JPH0714326U - 貯水槽の液面監視装置 - Google Patents
貯水槽の液面監視装置Info
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- JPH0714326U JPH0714326U JP4983393U JP4983393U JPH0714326U JP H0714326 U JPH0714326 U JP H0714326U JP 4983393 U JP4983393 U JP 4983393U JP 4983393 U JP4983393 U JP 4983393U JP H0714326 U JPH0714326 U JP H0714326U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 水槽本体内の液面の上下変動に対応して電極
が正常に動作するか、しないかのテストを無駄にする水
の量を減らし、且つ短時間で行えるようにすると共に、
電極棒の下向き長さを槽外から目視可能にすることで正
確なテストが実施できようにする。 【構成】 水槽本体10の外に、底にコック12で開閉
できる通水口13を備えた透明な筒体11を水槽の側壁
と平行に固定し、電極棒16を吊下げた電極保持器15
を該筒体の上端に取付けて電極を筒内に下げると共に、
水槽本体の内部と、筒体の内部を開閉弁18を有する連
通管17で連通する。
が正常に動作するか、しないかのテストを無駄にする水
の量を減らし、且つ短時間で行えるようにすると共に、
電極棒の下向き長さを槽外から目視可能にすることで正
確なテストが実施できようにする。 【構成】 水槽本体10の外に、底にコック12で開閉
できる通水口13を備えた透明な筒体11を水槽の側壁
と平行に固定し、電極棒16を吊下げた電極保持器15
を該筒体の上端に取付けて電極を筒内に下げると共に、
水槽本体の内部と、筒体の内部を開閉弁18を有する連
通管17で連通する。
Description
【0001】
この考案は貯水槽内の液面を電極棒によって監視する液面監視装置に関する。
【0002】
貯水槽では、槽内の液面の変動を監視し、槽内の水が外に給水されて液面が所 定水位まで下がると、槽内に水を補給させ、ポンプの故障等、何等かの原因で補 給が行われず、液面が更に下がると補給が行われない渇水異常の発生を知らせ、 又、槽内に水が補給されて所定水位まで液面が上がると補給を停止させ、補給が 停止せずに続き液面が更に上がると補給が停止しない満水異常を知らせることが 必要である。 従来は、下向きが長短に異なる複数本の電極棒を吊り下げた電極保持器を貯水 槽の天井壁に固定して電極棒を槽内に垂らし、この電極棒によって液面の変動を 監視し、電気信号を発信して補給、補給停止を指令し、異常の発生を知らせてい る。
【0003】
貯水槽の設置当初や、定期検査時、電極棒が正常に作動するか、どうかを調べ るには、電極棒が満水異常を発信する液面になるまで槽内に水を張って行わねば ならないので、特に大型水槽の場合は時間がかゝると共に、多量の水が無駄にな る。 又、設置当初は、上記のようにして調べた結果、下向き長さがその水槽にとっ て不適当な電極棒があれば、適当な電極棒と交換し、それが正常に作動するか、 どうか、再び水を張って調べねばならず、手数がかゝり、且つ水が多量に無駄に なる。又、設計者が施工の良否をチェックする場合も同様である。
【0004】 又、槽内が仕切壁によってA,B両室に区劃された2槽式水槽の場合は、両室 の天井壁に夫々電極保持器を取付け、各室に電極棒を下げねばならない。そして 、各室の電極棒が正常に作動するか、どうかを上記と同様に調べねばならず、手 数がかゝると共に、水が多量に無駄になる。 更に、A,B両室を連通する連絡管の弁を開き、両室を連通させて使用すると きは両室の液面は同じになるのでA,B両室のどちらかの電極棒で液面の変動を 監視し、連絡管の弁を閉じてA室内を清掃し、B室の水を外に給水するときはB 室内の電極棒により液面の変動を監視し、逆にB室内を清掃し、A室内の水を外 に給水するときはA室内の電極棒により液面の変動を監視しなければならない。 そのためにはA室の電極保持器と、B室の電極保持器を選択する切替スイッチと 複雑な結線工事が必要になる。
【0005】
本考案は上述した問題点を解消するために開発されたのであって、請求項1の 貯水槽の液面監視装置は、水槽本体の外に、底にコックで開閉できる通水口を備 えた透明な筒体を平行に固定し、電極棒を吊下げた電極保持器を該筒体の上端に 取付けて電極を筒内に下げると共に、水槽本体の内部と、筒体の内部を開閉弁を 有する連通管で連通したことを特徴とする。 又、請求項2の貯水槽の液面監視装置は、槽内が仕切壁でA,B2室に区劃さ れた水槽本体の外に、底にコックで開閉できる通水口を備えた透明な筒体を平行 に固定し、電極棒を吊下げた電極保持器を該筒体の上端に取付けて電極を筒内に 下げると共に、水槽本体A,B各室の内部と、筒体の内部を開閉弁を有する連通 管で連通したことを特徴とする。
【0006】
図示の各実施例において、10は水槽本体、11は底を有する透明な筒体で、 底にはコック12で開閉することができる通水口13を備えている。筒体11の 長さは水槽の高さと同程度、又はそれ以上とし、筒体の回りの上下複数個所にバ ンド形の保持具14を取付け、この保持具で筒体を水槽本体の側壁沿いに平行に 固定する。 筒体の上端には、下向き長さが異なる複数の電極棒16を吊下げた電極保持器 15を取付け、電極棒を筒体内に下げる。
【0007】 図1,2は水槽本体が1槽式の貯水槽の実施例であり、水槽本体内の底部と、 筒体の下端内部、及び水槽本体内の高さの中程と、筒体の高さの中程の内部を夫 々開閉弁18を有する連通管17で連通する。又、水槽本体内の満水異常水位よ りも上の上端内部と筒体の上端内部を通気管19で連通し、筒体内で液面が上下 できるようにする。
【0008】 電極棒の作動を調べるには、連通管17の開閉弁18を閉じ、筒体下端の通水 口13に給水ホース20をつなぎ、コック12を開いて給水ホースから筒体内に 水を供給し、筒体内の上端部近くまで水を満たしながら調べることもできるし、 水を満たしたあと給水ホース20を外し、コック12を開いて筒体内の水を通水 口13から排水しながらでも調べることができる。 又、筒体は透明なので、電極棒を透視し、目視による検査もできる。更に、不 適当な長さの電極棒の交換も容易である。 そして、筒体内にのみ水を満たせばよいため、満たしたり、排水するのに時間 がかゝらず短時間で検査できると共に、無駄にする水量も少ない。 検査が終ったら開閉弁18を開き、筒体内を水槽本体の内部と連通させる。
【0009】 図3,4は水槽本体が仕切壁10´によりA室とB室に区劃された2槽式の貯 水槽の実施例である。 この場合はA,B両室内の底部と、筒体の下端内部、及びA,B両室内の高さ の中程と、筒体の高さの中程の内部を夫々開閉弁18を有する連通管17A,1 7Bで連通する。 又、A,B両室内の満水異常水位よりも上の上端内部と筒体の上端内部を通気 管19A,19Bで連通し、筒体内で液面が上下できるようにする。 筒体11を仕切壁10´沿いに水槽本体の外に固定することで連通管17A, 17B、通気管19A,19Bを最短の対称形状にすることができる。
【0010】 電極棒の作動を調べるには両連通管17A,17Bの開閉弁18を閉じ、筒体 内に通水口13から水を入れ、前述した1槽式の場合と同様に行う。 これによって短時間で、少量の水を無駄にするだけで検査が行える。 A,B両室を連ねる連絡管の弁を開き、1槽式を同様に使用するときは、両室 内の水位は同じになるので、連通管17A,17Bの両方の開閉弁18は開いて おいてもよい。 連絡管の弁を閉じ、A室内を清掃し、B室内の水を給水するときは連通管17 Aの開閉弁を閉じ、B室内の水位の変動を監視する。逆にB室内を清掃し、A室 内の水を給水するときは連通管17Bの開閉弁を閉じ、A室内の水位の変動を監 視する。 これによって、1台の電極保持器、電極棒をA,B両室に共用できるほか、連 通管17A,17Bの開閉弁18,18を操作するだけでよいので、切換スイッ チや、複雑な配線工事も不要になる。
【0011】
以上で明らかなように本考案によれば多量に水を無駄にすることなく、短時間 で電極棒の作動を調べることができる。そして、電極棒の長さを目視して検査で きると共に、電極棒の長さを調定することが容易に行える。 更に、2槽式水槽に実施することにより1つの電極保持器と電極棒を2つの水 室に共用することができると共に、切換スイッチや、複雑な結線が不要になるの でコストダウンが図れる。又、工事業者は電極棒を目視できるので施工状況のチ ェックが行い易い。
【図1】本考案の第1実施例の要部の斜視図である。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】本考案の第2実施例の要部の斜視図である。
【図4】図3の横断面図である。
【図5】筒体の下端部の一部を断面にした拡大図であ
る。
る。
10 水槽本体 10´ 仕切壁 11 筒体 12 コック 13 通水口 14 保持具 15 電極保持器 16 電極棒 17 連通管 18 開閉弁 19 通気管
Claims (2)
- 【請求項1】 水槽本体の外に、底にコックで開閉でき
る通水口を備えた透明な筒体を水槽の側壁に平行に固定
し、電極棒を吊下げた電極保持器を該筒体の上端に取付
けて電極を筒内に下げると共に、水槽本体の内部と、筒
体の内部を開閉弁を有する連通管で連通したことを特徴
とする貯水槽の液面監視装置。 - 【請求項2】 槽内が仕切壁でA,B2室に区劃された
水槽本体の外に、底にコックで開閉できる通水口を備え
た透明な筒体を水槽の側壁に平行に固定し、電極棒を吊
下げた電極保持器を該筒体の上端に取付けて電極を筒内
に下げると共に、水槽本体A,B各室の内部と、筒体の
内部を開閉弁を有する連通管で連通したことを特徴とす
る貯水槽の液面監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993049833U JP2602251Y2 (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | 貯水槽の液面監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993049833U JP2602251Y2 (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | 貯水槽の液面監視装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0714326U true JPH0714326U (ja) | 1995-03-10 |
JP2602251Y2 JP2602251Y2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=12842090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993049833U Expired - Lifetime JP2602251Y2 (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | 貯水槽の液面監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2602251Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000230849A (ja) * | 1999-02-09 | 2000-08-22 | Sanyo Electric Co Ltd | 液面検出装置 |
JP2009300092A (ja) * | 2008-06-10 | 2009-12-24 | Okumura Corp | 受水槽の水位検知管 |
JP2017194435A (ja) * | 2016-04-22 | 2017-10-26 | 株式会社ノーリツ | 液位検出装置 |
-
1993
- 1993-08-23 JP JP1993049833U patent/JP2602251Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000230849A (ja) * | 1999-02-09 | 2000-08-22 | Sanyo Electric Co Ltd | 液面検出装置 |
JP2009300092A (ja) * | 2008-06-10 | 2009-12-24 | Okumura Corp | 受水槽の水位検知管 |
JP2017194435A (ja) * | 2016-04-22 | 2017-10-26 | 株式会社ノーリツ | 液位検出装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2602251Y2 (ja) | 2000-01-11 |
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