JP2602356Y2 - 蝶 番 - Google Patents

蝶 番

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JP2602356Y2
JP2602356Y2 JP1993068638U JP6863893U JP2602356Y2 JP 2602356 Y2 JP2602356 Y2 JP 2602356Y2 JP 1993068638 U JP1993068638 U JP 1993068638U JP 6863893 U JP6863893 U JP 6863893U JP 2602356 Y2 JP2602356 Y2 JP 2602356Y2
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JP
Japan
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hinge
shaft
connecting shaft
upper cylinder
piece
Prior art date
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Application number
JP1993068638U
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English (en)
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JPH0738525U (ja
Inventor
徹 小林
松田  淳
Original Assignee
永和工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ドアその他の回動体と
戸枠その他の固定体とを回動自在に枢着するための蝶番
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の蝶番として、図6に示す
ように、一方の取付片1の縁上部に上筒2を有する第一
蝶番片3と、他方の取付片4の縁下部に下筒5を有する
第二蝶番片6とを、一本の連結軸7で互いに連結したも
のがある。そして、連結軸7の外周面には、当該連結軸
7が上筒2に対して相対回動するのを規制する回り止め
突起8が突設されており、この突起8は、上筒2の内周
面に軸方向に沿って形成したガイド溝(図示せず)に摺
動自在に嵌合している。
【0003】このため、かかる従来の蝶番において、第
一蝶番片3を第二蝶番片6に連結するには、図6に示す
ように、前記突起8をガイド溝から外して上筒2の上端
に引っ掛けておき、その後、上筒2を下筒5に芯合わせ
してから、突起8をガイド溝に嵌め込んで連結軸7を下
方へ落とし込み、連結軸7の下端部9を下筒5内に嵌入
するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
蝶番では、図6に示すように、突起8が上筒2の上端に
引っ掛けられている状態では、連結軸7の下端部9が上
筒2の下端から突出していないので、第一蝶番片3を第
二蝶番片6に連結するに当たっての両筒2,5の芯合わ
せが困難で手間と時間がかかり、このため、ドアなどの
回動体の取付作業が困難であった。
【0005】本考案は、このような実情に鑑み、第一及
び第二蝶番片の両筒の芯合わせをしなくても両蝶番片を
簡単に連結できるようにして、ドアなどの回動体の取付
作業を容易にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は次の技術的手段を講じた。すなわち、本考
案は、一方の取付片1の縁部に上筒2を有する第一蝶番
片3と、他方の取付片4の縁部に下筒5を有する第二蝶
番片6とを一本の連結軸7で連結するようにした蝶番に
おいて、上記第一蝶番片3の上筒2に、連結軸7の下端
部9が上筒2の下端より突出した状態で、連結軸7に設
けた突起8を上筒2に保持する軸保持突起11を設けた
ことを特徴としている。
【0007】また、請求項2に記載の考案は、上記構成
に加えて、第一蝶番片3の上筒2における軸保持突起1
1の上位に軸抜け止め突起12を設けたことを特徴とし
ている。更に、請求項3に記載の考案は、上記構成に加
えて、上筒2が一方の取付片1の縁上部を周回状に巻き
込むことにより形成されていることを特徴としている。
【0008】
【作用】本考案によれば、上筒2に設けた軸保持突起1
1が連結軸7に設けた突起8を保持したときに、同連結
軸7の下端部9は上筒2の下端よりも下方に突出してい
るので、第一蝶番片3を第二蝶番片6に連結するに当た
り、その突出した連結軸7の下端部9を下筒5に直接挿
通させればよく、両蝶番片3,6の連結前に上筒2を下
筒5に対して芯合わせする必要がない。
【0009】一方、請求項2に記載の考案では、軸保持
突起11の上位に更に軸抜け止め突起12を設けている
ので、軸保持突起11により連結軸7を上筒2に保持さ
せるべく同連結軸7を勢いよく上方へ移動させ、これに
よって連結軸7の突起8が軸保持突起11を乗り上げて
も、その更に上方の軸抜け止め突起12が連結軸7の上
方への抜けを防止する。
【0010】また、請求項3に記載の考案では、上筒2
が取付片1の縁上部を周回状に巻き込むことにより形成
されているので、連結軸の突起8を摺動自在にガイドす
るためのガイド溝13を容易に形成できる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1〜5に基づいて
説明する。図2〜4に示すように、本実施例の蝶番は、
一方の取付片1の縁上部を周回状に巻き込んでなる上筒
2を有する第一蝶番片3と、他方の取付片4の縁下部を
周回状に巻き込んでなる下筒5を有する第二蝶番片6
と、それらの上下筒2,5に挿通される一本の連結軸7
と、を備えている。
【0012】図2及び図4に示すように、連結軸7の外
周面には、当該連結軸7が上筒2に対して相対回動する
のを規制する回り止め突起8が突設されており、この突
起8は、上筒2の内周面に軸方向に沿って形成したガイ
ド溝13に摺動自在に嵌合している。このガイド溝13
は、上筒2の巻き始めと巻き終わりとの隙間として形成
されている。すなわち、ガイド溝13は、巻き込み形成
された前記上筒2の巻き込み先端面と、同上筒2の基端
面とによって断面ほぼV字状に形成されており、当該上
筒2の巻き込み成形の際に自然に形成されるものであ
る。
【0013】図4に示すように、前記第一蝶番片3の上
筒2の内周面には、連結軸7の下端部9が上筒2の下端
よりも下方に突出した状態で保持すべく、連結軸7側の
前記回り止め突起8に係合する軸保持突起11が形成さ
れ、この軸保持突起11の上位には、更に軸抜け止め突
起12が形成されている。この軸保持突起11と軸抜け
止め突起12は、いずれも、上筒2の軸方向所定位置を
外側からポンチで叩くことにより、当該上筒2の周壁部
を径内側に突出させることにより形成されている。
【0014】このうち、軸保持突起11は、連結軸7の
突起8に圧接して同連結軸7を上筒2に対して保持でき
る程度に当該上筒2の径内方向に突出しており、軸抜け
止め突起12はその軸保持突起11よりも更に径内方向
に突出している。従って、連結軸7を上方へ強制的に移
動させると、連結軸7の突起8は軸保持突起11を通過
することができるが、軸抜け止め突起12を通過するこ
とはできず、連結軸7が上筒2から上方へ抜け出るのを
防止することができる。
【0015】なお、上筒2と下筒5の間には、両者の相
対摺動を円滑にするための樹脂製のワツシヤー14が介
装されている。上記構成に係る本実施例の蝶番によれ
ば、まず、連結軸7を上筒2内において上方へ移動さ
せ、その突起8を軸保持突起11に係合させて同連結軸
7を上筒2に対して保持させる。
【0016】このとき、連結軸7の下端部9は上筒2の
下端から下方に突出しているので、この下端部9に前記
ワツシヤー14を嵌入し、その後、その連結軸7の下端
部9を第二蝶番片6の下筒5に挿通する。そして、連結
軸7の頭部10をハンマー等で上から叩いて同連結軸7
を下方へ落とし込むことにより、連結軸7が下筒5の奥
まで入り込み、これによって両蝶番片3,6の連結が完
了する。
【0017】なお、本実施例では、下筒5の下部に、中
央孔15を有する蓋16が嵌着されている。このため、
中央孔15の下方よりドライバー等を差し込んで上に押
し上げることにより、連結軸7を押し上げて両蝶番片
3,6を外すことができる。また、図中の符号17は取
付片1,4の取付用ビス孔を示している。上記のよう
に、本実施例の蝶番によれば、上下対の第一及び第二蝶
番片3,6の連結前に上筒2の下方に連結軸7の下端部
9が突出しているため、両筒2,5の芯合わせが不要
で、ドアなどの回動体の取付作業が容易となる。
【0018】なお、上記実施例によれば、突起8のガイ
ド溝13を巻き込み形成された上筒の巻き込み縁面で形
成するようにしたが、図5に示すように、上筒2の内側
に縦溝13aを別途形成するようにしてもよい。ただ
し、上記したように上筒2を取付片1の縁部を巻き込ん
で形成するようにすれば、上筒2そのものの形成が容易
であると共に、突起8のガイド溝13も容易に形成でき
るので、この点で上記実施例の方が好ましい。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
両蝶番片3,6の連結前に上筒2を下筒5に対して芯合
わせする必要がないので、ドアなどの回動体の取付作業
が容易となる。また、請求項2に記載の考案によれば、
軸抜け止め突起12が連結軸7の上方への抜けを防止す
るので、軸保持突起11を使用するときに連結軸7を強
く引き上げた場合でも、連結軸7が上筒2から抜け出る
ことがなく、連結軸7の紛失を防止することができる。
【0020】更に、請求項3に記載の考案によれば、上
筒2そのものの形成が容易であると共に、突起8のガイ
ド溝13も容易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る蝶番の正面図である。
【図2】同蝶番の連結前の状態を示す一部を省略した正
面図である。
【図3】同蝶番の連結前の状態を示す一部を省略した側
面図である。
【図4】上筒の一部を拡大した縦断面図である。
【図5】本考案の他の実施例に係る蝶番片の拡大平面図
である。
【図6】従来の蝶番の連結前の状態を示す一部を省略し
た正面図である。
【符号の説明】
1 一方の取付片 2 上筒 3 第一蝶番片 4 他方の取付片 5 下筒 6 第二蝶番片 7 連結軸 8 回り止め突起 9 下端部 10 頭部 11 軸保持突起 12 軸抜け止め突起

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の取付片(1)の部に筒(2)
    を有する第一蝶番片(3)と、他方の取付片(4)の
    部に筒(5)を有する第二蝶番片(6)とを一本の
    結軸(7)で連結するようにした蝶番において、 上記第一蝶番片(3)の筒(2)に、連結軸(7)の
    下端部(9)が筒(2)の下端よりも下方に突出した
    状態で、連結軸(7)に設けた突起(8)を筒(2)
    に保持する軸保持突起(11)を設けたことを特徴とす
    る蝶番。
  2. 【請求項2】 第一蝶番片(3)の上筒(2)における
    軸保持突起(11)の上位に軸抜け止め突起(12)を
    設けたことを特徴とする請求項1に記載の蝶番。
  3. 【請求項3】 上筒(2)が一方の取付片(1)の縁上
    部を周回状に巻き込むことにより形成されていることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の蝶番。
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