JP2601739Y2 - 表示ノブ用透光性部材の取付構造 - Google Patents

表示ノブ用透光性部材の取付構造

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JP2601739Y2
JP2601739Y2 JP1993068521U JP6852193U JP2601739Y2 JP 2601739 Y2 JP2601739 Y2 JP 2601739Y2 JP 1993068521 U JP1993068521 U JP 1993068521U JP 6852193 U JP6852193 U JP 6852193U JP 2601739 Y2 JP2601739 Y2 JP 2601739Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用空調装置等に設
けた表示ノブを照明するための透光性部材の取付構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の車内前方部に設けた表示ノブは
光源からの光で照明されている。そして、この光は表示
ノブと光源との間では透光性部材を透過するようになっ
ている。また、透過途中に光が漏れ出でないように、透
光性部材の外周部は前記ケースに取り付けた不透光性部
材で被覆されている。
【0003】従来、透光性部材の取付構造は、前記不透
光性部材の側壁に係合孔を穿設する一方、透光性部材の
外周部に係合爪を突設させ、係合爪を係合孔に係合する
構造としていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記透
光性部材の取付構造では、前述のように、不透光性部材
に係合孔を穿設する必要があるが、この不透光性部材を
射出成形により形成しているため、金型構造をスライド
コアを用いた複雑な形状のものとする必要があった。
【0005】すなわち、前記係合孔が開口する方向は、
前記不透光性部材の軸方向(可動側金型の抜き方向)に
対して直交しているため、金型には可動側金型の動きに
応じて前記抜き方向に直交する方向に移動させる構造が
必要であった。このため、金型の製作費用が高くなり、
コストアップを招来するという問題が生じていた。そこ
で、本考案は前記問題点に鑑み、安価に製作することの
できる表示ノブの透光性部材の取付構造を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は前記目的を達成
するため、表示ノブが取り付けられるケースに設けた筒
状の不透光性部材の内面に係合部を形成する一方、該不
透光性部材に装着される透光性部材の外面に、装着中に
前記係合部が移動するガイド溝と、装着後に前記係合部
が係合する係合凹部とを形成したものである。
【0007】
【実施例】次に、本考案の実施例について添付図面に従
って説明する。本考案に係る表示ノブ用透光性部材の取
付構造は、例えば、図1及び図2に示すスイッチ切替装
置に適用される。このスイッチ切替装置では、図1に示
すように、ケース1に一対の表示ノブ2が支軸3を中心
として揺動自在にそれぞれ取り付けられている。各表示
ノブ2には、図3に示すように、表示部2aが形成さ
れ、各表示ノブ2の各表示部2aの背後には透光性部材
4がそれぞれ配設されている。
【0008】各透光性部材4は、図4に示すように、略
四角柱形状で、後端面が傾斜し、そこには後述するスイ
ッチ15を押圧するための押圧片5が設けられている。
また、透光性部材4の両側面には、その前端面からガイ
ド溝6が形成され、このガイド溝6の端は傾斜面7を有
する乗越え部8で仕切られることにより係合凹部9とな
っている。さらに、透光性部材4の後端側面には断面直
角二等辺三角形の受光部10が突設されることにより一
対の受光面10aが形成されている。受光面10aの一
方が、下記する光源14bからの光に対して直交するよ
うに配設されており、いずれの透光性部材4でも受光で
きるようになっている。前記透光性部材4は全て同一形
状で、製造コストは安価である。
【0009】前記透光性部材4の後端側には、図2に示
すように、支持板11及び基板12が配設されている。
支持板11にはアクションスプリング12が設けられ、
前記透光性部材4をケース1から突出するように付勢し
ている。前記アクションスプリング13はゴム等の弾性
材料からなり、椀状に膨出した形状となっている。そし
て、所定寸法押し込むまでは徐々に弾性力が大きくな
り、所定寸法押し込んだ後は、前記突出方向への付勢力
が急速に失われるようになっている。したがって、表示
ノブ2を一方に回動させれば、アクションスプリング1
3の一方は付勢状態を維持すると共に、他方は押し込ま
れて付勢力を弱めることになるので、表示ノブ2の揺動
操作にクリック感が得られることになる。
【0010】また、前記基板12にはLED等の光源1
4a,14bが設けられている。光源14aは直接表示
ノブ2側に進み、一方の表示ノブ2の表示部2bを照明
し、光源14bは前記透光性部材4を介して表示部2a
を照明する。
【0011】さらに、前記基板12には、図1に示すよ
うに、スイッチ15が設けられ、前記表示ノブ2を回動
させることにより、透光性部材4に形成した押圧片5に
押し込まれてオン・オフし、図示しない空調装置を駆動
制御するようになっている。
【0012】前記透光性部材4の外側面は不透光性部材
16で外装され、光源14bからの光が透過中に漏れ出
ないようになっている。この不透光性部材16は、図5
ないし図7に示すように、断面四角形の筒状で、前方側
は前記ケース1の取付穴1aに摺動自在に位置してお
り、その縁部には前記表示ノブ2に当接する突起17が
対向して設けられている。また、不透光性部材16の側
面中央部には略コ字形の突出部18,19が形成され、
その端部がケース1の内縁1bに当接するようになって
いる。さらに、不透光性部材16の後端側には対向して
弾性係合片20が突設され、その先端には対向方向に突
出する係合爪21が形成されている。
【0013】前記不透光性部材16を形成するための金
型は、その軸方向に移動する可動側金型と、固定側金型
とによって構成することができる。したがって、前記軸
方向と直交する方向に移動するスライドコアは必要でな
く安価に製作することができる。
【0014】次に、前記スイッチ切替装置の組立作業に
ついて説明する。まず、ケース1に、支軸3を中心とし
て表示ノブ2を揺動自在に取り付ける。また、図5に示
すように、透光性部材4に不透光性部材16を一体化す
る。この場合、不透光性部材の弾性係合片20に形成し
た係合爪21が透光性部材4に形成したガイド溝6を移
動した後、前記係合爪21が乗越え部8の傾斜面7を移
動して係合凹部9に係合するので、抵抗が少なく取付が
容易に行える。
【0015】続いて、前述のようにして、不透光性部材
16を一体化した透光性部材4を、ケース1の内方から
その取付穴1a内に摺動自在に配設する。その後、スイ
ッチ15、光源14a,14b等を実装した基板をケー
ス1に取り付け、組立作業を終了する。
【0016】このようにして組み立てられたスイッチ切
替装置では、表示ノブ2の一端を押圧すれば、アクショ
ンスプリング13の付勢力に抗して透光性部材4が押し
込まれ、基板12に実装したスイッチ15がそれぞれオ
ン・オフするようになっている。また、前記基板12に
実装したLED等の光源14bからの光が前記透光性部
材4を介して表示ノブ2の表示部を、光源14aからの
光が表示ノブ2全体をそれぞれ照明する。
【0017】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
に係る表示ノブ用透光性部材の取付構造によれば、不透
光性部材の内面に係合部を突設し、透光性部材の外面に
ガイド溝及び係合凹部を形成するようにしたので、これ
らを製作するための金型にスライドコアを使用する必要
がなくなり、金型を安価に製作することができる結果、
コストを低減することが可能となる。さらに、透光性部
材はガイド溝が形成されており、全体の表面積は大きく
なる一方、体積は小さくなっているため、成形時の冷却
時間が短くなり、成形サイクルが速くなるので、それだ
け安価に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係るスイッチ切替装置の正面断面
図である。
【図2】 本実施例に係るスイッチ切替装置の平面断面
図である。
【図3】 図1の表示ノブの正面図である。
【図4】 図1の透光性部材の斜視図である。
【図5】 図1の透光性部材及び不透光性部材の分解断
面図である。
【図6】 図1の不透光性部材の平面図である。
【図7】 図6の側面図である。
【符号の説明】
1…ケース、2…表示ノブ、4…透光性部材、6…ガイ
ド溝、9…係合凹部、16…不透光性部材、20…弾性
係合片、21…係合爪。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示ノブが取り付けられるケースに設け
    た筒状の不透光性部材の内面に係合部を形成する一方、
    該不透光性部材に装着される透光性部材の外面に、装着
    中に前記係合部が移動するガイド溝と、装着後に前記係
    合部が係合する係合凹部とを形成したことを特徴とする
    表示ノブ用透光性部材の取付構造。
JP1993068521U 1993-12-22 1993-12-22 表示ノブ用透光性部材の取付構造 Expired - Fee Related JP2601739Y2 (ja)

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