JP2602657Y2 - 電池ユニット - Google Patents

電池ユニット

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JP2602657Y2
JP2602657Y2 JP4024992U JP4024992U JP2602657Y2 JP 2602657 Y2 JP2602657 Y2 JP 2602657Y2 JP 4024992 U JP4024992 U JP 4024992U JP 4024992 U JP4024992 U JP 4024992U JP 2602657 Y2 JP2602657 Y2 JP 2602657Y2
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JP
Japan
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adhesive
supporter
battery
batteries
paper
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JP4024992U
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English (en)
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JPH0592960U (ja
Inventor
章 岸田
美紀 桐村
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Hitachi Maxell Energy Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Energy Ltd
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Publication date
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    • Y02E60/12

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  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、2個の筒形電池が筒
輪状のサポーターで一体的に保持してある電池ユニット
に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の電池ユニットを示す。これ
は2個の筒形電池21・22をそれぞれの筒周面が隣接
する状態で配置し、両電池21・22をリード線で並列
接続したうえでサポーター23内に挿嵌したものであ
る。サポーター23は中央部がくびれた筒輪状の射出成
形品からなり、筒壁の厚みを0.4mmとしている。一方の
電池21は挿嵌時に接着剤でサポーター23に固定さ
れ、他方の電池22はサポーター23に対して単に挿嵌
されているだけで、軸方向へスライド変位できる。
【0003】上記の電池ユニットは、コンピュータのバ
ックアップ電源の主電源として使用され、角箱状の電池
ホルダーに装填して使用する。この電池ホルダーに対す
る着脱を容易化し、さらに電池ホルダーの接続端子板と
電池21・22の接続を確実化するために、一方の電池
22をサポーター23に対してスライド変位可能として
いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】筒輪状のサポーター2
3の射出成形は、その筒壁の厚みが0.4mmと非常に薄い
ため、成形不良を生じやすく、歩留りが低く製造コスト
が高く付く。
【0005】壁厚を大きくすると安定して成形を行える
が、使用上に問題を生じる。上記の電池ホルダーは規格
化された汎用筒形電池(マンガン電池やアルカリ電池な
ど)に対応して形成されており、電池収容部の内法寸法
や接続端子板の位置寸法が、汎用筒形電池の外形寸法を
基準にして設定されている。そのため、サポーター23
の肉厚を大きくすると、電池ユニットの電池ホルダーへ
の装填が困難になる。接続端子板と電池21・22が、
サポーター23の肉厚分だけずれた状態で接触するた
め、接続不良を生じやすい。
【0006】この考案の目的は、片方の電池をスライド
変位可能な状態で保持するについて、サポーターに要す
る費用を低減し、電池ユニットの製造コストを削減する
ことにある。この考案の他の目的は、より薄いサポータ
ーで電池を保持できるようにし、電池ホルダーへの着脱
を容易に行え、しかも装填した状態において電気的に安
定した接続状態を得ることができる電池ユニットを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案の電池ユニット
は、周面どうしが隣接する状態で配置された電池1・2
と、これら電池1・2を一体的に保持する筒輪状のサポ
ーター3とを備えており、サポーター3は、シート基材
8の片面に粘着領域P1と非粘着領域P2とが設けられ
た粘着シートで形成されており、非粘着領域P2が片方
の電池2の周面に被さる状態でサポーター3を両電池1
・2の周面に巻き付けて筒輪状に粘着固定したことを要
件とする。
【0008】具体的には、サポーター3が、シート基材
8の片面に粘着剤9を塗布して粘着剤9の外面を剥離紙
10で覆った粘着シートで形成されており、粘着剤9の
表面を覆う剥離紙10が、サポーター3を展開した状態
において長手方向両端に位置する第1紙片部12と、中
央に位置する第2紙片部13とに分断されており、サポ
ーター3の粘着面側に、第1紙片部12を取り除いた粘
着領域P1と、第2紙片部13を残した非粘着領域P2
とが設けられており、非粘着領域P2が片方の電池2の
周面に被さる状態でサポーター3を両電池1・2の周面
に巻き付けて、サポーター3の巻付始端と巻付終端とを
筒輪状に粘着固定した電池保持状態において、片方の電
池2は非粘着領域P2の第2紙片部13を介して筒軸方
向にスライド変位可能としながら、他方の電池1は粘着
領域P1の粘着剤9を介してサポーター3に接着固定し
てある。
【0009】
【作用】サポーター3は、シート基材8の片面に粘着剤
9を塗布して粘着剤9の外面を剥離紙10で覆った粘着
シートで形成されているので、中央部がくびれた筒輪状
の射出成形品からなる従来のサポーターに比べて、その
厚みを必要に応じて薄くでき、薄くしても電池1・2を
支障なく保持できる。しかも、その剥離紙10は、両端
の第1紙片部12と中央の第2紙片部13とに分断し、
サポーター3の粘着面側には、第1紙片部12を取り除
くだけで粘着領域P1が設けられ、第2紙片部13をそ
のまま残すだけで非粘着領域P2が設けられるようにし
たので、サポーター3の製造ないしは購入に要する費用
も低減化できる。 サポーター3を両電池1・2の周面に
巻き付け、サポーター3の巻付始端と巻付終端どうしを
粘着固定した電池保持状態において、粘着領域P1では
第1紙片部12が取り除かれて粘着剤9が剥き出しにな
っているので、一方の電池1は該粘着剤9を介してサポ
ーター3に接着固定されて筒軸方向にスライドできな
い。しかし、非粘着領域P2では第2紙片部13がその
まま残されているので、他方の電池2は第2紙片部13
に接していて接着されておらず、電池保持状態において
も筒軸方向にスライド変位可能である。
【0010】
【考案の効果】この考案の電池ユニットでは、粘着シー
トからなるサポーター3を電池1・2の周面に巻付けて
両電池1・2を一体的に保持し、この保持状態において
片方の電池2のみが軸方向へスライド変位できるよう、
シート基材8に非粘着領域P2を設けた。しかるに本考
案のサポーター3は、シート基材8に塗布した粘着剤9
上の剥離紙10を第1紙片部12と第2紙片部13とに
分断し、第1紙片部12を取り除いて粘着領域P1にす
る一方、第2紙片部13をそのまま残すことによって非
粘着領域P2を設けるようにしたので、粘着領域P1と
非粘着領域P2とを容易に設けることができる。従っ
て、射出成形品からなるサポーターで電池を保持した従
来の電池ユニットに比べてサポーター3の製造ないし購
入に要する費用を低減し、その分だけ電池ユニットの製
造コストを削減できる。
【0011】サポーター3の厚みを十分に薄くできるの
で、、電池ユニットの電池ホルダー15への着脱を容易
に行える。さらに、装填状態における電池1・2と接続
端子板18・19との位置ずれを、サポーター3の厚み
と同程度にまで小さくして、電気的に安定した接続状態
を得ることができ、長期にわたって使用されることの多
い電池ユニットの信頼性を向上できる。
【0012】
【実施例】図1ないし図5はこの考案に係る電池ユニッ
トの実施例を示す。図2において電池ユニットは、2個
の筒形電池1・2と、これらを一体的に保持する筒輪状
のサポーター3と、両電池1・2を接続する2本のリー
ド線4・5などで構成する。
【0013】筒形電池1・2は、いずれも出力電圧が3.
6Vのリチウム電池であるが、正極側の接続突起1a・
2aの構造に違いがある。一方の接続突起1aは汎用筒
形電池と同様に金属キャップで形成するが、他方の接続
突起2aはピン状に形成し、これにリード線4の端子板
をはんだ付けしたうえで絶縁キャップ6を被せ付ける。
両電池1・2は、正極どうしを接続するリード線4と負
極どうしを接続するリード線5によって並列接続する。
この接続状態において、両電池1・2はそれぞれの周面
どうしが隣接し、各接続突起1a・2aが逆向きになる
よう配置する。電流は金属キャップ製の接続突起1a
と、これに隣接する負極側ケースの端壁から供給する。
【0014】上記のように半ば一体化された筒形電池1
・2をサポーター3で保持固定する。図3に示すよう
に、サポーター3はシート基材8の片面に粘着剤9を塗
布し、さらにその外面を剥離紙10で覆った粘着シート
で形成する。シート基材8は紙またはプラスチックシー
トの表面に金属蒸着膜11(図4参照)を形成したもの
であって、その厚みは0.05mmである。蒸着した金属は
アルミニウムである。
【0015】サポーター3は図1に示すように、両電池
1・2の周面に筒輪状に巻き付けられて、巻付始端と巻
付終端を粘着固定する。この電池保持状態において、絶
縁キャップ6を有する側の電池2を筒軸方向へスライド
変位可能とし、他方の電池1とサポーター3のみを接着
固定するために、サポーター3の粘着面の側に粘着領域
P1と非粘着領域P2を設けている。
【0016】具体的には、図3に示すように粘着剤9の
表面を覆う剥離紙10を、展開状態において長手方向両
端に位置する第1紙片部12と中央に位置する第2紙片
部13とに分断し、第1紙片部12を取り除いて粘着領
域P1とし、第2紙片部13をそのまま残すことにより
非粘着領域P2とする。このように剥離紙10を利用し
て非粘着領域P2を形成すると、例えば粘着領域P1に
限って粘着剤9を塗布する場合に比べて、サポーター3
の製造に要する費用が少なくて済む。
【0017】上記のように形成した電池ユニットは、図
5に示す電池ホルダー15に装填する。電池ホルダー1
5は上面が開口する角箱状のケース16と、その一側壁
に係合固定した板ばね状の保持ばね17と、他側壁に係
合固定した上下一対の接続端子板18・19などで構成
する。この電池ホルダー15に電池ユニットを装填した
状態において、両電池1・2は上下に隣接し、サポータ
ー3に粘着固定した側の電池1がケース内底に位置す
る。
【0018】以上のように粘着シートでサポーター3を
形成すると、従来の射出成形品からなるサポーターに比
べて、その製造に要する費用が減少し、さらにサポータ
ー3の厚みを十分に小さくできる。従って、サポーター
3で保持した電池ユニットであるにもかかわらず、装填
状態における各電池1・2と接続端子板18・19の上
下方向の位置ずれを無視できる程度にまで小さくでき
る。シート基材8の表面に金属蒸着膜11を形成したの
は、サポーター3が電池1・2と同等の環境耐久性を発
揮できるようにするためと、シート基材8の破断強度を
向上して必要厚みを小さくできるためである。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】電池ユニットの縦断側面図である。
【図2】サポーターの一部を破断した状態の電池ユニッ
トの正面図である。
【図3】展開したサポーターの斜視図である。
【図4】図2におけるA−A線断面図である。
【図5】電池ユニットの縦断正面図である。
【図6】従来の電池ユニットの縦断側面図である。
【符号の説明】
1 筒形電池 2 筒形電池 3 サポーター 8 シート基材 9 粘着剤 10 剥離紙 12 第1紙片部 13 第2紙片部 15 電池ホルダー P1 粘着領域 P2 非粘着領域

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個の電池1・2と、これら電池1・2
    周面どうしが隣接する状態で一体的に保持する筒輪状
    のサポーター3とを備えており、 サポーター3は、シート基材8の片面に粘着剤9を塗布
    して粘着剤9の外面を剥離紙10で覆った粘着シートで
    形成されており、粘着剤9の表面を覆う剥離紙10が、サポーター3を展
    開した状態において長手方向両端に位置する第1紙片部
    12と、中央に位置する第2紙片部13とに分断されて
    おり、 サポーター3の粘着面側に、第1紙片部12を取り除い
    た粘着領域P1と、第2紙片部13を残した非粘着領域
    P2とが設けられており、 非粘着領域P2が片方の電池2の周面に被さる状態でサ
    ポーター3を両電池1・2の周面に巻き付けて、サポー
    ター3の巻付始端と巻付終端とを筒輪状に粘着固定した
    電池保持状態において、片方の電池2は非粘着領域P2
    の第2紙片部13を介して筒軸方向にスライド変位可能
    としながら、他方の電池1は粘着領域P1の粘着剤9を
    介してサポーター3に接着固定してある電池ユニット。
  2. 【請求項2】 シート基材8の表面に金属蒸着膜11が
    積層されている請求項1記載の電池ユニット。
JP4024992U 1992-05-19 1992-05-19 電池ユニット Expired - Lifetime JP2602657Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4024992U JP2602657Y2 (ja) 1992-05-19 1992-05-19 電池ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4024992U JP2602657Y2 (ja) 1992-05-19 1992-05-19 電池ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0592960U JPH0592960U (ja) 1993-12-17
JP2602657Y2 true JP2602657Y2 (ja) 2000-01-24

Family

ID=12575430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4024992U Expired - Lifetime JP2602657Y2 (ja) 1992-05-19 1992-05-19 電池ユニット

Country Status (1)

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102384153B1 (ko) * 2018-01-09 2022-04-06 주식회사 엘지에너지솔루션 이형지 커버를 포함하는 전지팩

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Publication number Publication date
JPH0592960U (ja) 1993-12-17

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