JP2602490Y2 - 工事用水供給設備 - Google Patents

工事用水供給設備

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JP2602490Y2
JP2602490Y2 JP1993045180U JP4518093U JP2602490Y2 JP 2602490 Y2 JP2602490 Y2 JP 2602490Y2 JP 1993045180 U JP1993045180 U JP 1993045180U JP 4518093 U JP4518093 U JP 4518093U JP 2602490 Y2 JP2602490 Y2 JP 2602490Y2
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water
water supply
vertical frame
water tank
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JP1993045180U
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努 黒田
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、建築工事現場等に配
備して、仮設水道の設置前に、工事用水の利用を可能に
すると共に、工事作業者の負担を軽減して工事の進行を
円滑ならしめる工事用水供給設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より一般住宅や共同住宅等の建築工
事現場では、工事用水を得る為に工事の開始に先立って
仮設水道を設置して工事用水を確保し、又は宅地造成等
の工事現場においても工事用水の確保は役所への申請手
続、負担金等の関係で工事用水引込みまでに時間がかか
るのが一般的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の仮設水道の設置は、いきおい遅れ気味であり、屋根
工事や内装工事等の工事が本格化する頃には設置される
ものの、囲い塀等の仮設工事や基礎工事等の工事着工間
もない時期においては、未だ設置されていないことが多
い。さらに、工事作業者が建築工事現場へ行って作業に
とりかかろうとして、はじめて工事用水の供給設置が設
置されていないことが分かり、工事を進められないとい
った事態に直面することも度々経験される。又、宅地造
成等の工事現場においても、同様である。
【0004】上記の場合においては、工事作業者が工事
に着工する以前にやむを得ず、ドラム罐を工事現場に設
置し、直接ドラム罐に水を入れて工事現場へ持っていく
ことになるが、バケツによる工事用水の汲み取りには、
時間がかかりドラム罐は運搬し難いだけでなく上部から
水を汲み出すので、貯水量が少くなると汲み出しが厄介
で甚だ使用しにくく、且つ、美観的にも問題がある。そ
して、貯水量はそれ程多くないので、内部の水を全て使
用した後は、その都度持ち返って水を入れて再び持ち運
んでくることになり運搬の不便さと相まって、作業者に
大きな負担となっている。
【0005】さらに、ドラム罐から水を汲み出す場合、
必要な量になる迄何度も汲み出し作業を行わねばなら
ず、ドラム罐の貯水作業の手間を解消すべく工事現場に
水の入ったドラム罐を複数個配置しようとしてもその為
に広い配置スペースが必要となり、且つ、ドラム罐の移
動にも何人かの工事作業者を必要として工事に支障を来
すことになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の具体的手段とするところは、複数の縦枠の間に桟材を
架け渡してなる剛性台の下方から所定距離を開けて一方
から他方に向って傾斜するようにして設けた底部の上方
に水タンクを載置すると共に前記縦枠の頭部に吊り上げ
用の引掛け部を設け、前記縦枠の間を金網で囲んで剛性
台の側面を形成すると共に、前記底部の傾斜下方に位置
する側面に取水用の開口部を形成し、さらに、前記縦枠
の少なくとも1つの頭部の内側部分に受皿を設けたとこ
ろにある。
【0007】
【作用】上記手段によると工事作業者は工事現場に行く
前に、先ず、工事用水を入れた水タンクを剛性台に搭載
し、該剛性台の縦枠の頭部に設けた引掛け部にワイヤー
を係止して簡単に吊り上げを行いトラック台等に容易に
積み降ろすことができ得る。又、工事現場においては、
該剛性台の底部は下方から所定距離を開けて一方から他
方に向って傾斜している為、工事用水を入れた水タンク
の出口を下方にしておけば、水をバケツ等に入れるに際
して水タンクの中の水が完全になくなるまで取り出すこ
とができる。又、縦枠の間を金網で囲んで側面を形成
ている為、水タンクが縦枠の間から落下することもな
く、水タンク底部の上にあることも良く判る。この
時、底部の傾斜下方に位置する側面に取水用の開口部を
設けている為、水タンクの出口から水を取り出せる。更
に又、縦枠の頭部の内側部分に設けた受皿に事前に石鹸
等を備えておくことにより、作業終了後に汚物の洗浄に
使用できる。
【0008】
【実施例】この本考案の実施例を以下図面に基づいて説
明する。この考案に係る工事用水供給設備1は、図1及
び図2に示すように、剛性台2に水タンク3を搭載して
なるもので、該剛性台2は、4本の角棒からなる縦枠4
の間に同じく角棒からなる横桟5,5aを上下に夫々4
本づつ架設して構成されている。上部の横桟5aは、縦
枠4の頭部4aより若干低い位置に架設され、又、下部
の横桟5は、縦枠4の脚下端部4bより寸法X、例えば
約40cm上部に架設されている。又、下部の横桟5の上
方には、一方から他方へ傾斜した底部用横桟6aが設け
られ、この底部用横桟6aの上方に金網7を敷くことに
よって底部6を形成している。
【0009】さらに、剛性台2を構成する縦枠4の側面
にも金網7を張設している。そして、該剛性台2の金網
を張設してなる底部6の傾斜下方側の側面に開口部7a
が設けられている。さらに、縦枠4の上部の横桟5aを
架設する位置の近傍の外側部分には、図3及び図4に示
すように吊り下げ用のC字型フックなどからなる引掛け
部8が夫々溶接固定され、且つ、縦枠4の少くとも一つ
の上部の横桟5aを架設する位置の近傍の内側部分には
図2及び図5に示す石鹸等を置く受皿9が溶接固定され
ている。
【0010】尚、引掛け部8については、横桟5aに取
付けることも可能であり、又、必要に応じて上記横桟5
aに加えてあるいはそれに代えて斜めにブレース(桟
材)を架け渡すこともできる。さらに、底部6や側面を
形成する金網7に代えてパンチングメタル等を採用する
こともできる。このような金網7やパンチングメタルを
使用することによって、底部6に載置した水タンク3が
外側から判り、又、万一水がこぼれた場合であっても、
すぐに地上に落下するようになっている。
【0011】一方、水タンク3としては、例えば図2に
示されるような、プラスチックで形成された密封容器を
挙げることができるが、勿論これに限定される訳ではな
く、種々の素材、形状の水タンクを採用することができ
る。上記水タンク3は、頂面に大径蓋10と小径蓋11
を有すると共に、1つの側面の底部6に近い位置に水の
出口となる出水管12を有し、該出水管12にバルブ1
3を具備し、且つ出水管12の先にはホース14を必要
に応じて接続しており、また、大径蓋10が紛失しない
ように大径蓋10と横桟5aとを紐10aで連結してお
くことが望ましい。そして、該水タンク3は、図2に2
点鎖線で示されるように、剛性台2に搭載され、本実施
例ではバンド15で底面の金網7に固定されている。そ
して、出水管12が底部6の傾斜下方を向き、開口部7
aからその先端が突出するように載置されている。
【0012】上記構成の工事用水供給設備1において、
工事用水非使用時には、ホース14の先端を例えば上方
に曲げて金網7に係止しておけばよい。一方、工事用水
の使用に際しては、ホース14を引き出すと共に、取水
用のバケツ等を該剛性台2の縦枠4の脚下端部4bから
下部の横桟5迄のスペースに配置し、バルブ13を開放
して所要量の給水を行うことができる。
【0013】又、実施例に係る工事用水供給設備1を、
建築工事現場へ設置するに当たっては、図3に示すよう
に、剛性台2の引掛け部8に鋼製ワイヤ15を係止し、
クレーン等で吊り上げてトラック等への積み降ろし並び
に建築工事現場への配置を行えばよい。
【0014】
【考案の効果】以上のようにこの考案に係る工事用水供
給設備によれば、剛性台に水タンクを搭載すると共に、
剛性台に吊り上げ用の引掛け部を設けたのでクレーン等
で安全に吊り下げて自由に運搬することができるという
利点がある。又、水タンクを搭載する底部は一方から他
方に向って傾斜しているので、工事用水を入れた水タン
の出口を下方に向けておけば、水タンクの水を完全に
空になるまで取り出すことができる。更に又、側面に金
網を設け、傾斜下方側の側面に取水用の開口部を形成し
いるので、水タンクが剛性台より落下しにくくなり、
しかも、水タンクを載置している状態を外側から見るこ
とができる。更に又、剛性台の縦枠の頭部の少なくとも
一つの内側部分に受皿を設けておけば、洗浄用の石鹸等
も事前に備えてくこともできる利点もある。このよう
に、この考案によると、上記構成の工事用水供給設備
を、工事の開始に先立って建築工事現場に搬入すること
により安心して工事を進めることができ、作業者が工事
用水の確保の為に払う労力を大幅に軽減することができ
るとともに、道具や手を洗ったりする事ができるので現
場の衛生環境が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】剛性台の全体構成を示す斜視図である。
【図2】水タンクの剛性台への搭載状態を示す斜視図で
ある。
【図3】剛性台の吊り下げ状況を示す側面図である。
【図4】剛性台の引掛け部の拡大図である。
【図5】剛性台の受皿の拡大図である。
【符号の説明】
1 工事用水供給設備 2 剛性台 3 水タンク 4 縦枠 4a 頭部 5,5a 横桟(桟材) 6 底部 7 金網 7a 開口部 8 引掛け部 9 受皿

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の縦枠の間に桟材を架け渡してなる
    剛性台の下方から所定距離を開けて一方から他方に向っ
    て傾斜するようにして設けた底部の上方に水タンクを載
    置すると共に前記縦枠の頭部に吊り上げ用の引掛け部を
    設け 前記縦枠の間を金網で囲んで剛性台の側面を形成すると
    共に、前記底部の傾斜下方に位置する側面に取水用の開
    口部を形成し たことを特徴とする工事用水供給設備。
  2. 【請求項2】 前記縦枠の少なくとも1つの頭部の内側
    部分に受皿を設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    工事用水供給設備。
JP1993045180U 1993-08-19 1993-08-19 工事用水供給設備 Expired - Lifetime JP2602490Y2 (ja)

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JP1993045180U JP2602490Y2 (ja) 1993-08-19 1993-08-19 工事用水供給設備

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JPH0713990U JPH0713990U (ja) 1995-03-10
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