JP2602634Y2 - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JP2602634Y2
JP2602634Y2 JP1993017855U JP1785593U JP2602634Y2 JP 2602634 Y2 JP2602634 Y2 JP 2602634Y2 JP 1993017855 U JP1993017855 U JP 1993017855U JP 1785593 U JP1785593 U JP 1785593U JP 2602634 Y2 JP2602634 Y2 JP 2602634Y2
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幹育 鬼頭
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は洗浄室内に各一対の洗浄
ノズル、及び、すすぎノズルを備え、各洗浄ノズルによ
り食器ラック内の食器の洗浄を行った後、各すすぎノズ
ルにより食器のすすぎを行う食器洗浄機に関し、特に、
食器の洗浄を行った際に、食器の表面に残存する洗剤を
確実、且つ、効率的にすすぎ落とすことが可能なすすぎ
ノズルをを有する食器戦時容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より各種の食器洗浄機が提案されて
おり、この種の食器洗浄機では、一般に、洗浄室内にお
ける上下位置のそれぞれに、上洗浄ノズルと上すすぎノ
ズル、及び、下洗浄ノズルと下すすぎノズルを配設し、
食器の洗浄時には上下各洗浄ノズルに形成された多数の
噴射孔から洗剤を含有する洗浄水を食器ラック内の食器
に噴射して各洗浄ノズルを噴射反力を介して回転させつ
つ食器の洗浄を行い、また、食器のすすぎ時には各すす
ぎノズルに形成された多数の噴射孔から清浄なすすぎ水
を食器に噴射して各すすぎノズルを噴射反力を介して回
転させつつ食器の表面に残存する洗剤をすすぎ落とすよ
うに構成されている。
【0003】ところで、すすぎ行なった後における食器
の表面に洗剤が残存していると、食器を使用する者の健
康上問題があることから、かかる食器洗浄機において
は、洗浄後に食器に残存している洗剤をすすぎ時に確実
にすすぎ落とす必要がある。これを行なうべく従来の食
器洗浄機では、すすぎノズルに改良を施したものが知ら
れている。例えば、実開昭62−43562号公報に
は、すすぎノズル管の端部において、すすぎノズル管と
すすぎノズル蓋とに渡って補助噴射口を形成し、すすぎ
時に補助噴射口からすすぎ液を食器が載置されるラック
の隅部にまで噴射可能とした自動食器洗い機が記載され
ている。かかる食器洗い機によれば、ラックにおいて死
角となり易い隅部にまですすぎ液を噴射して隅部に存す
る食器をもすすぐことが可能となるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
開昭62−43562号公報に記載された自動食器洗い
機では補助噴射口がすすぎノズル管とすすぎノズル蓋と
に渡って形成されていることからすすぎ水をラック隅部
にまで広範囲に拡散することが可能であるものの、すす
ぎ時にはすすぎノズルが前記のように噴射反力を介して
回転され、また、すすぎノズルの両端部へ供給されるす
すぎ水の量は少なくなりがちであるので、補助噴射口か
ら噴射されるすすぎ水の噴射密度は希薄になってしまう
という問題があった。
【0005】これに起因して、ラックから外方へはみ出
した食器部分にすすぎ水を集中的、且つ、効率的に噴射
することができず、これより洗浄時に食器に付着した洗
剤を確実にすすぎ落とすことができない問題があった。
一方、かかる問題を解決するには、すすぎ時間を長く設
定して長時間すすぎ動作を行なえばよいが、この場合に
は食器洗浄機による食器の洗浄効率が格段に低下してし
まうという問題がある。本考案は前記従来技術の問題点
を解消するためになされたものであり、上及び下すすぎ
ノズル両端位置に形成した補助噴射孔から噴射されるす
すぎ水の拡散範囲を効率的に規制することにより、食器
ラックから外方にはみ出した食器部分についても集中
的、且つ、効率的にすすぎ水を噴射可能して、もって洗
浄により食器に付着した洗剤を短時間ですすぎ落とすこ
とができる食器洗浄機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本考案に係る食器洗浄機は、洗浄室(R2)内における
上下位置に配設され多数の洗浄水噴射孔(14B、16
B)が形成された一対 の上及び下洗浄ノズル(14、1
6)と、各洗浄ノズル(14、16)の近傍位置に配設
され多数のすすぎ水噴射孔(15A、17A)が形成さ
れた一対の上及び下すすぎノズル(15、17)とを有
し、各洗浄ノズル(14、16)の洗浄水噴射孔(14
B、16B)から洗浄水を噴射することにより洗浄室
(R2)内に配置された食器ラック(9)内の食器
(8)の洗浄を行うとともに、各すすぎノズル(15、
17)のすすぎ水噴射孔(15A、17A)からすすぎ
水を噴射することにより食器(8)のすすぎを行う食器
洗浄機(1)において、前記上すすぎノズル(15)の
両端位置にて、上すすぎノズル(15)の両側部及び下
部が開放された噴出溝(20)と、上すすぎノズル(1
5)の下部に対応する噴出溝(20)の部分を開放した
まま、上すすぎノズル(15)の両側部に対応する噴出
溝(20)の部分を被覆する第1規制部材(21)とか
らなる補助噴射孔(18)を設け、前記下すすぎノズル
(17)の両端位置にて、下すすぎノズル(17)の両
側部及び上部が開放された噴出溝(25)と、下すすぎ
ノズル(17)の上部に対応する噴出溝(25)の部分
を開放したまま、下すすぎノズル(17)の両側部に対
応する噴出溝(25)の部分を被覆する第1規制部材
(26)とからなる補助噴射孔(26)を設け、前記上
及び下すすぎノズル(15,17)における各第1規制
部材(21,26)を介して補助噴射孔(18,23)
から噴射される水の拡散範囲(D2,D4)を上及び下
すすぎノズル(15,17)の幅方向で規制することを
特徴とする。
【0007】また、請求項2に係る食器洗浄機は、請求
項1の食器洗浄機において、前記上すすぎノズル(1
5)の両端面に固着されるとともに、上すすぎノズル
(15)のノズル径を超えて下方に延出された第2規制
部材(22)とを設け、前記第2規制部材(22)を介
して補助噴射孔(18)から噴射される水の拡散範囲
(D1)を上すすぎノズル(15)の長さ方向で規制す
ることを特徴とする。
【0008】
【作用】前記構成を有する本考案に係る食器洗浄機
は、先ず、洗浄室(R2)の上下位置に配設された一対
の上及び下洗浄ノズル(14,16)に洗剤を含有する
浄水を供給し、各洗浄水噴射孔(14B、16B)か
ら洗浄水を食器ラック(9)内の食器(8)に噴射する
ことにより食器の洗浄を行う。この時点においては、食
器ラック(9)内における食器(8)の表面には、洗浄
水が残存されている。そして、かかる食器(8)の表面
に残存する洗浄水をすすぎ落とすべく、すすぎ動作が行
われる。
【0009】このすすぎ動作時、洗浄室(R2)内の上
下位置で前記各洗浄ノズル(14,16)の近傍位置に
配設された一対の上及び下すすぎノズル(15,17)
に対してすすぎ水が供給され、上及び下すすぎノズル
(15,17)の各すすぎ水噴射孔(15A、17A)
及び各すすぎノズル(15,17)の両端位置に形成さ
れた各補助噴射孔(18,23)からはすすぎ水が食器
(8)に噴射される。このとき、上すすぎノズル(1
5)における補助噴射孔(18)は、上すすぎノズル
(15)の両端位置にて、上すすぎノズル(15)の両
側部及び下部が開放された噴出溝(20)と、上すすぎ
ノズル(15)の下部に対応する噴出溝(20)の部分
を開放したまま上すすぎノズル(15)の両側部に対応
する噴出溝(20)の部分を被覆する第1規制部材(2
1)とから構成されており、また、下すすぎノズル(1
7)における補助噴射孔(23)は、下すすぎノズル
(17)の両端位置にて、下すすぎノズル(17)の両
側部及び上部が開放された噴出溝(25)と、下すすぎ
ノズル(17)の上部に対応する噴出溝(25)の部分
を開放したまま下すすぎノズル(17)の両側部に対応
する噴出溝(25)の部分を被覆する第1規制部材(2
6)とから構成されており、これより上すすぎノズル
(15)及び下すすぎノズル(17)における各補助噴
射孔(18,23)から噴射されるすすぎ水の拡散範囲
(D2,D4)は、第1規制部材(21,26)を介し
て各すすぎノズル(15,17)の幅方向で規制され
る。 特に、上すすぎノズル(15)については、そのノ
ズル(15)の両端面に固着されるとともに、上すすぎ
ノズル(15)のノズル径を超えて下方に延出された第
2規制部材(22)が設けられており、これより上すす
ぎノズル(15)における補助噴射孔(18)から噴射
される水の拡散範囲(D1)は、第2規制部材(22)
を介して上すすぎノズル(15)の長さ方向で規制され
る。従って、 上すすぎノズル(15)の補助噴射孔(1
8)からのすすぎ水は、第1規制部材(21)による上
すすぎノズル(15)の幅方向における水の拡散範囲規
制作用、及び、第2規制部材(22)による上すすぎノ
ズル(15)の長さ方向における水の拡散範囲規制作用
とに基づき、また、下すすぎノズル(17)の補助噴射
孔(23)から噴射されるすすぎ水は、第1規制部材
(26)による下すすぎノズル(17)の幅方向におけ
る水の拡散範囲規制作用に基づき、それぞれ食器ラック
(9)からはみ出した食器(8)部分に対して集中的、
且つ、効率的に噴射されるものである。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例に基づいて図面を参
照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施例に係る食器洗
浄機の概略について図1に基づき説明する。図1は食器
洗浄機の概略を模式的に示す断面図であり、食器洗浄機
1は直方体状の箱体2を有しており、かかる箱体2は上
下方向のほぼ中央位置にて水平方向に配設された区画壁
3を介して機械室R1(図1中、下方の室)と洗浄室R
2(図1中、上方の室)とに区画されている。また、区
画壁3の後部(図1中、右側)には洗浄水を貯留する洗
浄水タンク4が設けられている。
【0011】機械室R1内において、図1中左方位置に
はすすぎポンプ5が配設されており、かかるすすぎポン
プ5はその上方に配置されたすすぎ水タンク6からパイ
プP1を介して後述する下ノズル軸受け13にすすぎ水
を供給するものである。また、すすぎポンプ5の右方位
置には洗浄ポンプ7が配設されており、この洗浄ポンプ
7は前記洗浄水タンク4に貯留された洗浄水をパイプP
2を介して下ノズル軸受け13に供給する。更に、機械
室R1の前部には操作スイッチSが配置され、かかる操
作スイッチSは後述するように洗浄動作を開始する際に
押下される。
【0012】洗浄室R2内には食器8が収納される食器
ラック9が配置可能とされており、この食器ラック9は
ラックレール(図示せず)を介して洗浄室R2内に配置
されるものである。また、箱体2の前部(図1中、左
側)には開閉ドア10が配設され、かかる開閉ドア10
は洗浄室R2に対して食器ラック9を出入する際に開放
され、また、食器ラック9における各食器8の洗浄やす
すぎを行なう際に閉塞される。更に、洗浄室R2内にお
いて、上部内壁11には上ノズル軸受け12が配設され
ているとともに、区画壁3の上面には下ノズル軸受け1
3が配設されている。この上ノズル軸受け12には上洗
浄ノズル14、及び、上すすぎノズル15が同軸的に回
転可能に取り付けられ、また、下ノズル軸受け13には
下洗浄ノズル16、及び、下すすぎノズル17が同軸的
に回転可能に取り付けられている。尚、これらの各上洗
浄ノズル14、下洗浄ノズル16、及び、上すすぎノズ
ル15、下すすぎノズル17の詳細な構成については後
述する。
【0013】また、下ノズル軸受け13からは所定の径
を有する洗浄水パイプP3が延出され、この洗浄水パイ
プP3は前記上ノズル軸受け12に連結されている。更
に、洗浄水パイプP3の内部において、その全長に渡っ
て洗浄水パイプよりも小径のすすぎ水パイプP4が内設
されており、かかるすすぎ水パイプP4は、洗浄水パイ
プP3と同様、下ノズル軸受け13から延出されて上ノ
ズル軸受け12に連結されている。かかる構成におい
て、食器洗浄機1の洗浄動作時には、洗浄ポンプ7が駆
動されることにより洗浄水タンク4内に貯留された洗浄
水は、パイプP2から下ノズル軸受け13を経て下洗浄
ノズル16に圧送されるとともに、下ノズル軸受け13
から洗浄水パイプP3、上ノズル軸受け12を経て上洗
浄ノズル14に圧送される。また、食器洗浄機1のすす
ぎ動作時には、すすぎポンプ5が駆動されることにより
すすぎ水タンク6内に貯留されたすすぎ水は、パイプP
1から下ノズル軸受け13を経て下すすぎノズル17に
圧送されるとともに、下ノズル軸受け13からすすぎ水
パイプP4、上ノズル軸受け12を経て上すすぎノズル
15に圧送されるものである。
【0014】次に、図2乃至図5に基づき前記各上洗浄
ノズル14、上すすぎノズル15、及び、下洗浄ノズル
16、下すすぎノズル17の構成について説明する。先
ず、上洗浄ノズル14、上すすぎノズル15について図
2、図3を参照しつつ説明する。図2は上洗浄ノズル1
4と上すすぎノズル15との取付関係を示す説明図、図
3(A)は上すすぎノズル15の一部を省略して示す説
明図、及び、図3(B)は矢印A方向から見た上すすぎ
ノズル15の右側面図である。
【0015】図2において、上洗浄ノズル14の下面に
は半球状の膨出部14Aが複数個形成されており、各膨
出部14Aにはすすぎ水を噴射する噴射孔14Bが設け
られている。また、上すすぎノズル15の長さは前記食
器ラック9の長さよりも若干長くなるように設定されて
おり、この上すすぎノズル15の下面にはすすぎ水を噴
射する複数個の噴射孔15Aが形成され、更に、上すす
ぎノズル15の両端部において補助噴射孔18が形成さ
れている。かかる補助噴射孔18の構成について図3に
基づき説明する。図3(A)において、上すすぎノズル
15の両端部(図3(A)には右端部のみ示されている
が、左端部にも同様の構成を有する)には、水平方向に
突出する突出部19が設けられており、この突出部19
には、図3(A)に示す側面図及び図3(B)に示す平
面図から明らかなように、その突出部19の両側及び下
部が開放されて、側面視でほぼ半円状の噴出溝20が形
成されている。また、上すすぎノズル15の両端部にお
ける両側には、平面視コ字状の被覆板21が溶接等によ
り固着されており、この被覆板21は、突出部19の下
部に対応する噴出溝20の下側部分を開放したまま、突
出部19の両側部に対応する噴出溝20の両側部分及び
突出部19の端面を被覆している。これより、補助噴射
孔18は、噴出溝20と被覆板21とにより構成される
ものである。かかる構成において、上ノズル軸受け12
から上すすぎノズル15に供給されたすぎ水は、ノズル
孔15Bから補助噴射孔18の噴射溝20を経て下方に
噴射されるが、このとき噴射溝20の両側は被覆板21
により被覆されているので、噴射溝20から噴射される
すすぎ水は被覆板21を介して上すすぎノズル15の幅
方向における拡散範囲(図3(B)における拡散範囲D
2参照)が規制されるものである。また、突出部19の
端面を被覆する被覆板21の被覆部分には円形状の規制
板22が固着されており、かかる規制板22は上すすぎ
ノズル15のノズル径Lよりも長く形成されノズル径L
を越えて下方に延出されている。これより、前記噴射溝
20から噴射されるすすぎ水の拡散範囲は、図3(A)
にD1で示すように、上すすぎノズル15の長さ方向に
おいて規制されるものである。
【0016】このように、突出部19に形成された噴射
溝20から噴射されるすすぎ水の拡散範囲は、被覆板2
1により上すすぎノズル15の幅方向で規制されるとと
もに、規制板22により上すすぎノズル15の長さ方向
で規制されることとなる。これにより、補助噴射孔18
における噴射溝20から噴射されるすすぎ水は、上すす
ぎノズル15の幅方向、及び、長さ方向の両方向におい
て拡散範囲が規制され、上すすぎノズル15の両端部に
おいてすすぎ水が不必要に拡散されることが防止され
る。この結果、洗浄室R2内に配置される食器ラック9
の両側部近傍位置にてすすぎ水が集中的、且つ、効率的
に噴射され得るものである。
【0017】続いて、下洗浄ノズル16、下すすぎノズ
ル17について図4、図5を参照しつつ説明する。図4
は下洗浄ノズル16と下すすぎノズル17との取付関係
を示す説明図、図5(A)は下すすぎノズル17の一部
を省略して示す説明図、及び、図5(B)は矢印B方向
から見た上すすぎノズル17の左側面図である。図4に
おいて、下洗浄ノズル16の上面には半球状の膨出部1
6Aが複数個形成されており、各膨出部16Aにはすす
ぎ水を噴射する噴射孔16Bが設けられている。また、
下すすぎノズル17の上面にはすすぎ水を噴射する複数
個の噴射孔17Aが形成され、更に、下すすぎノズル1
7の両端部において補助噴射孔23が形成されている。
かかる補助噴射孔23の構成について図5に基づき説明
する。図5(A)において、下すすぎノズル17の両端
部(図5(A)には左端部のみ示されているが、右端部
にも同様の構成を有する)には、水平方向に突出する突
出部24が設けられており、この突出部24には、図5
(A)に示す側面図及び図5(B)に示す平面図から明
らかなように、その突出部24の両側及び部が開放さ
れて、側面視でほぼ半円状の噴出溝25が形成されてい
る。
【0018】また、下すすぎノズル17の両端部におけ
る両側には、平面視コ字状の被覆板26が溶接等により
固着されており、この被覆板26は、突出部24の
に対応する噴出溝25の側部分を開放したまま、突出
部24の両側部に対応する噴出溝25の両側部分及び突
出部24の端面を被覆している。これより、補助噴射孔
23は、噴出溝25と被覆板26とにより構成されるも
のである。かかる構成において、下ノズル軸受け13か
ら下すすぎノズル17に供給されたすすぎ水は、ノズル
孔17Bから補助噴射孔23の噴射溝25を経て上方に
噴射されるが、このとき噴射溝25の両側は被覆板26
により被覆されているので、噴射溝25から噴射される
すすぎ水は被覆板26を介して下すすぎノズル17の幅
方向における拡散範囲(図5(B)における拡散範囲D
4参照)が規制されるものである。尚、下すすぎノズル
17には、前記上すすぎノズル15とは異なり、上すす
ぎノズル15における規制板22に相当する部材は設け
られていない。これは、前記図1に示すように、食器ラ
ック8が上すすぎノズル15と下すすぎノズル17との
中間位置よりも若干下すすぎノズル17側に近接して配
置されていることから、上すすぎノズル15におけるよ
うに補助噴射孔23から噴射されるすすぎ水の拡散範囲
を下すすぎノズル17の長さ方向に規制する必要性が少
ないからである。従って、上すすぎノズル17の補助噴
射孔23から噴射されるすすぎ水は、下すすぎノズル1
7の長さ方向において特に規制されることなく拡散範囲
D3(図5(A)参照)をもって食器ラック9に噴射さ
れるものである。
【0019】次に、前記のような構成を有する食器洗浄
機1の動作について図6を参照しながら説明する。図6
は上すすぎノズル15、及び、下すすぎノズル17から
すすぎ水を食器ラック9内の各食器8に噴射した状態を
示す説明図である。先ず、開閉ドア10を開放し、汚れ
た食器8を食器ラック9内に配置した後、かかる食器ラ
ック9をラックレール上に載置する。この状態におい
て、食器8が皿状の食器である場合には食器ラック9の
収納構造や食器8の載置状態に起因して、図1に示すよ
うに食器8(最も左側の食器8)の一部が食器ラック9
の外方にはみ出している場合が多い。この後、開閉ドア
10が閉じられ、操作スイッチSを押下することにより
食器洗浄機1の洗浄動作が開始される。
【0020】操作スイッチSの押下に基づいて洗浄ポン
プ7が駆動され、洗浄水タンク4内に貯留されている洗
浄水がパイプP2から下ノズル軸受け13を経て下洗浄
ノズル16に圧送される。かかる洗浄水は、洗浄水の噴
射反力によって回転する下洗浄ノズル16の各膨出部1
6Aに形成された各噴射孔16Bから食器ラック内の各
食器8に下方より噴射される。また、これと同時に、洗
浄水はパイプP2、下ノズル軸受け13を経た後、洗浄
水パイプP3から上ノズル軸受け12を通じて上洗浄ノ
ズル14に圧送される。このように圧送された洗浄水
は、洗浄水の噴射反力によって回転する上洗浄ノズル1
4の各膨出部14Aに形成された各噴射孔14Bから各
食器8に上方より噴射される。かかる洗浄動作を介して
食器ラック9内の各食器8の洗浄が行なわれる。尚、洗
浄動作が終了した時点においては、洗浄水中に含有され
る洗剤が各食器8の表面に付着、残存されている。
【0021】前記洗浄動作に続いて、すすぎ動作が行な
われる。すすぎ動作においては、すすぎポンプ5が駆動
され、すすぎ水タンク6内に貯留されている清浄なすす
ぎ水がパイプP1から下ノズル軸受け13を経て下すす
ぎノズル17に圧送される。このすすぎ水は、すすぎ水
の噴射反力によって回転する下すすぎノズル17に形成
された噴射孔17Aから食器ラック9内の各食器8に下
方より噴射されるとともに、同時に図6に示すように、
各補助噴射孔23からも食器ラック9における前後両側
部分に噴射される。このとき、各補助噴射孔23におい
て、前記したように噴射溝25から噴射されるすすぎ水
の拡散範囲(図5(B)参照)が被覆板26を介して下
すすぎノズル17の幅方向で規制されるので、すすぎ水
が食器ラック9の前後両側部分に集中的、且つ、効率的
に噴射されるものである。これにより、例えば、図6に
示すように、食器ラック9から外方にはみ出している食
器8のはみ出し部分に対しても下方より集中的にすすぎ
水が噴射されることとなり、この結果、食器8の下側表
面に付着している洗剤が効率的にすすぎ落とされ得るも
のである。
【0022】また、同時に、すすぎ水は下ノズル軸受け
13からすすぎ水パイプP4を経て上ノズル軸受け12
に圧送され、その圧送されたすすぎ水は、すすぎ水の噴
射反力によって回転する上すすぎノズル15に形成され
た各噴射孔15Aから食器ラック9内の各食器8に上方
より噴射されるとともに、図6に示すように各補助噴射
孔18からも食器ラック9の前後両側部分に噴射され
る。このとき、各補助噴射孔18において、前記したよ
うに、噴射溝20から噴射されるすすぎ水の拡散範囲
は、被覆板21により上すすぎノズル15の幅方向で規
制されるとともに、規制板22により上すすぎノズル1
5の長さ方向で規制されるので、補助噴射孔18におけ
る噴射溝20から噴射されるすすぎ水は、上すすぎノズ
ル15の幅方向、及び、長さ方向の両方向において拡散
範囲が規制され、上すすぎノズル15の両端部において
すすぎ水が不必要に拡散されることが防止される。この
結果、洗浄室R2内に配置される食器ラック9の両側部
近傍位置にてすすぎ水が集中的、且つ、効率的に噴射さ
れ得、例えば、図6に示すように、食器ラック9から外
方にはみ出した食器8のはみ出し部分についても上方よ
りすすぎ水が集中的に噴射される。従って、かかるはみ
出し部分の表面に付着されている洗剤は効率的にすすぎ
落とされ得るものである。
【0023】これにより、すすぎ動作が終了する。この
後、開閉ドア10を開放して洗浄室R2内に配置された
食器ラック9を洗浄室R2から取り出すことにより各食
器8の洗浄、及び、すすぎ動作が完了するものである。
【0024】以上詳細に説明した通り本実施例に係る食
器洗浄機1では、上すすぎノズル15の両端部に補助噴
射孔18を設けるとともに、各補助噴射孔18の噴射溝
20から噴射されるすすぎ水の拡散範囲を、被覆板21
と規制板22との協働により上すすぎノズル15の幅方
向及び長さ方向で規制し、また、下すすぎノズル17の
両端部に補助噴射孔23を設けるとともに、各補助噴射
孔23の噴射溝25から噴射されるすすぎ水の拡散範囲
を、被覆板26を介して下すすぎノズル17の幅方向で
規制するように構成したので、上すすぎノズル15の各
補助噴射孔18における噴射溝20から噴射されるすす
ぎ水が、上すすぎノズル15の両端部において不必要に
拡散されることを防止することができ、また、同時に、
各補助噴射孔23における噴射溝25から噴射されるす
すぎ水が、下すすぎノズル17の両端部において不必要
に拡散されることを防止することができるものである。
【0025】これにより、洗浄室R2内に配置される食
器ラック9の両側部近傍位置に対してすすぎ水を上下両
方向から集中的、且つ、効率的に噴射することができ、
従って、食器ラック9から外方にはみ出した食器8のは
み出し部分に付着した洗剤を確実、且つ、効率的に短時
間ですすぎ落とすことができるものである。尚、本考案
は前記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨
を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であるこ
とは勿論である。
【0026】
【考案の効果】以上説明した通り本考案は、上すすぎノ
ズルの両端位置に形成した各補助噴射孔から噴射される
すすぎ水の拡散範囲を、第1規制部材によるノズルの幅
方向における水の拡散範囲規制作用、及び、第2規制部
材によるノズルの長さ方向における水の拡散範囲規制作
用とに基づき、上すすぎノズルの幅方向及び長さ方向の
双方において効率的に規制するとともに、下すすぎノズ
ルの両端位置に形成した各補助噴射孔から噴射されるす
すぎ水の拡散範囲を、第1規制部材によるノズルの幅方
向における水の拡散範囲規制作用に基づき、下すすぎノ
ズルの幅方向において効率的に規制することにより、食
器ラックからはみ出した食器部分についても集中的、且
つ、効率的に水を噴射できる食器洗浄機を提供すること
ができ、その産業上奏する効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 食器洗浄機の概略を模式的に示す断面図であ
る。
【図2】 上洗浄ノズルと上すすぎノズルとの取付関係
を示す説明図である。
【図3】 上すすぎノズルを説明するための説明図であ
り、図3(A)は上すすぎノズルの一部を省略して示す
説明図、図3(B)は矢印A方向から見た上すすぎノズ
ルの右側面図である。
【図4】 下洗浄ノズルと下すすぎノズルとの取付関係
を示す説明図である。
【図5】 下すすぎノズルを説明するための説明図であ
り、図5(A)は下すすぎノズルの一部を省略して示す
説明図、図5(B)は矢印B方向から見た下すすぎノズ
ルの左側面図である。
【図6】 上すすぎノズル、及び、下すすぎノズルから
すすぎ水を食器ラック内の各食器に噴射した状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
1・・・食器洗浄機、8・・・食器、9・・・食器ラッ
ク、12・・・上ノズル軸受け、13・・・下ノズル軸
受け、14・・・上洗浄ノズル、14B・・・噴射孔
(上洗浄ノズルの洗浄水噴射孔)、15・・・上すすぎ
ノズル、15A・・・噴射孔(上すすぎノズルのすすぎ
水噴射孔)、16・・・下洗浄ノズル、16B・・・噴
射孔(下洗浄ノズルの洗浄水噴射孔)、17・・・
すぎノズル、17A・・・噴射孔(下すすぎノズルのす
すぎ水噴射孔)、18、23・・・補助噴射孔、19、
24・・・突出部、20、25・・・噴射溝、21、2
6・・・被覆板(第1規制部材)、22・・・規制板
(第2規制部材)、D1、D2、D3、D4・・・拡散
範囲、R1・・・機械室、R2・・・洗浄室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−95328(JP,A) 実開 平6−13758(JP,U) 実開 昭64−25065(JP,U) 実開 昭63−48557(JP,U) 実開 昭62−177484(JP,U) 実開 平5−68471(JP,U) 実開 昭62−43562(JP,U) 実開 平3−41661(JP,U) 実公 昭36−19952(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/42

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄室(R2)内における上下位置に配
    設され多数の洗浄水噴射孔(14B、16B)が形成さ
    れた一対の上及び下洗浄ノズル(14、16)と、各洗
    浄ノズル(14、16)の近傍位置に配設され多数のす
    すぎ水噴射孔(15A、17A)が形成された一対の上
    及び下すすぎノズル(15、17)とを有し、各洗浄ノ
    ズル(14、16)の洗浄水噴射孔(14B、16B)
    から洗浄水を噴射することにより洗浄室(R2)内に配
    置された食器ラック(9)内の食器(8)の洗浄を行う
    とともに、各すすぎノズル(15、17)のすすぎ水噴
    射孔(15A、17A)からすすぎ水を噴射することに
    より食器(8)のすすぎを行う食器洗浄機(1)におい
    て、 前記上すすぎノズル(15)の両端位置にて、上すすぎ
    ノズル(15)の両側部及び下部が開放された噴出溝
    (20)と、上すすぎノズル(15)の下部に対応する
    噴出溝(20)の部分を開放したまま、上すすぎノズル
    (15)の両側部に対応する噴出溝(20)の部分を被
    覆する第1規制部材(21)とからなる補助噴射孔(1
    8)を設け、 前記下すすぎノズル(17)の両端位置にて、下すすぎ
    ノズル(17)の両側部及び上部が開放された噴出溝
    (25)と、下すすぎノズル(17)の上部に対応する
    噴出溝(25)の部分を開放したまま、下すすぎノズル
    (17)の両側部に対応する噴出溝(25)の部分を被
    覆する第1規制部材(26)とからなる補助噴射孔(2
    6)を設け、 前記上及び下すすぎノズル(15,17)における各第
    1規制部材(21,26)を介して補助噴射孔(18,
    23)から噴射される水の拡散範囲(D2,D4)を上
    及び下すすぎノズル(15,17)の幅方向で規制する
    ことを特徴とする食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 前記上すすぎノズル(15)の両端面に
    固着されるとともに、上すすぎノズル(15)のノズル
    径を超えて下方に延出された第2規制部材(22)とを
    設け、 前記第2規制部材(22)を介して補助噴射孔(18)
    から噴射される水の拡散範囲(D1)を上すすぎノズル
    (15)の長さ方向で規制することを特徴とする請求項
    1記載の食器洗浄機。
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