枢支した押出しアーム6の遊端側が図5に想像線で示
すようにさらに押し出され、コントロールユニット1の
他側が固定突起15から外れる向きに受容部3から押し
出されることとなる。
りコイルばね12による付勢力に抗し、コントロールユ
ニット1を図3及び図5の矢印Bの向きに動かして他側
の窪み5と固定突起15との係合状態を解除すると、ホ
ルダアーム11がその遊端を外向きに傾動する。すると
ホルダアーム11を枢支した押出しアーム6には突出方
向への弾発力が常時作用しているため、ストッパアーム
14の基板7に対する当接端を支点として、ホルダアー
ム11の枢着点、即ちピン軸10の位置が手前側(図5
に於ける左方)へ変位する。しかしてホルダアーム11
を枢支した押出しアーム6の遊端側が図5に想像線で示
すようにさらに押し出され、コントロールユニット1の
他側が固定突起15から外れる向きに受容部3から押し
出されることとなる。
【0024】このようにして、コントロールユニットを
矢印Bの向きに動かすだけで固定突起15との係合を解
く方向にコントロールユニット1が自然に動かされるの
で、脱却操作が極めて簡単に行える。
矢印Bの向きに動かすだけで固定突起15との係合を解
く方向にコントロールユニット1が自然に動かされるの
で、脱却操作が極めて簡単に行える。
【0025】なお、ストッパアーム14と基板7との当
接部にウレタンなどのクッション材を貼り付けておけ
ば、同部分からの打音を低減し得ると共に、コントロー
ルユニット1がショックで脱落する虞れを皆無にするこ
とができる。
接部にウレタンなどのクッション材を貼り付けておけ
ば、同部分からの打音を低減し得ると共に、コントロー
ルユニット1がショックで脱落する虞れを皆無にするこ
とができる。
【0026】コントロールユニット1を装着する場合に
は、上記とは逆に、一側の窪み4にホルダアーム11の
フック部13を突入させたうえで矢印Bの向きにコント
ロールユニット1を動かすことにより、他側の窪み5と
固定突起15とを係合させることができ、さらにコント
ロールユニット1を押し込むことにより、押出しアーム
6も没入方向に押し込まれる。そして図2に示す没入位
置に達すると、押出しアーム6の爪17のテーパ面17
aをスイングラッチ16のフック18が乗り上げてこれ
らが互いに係合し、コントロールユニット1が受容部3
内に受容された装着状態に保持される。
は、上記とは逆に、一側の窪み4にホルダアーム11の
フック部13を突入させたうえで矢印Bの向きにコント
ロールユニット1を動かすことにより、他側の窪み5と
固定突起15とを係合させることができ、さらにコント
ロールユニット1を押し込むことにより、押出しアーム
6も没入方向に押し込まれる。そして図2に示す没入位
置に達すると、押出しアーム6の爪17のテーパ面17
aをスイングラッチ16のフック18が乗り上げてこれ
らが互いに係合し、コントロールユニット1が受容部3
内に受容された装着状態に保持される。
【0027】
【考案の効果】以上説明したように本考案の構造によれ
ば、コントロールユニットを長手方向へ動かすことによ
ってさらに手前に押し出す力が作用することとなる。従
って、脱却時の操作性を向上するうえに多大な効果を奏
することができる。
ば、コントロールユニットを長手方向へ動かすことによ
ってさらに手前に押し出す力が作用することとなる。従
って、脱却時の操作性を向上するうえに多大な効果を奏
することができる。
【図1】本考案が適用された車載用音響機器のコントロ
ールユニットの脱却状態を示す斜視図。
ールユニットの脱却状態を示す斜視図。
【図2】コントロールユニットの装着状態の部分的な底
面図。
面図。
【図3】コントロールユニットのポップアップ状態の全
体的な底面図。
体的な底面図。
【図4】本考案装置の一部切除して示す左側面図。
【図5】コントロールユニットのポップアップ状態の部
分的な拡大底面図。
分的な拡大底面図。
1 コントロールユニット 2 フロントパネル 3 受容部 3a 底面 4・5 窪み 6 押出しアーム 7 基板 8 ピン軸 9 捩りコイルばね 10 ピン軸 11 ホルダアーム 12 捩りコイルばね 13 フック部 14 ストッパアーム 15 固定突起 16 スイングラッチ 17 爪 17a テーパ面 18 フック 19 捩りコイルばね 20 揺動軸 21 押釦 21a 押し込み方向端部 22 操作ロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−205679(JP,A) 特開 平5−149309(JP,A) 特開 平5−147474(JP,A) 実開 平4−119746(JP,U) 実開 平1−84477(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 11/02 G11B 33/02 301 H05K 7/12
Claims (1)
- 【請求項1】 コントロールユニットの受容部の一端側
を遊端として傾動自在に受容部の底壁に枢着され、かつ
突出方向に常時弾発付勢された押出しアームと、前記コ
ントロールユニットの一側に係合可能なフック部がその
遊端部に設けられると共にその基端部が前記押出しアー
ムに枢着され、かつ前記コントロールユニットとの係合
方向へ常時弾発付勢されたホルダアームと、前記コント
ロールユニットの他側に係合するべく前記受容部の対応
部に設けられた固定突起と、没入位置にある前記押出し
アームに係合して前記コントロールユニットが前記受容
部内に受容された状態を保持するためのラッチ手段とを
備えたコントロールユニットの着脱装置であって、 前記ホルダアームの枢着端の近傍に該ホルダアームに略
直交する向きにストッパアームが突設され、 該ストッパアームの遊端が前記底壁の裏面に当接するこ
とをもって前記押出しアームの突出量が規定されること
を特徴とするコントロールユニットの着脱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992091272U JP2603267Y2 (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | コントロールユニットの着脱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992091272U JP2603267Y2 (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | コントロールユニットの着脱装置 |
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JPH0649223U JPH0649223U (ja) | 1994-07-05 |
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1992
- 1992-12-14 JP JP1992091272U patent/JP2603267Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0649223U (ja) | 1994-07-05 |
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