JP2602251Y2 - 貯水槽の液面監視装置 - Google Patents
貯水槽の液面監視装置Info
- Publication number
- JP2602251Y2 JP2602251Y2 JP1993049833U JP4983393U JP2602251Y2 JP 2602251 Y2 JP2602251 Y2 JP 2602251Y2 JP 1993049833 U JP1993049833 U JP 1993049833U JP 4983393 U JP4983393 U JP 4983393U JP 2602251 Y2 JP2602251 Y2 JP 2602251Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- tank
- electrode
- monitoring device
- valve
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- Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は貯水槽内の液面を1組
の電極棒によって監視する液面監視装置に関する。
の電極棒によって監視する液面監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】貯水槽では、貯水槽内の液面の変動を監
視し、貯水槽内の水が外に給水されて液面が所定水位ま
で下がると、貯水槽内に水を補給させ、ポンプの故障
等、何等かの原因で水の補給が行われず、液面が更に下
がると水の補給が行われない渇水異常の発生を知らせ、
又、貯水槽内に水が補給されて所定水位まで液面が上が
ると水の補給を停止させ、水の補給が停止せずに液面が
更に上がると水の補給が停止しない満水異常を知らせる
ことが必要である。従来は、下向き長さの異なる1組が
複数本の電極棒を吊下げた電極保持器を貯水槽の天井壁
に固定して1組の電極棒を貯水槽内に垂らし、この1組
の電極棒によって液面の変動を監視し、電気信号を発信
して水の補給、補給停止を指令し、異常の発生を知らせ
ている。
視し、貯水槽内の水が外に給水されて液面が所定水位ま
で下がると、貯水槽内に水を補給させ、ポンプの故障
等、何等かの原因で水の補給が行われず、液面が更に下
がると水の補給が行われない渇水異常の発生を知らせ、
又、貯水槽内に水が補給されて所定水位まで液面が上が
ると水の補給を停止させ、水の補給が停止せずに液面が
更に上がると水の補給が停止しない満水異常を知らせる
ことが必要である。従来は、下向き長さの異なる1組が
複数本の電極棒を吊下げた電極保持器を貯水槽の天井壁
に固定して1組の電極棒を貯水槽内に垂らし、この1組
の電極棒によって液面の変動を監視し、電気信号を発信
して水の補給、補給停止を指令し、異常の発生を知らせ
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】貯水槽の設置当初や、
定期検査時、電極棒が正常に作動するか、どうかを調べ
るには、電極棒が満水異常を発信する液面になるまで貯
水槽内に水を張って行わねばならないので、特に大型水
槽の場合は時間がかゝると共に、多量の水が無駄にな
る。又、設置当初は、上記のようにして調べた結果、下
向き長さがその水槽にとって不適当な電極棒があれば、
適当な長さの電極棒と交換し、それが正常に作動する
か、どうか、再び水を張って調べねばならず、手数がか
ゝり、且つ水が多量に無駄になる。又、設計者が施工の
良否をチェックする場合も同様である。
定期検査時、電極棒が正常に作動するか、どうかを調べ
るには、電極棒が満水異常を発信する液面になるまで貯
水槽内に水を張って行わねばならないので、特に大型水
槽の場合は時間がかゝると共に、多量の水が無駄にな
る。又、設置当初は、上記のようにして調べた結果、下
向き長さがその水槽にとって不適当な電極棒があれば、
適当な長さの電極棒と交換し、それが正常に作動する
か、どうか、再び水を張って調べねばならず、手数がか
ゝり、且つ水が多量に無駄になる。又、設計者が施工の
良否をチェックする場合も同様である。
【0004】又、槽内が仕切壁によってA,B両室に区
劃された2槽式水槽の場合は、両室の天井壁に夫々電極
保持器を取付け、各室に1組の電極棒を下げねばならな
い。そして、各室の電極棒が正常に作動するか、どうか
を上記と同様に調べねばならず、手数がかゝると共に、
水が多量に無駄になる。更に、A,B両室を連通する連
絡管の弁を開き、両室を連通させて使用するときは両室
の液面は同じになるのでA,B両室のどちらかの電極棒
で液面の変動を監視し、連絡管の弁を閉じてA室内を清
掃し、B室の水を外に給水するときはB室内の電極棒に
より液面の変動を監視し、逆にB室内を清掃し、A室内
の水を外に給水するときはA室内の電極棒により液面の
変動を監視しなければならない。そのためにはA室の電
極保持器と、B室の電極保持器を選択する切替スイッチ
と複雑な結線工事が必要になる。
劃された2槽式水槽の場合は、両室の天井壁に夫々電極
保持器を取付け、各室に1組の電極棒を下げねばならな
い。そして、各室の電極棒が正常に作動するか、どうか
を上記と同様に調べねばならず、手数がかゝると共に、
水が多量に無駄になる。更に、A,B両室を連通する連
絡管の弁を開き、両室を連通させて使用するときは両室
の液面は同じになるのでA,B両室のどちらかの電極棒
で液面の変動を監視し、連絡管の弁を閉じてA室内を清
掃し、B室の水を外に給水するときはB室内の電極棒に
より液面の変動を監視し、逆にB室内を清掃し、A室内
の水を外に給水するときはA室内の電極棒により液面の
変動を監視しなければならない。そのためにはA室の電
極保持器と、B室の電極保持器を選択する切替スイッチ
と複雑な結線工事が必要になる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上述した問題点
を解消するために開発された液面監視装置であって、槽
内が仕切壁で2室に区劃された水槽本体の外に、底にコ
ックで開閉できる通水口を備えた透明な筒体を上記水槽
本体の側壁に平行に固定し、1組の電極棒を吊下げた電
極保持器を上記筒体の上端に取付けて上記1組の電極棒
を上記筒体内に下げると共に、上記水槽本体の各室の内
部と、上記筒体の内部とを開閉弁を有する連通管で連通
したことを特徴とする。
を解消するために開発された液面監視装置であって、槽
内が仕切壁で2室に区劃された水槽本体の外に、底にコ
ックで開閉できる通水口を備えた透明な筒体を上記水槽
本体の側壁に平行に固定し、1組の電極棒を吊下げた電
極保持器を上記筒体の上端に取付けて上記1組の電極棒
を上記筒体内に下げると共に、上記水槽本体の各室の内
部と、上記筒体の内部とを開閉弁を有する連通管で連通
したことを特徴とする。
【0006】
【実施例】図示の実施例において、10は仕切壁10′
によりA室とB室とに区劃されている水槽本体、11は
底を有する透明な筒体で、底にはコック12で開閉する
ことができる通水口13を備えている。筒体11の長さ
は水槽本体10の高さと同程度、又はそれ以上とし、筒
体11の回りの上下複数個所にバンド形の保持具14を
取付け、この保持具14で筒体11を水槽本体10の側
壁沿いに平行に固定する。筒体11の上端には、下向き
長さが異なる複数の電極棒16を吊下げた電極保持器1
5を取付け、電極棒16を筒体11内に下げる。
によりA室とB室とに区劃されている水槽本体、11は
底を有する透明な筒体で、底にはコック12で開閉する
ことができる通水口13を備えている。筒体11の長さ
は水槽本体10の高さと同程度、又はそれ以上とし、筒
体11の回りの上下複数個所にバンド形の保持具14を
取付け、この保持具14で筒体11を水槽本体10の側
壁沿いに平行に固定する。筒体11の上端には、下向き
長さが異なる複数の電極棒16を吊下げた電極保持器1
5を取付け、電極棒16を筒体11内に下げる。
【0007】そして、A,B両室内の底部と、筒体11
の下端内部とを、及びA,B両室内の高さの中程と、筒
体11の高さの中程の内部とを夫々開閉弁18を有する
連通管17A,17Bで連通する。 又、A,B両室内の
満水異常水位よりも上の上端内部と筒体11の上端内部
とを通気管19A,19Bで連通し、筒体11内で液面
が上下できるようにする。 筒体11を仕切壁10′沿い
に水槽本体10の外に固定することで連通管17A,1
7B、通気管19A,19Bを最短の対称形状にするこ
とができる。
の下端内部とを、及びA,B両室内の高さの中程と、筒
体11の高さの中程の内部とを夫々開閉弁18を有する
連通管17A,17Bで連通する。 又、A,B両室内の
満水異常水位よりも上の上端内部と筒体11の上端内部
とを通気管19A,19Bで連通し、筒体11内で液面
が上下できるようにする。 筒体11を仕切壁10′沿い
に水槽本体10の外に固定することで連通管17A,1
7B、通気管19A,19Bを最短の対称形状にするこ
とができる。
【0008】電極棒16の作動を調べるには、両連通管
17A,17Bの開閉弁18を閉じ、筒体11下端の通
水口13に給水ホース20をつなぎ、コック12を開い
て給水ホース20から筒体11内に水を供給し、筒体1
1内の上端部近くまで水を満たしながら調べることもで
きるし、水を満たしたあと給水ホース20を外し、コッ
ク12を開いて筒体11内の水を通水口13から排水し
ながらでも調べることができる。又、筒体11は透明な
ので、電極棒16を透視し、目視による検査もできる。
更に、不適当な長さの電極棒16の交換も容易である。
そして、筒体11内にのみ水を満たせばよいため、満た
したり、排水するのに時間がかゝらず短時間で検査でき
ると共に、無駄にする水量も少ない。検査が終ったら開
閉弁18を開き、筒体11内を水槽本体10の内部と連
通させる。これによって短時間で、少量の水を無駄にす
るだけで検査が行える。
17A,17Bの開閉弁18を閉じ、筒体11下端の通
水口13に給水ホース20をつなぎ、コック12を開い
て給水ホース20から筒体11内に水を供給し、筒体1
1内の上端部近くまで水を満たしながら調べることもで
きるし、水を満たしたあと給水ホース20を外し、コッ
ク12を開いて筒体11内の水を通水口13から排水し
ながらでも調べることができる。又、筒体11は透明な
ので、電極棒16を透視し、目視による検査もできる。
更に、不適当な長さの電極棒16の交換も容易である。
そして、筒体11内にのみ水を満たせばよいため、満た
したり、排水するのに時間がかゝらず短時間で検査でき
ると共に、無駄にする水量も少ない。検査が終ったら開
閉弁18を開き、筒体11内を水槽本体10の内部と連
通させる。これによって短時間で、少量の水を無駄にす
るだけで検査が行える。
【0009】 A ,B両室を連ねる図示を省略した連絡管
の弁を開き、1槽式と同様に使用するときは、両室内の
水位は同じになるので、連通管17A,17Bの両方の
開閉弁18は開いておいてもよい。図示を省略した連絡
管の弁を閉じ、A室内を清掃し、B室内の水を給水する
ときは連通管17Aの開閉弁18を閉じ、B室内の水位
の変動を監視する。逆にB室内を清掃し、A室内の水を
給水するときは連通管17Bの開閉弁18を閉じ、A室
内の水位の変動を監視する。これによって、1台の電極
保持器15、1組の電極棒16をA,B両室で共用でき
るほか、図示を省略した連絡管の弁及び連通管17A,
17Bの開閉弁18を操作するだけでよいので、切換ス
イッチや、複雑な配線工事も不要になる。
の弁を開き、1槽式と同様に使用するときは、両室内の
水位は同じになるので、連通管17A,17Bの両方の
開閉弁18は開いておいてもよい。図示を省略した連絡
管の弁を閉じ、A室内を清掃し、B室内の水を給水する
ときは連通管17Aの開閉弁18を閉じ、B室内の水位
の変動を監視する。逆にB室内を清掃し、A室内の水を
給水するときは連通管17Bの開閉弁18を閉じ、A室
内の水位の変動を監視する。これによって、1台の電極
保持器15、1組の電極棒16をA,B両室で共用でき
るほか、図示を省略した連絡管の弁及び連通管17A,
17Bの開閉弁18を操作するだけでよいので、切換ス
イッチや、複雑な配線工事も不要になる。
【0010】
【考案の効果】以上で明らかなように本考案によれば多
量に水を無駄にすることなく、短時間で1組の電極棒の
作動を調べることができる。そして、電極棒の長さを目
視して検査できると共に、電極棒の長さを調定すること
が容易に行える。更に、1つの電極保持器と1組の電極
棒とを2つの水室で共用することができると共に、切換
スイッチや、複雑な結線が不要になるのでコストダウン
が図れる。又、工事業者は電極棒を目視できるので施工
状況のチェックが行い易い。
量に水を無駄にすることなく、短時間で1組の電極棒の
作動を調べることができる。そして、電極棒の長さを目
視して検査できると共に、電極棒の長さを調定すること
が容易に行える。更に、1つの電極保持器と1組の電極
棒とを2つの水室で共用することができると共に、切換
スイッチや、複雑な結線が不要になるのでコストダウン
が図れる。又、工事業者は電極棒を目視できるので施工
状況のチェックが行い易い。
【図1】本考案の実施例の要部の斜視図である。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】筒体の下端部の一部を断面にした拡大図であ
る。
る。
10 水槽本体 10′ 仕切壁 11 筒体 12 コック 13 通水口 14 保持具 15 電極保持器 16 電極棒 17A 連通管17B 連通管 18 開閉弁 19A 通気管19B 通気管 20 給水ホース
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 23/24 G01F 23/02
Claims (1)
- 【請求項1】 槽内が仕切壁で2室に区劃された水槽本
体の外に、底にコックで開閉できる通水口を備えた透明
な筒体を上記水槽本体の側壁に平行に固定し、1組の電
極棒を吊下げた電極保持器を上記筒体の上端に取付けて
上記1組の電極棒を上記筒体内に下げると共に、上記水
槽本体の各室の内部と、上記筒体の内部とを開閉弁を有
する連通管で連通したことを特徴とする貯水槽の液面監
視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993049833U JP2602251Y2 (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | 貯水槽の液面監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993049833U JP2602251Y2 (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | 貯水槽の液面監視装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0714326U JPH0714326U (ja) | 1995-03-10 |
JP2602251Y2 true JP2602251Y2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=12842090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993049833U Expired - Lifetime JP2602251Y2 (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | 貯水槽の液面監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2602251Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000230849A (ja) * | 1999-02-09 | 2000-08-22 | Sanyo Electric Co Ltd | 液面検出装置 |
JP5192294B2 (ja) * | 2008-06-10 | 2013-05-08 | 株式会社奥村組 | 受水槽の水位検知管 |
JP2017194435A (ja) * | 2016-04-22 | 2017-10-26 | 株式会社ノーリツ | 液位検出装置 |
-
1993
- 1993-08-23 JP JP1993049833U patent/JP2602251Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0714326U (ja) | 1995-03-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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