JPH0581005U - 自動包装機の袋の開口検知装置 - Google Patents

自動包装機の袋の開口検知装置

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JPH0581005U
JPH0581005U JP3029092U JP3029092U JPH0581005U JP H0581005 U JPH0581005 U JP H0581005U JP 3029092 U JP3029092 U JP 3029092U JP 3029092 U JP3029092 U JP 3029092U JP H0581005 U JPH0581005 U JP H0581005U
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mouth
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真一 平本
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東洋自動機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 開袋工程で供給された袋を開口又は拡開
する際に、その開口或いは拡開が完全に行われたことを
正確に検知することを目的とする。 【構 成】 センサーで吸盤に作用する真空圧を検知
することにより開口されたことを検知し、又その検知信
号で回路を開閉して吸盤により袋を吸着又は開放するよ
うにしたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動包装機に於て、充填物を充填する前に袋口を開口する際、その開 口を検知する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
食品等の自動包装機の基本的な包装システムは、図3に示ように貯袋器内の袋 1を給袋装置Aの吸盤3で吸着して持上げ、テーブルT側の把持装置Bのチャッ ク2、2に受渡す給袋工程(I)、把持された袋1の表面に食品の製造年月日を 捺印する捺印工程(II)、袋1の口を開袋装置Dの吸盤4で開ける開袋工程( III)、充填装置により袋1内に充填物A及び充填液を充填する充填工程(I V)、(V)、シール装置Fにより袋口を密封する第1次シール工程(VI)、 第2次シール工程(VII)、包装が完了した袋1を次工程例えば真空包装機へ 受渡し、或いは外部へ排出する排出工程(VIII)などで構成されている。
【0003】 上記包装システムの開袋工程(III)に於て袋口を開ける場合は、図4に示 すように把持装置2で把持された袋1の両面を吸盤4で吸着して左右に引張り開 口するが、この際袋口が完全に開口されたか否かを検知して、開かなかった場合 は次工程から充填物の投入や口封シールを行わない信号を送る必要があるが、従 来はこの検知方法として、図に示すように袋口に開口爪Mを挿入し、袋口の開口 動作に連動させてこの開口爪Mを動かし(又は完全に下降された袋口に開口爪M を挿入して、袋口中心から袋縁端まで移動させ)、その移動量をリミットスイッ チL等のセンサーで検出し、開口の有無を検知する方法が採られていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
開口爪を袋口に挿入しその移動量から開口を検知する従来の方法は、袋寸法が 異なった場合にはその都度センサーの位置を変えなければならないし、センサー の設定位置が狂っていると、開口爪によって袋に無理な力が加わって破れる恐れ がある。又充填物(液)が入る袋口付近にセンサーを取付けるので、液の飛散を 受け易く、故障が多く発生するなどの欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記問題点を解決せんとするものであって、その特徴とするところは 一対の吸盤で袋の両面を真空吸着して袋口を開口し、充填物を充填する開袋装置 に於て、前記吸盤に作用する真空圧を検知するセンサーと、同検知信号を受けて 真空ポンプと前記吸盤とを連通する真空圧回路を開閉する切替弁などよりなる検 知装置を備えしめたことを特徴とする。 この際上記袋の開口検知装置は、前記開袋装置の装置フレーム内に設置したこ とを特徴とする。
【0006】
【作用】
吸盤に作用する真空圧を検知するセンサーと、同検知信号を受けて出力信号を 出す制御装置を備えているので、そのセンサーで拡開動作時に吸盤に作用する負 圧を検出し、その検出信号を制御装置に送って、袋が開かれているか否かを判断 し、開かれていないと判断されたら、それ以降の諸動作即ち充填物(液)の投入 動作やシール動作が停止され、空袋のまま排出工程に送られて外部に排出される ものとなる。
【0007】
【実施例】
本考案の実施例を図面によって説明する。図1は本考案の袋の開口検知装置を 備えた開袋装置Dの構成を示すもので、(a)側が開袋装置を、(b)側が開口 検知装置を示す。 図示するように、開袋装置Dは袋1の上部を拡開する一対の吸盤4a、4b、 袋の下部を拡開する一対の吸盤5a、5bを備えている。上側の吸盤4a、4b は夫々真空パイプ4c、4dを介して、基柱16上部に設置された基台16aに 軸支されているリンク7、9に連結され、このリンク7、9同士は連結リンク8 を介して連結され、リンク7の他端は駆動棒11に連結されている。
【0008】 一方、下側の吸盤5a、5bは夫々真空パイプ5c、5dを介して駆動棒12 、13によって移動する移動板12a、13aと連結されている。 又、上記上側の吸盤4a、4bに連結された真空パイプ4c、4dには真空ホ ース14a、14bが、下側の吸盤5a、5bに連結された真空パイプ5c、5 dには真空ホース15a、15bが連結されていて、真空圧回路22、23を経 由して夫々真空ポンプ18と連結されている。上側の吸盤4a、4bと連通する 真空圧回路22には真空圧検知センサー19a、真空圧回路開閉用切替弁20a が設置され、下側の吸盤5a、5bと連結する真空圧回路23には真空圧検知セ ンサー19bが設置され、又このセンサー19a、19bによる検出信号は制御 装置21に送られるようになっている。真空回路22、23には制御装置21の 信号により吸盤の拡開動作時に同回路を開き、他は閉じるようになした電磁切替 弁20a、20bが設置されている。
【0009】 尚、上記真空圧検知センサー19a、19b、切替弁20a、20b、制御装 置21及び真空ポンプ18などよりなる検知装置24は、図示するように開袋装 置Dの装置フレーム17の内部に設置されている。 本考案は上記のように構成されており、駆動棒11を矢印のようの上下に動か すとリンク7が軸10を中心に回動し、この動きは連結リンク8を介してリンク 9に伝達されてリンク9は軸25を中心に回動し、吸盤4a、4bを袋1両面と 接触又は離脱させ、又駆動棒12、13を矢印のように左右に動かして移動板1 2a、12bを介して吸盤5a、5bを袋1両面と接触又は離脱させることが出 来る。又、テーブルT上をチャック2、2により把持して搬送されて来た袋1が 開口位置Dに来ると切替弁20a、20bを開く為、袋1はこれら各吸盤に吸着 される。そこで、駆動棒11、12、13を駆動して、各吸盤を左右に動かすこ とにより袋1を拡開することが出来る。
【0010】 この袋の開口動作手順及び開口検知作用を図2によって説明する。(a)図の ようにチャック2、2に把持された袋1が次工程から送られ、予じめ開かれてい る上・下の吸盤4a、4b及び5a、5b内に入って来るなど、制御装置21の 信号により切替弁20a、20bにより各真空回路22、23を開く。次に、駆 動棒11を下方に、又駆動棒12、13を閉方向に動かし、(b)図のように吸 盤4a、4bを袋1の上部(袋口)に、吸盤5a、5bを袋1の下部(本体)に 夫々接触させる。
【0011】 かくして吸盤に袋1を夫々吸着し、(c)図のように駆動棒11及び12、1 3を駆動して各吸盤を左右に動かすと、折りたたみ状態の袋1が全体に亘って拡 開される。そこで杵6を袋口に挿入して開口状態を整え(場合によってはエアー を袋内に吹込んで開口を促進させ)、(d)図のように杵6を袋口から引抜く。 ところで吸盤4a、4b、5a、5bの拡開動作は、(b)図の袋の吸着位置か ら(d)図のS寸法位置まで行われるが、(c)図S寸法拡開位置で袋1に 拡大余地が無いため、吸盤が袋から外れて真空回路22、23は大気圧となる。 そこで(b)図の拡開口寸法から(c)図のS間の回路圧が負圧の場合を袋が 開口した正常と判断し、センサー19a、19bが制御装置22に信号を送り、 次工程からの充填物の投入、口封シールを常に動作する。又、上記の回路圧が大 気圧の場合は袋1が開口されなかったと判断し、充填シールの動作を停止する。 上記のことは袋寸法が異なった場合でも同一装置で対応することが出来る。
【0012】 なお、前記のように本検知装置24は開袋装置Dの装置フレーム17内に内蔵 設置されているので、充填液や清掃用の水等が飛散しても装置に直接かかること がないので、センサー等の精密機器が汚染されたり故障する恐れが無いものであ る。
【0013】
【考案の効果】
以上のように本考案の袋の開口検知装置は、吸盤に作用する真空圧を検知する センサーと、同検知信号を受けて次工程からの充填物(又は液)の投入や、口封 シール等の動作を行う制御装置を備えているので、センサーで真空圧回路の真空 圧を常時検知しておき、その回路圧が所定圧に達したことによって袋が完全に開 口されたことを検知し、その検知信号を制御装置に送って次工程以降の諸動作、 即ち充填動作、シール動作を行う。又、スタンドパック等袋底が開きにくい袋で も、上下を同時に開くことにより確実に開口が行われる。
【0014】 また、袋寸法や袋の材質が異なった場合でも、同一装置で対応出来るようにな る。また、開口検知が正確に行われ、拡開し過ぎによる袋の破損も無くなる。 更に、本検知装置は開袋装置の装置フレーム内に内蔵設置したので、充填液や 清掃水等が飛散しても直接かからなくなり、センサー等の精密機器が汚染又は故 障する恐れが無くなるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の袋の開口検知装置の構成を示す図であ
る。
【図2】(a)〜(d)は上記に於ける開口動作手順、
開口検知作用を示す図である。
【図3】本考案を適用する包装システムの概要を示す図
である。
【図4】従来に於ける袋の開口検知方法を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 袋 2 チャック 4a、4b 上部の吸盤 5a、5b 下部の吸盤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の袋の把持手段を備えたテーブルに
    一枚づつ袋を供給し袋を把持した状態で開口を行い、充
    填物を投入し、口封シールをして袋を排出する工程を備
    えた袋詰包装機に於て、その開袋工程で袋の上縁口を開
    口する一対の吸盤と、その吸盤と真空ポンプを連通する
    真空圧回路と、同回路を吸盤の開口動作のタイミングに
    合わせて開閉するための電磁切替弁と、前記吸盤に作用
    する真空圧の状態を検知するセンサーと、同センサーの
    検知信号を受けて該袋に対し充填物を投入すると共に口
    封鎖シールを行い、検知信号が出なかった場合は、投入
    及び口封鎖シールを行わないで空袋のまま袋を機械外に
    排出するための制御装置を備えた自動包装機の袋開口検
    出装置。
JP1992030290U 1992-03-24 1992-03-24 自動包装機の自立開口検出装置 Expired - Lifetime JP2603058Y2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012166831A (ja) * 2011-02-16 2012-09-06 Toyo Jidoki Co Ltd 間欠回転式ロータリー型袋詰め包装機における昇降式包装処理装置
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