JPH03135722A - 回転センサ - Google Patents

回転センサ

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JPH03135722A
JPH03135722A JP11054490A JP11054490A JPH03135722A JP H03135722 A JPH03135722 A JP H03135722A JP 11054490 A JP11054490 A JP 11054490A JP 11054490 A JP11054490 A JP 11054490A JP H03135722 A JPH03135722 A JP H03135722A
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Katsuo Nishitani
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、回転体の回転を磁気的に検出して、回転体の
回転速度に応じた周波数の検出信号を発生する回転セン
サに関するものである。
〔従来の技術] この種の回転センサは、例えば車両の走行に伴って回転
する回転部分に連動され、例えば車両の走行速度に応じ
た周期の走行信号を発生するセンサなどとして使用され
、従来第13図或いは第14図に示すものがある。
まず、第13図の回転センサにおいて、11は周面にN
、S磁極が複数交互に着磁され、回転軸11aについて
回転するように設けられた回転磁石、12はN、S磁極
が着磁されている回転磁石11の周面に近接対向して設
置されホール素子などの半導体磁気センサであり、これ
は対向する回転磁石11の周面のN、S磁極に応じた電
気信号を出力する。13は半導体磁気センサ12から出
力される検出信号を増幅するアンプである。
二の回転センサでは、回転磁石11が回転すると、半導
体磁気センサ12と対向する回転磁石11の周面の磁極
がN、Sと交互に変わり、これに応じた電気信号が半導
体磁気センサ12の出力に発生される。この電気信号は
アンプ13により増幅・波形整形されることにより、回
転磁石11の回転数に応じた周波数のパルス信号に変換
される。
従って、このパルス信号の周波数を監視することにより
例えば車両の走行速度を検出することができる。
また、第14図の回転センサにおいて、14は磁性体よ
りなり、その周面に凹凸部が形成された歯車形状の回転
体、15は磁性体からなるキャップ状のケース15a内
に磁石15bと磁性体からなるセンタボール15cとを
収納して構成した磁気回路であり、該磁気回路15の上
記磁石15aとセンタポール15cとの間には、磁気回
路15に流れる磁束を検出し、この検出した磁束の大き
さに応じた電気信号を発生する半導体磁気センサ12が
配置されている。この電気信号はアンプ13で増幅され
て出力される。
この回転センサでは、回転体14が回転してその周面の
凸部がセンタボール15.cに間歇的に接近すると、セ
ンタボール15cとケース15aとの磁気ギャップGが
小さくなり、図示のように磁石15b→センタボ一ル1
5c→回転体14→ケース15a−+磁石15bなる磁
気回路15の磁気抵抗が小さくなり、該磁気回路15に
通る磁束量φが多くなる。これに対して凹部がセンタポ
ール15に対向しているときには、磁気ギヤ・ノブGが
大きくなり、磁気回路15の磁気抵抗が太き(なるので
、磁気回路15を通る磁束量φが少なくなる。
上記磁束ループ中の磁束はセンタポール15cと回転体
14との磁気ギャップGが最小のとき最大となり、また
この磁気ギャップGの大きさに応じて磁束が変化する。
従って、回転体14の回転によって前記磁気ギャップG
が変化するため、第15図に示すように回転体14の回
転角θに応じて磁束が正弦波状に変化する。そこで、第
15図に示すように半導体磁気センサ12からの電気信
号を増幅・整形するアンプ13に所定の闇値レベルφい
を設定し、該闇値レベルより大きいときにHレベル、小
さいILLレベルとなるようなパルス信号を出力するよ
うにしている。該パルス信号の周波数は、回転体14の
回転初期に対応しているので、パルス信号の周波数より
回転体の回転速度を知ることができる。
また、回転体の回転方向を検出する装置としては、複数
の検出器を回転体に対向させて、その出力位相差で回転
方向を検出している。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の構成において、第13図の回転センサで
はN、S磁極が交互に着磁された専用の回転磁石11を
必要とし、また回転磁石11の一回転当たりのパルス数
を増やそうとすると、回転磁石11の直径を大きくしな
ければならなくなり、実現が難しくなる他、コスト高に
なるという問題がある。
また第14図の回転センサでは、部品ノ\ラツキによる
寸法誤差や温度変化によって磁気ギャップGが変動した
とき、その磁束は第15図の点線に示す如く磁気ギャッ
プに応じて振幅が変化する。
従って、その振幅と最小振幅による磁束の変化を予め考
慮したときに、両者の最大値の差(第15図Δφ)の範
囲中に磁気センサ12の閾値レヘルを設定しなければな
らず、闇値レベルに余裕がなく、高精度の闇値レベル設
定が要求されると共に検出信号であるパルス信号の安定
性や信頼性も低下する。
また、回転体の回転方向を検出する装置にあっては、同
一特性の検出器を回転体に対向して、機械的に異なる位
相差をつけて複数箇所に取付ける必要がありコスト高に
なるという問題があった。
よって、本発明は、回転検出の信顧性や安定性の向上を
図った検出センサを提供することを課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため本発明により成された回転セン
サは、磁性体よりなる回転体と、該回転体に対向してそ
の回転方向に隣接して設けられ、前記回転体を通じて同
方向に流す磁束を発生する第1及び第2の磁気回路と、
前記回転体が第1又は第2の磁気回路と磁気的に結合す
る位置にあるとき、該第1又は第2の磁気回路と回転体
とより形成される磁束ループの共通磁路にもうけらさた
磁束検出手段とを備え、前記磁気検出手段が前記回転体
の回転速度に応じた周波数の検出信号を出力することを
特徴としている。
また、本発明により成された回転体の回転方向も検出す
る回転センサは、磁性体よりなる回転体と、該回転体に
対向してその回転方向に隣接して設けられ、前記回転体
を通じて流す磁束を発生する第1及び第2の磁気回路と
、該第1及び第2の磁気回路と磁性体回転方向に所定の
位相差を持ち該第1及び第2の磁気回路と一体的に設け
られた第3及び第4の磁気回路と、前記回転体が第1又
は第2の磁気回路と磁気的に結合する位置にあるとき、
該第1又は第2の磁気回路と回転体とより形成される磁
束ループの共通磁路に設けられた第1の磁気検出手段と
、前記回転体が第3又は第4の磁気回路と磁気的に結合
する位置にあるとき、該第3又は第4の磁気回路と回転
体とより形成される磁束ループの共通磁路に設けられた
第2の磁気検出手段とを備え、前記第1及び第2の磁気
検出手段が前記回転体の回転速度に応じた周波数及び所
定の位相差を有する検出信号を出力することを特徴とし
ている。
〔作 用〕
上記構成において、回転体が第1の磁気回路と磁気的に
結合すると、該回転体と第1の磁気回路とにより所定方
向に磁束が流される。また、回転体が第2の磁気回路と
磁気的に結合すると、該回転体と第2の磁気回路とによ
り前記と同様の方向に磁束が流される。磁気検出手段は
前記2つの磁束が流れる共通の磁路に設けられているの
で、該検出手段を通過する磁束の方向は、第1及び第2
の磁気回路とで互いに逆方向となる。
従って、磁気検出手段の出力には正負に変化する交流信
号が出力され、その後のこの交流信号による回転体の回
転検出が正確に且つ安定的に行われるようになる。
また更に、第3及び第4の磁気回路を備えた回転センサ
では、回転体が前述のように第1及び第2の磁気回路と
磁気的に結合することにより第1の磁気検出手段から正
負に変化する交流信号が出力されると共に、回転体は第
1及び第2の磁気回路と所定位相差を有する第3及び第
4の磁気回路とも磁気的に結合するので、同様に第2の
磁気検出手段から正負に変化する交流出力が出力される
即ち、第2の磁気検出手段からは第1の磁気検出手段と
位相差のある交流信号が出力される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明による回転センサの一実施例を示す図で
あり、同図において、1は磁性体より成り、所定の計測
量に応じて回転する回転体であり、その周縁部に凹部1
a及び凸部1bが交互に形成された歯車形状を成してい
る。2及び3は第1及び第2の磁気回路であり、第1の
磁気回路2は磁石41、ボール50、ヨーク6及びセン
タボール7により構成され、第2の磁気回路3は磁石4
□、ボール5□、ヨークG及びセンタボール7により構
成されている。上記ボール51.5□、ヨーク6及びセ
ンタボール7は磁性体によりそれぞれ形成されている。
また、その具体的構成は図示のように、磁石4.4□の
着磁面がボール5..52及びヨーク6にそれぞれ接触
されている。上記磁石48,4□のボール51.5□及
びヨーク6と接触する着磁面の磁極の極性は、第1及び
第2の磁気回路2及び3とで互いに異なるようになされ
ている。第1図の例では、磁石41ON極がボール56
、S極がヨーク6とそれぞれ接触し、磁石4□のS極が
ボール5□、N極がヨーク6とそれぞれ接触している。
また、ヨーク6とセンタボール7も互いに接触しており
、これらが形成する磁路中に磁気抵抗素子やホール素子
などの磁気センサ8が取り付けられている。
第2図は、上記第1及び第2の磁気回路2及び3を示す
斜視図であり、ケース9内にこれらの磁気回路2及び3
が収納されると共に、磁気センサ8よりの検出信号がリ
ード線lを介してコネクタ10の端子10aに接続され
ている。
以上の構成において、その動作を第3図(a) 、 (
b)及び第4図を参照して説明する。まず、第3図(a
)のように回転体1の凸部ibが第1の磁気回路20ポ
ール5.及びセンタボール7側に接近するように位置し
たとき、該第1の磁気回路2と回転体1が磁気的に結合
し、磁石4I→ポール5.→回転体1→センタボール7
→ヨーク6→磁石41の磁束ループが形成される。従っ
て、この磁束ループの磁束φ8は図示のように反時計方
向に流れ、その大きさは回転体lの凸部1bとボール5
3、及びセンタボール7との磁気ギャップに応じて変化
する。よって該磁束ループにおけるヨーク6とセンタボ
ール7を通過する磁束は図中上方向となるから、回転体
1の回転角θに対する磁気センサ8に流れる磁束は第4
図の特性aのように正方向の正弦波半波特性となる。
また、第3図(b)のように回転体1の凸部1bが第2
の磁気回路3のボール5□及びセンタポール7側に接近
すると、該第2の磁気回路3と回転体lが磁気的に結合
し、磁石4□→ヨ一ク6→センタポール7→回転体1→
ボール5□→磁石4□の磁束ループが形成される。この
磁束ループの磁束φ、は、磁束φ8と同じく反時計方向
に形成され、その大きさは回転体1の凸部1bとボール
5□及びセンタボール7との磁気ギャップに応じて変化
する。よって、上記第1及び第2の磁気回路2及び3の
共通磁路、すなわちヨーク6とセンタボール7を通過す
る磁束φ、は、第1の磁気回路2による磁束φ3とは逆
方向に図中下方向となる。従って、回転体1の回転角θ
に対する磁気センサ8に流れる磁束は第4図の特性すの
ように負方向の正弦波半波特性となる。
更に、回転体1の凸部1bがボール58,5□の中間に
位置すると、ヨーク6とセンタボール7を通過する磁束
は大きさが同じで方向が逆となるため相殺されてゼロに
なる。よって、磁気センサ8には、上記特性a、bと合
わせて磁気センサ8には第4図のような正弦波交流磁束
が加わる。
そこで、磁気センサ8の閾値レベルを正方向と負方向に
それぞれ設定すれば、その検出信号として各波高値に対
応してHレベルになるパルス信号が得られる。このとき
部品バラツキや温度変化によって回転体1の凸部1bと
センタボール7及びボール5..5゜とのギャップが変
化すると、第4図のように磁気ギャップが大きくなる程
、磁束の振幅は小さくなるが、闇値レベルを該磁束の最
小振幅の正弦波信号a、bを検出できる値(第4図のレ
ベルφth+  、φthz )に設定すれば、部品バ
ラツキや温度変化によって磁気ギャップが変化して磁束
振幅が変化しても、闇値レベルに余裕があるため確実に
検出信号であるパルス信号を得ることができる。
上記パルス信号の周波数は回転体1の回転数に対応し、
この回転数は所定の計測量に対応しているので、パルス
信号の周波数より回転体の回転速度、引いては所定の計
測量を検出することができる。
なお、磁気センサ8として磁界の方向を検出する磁気抵
抗素子や、磁束の大きさを検出するホール素子などを用
いてもよい。
次に、他の実施例について説明する。
第1及び第2の磁気回路を構成するものとして、第1図
及び第3図(a) 、 (b)に示すものに代わり、第
5図に示すような一体的な成形磁石2oで構成し、左右
のポールの先端部をそれぞれN、S極として磁気センサ
は中性点2Oa上に設けてもよい。このようにすると、
先の実施例に係る第1及び第2の磁気回路の構成に比べ
簡素となり、そのため組立精度が向上すると共に磁気中
性点の移動、シフト等の減少が図れる。
また、回転体1の凸部1bの幅に合わせてN。
S極間の幅を調整するため、第6図に示すように、断面
凸形の磁性体からなるヨーク14の左右に長方形状の磁
石13.13を、回転体1の凸部1bの幅に合わせてピ
ッチlを調整して、その先端部を一方がN極他方がS極
となるように接着して用いてもよい。また、回転体1の
凸部1bの幅が小さくて、そこまでピッチlを縮めるこ
とができないときは、第7図に示すように、左右の磁石
13.13の先端にそれぞれ断面り字状の補極15゜1
5を取付けてピッチを狭め、かつこれらの磁石の中間で
磁気的中性点に設けられる磁気センサ8の上部に前記補
極15,15と概略同じ高さとなるセンタポール16を
取付けて用いることができる。
尚、いずれの場合にも、回転体1が接近していない状態
では、その磁束分布は第8図に示すような分布となる。
次に、回転体の回転方向を検出する回転センサの実施例
を図面に基づいて説明する。
回転体30は、第9図に示すように、その周縁部に凸部
30aを有する円盤状からなり、同図において時計方向
又は反時計方向のいずれの方向にも回転自在となってい
る。
また、センサ組立3Iはケース32に設けられた孔に装
着され、ネジ35によって固定されている。該センサ組
立の先端部には複数の磁気回路を有する磁石33が設け
られており、該磁石33は前記回転体30の凸部30a
とギャップLで対向するように位置している。また、該
磁石33の磁気中性点にはホール素子からなる磁気セン
サ35が取付けられており、該磁気センサ35に接続さ
れている配線34はセンサ組立31の後端部より引き出
されている。
前記磁石33は、第1011ffl(a)に詳示するよ
うに、第1及び第2の磁気回路m1と、該m、と電気的
に90°の位相差を持つ第3及び第4の磁気回路m2に
より一体的に構成されている。即ち、第1及び第2の磁
気回路m、の磁気中性点となる位置と同一線上の後部に
第3及び第4の磁気回路m2のN極が位置し、第1及び
第2の磁気回路m1のS極の位置と同一線上の後部に第
3及び第4の磁気回路m2の中性点が位置するように構
成している。また、それぞれの中性点上には第1の磁気
検出手段35a及び第2の磁気検出手段35bからなる
磁気センサ35が取付けられている。尚、磁石33の奥
行りは回転体30の凸部30aの厚さ以下に構成されて
いる。
そして、回転体30の接近しない状態での磁気回路m1
は第10図(b)に示すような磁気分布となり、磁気回
路m2は第10図(C)に示すように磁気回路m1より
位相が90°遅れた形となる。
この状態で、回転体30が回転して凸部30aが磁気回
路m1に接近し、磁極Nから中性点を経由して磁極Sへ
進むと、磁気センサ35aからは第10図(b)に示し
た磁束分布と概略同じような検出信号が得られる。また
、磁気回路m2においても同様に磁気センサ35bから
磁気センサ35aの検出信号より90°位相の遅れた検
出信号が得られる。
これらの磁気センサ35a、35bの検出信号は第12
図に示す回路によってパルス信号に変換される。即ち、
磁気センサ35aに基づく出力パルスは、第10図(b
)に示すように、回転体30の凸部30aが磁気回路m
、のN極に対向する位置から立上ってHとなり所定時間
後にLとなる。また、磁気センサ35bに基づく出力パ
ルスは、第10図(e)に示すように磁気センサ35a
に基づく出力パルスより90”位相の遅れた出力パルス
となる。尚、これらの出力パルスの立上り立下りの差動
点は第12図に示す回路のヒステリスアンプ41の差動
点を設定することにより任意に調整することができる。
以上の構成に基づいて、回転体30が回転して、その周
縁部の凸部30aが、第10図に示す磁気回路m、の磁
極Nの方から接近すると、磁気センサ35aにより検出
された検出信号は第12図に示す回路を経てパルスとな
って出力される。続いて、磁気回路m2に取付けた磁気
センサ35bにより、磁気センサ35aに基づくパルス
より所定時間遅れてパルスが出力される。
これらの二つのパルスの時間的前後関係を論理回路(不
図示)により判別することにより回転体の回転方向が判
別されると共にパルス数を計測することにより回転数も
判別する。
また、磁石33に変わって、第11図(a)に示すよう
に、真中をS極として突出させると共に左右両端をそれ
ぞれN極として、その高さをN極と同じくそろえ、更に
S極とN極との間にこれらの極より低くした磁気的中性
点を突出させた形状で、かつ一体的に成形した磁石40
を用いてもよい。
そして、中性点上にそれぞれ磁気センサ35a。
35bを取付けるようにしてもよい。この磁石40の回
転体30の凸部30aが接近しない状態での磁束分布は
第11図(b)に示されるようになる。
回転体30が回転して凸部30aが磁石40に接近して
通過すると、磁気センサ35aの検出信号は前述した磁
気回路m1のときと同じ形状であり、また磁気センサ3
5bによる検出信号はS極を中心にして磁気センサ35
aの検出信号と対称形となる。
この場合も、磁気センサ35a、35bによって検出さ
れた信号はそれぞれ第12図に示される回路にてパルス
に変換されて前述したように、これらパルスの時間の前
後関係を論理回路により判断して回転体の回転方向を判
別する。
〔発明の効果〕
以上説明したような本発明によれば、構成部品のバラツ
キや温度変化に対しても確実に回転体の回転を検出する
ことができ、信頼性や安定性が向上する。また、回転体
が回転していない状態も検出することができる。
また更に、回転体の回転方向を判別する場合に、検出器
としての複数の磁気回路を一体的に構成したので、複数
の検出器を用いていたのに比べ、設計、加工、組立等の
費用の軽減が図れると共に信頼性の向上も図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による回転センサの一実施例を示す側面
図、 第2図は第1図の磁気回路を示す斜視図、第3図は本発
明による回転センサの動作を説明するための図、 第4図は第1図における回転体の回転角に対する磁気セ
ンサに流れる磁束の特性を示す図、 第5図は他の磁気回路の示す斜視図、 第6図は同じく他の磁気回路を示す斜視図、第7図は同
じく他の磁気回路を示す正面図、第8図は磁気回路と磁
気分布との関係を示した図、 第9図は回転方向を判別する回転センサの一実施例を示
す側面図、 第10図(a)は磁気回路を示す斜視図、第1O図(b
)はf6i%回路m1の磁束分布を示した図、第10図
(C)は磁気回路m2の磁束分布を示した図、第10図
(d)は第1の磁気検出手段の検出信号に基づ(出力パ
ルスの図、 第10図(e)は第2の磁気検出手段の検出信号に基づ
く出力パルスの図、 第11図(a)は他の磁気回路を示す正面図、第11図
(b)はその磁束分布を示した図、第12図はホール素
子の検出信号をパルスに変換する電気回路図、 第13図及び第14図は従来の回転センサの例をそれぞ
れ示す図、 第15図は第14図の例における回転体の回転に対する
磁束の特性を示す図である。 1・・・回転体、2・・・第1の磁気回路、3・・・第
2の磁気回路、41.4□・・・磁石、5..5□・・
・ポール、6・・・ヨーク、7・・・センタボール、8
・・・磁気センサ、30・・・回転体、33・・・磁石
、35a 、35b・・・磁気センサ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁性体よりなる回転体と、 該回転体に対向してその回転方向に隣接して設けられ、
    前記回転体を通じて同方向に流す磁束を発生する第1及
    び第2の磁気回路と、 前記回転体が第1又は第2の磁気回路と磁気的に結合す
    る位置にあるとき、該第1又は第2の磁気回路と回転体
    とより形成される磁束ループの共通磁路に設けられた磁
    気検出手段とを備え、 前記磁気検出手段が前記回転体の回転速度に応じた周波
    数の検出信号を出力する、 ことを特徴とする回転センサ。
  2. (2)磁性体よりなる回転体と、 該回転体に対向してその回転方向に隣接して設けられ、
    前記回転体を通じて流す磁束を発生する第1及び第2の
    磁気回路と、 該第1及び第2の磁気回路と磁性体回転方向に所定の位
    相差を持ち該第1及び第2の磁気回路と一体的に設けら
    れた第3及び第4の磁気回路と、 前記回転体が第1又は第2の磁気回路と磁気的に結合す
    る位置にあるとき、該第1又は第2の磁気回路と回転体
    とより形成される磁束ループの共通磁路に設けられた第
    1の磁気検出手段と、 前記回転体が第3又は第4の磁気回路と磁気的に結合す
    る位置にあるとき、該第3又は第4の磁気回路と回転体
    とより形成される磁束ループの共通磁路に設けられた第
    2の磁気検出手段とを備え、 前記第1及び第2の磁気検出手段が前記回転体の回転速
    度に応じた周波数及び所定の位相差を有する検出信号を
    出力する、 ことを特徴とする回転センサ。
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Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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