JPH1039040A - 埋設物位置検出装置 - Google Patents

埋設物位置検出装置

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JPH1039040A
JPH1039040A JP8191710A JP19171096A JPH1039040A JP H1039040 A JPH1039040 A JP H1039040A JP 8191710 A JP8191710 A JP 8191710A JP 19171096 A JP19171096 A JP 19171096A JP H1039040 A JPH1039040 A JP H1039040A
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JP
Japan
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magnet
buried object
magnetic sensor
magnetic
detecting device
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JP8191710A
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Inventor
Kazumasa Yamauchi
一將 山内
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 埋設物に設けられる磁石の中心位置を素早く
且つ正確に検出することができ、又、誤検知の発生を防
止することもできる信頼性の高い埋設物位置検出装置を
提供する。 【解決手段】 埋設物3を覆う隠蔽材5の表面に沿って
移動される磁気センサ1によって埋設物3に設けられる
磁石4を検知して、同埋設物3の位置を検出する埋設物
位置検出装置Aであって、複数の磁気センサ1a、1b、1
c、1dを有し、各磁気センサ1a、1b、1c、1dが検知する
磁力の出力値を比較して、埋設物3に設けられる磁石4
に対していずれの方向にずれているかを判断し、この判
断結果を表示手段2にて表示させる制御回路を具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁裏等に位置する
埋設物、例えば、家屋の建築時に壁材で隠蔽されてしま
ったコンセントボックスやスイッチボックス等の埋設物
を壁表面から非破壊的に検出する埋設物位置検出装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】家屋の建築時には、予め、コンセントボ
ックスやスイッチボックス等の埋設物を壁に埋め込んだ
後に内装用の壁材を張るために、埋設物は一旦壁材の背
後に隠蔽されてしまう。そのため、埋設物の利用に際し
ては、該埋設物の位置を検出して、壁材に孔をあけて同
埋設物を露出させなければならない。
【0003】そこで、図10に示す如く、埋設物3の位置
検出に磁気を利用したものが提供されている。該埋設物
位置検出装置は、埋設物3を覆う隠蔽材5となる壁材の
表面に沿って磁気センサ1を移動させ、該磁気センサ1
によって埋設物3に設けられる磁石4を検知して、同埋
設物3の位置を検出するものであり、その際、磁気セン
サ1に対応して磁石4が位置すると表示部2が点灯さ
れ、その背後に埋設物3が位置することを検出できる。
【0004】この場合、埋設物3の位置検出の後に隠蔽
材5である壁材に孔をあけて埋設物3を露出させるに際
し、電動ホールソウで必要とするサイズの孔をいっきに
あけてしまうものであり、これに対応するべく、埋設物
3の位置検出も、単に磁石4の位置を判別するだけでな
く、該磁石4の中心位置を誤検知無く正確に検出するこ
とが要求される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、一つの磁気センサ1で磁石4の磁
力を検知するものであるため、磁気センサ1に対応する
位置に至るまでに時間と手間を要し、それ故に、磁気セ
ンサ1に対応して表示部2が点灯される範囲も大きく設
定されていて、磁石4の中心位置を正確には検出するこ
とができないものであった。又、予め埋設物3に設けら
れた磁石4以外の磁気を帯びたものにも容易に反応した
り、電気配線からの誘導磁界によって、誤検知を生じ易
いものでもあった。
【0006】本発明は、上記従来の技術における問題を
解決するために発明されたもので、すなわち、その課題
は、埋設物に設けられる磁石の中心位置を素早く且つ正
確に検出することができ、又、誤検知の発生を防止する
こともできる信頼性の高い埋設物位置検出装置を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
埋設物位置検出装置は、埋設物を覆う隠蔽材の表面に沿
って磁気センサを移動させ、該磁気センサによって埋設
物に設けられる磁石を検知して、同埋設物の位置を検出
する埋設物位置検出装置であって、複数の磁気センサを
有し、各磁気センサが検知する磁力の出力値を比較し
て、埋設物に設けられる磁石に対していずれの方向にず
れているかを判断し、該判断結果を表示手段にて表示さ
せる制御回路を具備するものである。
【0008】したがって、この場合、複数の磁気センサ
が検知する埋設物に設けられる磁石の磁力の出力値が比
較されて、埋設物に設けられる磁石に対していずれの方
向にずれているかが表示手段に表示されるので、該表示
に基づき埋設物を覆う隠蔽材の表面に沿って磁気センサ
を移動させることにより、同埋設物に設けられる磁石の
中心位置を素早く簡単に検出することができる。しか
も、その際、埋設物に設けられる磁石に対していずれの
方向にずれているかが表示されることにより、同磁石か
らのずれ度合いも認識することができて、埋設物に設け
られる磁石の中心位置を正確に検出することができる。
【0009】本発明の請求項2記載の埋設物位置検出装
置は、上記請求項1記載の埋設物位置検出装置におい
て、埋設物に設けられる磁石が永久磁石であって、各磁
気センサの出力値からプラス側又はマイナス側のいずれ
か一方だけを選別してこれを制御回路に入力する極性判
別回路を具備することを特徴とする。
【0010】したがって、この場合は特に、特定された
向きの永久磁石に対してのみ検出動作が行われることに
なるので、埋設物に設けられた永久磁石である磁石以外
の磁気を帯びたものに容易に反応することがなくなり、
誤検知の発生が防止されて検出の信頼性が向上する。
【0011】本発明の請求項3記載の埋設物位置検出装
置は、上記請求項1記載の埋設物位置検出装置におい
て、埋設物に設けられる磁石が永久磁石であって、各磁
気センサの出力値のうちプラス側又はマイナス側のいず
れか一方を無視する機能を制御回路に付与したことを特
徴とする。
【0012】したがって、この場合は特に、特定された
向きの永久磁石に対してのみ検出動作が行われることに
なるので、埋設物に設けられた永久磁石である磁石以外
の磁気を帯びたものに容易に反応することがなくなり、
誤検知の発生が防止されて検出の信頼性が向上する。
【0013】本発明の請求項4記載の埋設物位置検出装
置は、上記請求項1〜3のいずれか一つの請求項記載の
埋設物位置検出装置において、各磁気センサの出力値か
ら交流変化分を除去する交流成分除去回路を具備するこ
とを特徴とする。
【0014】したがって、この場合は特に、埋設物に隣
接して電気配線が存在して該電気配線を流れる電流によ
って誘導磁界が発生しても、各磁気センサの出力値から
交流変化分が除去されて制御回路に入力されるので、同
誘導磁界による誤検知の発生が防止されて検出の信頼性
が更に向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1、図2、図3は、本発明の請
求項1、2に対応する一実施形態を示し、該実施形態の
埋設物位置検出装置Aは、埋設物3を覆う隠蔽材5の表
面に沿って磁気センサ1を移動させ、該磁気センサ1に
よって埋設物3に設けられる磁石4を検知して、同埋設
物3の位置を検出する埋設物位置検出装置Aであって、
複数の磁気センサ1a、1b、1c、1dを有し、各磁気センサ
1a、1b、1c、1dが検知する磁力の出力値を比較して、埋
設物3に設けられる磁石4に対していずれの方向にずれ
ているかを判断し、該判断結果を表示手段2にて表示さ
せる制御回路8を具備するものである。
【0016】該実施形態の埋設物位置検出装置Aにおい
ては、埋設物3に設けられる磁石4が永久磁石であっ
て、各磁気センサ1a、1b、1c、1dの出力値からプラス側
又はマイナス側のいずれか一方だけを選別してこれを制
御回路8に入力する極性判別回路7を具備している。
【0017】又、該実施形態の埋設物位置検出装置A
は、図1に示す如く、コンセントボックスやスイッチボ
ックス等の埋設物3に予め装着しておいた永久磁石であ
る磁石4を、隠蔽材5である壁材の表面から検知するこ
とで同埋設物3の位置を検出するものである。そして、
埋設物3の位置検出の後に隠蔽材5である壁材に孔をあ
けて埋設物3を露出させるに際し、電動ホールソウで必
要とするサイズの孔をいっきにあけてしまうものであ
る。
【0018】埋設物位置検出装置Aは矩形のボックス状
に一体化形成され、その裏面に磁気センサ1として、左
右一対の磁気センサ1a、1bと上下一対の磁気センサ1c、
1dとが配設され、その表面に表示手段2として、左右上
下のLED等の発光素子でなる四つの表示素子2a、2b、
2c、2dとこれ等四つの表示素子2a、2b、2c、2dの中心に
位置するLED等の発光素子でなる表示素子2eとの、合
計五つの表示素子2a、2b、2c、2d、2eが配設されてい
る。この場合、左右一対の磁気センサ1a、1bを結ぶ線と
上下一対の磁気センサ1c、1dを結ぶ線とが交差する中心
点から各磁気センサ1a、1b、1c、1dまでの距離は等しく
設定されている。
【0019】隠蔽材5である壁材の背後に存在する磁石
4の磁気分布MFは、図3に示す如くとなるが、図3
(b)のように、対の磁気センサ1a、1b或いは磁気セン
サ1c、1dが検知する磁力の出力値Ma、Mbが等しければ、
対の磁気センサ1a、1b或いは磁気センサ1c、1dの中間点
の背後に磁石4が位置することがわかる。又、図3
(a)(c)のように、同出力値Ma、Mbが相違していれ
ば、高い出力値を検知した磁気センサ1(図3(a)で
は1b、図3(c)では1a)側へ埋設物位置検出装置Aを
移動させることで、対の磁気センサ1a、1b或いは磁気セ
ンサ1c、1dの中間点を磁石4の真上に位置させることが
できる。
【0020】そして、上記中間点が磁石4の真上にあっ
て、対の磁気センサ1a、1bが検知する出力値Ma、Mbが等
しく、且つ、対の磁気センサ1c、1dが検知する出力値M
a、Mbが等しくなった場合に、中央の表示素子2eが点灯
されるようになっている。上記中間点が磁石4の真上に
ない場合には、上記出力値Ma、Mbの差に応じて四つの表
示素子2a、2b、2c、2dのうち一つ若しくは二つが点灯さ
れて、いずれの方向へ埋設物位置検出装置Aを移動させ
れば同中間点が磁石4の真上に位置されるかが表示され
るようになっている。
【0021】すなわち、磁石4に対して左右方向にずれ
ている場合には左右の表示素子2a、2bのうちいずれか一
方が、磁石4に対して上下方向にずれている場合には上
下の表示素子2c、2dのうちいずれか一方が、各々点灯さ
れる。又、左右及び上下両方向にずれている場合には、
左右の表示素子2a、2bのうちいずれか一方と、上下の表
示素子2c、2dのうちいずれか一方とが点灯され、該点灯
表示に基づいて埋設物位置検出装置Aを斜め方向に移動
させることになる。又、いずれの場合も、表示素子2c、
2d、2a、2bが点灯している側とは反対側に磁石4がずれ
て位置していることになり、表示素子2c、2d、2a、2bが
点灯している側へ埋設物位置検出装置Aを移動させれば
良いものである。
【0022】図2に示す如く、各磁気センサ1a、1b、1
c、1dには各々増幅器6a、6b、6c、6dが接続され、該各
増幅器6a、6b、6c、6dからの出力は各々極性判別回路7
a、7b、7c、7dを介してマイクロプロセッサ等でなる制
御回路8に入力される。上記出力値Ma、Mbの差に応じた
磁石4の位置表示は、対の磁気センサ1a、1bの出力値比
較と、対の磁気センサ1c、1dの出力値比較とによって行
われるものであり、同出力値の差が所定の範囲内に納ま
っていれば上記中間点の真下に磁石4が位置しているも
のと判断されて中央の表示素子2eが点灯され、同出力値
の差が所定の範囲以上であると上記中間点の真下から磁
石4が左右方向或いは上下方向にずれて位置しているも
のと判断されて、上記アルゴリズムで埋設物位置検出装
置Aの移動方向が各表示素子2a、2b、2c、2dによって点
灯表示される。
【0023】ここで、各磁気センサ1a、1b、1c、1dの出
力値は、図4、図5に示す如く、出力値のレベルは磁力
に比例するが、例えば、図4(a)のように、磁石4の
磁気センサ1側がN極となっている場合は、図4(b)
のように、出力値としてはプラスが出力され、逆に、図
5(a)のように、磁石4の磁気センサ1側がS極とな
っている場合は、図5(b)のように、出力値としては
マイナスが出力されるもので、このように、磁気センサ
1を通過する磁束の方向によって出力の極性は反転す
る。該磁気センサ1の出力を増幅器6により増幅した
後、極性判別回路7によってプラス側又はマイナス側の
いずれか一方だけを選別してこれを制御回路8に入力す
ることで、特定された向きの磁石4に対してのみ検出動
作が行われることになる。
【0024】したがって、該実施形態の埋設物位置検出
装置Aにおいては、四つの磁気センサ1a、1b、1c、1dが
検知する埋設物3に設けられる磁石4の磁力の各出力値
が比較されて、埋設物3に設けられる磁石4に対してい
ずれの方向にずれているかが表示手段2の各表示素子2
a、2b、2c、2dにて点灯表示されるので、該表示に基づ
き埋設物3を覆う隠蔽材5の表面に沿って埋設物位置検
出装置Aと共に各磁気センサ1a、1b、1c、1dを移動させ
ることにより、同埋設物3に設けられる磁石4の中心位
置を素早く簡単に検出することができる。
【0025】又、その際、埋設物3に設けられる磁石4
に対していずれの方向にずれているかが各表示素子2a、
2b、2c、2dにて点灯表示されることにより、該磁石4か
らのずれ度合いも認識することができ、しかも、同磁石
4の真上に磁気センサ1a、1b間及び磁気センサ1c、1d間
の中間点が位置した状態で中央の表示素子2eが点灯表示
されるので、埋設物3に設けられる磁石4の中心位置を
正確に検出することができる。
【0026】又、該実施形態の埋設物位置検出装置Aに
おいては、埋設物3に設けられる磁石4が永久磁石であ
り、極性判別回路7a、7b、7c、7dによって各磁気センサ
1a、1b、1c、1dの出力値からプラス側又はマイナス側の
いずれか一方だけが選別されてこれが制御回路8に入力
されるので、特定された向きの永久磁石に対してのみ検
出動作が行われることになって、埋設物3に設けられた
永久磁石である磁石4以外の磁気を帯びたものに容易に
反応することがなくなり、誤検知の発生が防止されて検
出の信頼性が向上されている。
【0027】又、該実施形態の埋設物位置検出装置Aに
おいて、極性判別回路7a、7b、7c、7dを設けることなく
その代わりに、各磁気センサ1a、1b、1c、1dの出力値の
うちプラス側又はマイナス側のいずれか一方を無視する
機能を制御回路8に付与することによっても、特定され
た向きの永久磁石に対してのみ検出動作が行われること
になって、埋設物3に設けられた永久磁石である磁石4
以外の磁気を帯びたものに容易に反応することがなくな
り、誤検知の発生が防止されて検出の信頼性が向上され
る。この場合は、請求項1、3に対応する実施形態とな
る。
【0028】図6、図7は、本発明の請求項1、2、4
に対応する別の実施形態を示し、該実施形態の埋設物位
置検出装置Bにおいては、各磁気センサ1a、1b、1c、1d
と各増幅器6a、6b、6c、6dとの間に各々、各磁気センサ
1a、1b、1c、1dの出力値から交流変化分を除去する交流
成分除去回路9a、9b、9c、9dを介在具備している。
【0029】したがって、この場合は特に、図7に示す
如く、埋設物3に隣接して電気配線10が存在して該電気
配線10を流れる電流によって誘導磁界が発生しても、す
なわち、図8に示す如く、磁気センサ1(a、b)の出
力値が埋設物3の永久磁石である磁石4による磁界に電
気配線10を流れる電流によって生じる誘導磁界(誘導ノ
イズ)が付加されたものとなっても、各磁気センサ1a、
1b、1c、1dの出力値から各交流成分除去回路9a、9b、9
c、9dにより交流変化分が除去されて制御回路8に入力
されるので、同誘導磁界による誤検知の発生が防止され
て検出の信頼性が更に向上されている。
【0030】又、該実施形態の埋設物位置検出装置Bに
おいて、交流成分除去回路9は、例えば、図9に示す如
く、抵抗R、コンデンサCでなる回路で形成されが、こ
の場合、同交流成分除去回路9によるカットオフ周波数
は商用電源周波数の50Hz以下であることが好ましいもの
である。なお、それ以外は上記実施形態の埋設物位置検
出装置Aと同様に構成されており、上記実施形態におけ
ると同様の作用効果が奏される。
【0031】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の埋
設物位置検出装置においては、表示手段による表示に基
づき磁気センサを移動させることによって、埋設物に設
けられる磁石の中心位置を素早く簡単に検出することが
でき、しかも、同表示によって磁石からのずれ度合いも
認識することができ、埋設物に設けられる磁石の中心位
置を正確に検出することができる。
【0032】又、本発明の請求項2記載の埋設物位置検
出装置においては、特に、特定された向きの永久磁石に
対してのみ検出動作が行われることになるので、埋設物
に設けられた永久磁石である磁石以外の磁気を帯びたも
のに容易に反応することがなくなり、誤検知の発生が防
止されて検出の信頼性が向上する。
【0033】又、本発明の請求項3記載の埋設物位置検
出装置においても、特に、特定された向きの永久磁石に
対してのみ検出動作が行われることになるので、埋設物
に設けられた永久磁石である磁石以外の磁気を帯びたも
のに容易に反応することがなくなり、誤検知の発生が防
止されて検出の信頼性が向上する。
【0034】又、本発明の請求項4記載の埋設物位置検
出装置においては、特に、埋設物に隣接する電気配線よ
って誘導磁界が発生しても、各磁気センサの出力値から
交流変化分が除去されて制御回路に入力されるので、同
誘導磁界による誤検知の発生が防止されて検出の信頼性
が更に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である埋設物位置検出装置
Aの使用状態を示す概略外観斜視図。
【図2】同埋設物位置検出装置Aの回路配線を示すブロ
ック図。
【図3】同埋設物位置検出装置Aの使用動作状態を示
し、(a)(b)(c)は各状態での磁気分布を説示す
る概略側面図。
【図4】同埋設物位置検出装置Aにおける磁気センサ1
に対する磁石4の向きの一例を示し、(a)はこの例で
の磁束方向を説示する概略図、(b)はその場合の磁気
センサ1の出力値と磁気センサ1、磁石4間の距離寸法
dとの関係を説示するグラフ。
【図5】同埋設物位置検出装置Aにおける磁気センサ1
に対する磁石4の向きの別の例を示し、(a)はこの例
での磁束方向を説示する概略図、(b)はその場合の磁
気センサ1の出力値と磁気センサ1、磁石4間の距離寸
法dとの関係を説示するグラフ。
【図6】別の実施形態である埋設物位置検出装置Bの回
路配線を示すブロック図。
【図7】同埋設物位置検出装置Bの使用状態を示す概略
外観斜視図。
【図8】同埋設物位置検出装置Bにおける磁気センサ1
の出力値と時間tとの関係を説示するグラフ。
【図9】同埋設物位置検出装置Bにおける交流成分除去
回路9を例示する概略回路説明図。
【図10】従来例である埋設物位置検出装置の使用状態を
示す概略外観斜視図。
【符号の説明】
1 磁気センサ 2 表示手段 3 埋設物 4 磁石 5 隠蔽材 6 増幅器 7 極性判別回路 8 制御回路 9 交流成分除去回路 10 電気配線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 埋設物を覆う隠蔽材の表面に沿って磁気
    センサを移動させ、該磁気センサによって埋設物に設け
    られる磁石を検知して、同埋設物の位置を検出する埋設
    物位置検出装置であって、複数の磁気センサを有し、各
    磁気センサが検知する磁力の出力値を比較して、埋設物
    に設けられる磁石に対していずれの方向にずれているか
    を判断し、該判断結果を表示手段にて表示させる制御回
    路を具備する埋設物位置検出装置。
  2. 【請求項2】 埋設物に設けられる磁石が永久磁石であ
    って、各磁気センサの出力値からプラス側又はマイナス
    側のいずれか一方だけを選別してこれを制御回路に入力
    する極性判別回路を具備することを特徴とする請求項1
    記載の埋設物位置検出装置。
  3. 【請求項3】 埋設物に設けられる磁石が永久磁石であ
    って、各磁気センサの出力値のうちプラス側又はマイナ
    ス側のいずれか一方を無視する機能を制御回路に付与し
    たことを特徴とする請求項1記載の埋設物位置検出装
    置。
  4. 【請求項4】 各磁気センサの出力値から交流変化分を
    除去する交流成分除去回路を具備することを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか一つの請求項記載の埋設物位置
    検出装置。
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