JP2602409Y2 - 基板収納円板 - Google Patents

基板収納円板

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JP2602409Y2
JP2602409Y2 JP5879393U JP5879393U JP2602409Y2 JP 2602409 Y2 JP2602409 Y2 JP 2602409Y2 JP 5879393 U JP5879393 U JP 5879393U JP 5879393 U JP5879393 U JP 5879393U JP 2602409 Y2 JP2602409 Y2 JP 2602409Y2
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substrate
disk
arm
recess
arms
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JP5879393U
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JPH0727155U (ja
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敦 長尾
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えばイオン注入装
置、ドライエッチング装置、薄膜形成装置等のように基
板を処理する装置に用いられるものであって、大きさ等
の異なる基板を収納してあたかも一つの基板のように扱
うことのできる基板収納円板に関し、より具体的には、
不定形の基板に対応可能な基板収納円板に関する。
【0002】
【従来の技術】イオン注入装置等において、大きさの異
なる基板(例えばウェーハ)にイオン注入する場合、通
常は、注入室内で基板をイオン注入のために保持するホ
ルダや、真空予備室内で基板を一旦保持する基板受け等
の部品を基板寸法に合ったものに交換する必要がある
が、この交換時間の浪費防止等のために、大きさ等の異
なる基板を収納してあたかも一つの基板のように扱うこ
とのできる基板収納円板が使用される場合がある。
【0003】そのような基板収納円板の従来例を図5に
示す。この基板収納円板2は、円板4の平面円形の凹部
6の側部に、前後動可能な押し当て片8を設け、これを
V字状をした線ばね10で弾性的に押し出し、この押し
当て片8と凹部6の側壁6aとの間に基板12を挟んで
保持する構造をしている。内壁6aは、基板12の浮き
上がり防止のために、下広がりに傾斜している(図2ま
たは図3の内壁26a参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記基板収
納円板は、大きさの異なる基板12には一応対応できる
ものの、図5の例では対応できる基板12の形状は円形
に限定されており、半円、1/4円、矩形等を含む不定
形(任意形状)の基板には対応できず、基板が不定形の
場合はそれに応じた基板収納円板を別々に作らなければ
ならず、そのためコストや管理の手間等が増大するとい
う問題があった。
【0005】そこでこの考案は、不定形の基板に対応す
ることができるようにした基板収納円板を提供すること
を主たる目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案の基板収納円板は、平面円形の凹部を有
し、その内壁が下広がりに傾斜している円板と、この円
板の凹部内の周辺部にほぼ120度間隔で設けられた三
つの支柱と、前記円板の凹部内に収納されていて、それ
ぞれが、内向きに湾曲しており、一端部が前記支柱によ
って回自在に支持されており、かつ内外の側壁が断面
逆ハ字状に傾斜している3本の互いに独立して回動可能
アームと、前記円板の凹部の底部であって、前記各ア
ームと凹部の内壁との間に、しかも各アームに対して複
数個ずつ設けられた小穴と、前記円板の凹部の内壁と各
アームとの間にそれぞれ設けられていて、V字状をして
いてその一端部に下に折れ曲がった差し込み部を有し、
その差し込み部を各アームに対する前記複数の小穴の内
の一つにそれぞれ着脱自在に差し込んでいる線ばねとを
備えることを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成によれば、3本の互いに独立して回動
可能な各アームは、それに対応する線ばねによって、円
板の中心方向に向けて弾性的に付勢されており、この3
本のアームの間に基板を収納すると、当該基板は、3本
のアームによって3方向から掴まれて保持される。その
場合、3本の内向きに湾曲したアームを用いているの
で、任意の形状の基板、即ち不定形の基板を掴んで保持
することができる。
【0008】
【実施例】図1は、この考案の一実施例に係る基板収納
円板を示す平面図である。図2は、図1の線A−Oに概
ね沿う拡大断面図であり、便宜上、アームが基板に当接
する辺りまで断面で示している。図3は、図1の線O−
Bに概ね沿う拡大断面図である。
【0009】この実施例の基板収納円板22は、平面形
状が円形をした凹部26を有する円板24を備えてい
る。この凹部26の内壁26aは、後述する線ばね30
の浮き上がり防止のために、図2および図3に示すよう
に、下広がりに(換言すれば断面ハ字状に)傾斜してい
る。
【0010】この円板24の凹部26内の周辺部には、
ほぼ120度間隔で三つの支柱29が設けられている。
【0011】円板24の凹部26内には、一端部が前記
各支柱29によってそれぞれ回動自在に支持された3本
のアーム28が収納されている。各アーム28は、内向
きに湾曲している。また、各アーム28の内外の側壁2
8aおよび28bは、後述する線ばね30および基板3
2の浮き上がり防止のために、図2および図3に示すよ
うに、断面逆ハ字状に傾斜している。なお、各支柱29
の上部は、各アーム28が上に抜けないように、例えば
カシメられている。
【0012】円板24の凹部26の底部であって、各ア
ーム28と凹部26の内壁26aとの間には、小穴34
が、各アーム28に対し複数個ずつ設けられている。こ
の各アーム28に対する小穴34の数は、この実施例で
は2個であるが、それに限られるものではなく2個以上
で任意である。
【0013】円板24の凹部26の内壁26aと各アー
ム28との間には、線ばね30がそれぞれ設けられてい
る。各線ばね30は、図4にも示すように、V字状をし
ていてその一端部に下に折れ曲がった差し込み部30a
を有している。この差し込み部30aを、図3にも示す
ように、各アーム28に対する複数の小穴34の内の一
つにそれぞれ着脱自在に差し込んでいる。
【0014】上記構成によって、各アーム28は、支柱
29を中心にして矢印Cのように互いに独立して回動可
能であり、かつ対応する線ばね30によって、円板24
の中心方向に向けて弾性的に付勢されている。
【0015】この3本のアーム28の間に基板32を収
納すると、当該基板32は、3本のアーム28によって
3方向から掴まれて保持される。その場合、3本の内向
きに湾曲したアーム28を用いているので、基板32の
形状が図1に示すような異形であっても、それを確実に
掴んで保持することができる。
【0016】このような異形の基板32を保持すること
ができるのであるから、当然、それ以外の例えば円形、
半円、1/4円、矩形等の任意の形状の基板、即ち不定
形の基板を保持することができる。従ってこの基板収納
円板22は、不定形の基板に対応することができる。勿
論、大きさの異なる基板にも対応することができる。
【0017】その場合、線ばね30を差し込む位置が各
アーム28の支柱29に近づくほど線ばね30からアー
ム28に与えられる力が強くなるので、外形の小さい基
板を収納保持する場合は、線ばね30を支柱29に近い
方の小穴34に差し込むのが好ましい。
【0018】また、長さやばね定数の異なる線ばね30
を何種類か用意しておいて、基板の形状や大きさに応じ
て、用いる線ばね30を変えたり、またはそれと差し込
む小穴34を変えることとを組み合わせたりしても良
く、そのようにすれば、対応可能な基板の形状および大
きさの範囲が一層拡大する。
【0019】
【考案の効果】以上のようにこの考案によれば、3本の
内向きに湾曲していて互いに独立して回動可能なアーム
を用いていて、各アームは線ばねによって内向きに弾性
的に付勢されているので、基板がどのような形状であっ
ても、これらのアームによって基板を確実に掴んで保持
することができる。即ち、不定形の基板に対応すること
ができる。また、大きさの異なる基板にも対応すること
ができる。
【0020】その結果、一つの基板収納円板で多くの基
板に対応することができるので、従来のように基板の形
状に合わせた基板収納円板を幾つも作る場合に比べて、
コストおよび管理の手間等を低減することができる。
かも、円板の凹部の内壁は下広がりに傾斜しているの
で、線ばねの浮き上がりを防止することができる。従っ
て、基板を確実に保持することができる。 また、各アー
ムの内外の側壁が断面逆ハ字状に傾斜しているので、基
板および線ばねの浮き上がりを防止することができる。
従って、この理由からも基板を確実に保持することがで
きる。 更に、線ばねを差し込む小穴を各アームに対して
複数個ずつ設けているので、基板の形状や大きさに応じ
て、線ばねを差し込む小穴を変えることができる。従っ
て、対応可能な基板の形状および大きさの範囲が拡大す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る基板収納円板を示す
平面図である。
【図2】図1の線A−Oに概ね沿う拡大断面図であり、
便宜上、アームが基板に当接する辺りまで断面で示して
いる。
【図3】図1の線O−Bに概ね沿う拡大断面図である。
【図4】図1中の線ばねの拡大斜視図である。
【図5】従来の基板収納円板の一例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
22 基板収納円板 24 円板 26 凹部 28 アーム 29 支柱 30 線ばね 32 基板 34 小穴

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面円形の凹部を有し、その内壁が下広
    がりに傾斜している円板と、この円板の凹部内の周辺部
    にほぼ120度間隔で設けられた三つの支柱と、前記円
    板の凹部内に収納されていて、それぞれが、内向きに湾
    曲しており、一端部が前記支柱によって回自在に支持
    されており、かつ内外の側壁が断面逆ハ字状に傾斜して
    いる3本の互いに独立して回動可能なアームと、前記円
    板の凹部の底部であって、前記各アームと凹部の内壁と
    の間に、しかも各アームに対して複数個ずつ設けられた
    小穴と、前記円板の凹部の内壁と各アームとの間にそれ
    ぞれ設けられていて、V字状をしていてその一端部に下
    に折れ曲がった差し込み部を有し、その差し込み部を各
    アームに対する前記複数の小穴の内の一つにそれぞれ着
    脱自在に差し込んでいる線ばねとを備えることを特徴と
    する基板収納円板。
JP5879393U 1993-10-04 1993-10-04 基板収納円板 Expired - Lifetime JP2602409Y2 (ja)

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FR2783055B1 (fr) * 1998-09-04 2000-11-24 Essilor Int Support pour lentille optique, et son procede de mise en oeuvre
JP2008128925A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Rigaku Industrial Co 下面照射蛍光x線分析用の異形試料保持具およびそれを備えた下面照射型蛍光x線分析装置
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EP4112769A1 (en) 2021-06-30 2023-01-04 Satisloh AG Holder for holding a substrate, in particular a spectacle lens, during vacuum coating thereof in a box coating apparatus and device for loading/unloading the substrate into/from such holder

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JPH0727155U (ja) 1995-05-19

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