JP2602697B2 - スクリュ起動制御方法 - Google Patents
スクリュ起動制御方法Info
- Publication number
- JP2602697B2 JP2602697B2 JP21249488A JP21249488A JP2602697B2 JP 2602697 B2 JP2602697 B2 JP 2602697B2 JP 21249488 A JP21249488 A JP 21249488A JP 21249488 A JP21249488 A JP 21249488A JP 2602697 B2 JP2602697 B2 JP 2602697B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- time
- control method
- interlock
- temperature
- Prior art date
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、スクリュ式射出成形機に係り、特に起動制
御方法に関する。
御方法に関する。
［従来の技術］ 普通、スクリュ式射出成形機を起動し、計量を開始す
るには、前回の射出の際、スクリュと加熱シリンダとの
間に残り、凝固した成形用樹脂を溶融する必要がある。
るには、前回の射出の際、スクリュと加熱シリンダとの
間に残り、凝固した成形用樹脂を溶融する必要がある。
このため従来は、加熱シリンダを予め定められた温度
まで加熱し、その温度を一定時間保持することで、成形
用樹脂を溶融したとみなし、インターロックを解除して
モータを駆動するという方法が用いられている。
まで加熱し、その温度を一定時間保持することで、成形
用樹脂を溶融したとみなし、インターロックを解除して
モータを駆動するという方法が用いられている。
［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、従来の方法では、加熱シリンダの加熱
設定温度の不良、あるいは、温度保持時間の設定不良等
によって前回使用した時の成形用樹脂が完全に溶融しな
い内に、インターロックが解除され、モータが駆動する
場合があり、スクリュの折損、逆流防止装置の部品の破
損等を引き起こすといった問題点があった。
設定温度の不良、あるいは、温度保持時間の設定不良等
によって前回使用した時の成形用樹脂が完全に溶融しな
い内に、インターロックが解除され、モータが駆動する
場合があり、スクリュの折損、逆流防止装置の部品の破
損等を引き起こすといった問題点があった。
本発明は、インターロックを解除する前に、スクリュ
が可能状態にあるかどうかを試験することで起動時にお
けるスクリュの折損、逆流防止装置の部品の破損等を防
ぐことを技術的課題とする。
が可能状態にあるかどうかを試験することで起動時にお
けるスクリュの折損、逆流防止装置の部品の破損等を防
ぐことを技術的課題とする。
［課題を解決するための手段］ 本発明は、スクリュ式射出成形機を起動する際に、加
熱シリンダを予め定められた温度まで加熱し、前記温度
を予め定められた時間だけ保ち、その後インターロック
を解除してモータを回転するスクリュ起動方法におい
て、インターロックを解除する前に、前記スクリュ可動
状態にあるかどうか試験し、駆動不可能の場合に、当該
駆動不可能をオペレータに通知するか、または、更に一
定時間経過させた後に再度前記スクリュが起動状態にあ
るかどうかを試験するようにしたことを特徴とする。
熱シリンダを予め定められた温度まで加熱し、前記温度
を予め定められた時間だけ保ち、その後インターロック
を解除してモータを回転するスクリュ起動方法におい
て、インターロックを解除する前に、前記スクリュ可動
状態にあるかどうか試験し、駆動不可能の場合に、当該
駆動不可能をオペレータに通知するか、または、更に一
定時間経過させた後に再度前記スクリュが起動状態にあ
るかどうかを試験するようにしたことを特徴とする。
［作用］ 加熱シリンダを予め定めた温度まで加熱する。その温
度を保ち、一定時間経過させた後、スクリュが可動かど
うかを試験し、可動であれば射出成形を開始する。そう
でなければ、更に一定時間経過させた後、再度スクリュ
が可動かどうか試験を行う。この時、スクリュが可動で
なければオペレータに知らせる。
度を保ち、一定時間経過させた後、スクリュが可動かど
うかを試験し、可動であれば射出成形を開始する。そう
でなければ、更に一定時間経過させた後、再度スクリュ
が可動かどうか試験を行う。この時、スクリュが可動で
なければオペレータに知らせる。
［実施例］ 以下に図面を参照して、本発明の実施例を説明する。
第１図は、本発明のフローチャート図である。一点鎖
線内が本発明の制御方法であり、その他は従来通りの制
御方法である。
線内が本発明の制御方法であり、その他は従来通りの制
御方法である。
第１図〜第３図を参照して第１の実施例を説明する。
まず、計量を開始する前に加熱シリンダ１を、その周
囲に取り付けられた加熱ヒーター（図示せず）によって
予め定められた温度まで加熱する。温度調節器（図示せ
ず）は、前記定められた温度になるとタイマー（図示せ
ず）を作動させ、その温度を保持する。
囲に取り付けられた加熱ヒーター（図示せず）によって
予め定められた温度まで加熱する。温度調節器（図示せ
ず）は、前記定められた温度になるとタイマー（図示せ
ず）を作動させ、その温度を保持する。
定められた時間が経過し、タイマーがタイムアップす
ると、電磁弁９が作動し、射出シリンダ７のＡ側に圧油
を流入させる。この時の圧油の圧力は、加熱シリンダ１
内の成形用樹脂３が成形可能な溶融状態のときにスクリ
ュ２が動く程度の圧力である。
ると、電磁弁９が作動し、射出シリンダ７のＡ側に圧油
を流入させる。この時の圧油の圧力は、加熱シリンダ１
内の成形用樹脂３が成形可能な溶融状態のときにスクリ
ュ２が動く程度の圧力である。
前記圧油によってスクリュ２が動いたかどうかは、ス
クリュ位置検出装置５によって検出する。
クリュ位置検出装置５によって検出する。
スクリュ２の位置に変化があれば駆動可能であると判
断して、インターロックを解除して、オイルモータを駆
動し、計量を開始する。スクリュ２の位置が変化しなけ
れば、カウンター（図示せず）を＋１する。カウンター
のカウント数が予め定めた値に達していなければ再度タ
イマーをスタートさせ、一定時間所定の温度に保持す
る。その後、再び電磁弁９を作動させ圧油によってスク
リュ２を動かしてみる。一方、カウンターのカウント数
が予め定めた値になると、スクリュ回転不能をオぺレー
タに知らせる。
断して、インターロックを解除して、オイルモータを駆
動し、計量を開始する。スクリュ２の位置が変化しなけ
れば、カウンター（図示せず）を＋１する。カウンター
のカウント数が予め定めた値に達していなければ再度タ
イマーをスタートさせ、一定時間所定の温度に保持す
る。その後、再び電磁弁９を作動させ圧油によってスク
リュ２を動かしてみる。一方、カウンターのカウント数
が予め定めた値になると、スクリュ回転不能をオぺレー
タに知らせる。
第１図、第４図及び第５図を参照して本発明の第二の
実施例を説明する。
実施例を説明する。
計量開始前に加熱シリンダ１をヒーターで加熱し、タ
イマーによって一定時間経過させた後、電磁弁９を作動
させオイルモータ５に圧油を流入させる。この時の圧油
はスクリュ等を破損しない程度の弱い圧力である。
イマーによって一定時間経過させた後、電磁弁９を作動
させオイルモータ５に圧油を流入させる。この時の圧油
はスクリュ等を破損しない程度の弱い圧力である。
圧油の流入によりオイルモータ４が回転するかどうか
を回転検出器８によって検出し、回転するならば、イン
ターロックを解除して、オイルモータを回転させ計量を
開始し、回転しなければ第一の実施例と同様にタイマを
再び作動させ、一定時間が経過した後、圧油をオイルモ
ータに流入させスクリュが回転するかどうか試し、回転
しない場合はオペレータに知らせる。第一の実施例と同
じく、再度タイマを作動させるのか、オペレータに知ら
せるのかはカウンターのカウント数によって行なわれ
る。
を回転検出器８によって検出し、回転するならば、イン
ターロックを解除して、オイルモータを回転させ計量を
開始し、回転しなければ第一の実施例と同様にタイマを
再び作動させ、一定時間が経過した後、圧油をオイルモ
ータに流入させスクリュが回転するかどうか試し、回転
しない場合はオペレータに知らせる。第一の実施例と同
じく、再度タイマを作動させるのか、オペレータに知ら
せるのかはカウンターのカウント数によって行なわれ
る。
第２の実施例のように、オイルモータに圧油を流入さ
せる場合は、一定圧力の圧油ではなく、徐徐に圧力を上
げていく方法もある。この場合は、スクリュ回転検出器
ではなく、圧力変換器を用いてスクリュの回転を検出す
る。予め、スクリュが可動状態であれば回転し、可動状
態でないときはスクリュ等が破損しない程度の圧力を設
定しておき、圧油の圧力を前記設定圧力まで徐々に上げ
ていくと、スクリュが回転を始めた時に圧力が低下する
ので、スクリュが回転可能かどうか検出することができ
る。
せる場合は、一定圧力の圧油ではなく、徐徐に圧力を上
げていく方法もある。この場合は、スクリュ回転検出器
ではなく、圧力変換器を用いてスクリュの回転を検出す
る。予め、スクリュが可動状態であれば回転し、可動状
態でないときはスクリュ等が破損しない程度の圧力を設
定しておき、圧油の圧力を前記設定圧力まで徐々に上げ
ていくと、スクリュが回転を始めた時に圧力が低下する
ので、スクリュが回転可能かどうか検出することができ
る。
［効果］ 本発明によれば、従来のスクリュ起動制御方法に、ス
クリュが駆動可能かどうかを試験する過程を加えたこと
で、起動の際の加熱シリンダとスクリュとの間の成形用
樹脂の溶融が不完全であることが原因となって起るスク
リュの折損、逆流防止装置等の破損を防ぐことができ
る。
クリュが駆動可能かどうかを試験する過程を加えたこと
で、起動の際の加熱シリンダとスクリュとの間の成形用
樹脂の溶融が不完全であることが原因となって起るスク
リュの折損、逆流防止装置等の破損を防ぐことができ
る。
第１図は本発明のフローチャート図。第２図、第３図は
本発明の第一の実施例を説明するための図。第４図、第
５図は本発明の第２の実施例を説明するための図。 １……加熱シリンダ、２……スクリュ、３……成形用樹
脂、４……モータ、５……スクリュ位置検出装置、６…
…ピストン、７……射出シリンダ、８……回転検出器、
９……電磁弁。
本発明の第一の実施例を説明するための図。第４図、第
５図は本発明の第２の実施例を説明するための図。 １……加熱シリンダ、２……スクリュ、３……成形用樹
脂、４……モータ、５……スクリュ位置検出装置、６…
…ピストン、７……射出シリンダ、８……回転検出器、
９……電磁弁。
Claims (1)
- 【請求項１】スクリュ式射出成形機を起動する際に、加
熱シリンダを予め定められた温度まで加熱し、前記温度
を予め定められた時間だけ保ち、その後インターロック
を解除してモータを回転するスクリュ起動制御方法にお
いて、インターロックを解除する前に、前記スクリュが
可動状態にあるかどうかを試験し、駆動不可能の場合
に、当該駆動不可能をオペレータに通知するか、また
は、更に一定時間経過させた後に再度前記スクリュが可
動状態にあるかどうかを試験するようにしたことを特徴
とするスクリュ起動制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21249488A JP2602697B2 (ja) | 1988-08-29 | 1988-08-29 | スクリュ起動制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21249488A JP2602697B2 (ja) | 1988-08-29 | 1988-08-29 | スクリュ起動制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0262220A JPH0262220A (ja) | 1990-03-02 |
| JP2602697B2 true JP2602697B2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=16623587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21249488A Expired - Lifetime JP2602697B2 (ja) | 1988-08-29 | 1988-08-29 | スクリュ起動制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2602697B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6773742B2 (ja) | 2018-10-02 | 2020-10-21 | ファナック株式会社 | 射出成形機および射出成形機のスクリュ制御方法 |
-
1988
- 1988-08-29 JP JP21249488A patent/JP2602697B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0262220A (ja) | 1990-03-02 |
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