JP2003251672A - 超臨界流体注入装置 - Google Patents

超臨界流体注入装置

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JP2003251672A
JP2003251672A JP2002055425A JP2002055425A JP2003251672A JP 2003251672 A JP2003251672 A JP 2003251672A JP 2002055425 A JP2002055425 A JP 2002055425A JP 2002055425 A JP2002055425 A JP 2002055425A JP 2003251672 A JP2003251672 A JP 2003251672A
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JP
Japan
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supercritical fluid
pressure
injection device
injector
screw
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Application number
JP2002055425A
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English (en)
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Hiromasa Uesono
裕正 上園
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Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インジェクタなど超臨界流体注入装置の安全
性を向上させることができ、インジェクタの破損や超臨
界流体注入圧力に起因する成形不良を防止することがで
きる超臨界流体注入装置を得る。 【解決手段】 超臨界流体圧力調整弁7に外部信号出力
機能を有した圧力検出器8Aを取り付け、その出力信号
をコントローラ10A内に取り込み、常時超臨界流体注
入圧力を監視するようにし、異常圧力発生時には、警報
器20に警報信号を出力すると共に、スクリュ駆動装置
3に停止指令を出力し、駆動を停止するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリュによって
材料の可塑化を行うインラインスクリュ式射出成形機に
設けられ、材料溶融後の途中段階において超臨界流体を
注入する超臨界流体注入装置に関し、特にその安全化を
図ることができる超臨界流体注入装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の射出成形機に設けられる超
臨界流体注入装置を示す図である。図2に示すように、
射出成形機の射出装置は、シリンダ1と、このシリンダ
1内に回転かつ前後移動可能に設けられたスクリュ2
と、このスクリュ2を駆動するスクリュ駆動装置3と、
このスクリュ駆動装置3を制御するコントローラ10と
からなり、シリンダ1の外周部には、シリンダ1内の材
料を加熱する加熱ヒータ4が取り付けられている。上記
射出装置のシリンダ1に取り付けられる超臨界流体注入
装置は、超臨界流体をシリンダ1内に注入するインジェ
クタ5と、このインジェクタ5に配管6を介して取り付
けられ、超臨界流体の注入圧力を検出する圧力検出器8
を備えた超臨界流体圧力弁7と、この超臨界流体圧力弁
7に配管6を介して接続される超臨界流体発生装置9と
を備えている。
【0003】以下、従来技術の動作について説明する
と、シリンダ1に供給された材料の可塑化はユーザが設
定した回転数、背圧力に基づいて、コントローラ10か
らスクリュ駆動装置3に指令が出され、スクリュ2が回
転することによって行われる。材料の可塑化中、超臨界
流体発生装置9にて設定された流量、及び超臨界流体圧
力調整弁7にて設定された圧力によって、配管6を通り
インジェクタ5から溶融樹脂内に超臨界流体が注入され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の超臨界流体注入装置においては、圧力調整弁の不具
合などで超臨界流体圧力が異常圧力を示した場合や、配
管の破損などによる超臨界流体の漏れで圧力低下した場
合でも、それを検知する手段はないので、インジェクタ
が破損したり、また破損に至らなくても、超臨界流体の
過充填や未充填により、成形品に不具合を生じる虞があ
る。
【0005】本発明は、上述した従来の課題を解決する
ためになされたものであり、インジェクタなど超臨界流
体注入装置の安全性を向上させることにより、インジェ
クタの破損や超臨界流体注入圧力に起因する成形不良を
防止することができる超臨界流体注入装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため本発明は、超臨界流体圧力調整弁7に外部信号出力
機能を有した圧力検出器8Aを取り付け、その出力信号
をコントローラ10A内に取り込み、常時超臨界流体注
入圧力を監視するようにし、異常圧力発生時には、警報
器20に警報信号を出力すると共に、スクリュ駆動装置
3に停止指令を出力し、駆動を停止するようにした。
【0007】すなわち、本発明は、シリンダ(1)に設
けられ、スクリュ(2)による材料溶融後の途中段階
で、該溶融材料に超臨界流体を注入するためのインジェ
クタ(5)と、インジェクタ(5)に接続され、注入さ
れる超臨界流体の圧力を調整する超臨界流体圧力調整弁
(7)と、超臨界流体の注入圧力を検出する圧力検出器
(8A)と、圧力検出器(8A)による検出圧力に基づ
いて、異常圧力を判断する異常圧力判断手段(10A)
と、異常圧力が判断された場合に警報を発する警報手段
(10A,20)とを備えてなる。
【0008】また、本発明の超臨界流体注入装置におい
て、前記異常圧力が判断された場合に、スクリュ(2)
の駆動装置を停止する制御手段(10A)を備えたこと
を特徴とするものである。また、本発明の超臨界流体注
入装置において、前記異常圧力判断手段(10A)は、
前記検出圧力が所定の上限値と所定の下限値との範囲か
ら外れた場合に異常圧力と判断することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態における
超臨界流体注入装置を示す側面図である。図1におい
て、射出成形機の射出装置は、シリンダ1と、このシリ
ンダ1内に回転かつ前後移動可能に設けられたスクリュ
2と、このスクリュ2を駆動するスクリュ駆動装置3
と、このスクリュ駆動装置3を制御するコントローラ1
0Aとからなり、シリンダ1の外周部には、シリンダ1
内の材料を加熱する加熱ヒータ4が取り付けられてい
る。
【0010】上記射出装置のシリンダ1に取り付けられ
る超臨界流体注入装置は、超臨界流体をシリンダ1内に
注入するインジェクタ5と、このインジェクタ5に配管
6を介して取り付けられ、超臨界流体の注入圧力を検出
する圧力検出器8Aを備えた超臨界流体圧力弁7と、こ
の超臨界流体圧力弁7に配管6を介して接続される超臨
界流体発生装置9とを備える。更に、実施の形態におけ
る超臨界流体注入装置は、圧力検出器8Aに接続された
射出装置のコントローラ10Aを兼用することにより注
入圧力の監視装置(異常圧力判断手段)を構成して備え
ると共に、異常圧力時においてスクリュ駆動装置3を停
止させる制御手段を構成して備え、更にコントローラ1
0A(監視装置)に警報器20を接続して備えている。
【0011】なお、監視装置や制御手段は射出装置のコ
ントローラ10Aとは独立して備えるようにしても良
く、また、圧力検出器8Aは超臨界流体圧力調整弁7で
はなく、配管6やインジェクタ5に設置しても良い。そ
して、コントローラ10Aは、検出圧力の上限値及び下
限値を設定でき、この範囲内にて超臨界流体注入圧力を
常時監視し、検出圧力が範囲外となった場合には、警報
を発する。
【0012】以下、実施の形態の動作について説明する
と、シリンダ1に供給された材料の可塑化はユーザが設
定した回転数、背圧力に基づいて、コントローラ10A
からスクリュ駆動装置3に指令が出され、スクリュ2が
回転することによって行われる。材料の可塑化中、超臨
界流体発生装置9にて設定された流量、及び超臨界流体
圧力調整弁7にて設定された圧力によって、配管6を通
りインジェクタ5から溶融樹脂内に超臨界流体が注入さ
れる。コントローラ10Aは、圧力検出器8Aからの出
力信号を取り込み、その値がユーザで設定された上限値
と下限値の範囲内に入っているか否かを常時監視してい
る。そして、検出圧力が上記範囲から外れた場合、コン
トローラ10Aは警報器20に警報指令を出力し、警報
器20は警報を発する。また、検出圧力が上記範囲から
外れた場合、コントローラ10Aはスクリュ駆動装置3
に停止信号を出力し、その駆動を停止させる。
【0013】
【発明の効果】上述したように、本発明は、超臨界流体
の注入圧力を監視し、それに基づいて警報を発したり、
スクリュ駆動装置を停止できるようにしたので、インジ
ェクタなど超臨界流体注入装置の安全性を向上させるこ
とができ、インジェクタの破損や超臨界流体注入圧力に
起因する成形不良を防止することができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す側面図である。
【図2】従来の技術を側面図である。
【符号の説明】
1 シリンダ、2 スクリュ、5 インジェクタ、7
超臨界流体圧力調整弁、8A 圧力検出器、10A コ
ントローラ、20 警報器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ(1)に設けられ、スクリュ
    (2)による材料溶融後の途中段階で、該溶融材料に超
    臨界流体を注入するためのインジェクタ(5)と、 インジェクタ(5)に接続され、注入される超臨界流体
    の圧力を調整する超臨界流体圧力調整弁(7)と、 超臨界流体の注入圧力を検出する圧力検出器(8A)
    と、 圧力検出器(8A)による検出圧力に基づいて、異常圧
    力を判断する異常圧力判断手段(10A)と、 異常圧力が判断された場合に警報を発する警報手段(1
    0A,20)とを備えてなる超臨界流体注入装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の超臨界流体注入装置に
    おいて、 前記異常圧力が判断された場合に、スクリュ(2)の駆
    動装置を停止する制御手段(10A)を備えたことを特
    徴とする超臨界流体注入装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の超臨界流
    体注入装置において、 前記異常圧力判断手段(10A)は、前記検出圧力が所
    定の上限値と所定の下限値との範囲から外れた場合に異
    常圧力と判断することを特徴とする超臨界流体注入装
    置。
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