JP2603058Y2 - 自動包装機の自立開口検出装置 - Google Patents

自動包装機の自立開口検出装置

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JP2603058Y2
JP2603058Y2 JP1992030290U JP3029092U JP2603058Y2 JP 2603058 Y2 JP2603058 Y2 JP 2603058Y2 JP 1992030290 U JP1992030290 U JP 1992030290U JP 3029092 U JP3029092 U JP 3029092U JP 2603058 Y2 JP2603058 Y2 JP 2603058Y2
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bag
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真一 平本
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東洋自動機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動包装機に於いて、充
填物を自立袋へ充填する前に袋口を開口する際、その開
口を検知する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】食品等の自動包装機の基本的な包装シス
テムは、図3に示すように貯袋器内の袋1を給袋装置A
の吸盤3で吸着して持上げ、テーブルT側の把持装置B
のチャック2,2に受渡す給袋工程(I)、把持された
袋1の表面に食品の製造年月日を捺印する捺印工程(I
I)、袋1の口を開袋装置Dの吸盤4で開ける開袋工程
(III)、充填装置Eにより袋1内に充填物及び充填
液を充填する充填工程(IV)、(V)、シール装置F
により袋口を密封する第1次シール工程(VI)、第2
次シール工程(VII)、包装が完了した袋1を次工程
例えば真空包装機へ受渡し、或は外部へ排出する排出工
程(VIII)などで構成されている。
【0003】上記包装システムの開袋工程(III)に
於て袋口を開ける場合は、図4に示すように把持装置B
のチャック2,2で把持された袋1の両面を吸盤4で吸
着して左右に引張り開口するが、この際袋口が完全に開
口されたか否かを検知して、開かなかった場合は次工程
から充填物の投入や口封シールを行わない信号を送る必
要があるが、従来はこの検知方法として、図に示すよう
に袋口に開口爪Mを挿入し、袋口の開口動作に連動させ
てこの開口爪Mを動かし(又は完全に開口された袋口に
開口爪Mを挿入して、袋口中心から袋縁端まで移動さ
せ)、その移動量をリミットスイッチL等のセンサーで
検知し、開口の有無を検知する方法が採られていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】開口爪を袋口に挿入し
その移動量から開口を検知する従来の方法は、袋寸法が
異なった場合にはその都度センサーの位置を変えなけれ
ばならないし、センサーの設定位置が狂っていると、開
口爪によって袋に無理な力が加わって破れる恐れがあ
る。又充填物(液)が入る袋口付近にセンサーを取付け
るので、液の飛散を受け易く、故障が多く発生するなど
の欠点があった。又自立袋のように袋本体下部が堅くて
開きにくいもの、下部が開かないまま、袋口のみで充填
物を投入すると袋口から充填物が溢れ出る問題があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は前記問題点を解
決せんとするものであって、その特徴とするところは、
複数の袋把持手段を備えたテーブルに一枚ずつ自立袋を
供給し、該自立袋を把持した状態で開口を行い、充填物
を投入し、口封シールをして前記自立袋を排出する工程
を備えた袋詰包装機に於いて、その開袋工程で自立袋の
袋口両面及び本体下部両面を夫々れ開口し、拡開する上
下各一対の吸盤と、該上下各一対の吸盤と真空ポンプと
を連通する真空圧回路と、該真空圧回路を前記上下各一
対の吸盤の開口動作のタイミングに合わせて開閉するた
めの電磁切替弁と、前記上下各一対の吸盤の開口及び拡
開位置に作用する真空圧の状態を検知する上下夫々れの
センサーと、該上下夫々れのセンサーから共に検知信号
が出た場合に限り自立袋に対し充填物を投入すると共に
口封シールを行い、少なくともどちらか一方のセンサー
から検知信号が出なかった場合は充填物の投入及び口封
シールを行わないで空袋のまま自立袋を機械外に排出す
るための制御装置とを設ける。
【0006】
【作用】吸盤に作用する真空圧を検知するセンサーと、
同検知信号を受けて出力信号を出す制御装置を備えてい
るので、そのセンサーで袋口の開口及び本体下部拡開動
作時に吸盤の拡開位置に作用する負圧の有無を検出し、
その検出信号を制御装置に送って、袋が開かれているか
否かを判断し、開かれていないと判断されたら、即ち上
下センサーの両方、もしくは片方が負圧を検知しなかっ
たときそれ以降の諸動作即ち充填物(液)の充填操作や
シール動作が停止され、空袋のまま排出工程に送られて
外部に排出されるものとなる。
【0007】
【実施例】本考案の実施例を図面によって説明する。図
1は本考案の袋の開口検知装置を備えた開袋装置Dの構
成を示すもので、(a)側が袋の本体下部の拡開、
(b)側が開口装置を示す。図示するように、開袋装置
Dは袋1の上部袋口を開口する一対の吸盤4a、4b、
袋の本体下部を拡開する一対の吸盤5a,5bを備えて
いる。上側の吸盤4a,4bは夫々れ真空パイプ4c,
4dを介して、基柱16上部に設置された基台16aと
軸10,25により回動自在に軸支されているリンク
7,9に連結され、このリンク7,9同士は連結リンク
8を介して連結され、リンク7の他端は駆動棒11に連
結されている。
【0008】一方、下側の吸盤5a,5bは夫々れ真空
パイプ5c,5dを介して駆動棒12,13によって移
動する移動板12a,13aと連結されている。又、上
記上側の吸盤4a,4bに連結された真空パイプ4c,
4dには真空ホース14a,14bが、下側の吸盤5
a,5bに連結された真空パイプ5c,5dには真空ホ
ース15a,15bが連結されていて、真空圧回路2
1,20を経由して夫々れ真空ポンプ18と連結されて
いる。上側の吸盤4a,4bと連通する真空圧回路21
には真空圧検知センサー19a、真空圧回路開閉用切替
弁23aが設置され、下側の吸盤5a,5bと連結する
真空圧回路20には真空圧検知センサー19bが設置さ
れ、又このセンサー19a,19bによる検出信号は制
御装置22に送られるようになっている。真空圧回路2
1,20には制御装置22の信号により吸盤の拡開動作
のタイミングに合わせて同回路を開き、他は閉じるよう
になした電磁切替弁23a,23bが設置されている。
【0009】尚、上記真空圧検知センサー19a,19
b、切替弁23a,23b、制御装置22及び真空ポン
プ18などよりなる検知装置24は、図示するように開
袋装置Dの装置フレーム17の内部に設置されている。
本考案は、上記のように構成されており、駆動棒11を
矢印のように上下に動かすとリンク7が軸10を中心に
回動し、この動きは連結リンク8を介してリンク9に伝
達されてリンク9は軸25を中心に回動し、吸盤4a,
4bを袋1の袋口両面と接触又は離脱させ、又駆動棒1
2,13を矢印のように左右に動かして移動板12a,
13aを介して吸盤5a,5bを袋1の本体下部両面と
接触又は離脱させることが出来る。又、テーブルT上を
チャック2,2により把持して搬送されて来た袋1が開
口装置Dに来ると切替弁23a,23bを開く為、袋1
はこれら各吸盤に吸着される。そこで、駆動棒11,1
2,13を駆動して、各吸盤を左右に拡開することによ
り袋1の袋口の開口と本体下部を拡開することが出来
る。
【0010】この袋の開口と拡開動作手順及び開口検知
作用を図2によって説明する。チャック2,2に把持さ
れた袋1が前工程から送られ、予め開かれている上・下
の吸盤4a,4bに及び5a,5b内に入って来ると、
制御装置22の信号により切替弁23a,23bにより
各真空圧回路21,20など介して各吸盤に真空作用が
働く。(a図)次に駆動棒11を下方に、又駆動棒1
2,13を閉方向に動かし、(b)図のように吸盤4
a,4bを袋1の上部袋口に、吸盤5a,5bを袋1の
本体下部に夫々れ接触させる。(b図)
【0011】かくして各吸盤は袋1を夫々れ吸着し、駆
動棒11及び12,13を駆動して各吸盤を左右に動か
すと、折りたたみ状態の袋1は全体に亘ってO寸法から
寸法まで拡開される。そこで杆6を袋口に挿入して
開口状態を整え(場合によってはエアーを袋内に吹込ん
で開口を促進させ)、(d)図のように杆6を袋口から
引抜く。ところで吸盤4a,4b,5a,5bの拡開動
作は、(b)図の袋の吸着位置O寸法から(d)図のS
寸法まで行われるが、(c)図S寸法拡開位置で袋
1に拡大余地が無いため、吸盤が袋から外れて真空圧回
路21,20は大気圧となる。そこで(b)図の拡開口
O寸法から(c)図のS間の回路圧が負圧の場合を袋
が開口した正常と判断し、センサー19a,19bが制
御装置22に信号を送り、次工程からの充填物の投入、
口封シールを正常に動作する。又、上記の回路圧が大気
圧の場合は袋1が開口されなかったと判断し、充填シー
ルの動作を停止する。尚、前記吸盤の拡開位置とは上記
(b)に示す寸法から(c)図に示すS寸法までの位
置であり、その検出は包装機の公知のタイミングカムに
よる同期信号により行われる。上記の作用は袋寸法が異
なった場合でも同一で装置で対応することが出来る。
【0012】なお、前記のように開口検知装置24は開
袋装置Dの装置フレーム17内に内蔵設置されているの
で、充填物や清掃用の水等が飛散しても装置に直接かか
ることがないので、センサー等の精密機器が汚染された
り故障する恐れが無いものである。又、比較的開口が易
しい柔軟プラスチック平袋の場合は図1に示す(b)側
袋口開口装置による開口と開口検知のみで充分である。
この場合(a)側袋本体下部拡開装置はスイッチにより
作動を停止する。
【0013】
【考案の効果】以上のように本考案の袋の開口検知装置
は、吸盤の拡開位置に作用する真空圧を検知する上下セ
ンサーと、同検知信号を受けて次工程からの充填物(又
は液)の投入や、口封シール等の動作を行う制御装置を
備えているので、センサーで真空圧回路の真空圧の状態
を検知し、その回路圧が負圧の場合袋が正常に開口され
たことを検知し、その検知信号を制御装置に送って次工
程以降の諸動作、即ち充填動作、シール動作を行い大気
圧の場合は諸動作を行わないで、そのまま袋を機外に排
出するため袋の再利用が可能となる。又袋口からの充填
物の溢れ出もなくたった。
【0014】また、袋寸法や袋の材質が異なった場合で
も、同一装置で対応出来るようになる。また、開口検知
が正確に行われ、拡開し過ぎによる袋の破損も無くな
る。更に、本検知装置は開袋装置の装置フレーム内に内
蔵設置したもので、充填液や清掃水等が飛散しても直接
かからなくなり、センサー等の精密機器が汚染又は故障
する恐れが無くなるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の袋の開口検知装置の構成を示す図であ
る。
【図2】(a)〜(d)は上記に於ける開口動作手順、
開口検知作用を示す図である。
【図3】本考案を適用する包装システムの概要を示す図
である。
【図4】従来に於ける袋の開口検知方法を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 袋 2 チャック 4a,4b 上側の吸盤 5a,5b 下側の吸盤

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の袋把持手段を備えたテーブルに一
    枚ずつ自立袋を供給し、該自立袋を把持した状態で開口
    を行い、充填物を投入し、口封シールをして前記自立袋
    を排出する工程を備えた袋詰め包装機に於いて、その開
    袋工程で自立袋の袋口両面及び本体下部両面を夫々れ開
    口し、拡開する上下各一対の吸盤と、該上下各一対の吸
    盤と真空ポンプとを連通する真空圧回路と、該真空圧回
    路を前記上下各一対の吸盤の開口動作のタイミングに合
    わせて開閉するための電磁切替弁と、前記上下各一対の
    吸盤の開口及び拡開位置に作用する真空圧の状態を検知
    する上下夫々れのセンサーと、該上下夫々れのセンサー
    から共に検知信号が出た場合に限り自立袋に対し充填物
    を投入すると共に口封シールを行い、少なくともどちら
    か一方のセンサーから検知信号が出なかった場合は充填
    物の投入及び口封シールを行わないで空袋のまま自立袋
    を機械外に排出するための制御装置とを設けた自動包装
    機の自立袋開口検出装置。
JP1992030290U 1992-03-24 1992-03-24 自動包装機の自立開口検出装置 Expired - Lifetime JP2603058Y2 (ja)

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JP6155481B2 (ja) * 2012-12-14 2017-07-05 靜甲株式会社 パウチ開口装置および液体充填方法

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