JP2601819Y2 - レールの継目構造 - Google Patents

レールの継目構造

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JP2601819Y2
JP2601819Y2 JP1993025921U JP2592193U JP2601819Y2 JP 2601819 Y2 JP2601819 Y2 JP 2601819Y2 JP 1993025921 U JP1993025921 U JP 1993025921U JP 2592193 U JP2592193 U JP 2592193U JP 2601819 Y2 JP2601819 Y2 JP 2601819Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電車等の走行軌道として
用いられるレールの継目構造に関する。
【0002】
【従来の技術】本考案の出願人はレール継目のおける異
音の発生防止を図るレールの継目構造を提案した。(特
開平4−117001号)これは突き合わせたレール頭
部の端部を一定範囲に亘り内側に食い込む凹部を形成す
ると共に、この切り取ったレールの頭部間に連続した補
助レールを架設して欠損したレール頭部を補い、補助レ
ールの下面を、突き合わせたレール間に横架させた継目
板で支持させたレールの継目構造である。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】前記したレールの継
目構造にあっては、レール頭部間及び継目板の部位の上
下二段を夫々ボルト止めする必要があり、加工性、組立
性、ボルトの使用本数の点で改良の余地が有る。
【0004】
【本考案の目的】本考案は以上の問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、加工性及
び組立性に優れ、しかもボルトの使用本数を低減でき
る、レールの継目構造を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本考案は、一定の間隔
を隔てて突き合わせた一対のレールの首部の両側に継目
板を横架し、ボルトで連結するレールの継目構造におい
て、各レール頭部の両側端部を一定範囲に亘り内側に食
い込む凹部を形成し、前記各レールの両側間に、補助レ
ールを接面させて横架し、補助レールの頭部で以て
レール頭部の欠損凹部を補うと共に、補助レールの頭
部から下方に延設した首部の下端をレールの裾部に載置
して、補助レールに付加する荷重をレールに支持させ
補助レールの首部を嵌合可能な開口部を設けた継目板を
各レールの首部の両側に跨いで配置すると共に、前記継
目板と一対の補助レールの首部とレールの首部の重合し
た箇所をボルトで固定して補助レールを継目板で以って
挟持したことを特徴とする、レールの継目構造である。
【0006】
【実施例1】以下図面を参照しながら本考案の実施例に
ついて説明する。
【0007】 <イ>レールの端部の形状 図1にレール10,20の継目部分の斜視図を示す。本
実施例は所定の間隙を介して突き合わせたレール10,
20間を継目板30を横架し、ボルトで連結する点は従
来と同様であるが、各レール10,20端部に改良を加
えると共に、後述する補助レール40を使用して連結す
る点に特徴を有する。各レール10,20は端部から一
定の長さに亘り頭部11,21の両側が内側に食い込む
ように切り落とされていて、左右対称の凹部12,22
が形成されている。凹部12,22を形成したレール1
0,20の頭部11,21は、その端部から一定の距離
に亘って均等厚に形成され、そして肉厚が徐々に増して
円弧状の曲面13,23を形成している。
【0008】 <ロ>補助レール レール10,20の凹部12,22をそのままに放置す
ると、列車の走行に支障をきたす。そこで、、補助レー
ル40を使用して凹部12,22の欠落部分を補う。補
助レール40は突き合わせた各レール10,20の継目
間の間隙を跨ぎ、凹部12,22を連続して横架できる
長さを有し、各レール10,20の頭部11,12の欠
損箇所を補充する形状の頭部41と,この頭部31から
下方に延設した首部42とにより構成され、首部42に
は複数の長穴43が開設されている。また補助レール4
0はレールの伸長に伴う外側へはらみ出しに対処するた
めに、首部42の両端部が各レール10,20方向に削
り取られて曲面を形成している。 頭部41の両端部に
前記曲面13,23より若干小さな曲率の曲面を形成す
る点や、端面を面取りする点は、出願人が先に出願した
特開平4−117001号と同様である。レール10,
20の両側に補助レール10,20を接面させて横架
し、
【0009】 <ハ>継目板 継目板30は公知の剛性部材で、その頭部31の内側面
に、補助レール40の首部42を嵌合できる開口部32
が凹設されていると共に、その側面の複数箇所に長穴3
3が開設されている。レール10,20の両側に横架し
た補助レール10,20の外側から継目板30を外装
し、継目板30、補助レール40、レール10,20に
ボルト50を貫挿してナットで締め付けて、補助レール
40及びレール10,20を側方から挟持する。
【0010】
【作用】つぎに列車の車輪がレール10からレール20
へ向けて通過する際の路面について検討する。
【0011】列車の車輪がレール10からレール20へ
向けて通過する際の路面について検討する。車輪がレー
ル10,20の継ぎ目箇所に接近すると、車輪はレール
10の頭部11の上面と補助レール40の頭部41の上
面に跨がって走行する。このとき補助レール40に付加
する荷重は、図2に示すように継目板30を介してレー
ル10,20の裾部で支持され、ボルト50に荷重が集
中しない。車輪がレール10,20の間隙箇所に達する
と、補助レール40の頭部41の上面のみを走行路とし
て通過し、再びレール20の頭部21の上面と補助レー
ル40の頭部41の上面に跨がって走行した後、レール
20の頭部21へ乗り移る。 このように補助レール4
0が車輪を支持するため、レールの間隙箇所を列車の車
輪が通過する際に異音や衝撃が生じない。またレール1
0,20の温度変形時においては、各レール10,20
の曲面13,23と補助レール10,20の頭部の曲面
が摺動して、これらの温度変形を吸収する。
【0012】
【考案の効果】本考案は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。
【0013】<イ> レールの継目間の両側を挟持させ
た補助レールが列車の車輪の走行路を形成するため、継
目箇所を列車が通過する際に、異音や衝撃の発生を回避
できる。
【0014】<ロ> 補助レールの加工の簡略化が図れ
る。
【0015】<ハ> 補助レールはその首部を連結板で
挟持した箇所をボルト止めするので、補助レールをレー
ルに固定するための専用ボルトの使用本数を低減できる
うえに組立や解体が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 レールの継目箇所の斜視図
【図2】 レールの継目箇所の縦断面図
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−117001(JP,U) 実開 昭57−160301(JP,U) 実開 平5−64203(JP,U) 実公 昭25−3927(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01B 11/20 - 11/34

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の間隔を隔てて突き合わせた一対の
    レールの首部の両側に継目板を横架し、ボルトで連結す
    るレールの継目構造において、 各レール頭部の両側端部を一定範囲に亘り内側に食い込
    む凹部を形成し、 前記各レールの両側間に、補助レールを接面させて横架
    し、 補助レールの頭部で以てレール頭部の欠損凹部を補
    うと共に、 補助レールの頭部から下方に延設した首部の下端をレ
    ールの裾部に載置して、補助レールに付加する荷重をレ
    ールに支持させ、 補助レールの首部を嵌合可能な開口部を設けた継目板を
    各レールの首部の両側に跨いで配置すると共に、前記継
    目板と一対の補助レールの首部とレールの首部の重合し
    た箇所をボルトで固定して補助レールを継目板で以って
    挟持したことを特徴とする、 レールの継目構造。
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CN106809018B (zh) * 2016-12-30 2018-01-23 比亚迪股份有限公司 接触轨组件、轨道和轨道交通系统
KR102317892B1 (ko) * 2019-12-17 2021-10-26 김우택 보조 레일 장치
KR102610272B1 (ko) * 2023-05-24 2023-12-06 (주)금호전력 지그타입 레일본드

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