JP2602089Y2 - 金属検出機 - Google Patents
金属検出機Info
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- JP2602089Y2 JP2602089Y2 JP1993059771U JP5977193U JP2602089Y2 JP 2602089 Y2 JP2602089 Y2 JP 2602089Y2 JP 1993059771 U JP1993059771 U JP 1993059771U JP 5977193 U JP5977193 U JP 5977193U JP 2602089 Y2 JP2602089 Y2 JP 2602089Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば縫製時に衣服に
付けたまま忘れた針や、食品中に誤って混入した金属破
片等を磁気的に検出する金属検出機に関する。
付けたまま忘れた針や、食品中に誤って混入した金属破
片等を磁気的に検出する金属検出機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の金属検出機としては、例えば図7
に示すようなものがあった。この図示する金属検出機3
0は、モータ25により矢印A方向に回転する従動車2
6を介して、矢印B方向に送られるよう駆動されるコン
ベヤベルト28上の上流側に上着1を載置すると、上着
1はコンベヤベルト28により矢印B方向に送られる間
に磁気的に検査される。
に示すようなものがあった。この図示する金属検出機3
0は、モータ25により矢印A方向に回転する従動車2
6を介して、矢印B方向に送られるよう駆動されるコン
ベヤベルト28上の上流側に上着1を載置すると、上着
1はコンベヤベルト28により矢印B方向に送られる間
に磁気的に検査される。
【0003】金属検出機30の本体フレーム31の上方
には、サーチコイルを内部に収納すると共に、長方形の
トンネル通路32aを有するサーチフレーム32が設け
られ、上着1がトンネル通路32aを通る際にそのサー
チフレーム32内部のサーチコイルにより、上着1に針
が付いていればそれを磁気的に検知するようになってい
る。
には、サーチコイルを内部に収納すると共に、長方形の
トンネル通路32aを有するサーチフレーム32が設け
られ、上着1がトンネル通路32aを通る際にそのサー
チフレーム32内部のサーチコイルにより、上着1に針
が付いていればそれを磁気的に検知するようになってい
る。
【0004】サーチコイルは図8に示すように、励振コ
イル103と受信コイル201とから構成されている。
励振コイル103は電源101により電圧−電流変換器
102を介して駆動され、直流電流により直流磁界を発
生させるようになっている。受信コイル201は励振コ
イル103に対向するように配置され、励振コイル10
3の直流磁界により電流を誘起される。また受信コイル
201は耐外乱特性を向上させるため、2つの受信コイ
ル201aと201bからなる差動接続により構成され
ている。
イル103と受信コイル201とから構成されている。
励振コイル103は電源101により電圧−電流変換器
102を介して駆動され、直流電流により直流磁界を発
生させるようになっている。受信コイル201は励振コ
イル103に対向するように配置され、励振コイル10
3の直流磁界により電流を誘起される。また受信コイル
201は耐外乱特性を向上させるため、2つの受信コイ
ル201aと201bからなる差動接続により構成され
ている。
【0005】図7中上着1がB方向に進行してサーチフ
レーム32のトンネル通路32aを通過する場合、サー
チフレーム32内の受信コイル201に近づいた上着1
に針が付いている場合はまず、その針は受信コイル20
1aの近傍を通過し、その後針は受信コイル201bの
近傍を通過してから、サーチフレーム32から遠ざかる
よう配置されている。
レーム32のトンネル通路32aを通過する場合、サー
チフレーム32内の受信コイル201に近づいた上着1
に針が付いている場合はまず、その針は受信コイル20
1aの近傍を通過し、その後針は受信コイル201bの
近傍を通過してから、サーチフレーム32から遠ざかる
よう配置されている。
【0006】このため上記針はまず、励振コイル103
の磁界による受信コイル201aの鎖交磁束に変化を与
えて、それまでは電圧が零であった受信コイル201a
に電圧が誘起される。次に、受信コイル201bにも針
の通過速度による時間差をもって電圧が誘起される。両
コイルの差動出力は差動増幅器202により増幅され
て、比較器203により検知される。
の磁界による受信コイル201aの鎖交磁束に変化を与
えて、それまでは電圧が零であった受信コイル201a
に電圧が誘起される。次に、受信コイル201bにも針
の通過速度による時間差をもって電圧が誘起される。両
コイルの差動出力は差動増幅器202により増幅され
て、比較器203により検知される。
【0007】このようにして、縫製時に使用した針が万
一上着1に付けられたまま忘れられていた場合でも、上
記金属検出機30の受信コイル201a,受信コイル2
01bの差動出力の変化により確実に発見され、上着1
に針が付けられたまま市場に流れて、それを買った人が
その針により負傷することを防止することができる。
一上着1に付けられたまま忘れられていた場合でも、上
記金属検出機30の受信コイル201a,受信コイル2
01bの差動出力の変化により確実に発見され、上着1
に針が付けられたまま市場に流れて、それを買った人が
その針により負傷することを防止することができる。
【0008】食品についても同様に、誤ってその内部に
混入した金属破片を金属検出機30により確実に発見す
ることができるため、その食品を買って食べた人がその
金属破片に気が付かないで噛ってしまい、その金属破片
により歯や口内を損傷させることを防止することができ
る。
混入した金属破片を金属検出機30により確実に発見す
ることができるため、その食品を買って食べた人がその
金属破片に気が付かないで噛ってしまい、その金属破片
により歯や口内を損傷させることを防止することができ
る。
【0009】ところで図7及び図9に示すように、サー
チフレーム32の上には操作制御部34が設けられてお
り、この操作制御部34をユーザが操作することによ
り、金属検出機30を作動させると共にその操作制御部
34に各種表示が表示され、この際に操作制御部34は
金属検出機30の各種動作を制御するようになってい
る。
チフレーム32の上には操作制御部34が設けられてお
り、この操作制御部34をユーザが操作することによ
り、金属検出機30を作動させると共にその操作制御部
34に各種表示が表示され、この際に操作制御部34は
金属検出機30の各種動作を制御するようになってい
る。
【0010】このように、サーチフレーム32の近くに
操作制御部34を配置することによりユーザは金属検出
機を操作し易くなり、操作制御部34をサーチフレーム
32から遠くへ配置した場合のように、作業位置から操
作位置に手が届かず使い勝手が悪化するのを防止してい
る。
操作制御部34を配置することによりユーザは金属検出
機を操作し易くなり、操作制御部34をサーチフレーム
32から遠くへ配置した場合のように、作業位置から操
作位置に手が届かず使い勝手が悪化するのを防止してい
る。
【0011】操作制御部34は図10に示すように、実
質的に機能が異なる操作表示部34aと制御部34bと
が一体的に構成されている。即ち操作表示部34aは、
ユーザが操作することにより金属検出機30を作動させ
ると共に、その操作表示部34aに各種の情報が表示さ
れるための機能を有し、制御部34bは演算機能やリレ
ー駆動機能等により金属検出機30の各種動作を制御す
る機能を有している。
質的に機能が異なる操作表示部34aと制御部34bと
が一体的に構成されている。即ち操作表示部34aは、
ユーザが操作することにより金属検出機30を作動させ
ると共に、その操作表示部34aに各種の情報が表示さ
れるための機能を有し、制御部34bは演算機能やリレ
ー駆動機能等により金属検出機30の各種動作を制御す
る機能を有している。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の金属検出機においては、サーチコイルは励振
コイル103と受信コイル201の組合せにより電気的
なバランスをとっている都合上、サーチコイルを収納し
たサーチフレーム32の上に操作制御部34のような重
量の比較的大きなものを載置することは、サーチコイル
の機能安定上好ましくないという問題を有している。
うな従来の金属検出機においては、サーチコイルは励振
コイル103と受信コイル201の組合せにより電気的
なバランスをとっている都合上、サーチコイルを収納し
たサーチフレーム32の上に操作制御部34のような重
量の比較的大きなものを載置することは、サーチコイル
の機能安定上好ましくないという問題を有している。
【0013】そこで本考案は、上記問題点を解決するた
め、金属検出機の使い勝手を悪化させることなく、サー
チフレームの上に重量の大きなものを載置させることに
よりサーチコイルの機能が不安定となることを防止した
金属検出機を提供することを課題とするものである。
め、金属検出機の使い勝手を悪化させることなく、サー
チフレームの上に重量の大きなものを載置させることに
よりサーチコイルの機能が不安定となることを防止した
金属検出機を提供することを課題とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案は、中央部に被検物が通る空隙のトンネル通路
が形成され周部にサーチコイルが内蔵された無端状のサ
ーチフレームを有し、このサーチフレームのトンネル通
路を被検物が通る際に被検物内の予め着磁してない金属
及び予め着磁している金属のいずれでもこの有無を磁気
的に検出する金属検出部と、 ユーザが操作することによ
り金属検出機を作動させると共に、各種表示が表示され
る操作表示部と、 ユーザが前記操作表示部を操作するこ
とにより金属検出機の各種動作を制御する制御部とを備
え、 前記操作表示部と前記制御部とを互いに分離すると
共に、制御部を前記金属検出部から分離し、 前記金属検
出部、前記操作表示部及び前記制御部のうちの少なくと
もいずれか1つに、二重に防水対策が施された防水扉を
設けた ことを特徴とする金属検出機。
に本考案は、中央部に被検物が通る空隙のトンネル通路
が形成され周部にサーチコイルが内蔵された無端状のサ
ーチフレームを有し、このサーチフレームのトンネル通
路を被検物が通る際に被検物内の予め着磁してない金属
及び予め着磁している金属のいずれでもこの有無を磁気
的に検出する金属検出部と、 ユーザが操作することによ
り金属検出機を作動させると共に、各種表示が表示され
る操作表示部と、 ユーザが前記操作表示部を操作するこ
とにより金属検出機の各種動作を制御する制御部とを備
え、 前記操作表示部と前記制御部とを互いに分離すると
共に、制御部を前記金属検出部から分離し、 前記金属検
出部、前記操作表示部及び前記制御部のうちの少なくと
もいずれか1つに、二重に防水対策が施された防水扉を
設けた ことを特徴とする金属検出機。
【0015】
【作用】このような構成の金属検出機によれば、従来一
体となっていた操作制御部を、ユーザが操作することに
より金属検出機を作動させると共に各種表示が表示され
る操作表示部と、ユーザが前記操作表示部を操作するこ
とにより金属検出機の各種動作を制御する制御部とを互
いに分離すると共に、制御部を金属検出部から分離した
ため、上記操作表示部は小型かつ軽量とすることができ
る。このため、そのような軽量の操作表示部をサーチフ
レームの上に載置してもサーチコイルの機能が不安定と
なることはないので、操作表示部のみをサーチフレーム
の上に配置して使い勝手を良くできると共に、上記操作
表示部よりずっと重い上記制御部はサーチフレーム上と
は別の位置に配置して、サーチコイルの機能が不安定と
なることを防止することができる。また、上記操作表示
部は小型かつ軽量となるため、操作表示部の位置もサー
チフレームの上に限定する必要は無く、その設定場所の
自由度も広げることができる。また、金属検出部、操作
表示部及び制御部のうちの少なくともいずれか1つに、
二重に防水対策が施された防水扉を設けたことにより、
高圧の水を噴射する洗浄装置により洗浄する部品に高圧
の水を吹き付けて洗浄しても、内部の電気的機能に有害
な影響を与えることを防止することができる。
体となっていた操作制御部を、ユーザが操作することに
より金属検出機を作動させると共に各種表示が表示され
る操作表示部と、ユーザが前記操作表示部を操作するこ
とにより金属検出機の各種動作を制御する制御部とを互
いに分離すると共に、制御部を金属検出部から分離した
ため、上記操作表示部は小型かつ軽量とすることができ
る。このため、そのような軽量の操作表示部をサーチフ
レームの上に載置してもサーチコイルの機能が不安定と
なることはないので、操作表示部のみをサーチフレーム
の上に配置して使い勝手を良くできると共に、上記操作
表示部よりずっと重い上記制御部はサーチフレーム上と
は別の位置に配置して、サーチコイルの機能が不安定と
なることを防止することができる。また、上記操作表示
部は小型かつ軽量となるため、操作表示部の位置もサー
チフレームの上に限定する必要は無く、その設定場所の
自由度も広げることができる。また、金属検出部、操作
表示部及び制御部のうちの少なくともいずれか1つに、
二重に防水対策が施された防水扉を設けたことにより、
高圧の水を噴射する洗浄装置により洗浄する部品に高圧
の水を吹き付けて洗浄しても、内部の電気的機能に有害
な影響を与えることを防止することができる。
【0016】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面に基づい
て説明する。図1ないし図4は、本考案による金属検出
機の一実施例を示す図である。従来と同一の構成及び作
用については図及び説明を省略する。
て説明する。図1ないし図4は、本考案による金属検出
機の一実施例を示す図である。従来と同一の構成及び作
用については図及び説明を省略する。
【0017】図1に示すように、トンネル通路32aを
有するサーチフレーム32の一方の側部の上部には、ユ
ーザが操作することにより金属検出機を作動させると共
に各種表示を表示させるために用いるパネル型の操作表
示部36が、埋め込まれて設けられている。
有するサーチフレーム32の一方の側部の上部には、ユ
ーザが操作することにより金属検出機を作動させると共
に各種表示を表示させるために用いるパネル型の操作表
示部36が、埋め込まれて設けられている。
【0018】操作表示部36には長い接続配線39を介
して制御部37が接続されている。この制御部37は演
算機能やリレー駆動機能等を有し、ユーザが操作表示部
36を操作することにより金属検出機の各種動作を制御
するようになっている。制御部37は操作表示部36と
は離れた位置、たとえば金属検出機の横とか下の空いて
いる場所に設けられる。
して制御部37が接続されている。この制御部37は演
算機能やリレー駆動機能等を有し、ユーザが操作表示部
36を操作することにより金属検出機の各種動作を制御
するようになっている。制御部37は操作表示部36と
は離れた位置、たとえば金属検出機の横とか下の空いて
いる場所に設けられる。
【0019】本考案に係る金属検出機によれば、操作表
示部36はサーチフレーム32と同じ位置に配置されて
いるため、ユーザが操作する上での使い勝手を良くする
ことができる。また、操作表示部36は小型かつ軽いパ
ネル型に形成されるが、制御部37はその内部に各種電
装基板を収納するためボックス形に形成され、重さも操
作表示部36よりずっと重くなる。
示部36はサーチフレーム32と同じ位置に配置されて
いるため、ユーザが操作する上での使い勝手を良くする
ことができる。また、操作表示部36は小型かつ軽いパ
ネル型に形成されるが、制御部37はその内部に各種電
装基板を収納するためボックス形に形成され、重さも操
作表示部36よりずっと重くなる。
【0020】このような重い制御部37はサーチフレー
ム32から離れた位置に配置され、またこのようにして
も使い勝手には影響しないため、制御部37の重量によ
りサーチフレーム32内のサーチコイルの性能が不安定
となることを防止することができる。
ム32から離れた位置に配置され、またこのようにして
も使い勝手には影響しないため、制御部37の重量によ
りサーチフレーム32内のサーチコイルの性能が不安定
となることを防止することができる。
【0021】また操作表示部36と制御部37とを分離
して設ける構造とすることにより、操作表示部36は小
型かつ軽いパネル型に形成することができ、このためサ
ーチフレーム32及びその内部のサーチコイルの寸法を
従来より最少限度変更するだけでサーチフレーム32の
一部に埋め込むことが可能となった。
して設ける構造とすることにより、操作表示部36は小
型かつ軽いパネル型に形成することができ、このためサ
ーチフレーム32及びその内部のサーチコイルの寸法を
従来より最少限度変更するだけでサーチフレーム32の
一部に埋め込むことが可能となった。
【0022】さらに、金属検出機は前述のように食品に
対しても用いられる。すなわち食品内にはたまたま金属
破片が誤って混入することがある。食品の材料は海外か
ら輸入されたものや農家から買付けられたものが用いら
れるが、何かの手違いや見落とし等から、たとえば荷札
についている針金、水切り用の網の破片、補修工事に用
いたワイヤーの残り屑等々、意外な多種多様なものが混
入する機会が少なくない。
対しても用いられる。すなわち食品内にはたまたま金属
破片が誤って混入することがある。食品の材料は海外か
ら輸入されたものや農家から買付けられたものが用いら
れるが、何かの手違いや見落とし等から、たとえば荷札
についている針金、水切り用の網の破片、補修工事に用
いたワイヤーの残り屑等々、意外な多種多様なものが混
入する機会が少なくない。
【0023】このように金属検出機は食品に対しても用
いられるため、衛生上の見地から、金属検出機は高圧の
水を噴射する洗浄手段により高圧の水を吹きつけて時々
洗浄する必要がある。そしてこのような高圧の水を吹き
つけられても漏電等により故障しないように、金属検出
機の電気装置部(サーチフレーム32、操作表示部3
6、制御部37、接続配線39等)には防水対策を施す
必要がある。
いられるため、衛生上の見地から、金属検出機は高圧の
水を噴射する洗浄手段により高圧の水を吹きつけて時々
洗浄する必要がある。そしてこのような高圧の水を吹き
つけられても漏電等により故障しないように、金属検出
機の電気装置部(サーチフレーム32、操作表示部3
6、制御部37、接続配線39等)には防水対策を施す
必要がある。
【0024】このような防水対策としては、上記電気装
置部に対しあらゆる方向からの高圧の水を受けても、内
部の電気的機能に有害な影響を与えないという条件を満
足せしめる必要がある。そして図9に示す従来の操作制
御部34のような一体型構造においては、その操作や点
検のために、同図に示す方向A〜Eの各々において開放
できる必要があり、このためそれら各々の方向A〜Eに
防水扉を設けるか、或はそれらの方向A〜E全体が同時
に外せる(開放できる)ような構造にする必要がある。
置部に対しあらゆる方向からの高圧の水を受けても、内
部の電気的機能に有害な影響を与えないという条件を満
足せしめる必要がある。そして図9に示す従来の操作制
御部34のような一体型構造においては、その操作や点
検のために、同図に示す方向A〜Eの各々において開放
できる必要があり、このためそれら各々の方向A〜Eに
防水扉を設けるか、或はそれらの方向A〜E全体が同時
に外せる(開放できる)ような構造にする必要がある。
【0025】このため従来の一体型の操作制御部34は
外形寸法的に大型となると共に、構造的に複雑になるた
め、サーチコイルの性能安定化を阻害するだけでなく、
コストの面からも不利となるという問題を有している。
外形寸法的に大型となると共に、構造的に複雑になるた
め、サーチコイルの性能安定化を阻害するだけでなく、
コストの面からも不利となるという問題を有している。
【0026】これに対して本考案は、操作表示部36と
制御部37とを分離することにより部品が2つになる
が、個々の部品はたとえば図2,図4に示す制御部37
のように、防水扉41は各々1ヵ所で済むため、構造の
コンパクト化、簡単化を図ることができる。
制御部37とを分離することにより部品が2つになる
が、個々の部品はたとえば図2,図4に示す制御部37
のように、防水扉41は各々1ヵ所で済むため、構造の
コンパクト化、簡単化を図ることができる。
【0027】すなわち図4に示す制御部37において、
ボックス型のケース42の入り口部断面がコの字型に折
曲げて形成され、防水扉41側に設けられたスポンジパ
ッキン44及びゴムパッキン45が、ケース42の入り
口部のコの字型に対して2ヵ所で接触して二重に防水対
策が施されている。ケース42の中には、各種素子を搭
載した基板等の電気装置品47が収納されて制御部37
を構成している。
ボックス型のケース42の入り口部断面がコの字型に折
曲げて形成され、防水扉41側に設けられたスポンジパ
ッキン44及びゴムパッキン45が、ケース42の入り
口部のコの字型に対して2ヵ所で接触して二重に防水対
策が施されている。ケース42の中には、各種素子を搭
載した基板等の電気装置品47が収納されて制御部37
を構成している。
【0028】図5は本考案による金属検出機の他の実施
例を示す図である。前記実施例においては操作表示部3
6がサーチフレーム32の一部に埋め込まれて設けられ
ていたのに対し、本実施例においては操作表示部36を
サーチフレーム32から分離して、長い接続配線51を
介して操作表示部36とサーチフレーム32は接続さ
れ、その操作表示部36を金属検出機がある部屋とは別
室のコントロール室53内の操作盤55(図6参照)に
設けた点において異なる。このことにより金属検出機の
遠隔操作が可能となる。
例を示す図である。前記実施例においては操作表示部3
6がサーチフレーム32の一部に埋め込まれて設けられ
ていたのに対し、本実施例においては操作表示部36を
サーチフレーム32から分離して、長い接続配線51を
介して操作表示部36とサーチフレーム32は接続さ
れ、その操作表示部36を金属検出機がある部屋とは別
室のコントロール室53内の操作盤55(図6参照)に
設けた点において異なる。このことにより金属検出機の
遠隔操作が可能となる。
【0029】なお本実施例においては操作表示部36を
コントロール室53内の操作盤55に配置したが、サー
チフレーム32の近くの柱や壁部に掛けて配置するよう
にしてもよい。この場合には前記実施例のように操作表
示部36をサーチフレーム32の一部に埋め込むための
設計変更が必要なくなり、従来の金属検出機に容易、安
価に応用することが可能となる。
コントロール室53内の操作盤55に配置したが、サー
チフレーム32の近くの柱や壁部に掛けて配置するよう
にしてもよい。この場合には前記実施例のように操作表
示部36をサーチフレーム32の一部に埋め込むための
設計変更が必要なくなり、従来の金属検出機に容易、安
価に応用することが可能となる。
【0030】さらになお、上記実施例においては衣服や
食品について本考案を適用する場合について説明した
が、それら以外のどのようなものに本考案を適用しても
よいことはいうまでもない。
食品について本考案を適用する場合について説明した
が、それら以外のどのようなものに本考案を適用しても
よいことはいうまでもない。
【0031】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、従
来一体となっていた操作制御部を、ユーザが操作するこ
とにより金属検出機を作動させると共に各種表示が表示
される操作表示部と、ユーザが前記操作表示部を操作す
ることにより金属検出機の各種動作を制御する制御部と
を互いに分離すると共に、制御部を金属検出部から分離
したため、上記操作表示部は小型かつ軽量とすることが
できる。このため、そのような軽量の操作表示部をサー
チフレームの上に載置してもサーチコイルの機能が不安
定となることはないので、操作表示部のみをサーチフレ
ームの上に配置して使い勝手を良くできると共に、上記
操作表示部よりずっと重い上記制御部はサーチフレーム
上とは別の位置に配置して、サーチコイルの機能が不安
定となることを防止することができる。また、上記操作
表示部は小型かつ軽量となるため、操作表示部の位置も
サーチフレームの上に限定する必要は無く、その設定場
所の自由度も広げることができるた、金属検出部、操作
表示部及び制御部のうちの少なくともいずれか1つに、
二重に防水対策が施された防水扉を設けたことにより、
高圧の水を噴射する洗浄装置により洗浄する部品に高圧
の水を吹き付けて洗浄しても、内部の電気的機能に有害
な影響を与えることを防止することができる。
来一体となっていた操作制御部を、ユーザが操作するこ
とにより金属検出機を作動させると共に各種表示が表示
される操作表示部と、ユーザが前記操作表示部を操作す
ることにより金属検出機の各種動作を制御する制御部と
を互いに分離すると共に、制御部を金属検出部から分離
したため、上記操作表示部は小型かつ軽量とすることが
できる。このため、そのような軽量の操作表示部をサー
チフレームの上に載置してもサーチコイルの機能が不安
定となることはないので、操作表示部のみをサーチフレ
ームの上に配置して使い勝手を良くできると共に、上記
操作表示部よりずっと重い上記制御部はサーチフレーム
上とは別の位置に配置して、サーチコイルの機能が不安
定となることを防止することができる。また、上記操作
表示部は小型かつ軽量となるため、操作表示部の位置も
サーチフレームの上に限定する必要は無く、その設定場
所の自由度も広げることができるた、金属検出部、操作
表示部及び制御部のうちの少なくともいずれか1つに、
二重に防水対策が施された防水扉を設けたことにより、
高圧の水を噴射する洗浄装置により洗浄する部品に高圧
の水を吹き付けて洗浄しても、内部の電気的機能に有害
な影響を与えることを防止することができる。
【0032】また、上記操作表示部は小型かつ軽量とな
るため、その設定場所の自由度も広げることができる。
また防水対策が容易となり、金属検出機の電気装置部を
小型、簡単な構造とすることができる。
るため、その設定場所の自由度も広げることができる。
また防水対策が容易となり、金属検出機の電気装置部を
小型、簡単な構造とすることができる。
【0033】さらに前記他の実施例によれば、遠隔操作
が可能となる他、前記一実施例よりも容易に本考案を金
属検出機に適用することが可能となる。
が可能となる他、前記一実施例よりも容易に本考案を金
属検出機に適用することが可能となる。
【図1】本考案による金属検出機の一実施例を示すサー
チフレーム部32の斜視図である。
チフレーム部32の斜視図である。
【図2】図1に示す実施例に係る制御部37の斜視図で
ある。
ある。
【図3】図1に示す実施例に係るサーチコイル部32、
操作表示部36、及び制御部37の関係を示すブロック
図である。
操作表示部36、及び制御部37の関係を示すブロック
図である。
【図4】図2に示す制御部37の防水構造を示す断面図
である。
である。
【図5】本考案による金属検出機の他の実施例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図6】図5に示すコントロール室53内の操作盤55
を示す一部正面図である。
を示す一部正面図である。
【図7】従来の金属検出機を示すその全体斜視図であ
る。
る。
【図8】図7に示す金属検出機のサーチコイルを示すそ
の回路図である。
の回路図である。
【図9】図7に示すサーチフレーム32及び操作制御部
34の斜視図である。
34の斜視図である。
【図10】図7に示す金属検出機のサーチコイル部3
2、操作制御部34の操作表示部34a、制御部34b
の関係を示すブロック図である。
2、操作制御部34の操作表示部34a、制御部34b
の関係を示すブロック図である。
1 上着 25 モータ 26 従動車 28 コンベヤベルト 30 金属検出機 31 本体フレーム 32 サーチフレーム 32a トンネル通路 36 操作表示部 37 制御部 39 接続配線 41 防水扉 42 ケース 44 スポンジパッキン 45 ゴムパッキン 47 電気装置品 51 接続配線 53 コントロール室 55 操作盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−111063(JP,A) 特開 平6−166951(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06H 3/00
Claims (1)
- 【請求項1】 中央部に被検物が通る空隙のトンネル通
路が形成され周部にサーチコイルが内蔵された無端状の
サーチフレームを有し、このサーチフレームのトンネル
通路を被検物が通る際に被検物内の予め着磁してない金
属及び予め着磁している金属のいずれでもこの有無を磁
気的に検出する金属検出部と、 ユーザが操作することにより金属検出機を作動させると
共に、各種表示が表示される操作表示部と、 ユーザが前記操作表示部を操作することにより金属検出
機の各種動作を制御する制御部とを備え、 前記操作表示部と前記制御部とを互いに分離すると共
に、制御部を前記金属検出部から分離し、 前記金属検出部、前記操作表示部及び前記制御部のうち
の少なくともいずれか1つに、二重に防水対策が施され
た防水扉を設けた ことを特徴とする金属検出機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993059771U JP2602089Y2 (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | 金属検出機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993059771U JP2602089Y2 (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | 金属検出機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0724992U JPH0724992U (ja) | 1995-05-12 |
JP2602089Y2 true JP2602089Y2 (ja) | 1999-12-20 |
Family
ID=13122890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993059771U Expired - Fee Related JP2602089Y2 (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | 金属検出機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2602089Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107829286A (zh) * | 2017-12-12 | 2018-03-23 | 山东鲁阳节能材料股份有限公司 | 一种断折刺针回收装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102851932A (zh) * | 2012-09-17 | 2013-01-02 | 吴江市晓昱喷气织造有限公司 | 用于缝纫的检针装置 |
-
1993
- 1993-10-08 JP JP1993059771U patent/JP2602089Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107829286A (zh) * | 2017-12-12 | 2018-03-23 | 山东鲁阳节能材料股份有限公司 | 一种断折刺针回收装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0724992U (ja) | 1995-05-12 |
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