JP2601601Y2 - 顕微鏡用ステージ - Google Patents

顕微鏡用ステージ

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JP2601601Y2 JP1992031484U JP3148492U JP2601601Y2 JP 2601601 Y2 JP2601601 Y2 JP 2601601Y2 JP 1992031484 U JP1992031484 U JP 1992031484U JP 3148492 U JP3148492 U JP 3148492U JP 2601601 Y2 JP2601601 Y2 JP 2601601Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ステージ上に載置され
る標本を保持するためのクレンメルを備えた顕微鏡用ス
テージに係り、特にクレンメルに設けられている回転爪
の操作性の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】顕微鏡用ステージにクレンメルを備え、
そのクレンメルの複数の当接面で1枚又は複数枚の標本
を位置決めし、クレンメルに回動自在に取付けた回転爪
をバネで付勢して当接面との間に標本を挟み込んで固定
するものがある。この様なクレンメルを備えた顕微鏡用
ステージの従来例を図8に示す。
【0003】ステージ1の上面に形成されたガイド溝2
に、可動ガイド3が摺動自在に挿入されている。その可
動ガイド3にクレンメル4がねじ5a,5bにて固定さ
れている。クレンメル4には、スライド方向の一端部
に、回転爪6がその基端部を軸7で軸支されて取付けら
れており、その回転爪6の内辺と対向する各面に標本S
を位置決めするための当接面8a,8bが形成されてい
る。
【0004】上記回転爪6は、バネにより軸7を中心に
図中右回りの回転力が加えられている。一方、回転爪6
の基端部にはその長手方向と直交する方向に突出した突
起9が設けられている。
【0005】以上のような顕微鏡用ステージでは、クレ
ンメル4の当接面8a,8bに標本Sを当接させて位置
決めされた標本Sの一つの角が、図中右回りの回転力で
付勢されている回転爪6により押圧される。この結果、
標本Sは当接面8a,8bへ所定の力で押し付けられ位
置ずれすることなく固定される。また標本Sを交換する
場合には、検鏡者が上記突起9を直接手で操作して上記
バネによる図中右回転力に抗する左回転力を加える。そ
れにより回転爪6が左回りに回動して標本Sの保持が解
除される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、図8に示す
顕微鏡ステージにおいて標本Sを交換する場合は、ステ
ージ上部に位置している対物レンズとクレンメルとの間
の空間に手を入れて、検鏡者の指で直接突起9を回動操
作し、回転爪6による標本Sの保持を解除すると共に、
その状態を維持したまま標本Sを差し替えている。
【0007】この様に対物レンズとクレンメルとの間の
狭い作業空間で片手あるいは両手で突起9の回動操作と
標本Sの交換を同時に行わなければならなかったので、
標本交換作業の能率が低かった。
【0008】またステージ1をXY方向へ移動させるス
テージハンドルのトルクによっては、突起9の回動操作
時に受ける応力によって、ステージ1が移動してしまう
場合があった。この様なことがあると、クレンメルを動
かさずに標本Sだけを交換したいときには不都合であ
る。
【0009】本考案は以上のような実情に鑑みてなされ
たもので、標本の交換作業を容易にかつ回転爪を回動さ
せる際のステージの移動を防止できる顕微鏡用ステージ
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案の顕微鏡用ステージは、標本を載置するステー
ジと、標本をXYに移動させる前記ステージの下面に設
けたステージハンドルと、ステージ上面に設けられ、
標本を位置決めする当接面と回動自在に設けられた回動
部材とを有し、当接面に対して前記標本を回動部材で
み込む閉力を回動部材に働かせて標本を固定するクレン
メルとを備えた顕微鏡用ステージにおいて、クレンメル
に取付けられ、回動部材に閉力に抗する開力を加えて標
の固定を解除するクレンメル開閉機構と、ステージの
下面のステージハンドル近傍に配置され、クレンメル
開閉機構を操作するクレンメル開閉操作部とを具備した
ことを特徴とする。また、クレンメル開閉操作部は、ス
テージハンドルに隣接するようにステージの下面に設け
られた固定部材に取付けられることを特徴とする。
【0011】
【作用】本考案の顕微鏡用ステージでは、クレンメル開
閉操作部を対物レンズ等の邪魔にならないステージ
面のステージハンドルの近傍に配置し、その操作部でク
レンメル開閉機構の開閉操作を行えるようにしたので、
標本の交換時に対物レンズが邪魔になることがない。ま
た、回動部材を開閉させるクレンメル開閉機構がクレン
メルに取付けられているので、回動部材の開閉時にステ
ージが移動してしまうのを防止することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しながら本考案の実施例を
説明する。図1には、本考案の第1実施例に係る顕微鏡
用ステージを側面から見た状態が示されている。
【0013】顕微鏡の鏡体10の側面に、不図示の焦準
機構に連結されたステージ保持部材11が設けられてお
り、そのステージ保持部材11にステージ12が取付け
られている。
【0014】上記ステージ12の下面には、ステージハ
ンドル13が取付けられ、さらにステージハンドル13
に隣接して後述する操作部14が取付けられている。ま
たステージ12の上面には、クレンメル15が設けられ
ており、そのクレンメル15上に後述するクレンメル開
閉装置16が取付けられている。なお、顕微鏡のアーム
17に取付けられたレボルバ18により対物レンズ19
がステージ12の上方に配置されている。図2には本実
施例のステージ上面における具体的な構成が示されてい
る。
【0015】ステージ12の上面にガイド溝21が形成
されており、そのガイド溝21に可動ガイド22が摺動
自在に挿入されている。そして可動ガイド22にクレン
メル15の一部がねじ止めされている。クレンメル15
には、例えば長方形をなす標本Sに対応して第1,第2
の当接面23a,23bが形成されている。また第1,
第2の当接面23a,23bで位置規制された標本Sが
回動部材としての回転爪24で固定されるようになって
いる。この回転爪24は、その基端部をクレンメル15
の一端部に回動自在に軸支され、かつ回転軸に取付けら
れた不図示の弦巻きバネによって所定のバネ力で標本S
側に付勢されている。
【0016】そしてステージ12及び可動ガイド22
は、ステージハンドル13の回転軸に対し例えばラック
・ピニオン機構を介してそれぞれ結合されており、ステ
ージハンドル13の回転により所定方向へ移動するよう
になっている。
【0017】上記クレンメル開閉装置16は、クレンメ
ル15にねじ25a,25bで固定されており、中にワ
イヤ26を通したフレキシブルチューブ27で前記操作
部14に機械的に遠隔操作可能に接続されている。この
クレンメル開閉装置16では、操作部14でワイヤ26
を引っ張ることによりクレンメル開閉装置16の端部か
らロッド28を突出させるようになっている。また、ク
レンメル開閉装置16のロッド突出端は、回転爪24に
ねじ止めした突起部29に向けられている。その突起部
29は、軸支された回転爪24の基端部から所定距離だ
け先端部よりの位置に設けられており、ロッド28が突
き当てられると回転爪24に開く方向の力が作用するよ
うになっている。上記クレンメル開閉装置16の具体的
な構成を図3に示す。
【0018】装置本体となるロッド収納筒31は、ロッ
ド28の直径よりも大きい内径を有しており、その一端
部は開口し他端部はロッド突出孔32が形成されてい
る。このロッド収納筒31の開口端よりロッド28を挿
入し、ロッド先端をロッド突出孔32から外に突出させ
ると共に、上記開口端にねじ33を螺入している。
【0019】ロッド28は、その基端部34の径が太く
なっており、ロッド収納筒31の内径よりも若干小さい
外径となっている。そしてロッド28の径の細い部分に
コイルバネ35を付帯している。したがって、ロッド2
8には、コイルバネ35によりロッド28の基端部34
をネジ33に押し当てる向きに力が働いている。
【0020】また基端部34に対向するロッド収納筒3
1の側面には、その長手方向に沿って切欠き36が設け
られている。そして切欠き36から露出するロッド28
の基端部34にワイヤ取付けピン37が固設されてい
る。
【0021】ロッド収納筒31の切欠き36と同じ外周
面には、ロッド突出側の端部にアダプタ取付け部38が
設けられている。このアダプタ取付け部38は、チュー
ブ固定アダプタ39が埋設されており、そのチューブ固
定アダプタ39の中心位置と同じ位置に貫通孔40が形
成されている。チューブ固定アダプタ39は、フレキシ
ブルチューブ27の端部が固定されると共に、その中心
部に形成された貫通孔にワイヤ26が通されている。そ
のワイヤ26が貫通孔40を通ってワイヤ取付けピン3
7に連結されている。また上記操作部14の具体的な構
成を図4(a)(b)に示す。
【0022】外周にねじ部が形成されたシャフト41は
上端部をステージ12の上部へ突出させ、その突出した
部分とステージ12の下側からナット42を螺合してス
テージに固定している。シャフト41の下端部は基体4
3の上面に形成したねじ穴に螺合させることにより、操
作部14をステージ12から懸架している。
【0023】上記基体43の一側面には、所定の厚さの
切込み44によりトリガレバー45の回動空間が形成さ
れている。この基体43の一側面には、トリガ固定板4
6がねじ47で固定されている。そしてトリガ固定板4
6と切込み44との間に配置させたトリガレバー45
を、基体43の他側面から対向するトリガ固定板46に
かけて貫通させた回転軸48で回動自在に保持してい
る。またトリガレバー45の両側には回転軸に取付けた
一対のワッシャ49a,49bが介在されており、トリ
ガ固定板46及び基体43の一側面の間に空間を形成し
てトリガレバー45がスムーズに回動するようにしてい
る。なおワッシャ49a,49bは、トリガレバー45
の回動をスムーズにするように、材質及び厚みが選定さ
れている。
【0024】またトリガレバー45の回転軸近傍の側面
にはワイヤ固定用アダプタ50が埋設されている。この
ワイヤ固定用アダプタ50には上記ワイヤ26の一端が
固定されている。そのワイヤ26はワイヤ固定用アダプ
タ50から基体43の小穴51を通して、その小穴51
に連結されているフレキシブルチューブ27内に挿入さ
れている。
【0025】上記したように、ワイヤ26はクレンメル
開閉装置16のコイルバネ35によって常にクレンメル
開閉装置16側に引っ張られており、ワイヤ26の弛み
が生じることはない。そしてトリガレバー45を回動さ
せない状態では、ロッド28が突起部29に当接せず、
トリガレバー45を所定角度だけ回動させたときにロッ
ド28が突起部29に当接するように、クレンメル開閉
装置16のロッド28のストロークが調節されている。
【0026】以上のように構成された本実施例では、標
本Sがクレンメル15の第1,第2の当接面23a,2
3bによって位置決めされ、さらに所定の力で付勢され
た回転爪24が標本Sに押し付けられて標本Sが固定さ
れる。
【0027】次に標本Sを交換するために回転爪24に
よる標本Sの保持を解除するときは、ステージ12の下
部に配置された操作部14のトリガレバー45を左回り
に回転させる。
【0028】トリガレバー45の回動によってワイヤ2
6が巻き取られる。ワイヤ26の他端はロッド28の基
端部34に固定された取付けピン37に連結されている
ため、ワイヤ26がトリガレバー45に巻き取られる
と、ワイヤ26から取付けピン37を介してロッド28
にコイルバネ35のバネ力に抗する力が働き、ロッド2
8がロッド先端を突出させる方向にロッド収納筒31内
を移動する。
【0029】その移動量だけロッド収納筒31から突出
したロッド28は、その先端が回転爪24の突起部29
に当接し、突起部29に回転爪24を開く方向の力が加
えられる。その結果、回転爪24が軸を中心に右回りに
回動し、標本Sの固定が解除される。
【0030】なおこの時、クレンメル15上に固定され
たクレンメル開閉装置16から回転爪24に力が加えら
れるため、その力がステージ12に作用してステージ1
2が移動してしまうようなことはない。
【0031】またトリガレバー45を離すと、コイルバ
ネ35の反発力によってロッド28が元の位置に引き込
まれ、ワイヤ26及びトリガレバー45が元の位置に戻
る。その結果、回転爪24もバネの反力により左回りに
回動して、再び標本Sを固定する。
【0032】この様に本実施例によれば、クレンメル1
5上にクレンメル開閉装置16を固定すると共に、操作
部14をステージハンドル13の近傍に配置し、操作部
14のトリガレバー45とクレンメル開閉装置16のロ
ッド基端部34とをワイヤ26で連結して、回転爪24
の突起部29に当接するロッド28の挿抜を操作部14
から遠隔操作できるようにしたので、両手を対物レンズ
19とクレンメル15との間に差し入れて作業する必要
がなくなり、標本の交換作業を簡単に行うことができ
る。
【0033】またクレンメル15上にクレンメル開閉装
置16を固定して操作部14から遠隔操作を行うので、
回転爪24を開く際にステージ自体が移動してしまうと
いった不都合を防止することができる。
【0034】さらに操作部14及びクレンメル開閉装置
16は、ステージ12あるいはクレンメル15から着脱
自在になっているので、ユーザーの要求に応じて装備す
ることができる。次に、本考案の第2実施例について図
5を参照して説明する。本実施例は前述した図8のクレ
ンメル4と同じ構成のものに、電動型のクレンメル開閉
装置を固定した例である。
【0035】ステージ12の下面には外周にねじ溝が形
成されたシャフト61を介して操作部としてのスイッチ
62を懸架している。そのスイッチ62はON,OFF
の2状態を有しており、信号線63を介してコントロー
ルボックス64に接続されている。コントロールボック
ス64は、スイッチ62がON状態のときには解除信号
を出力し、OFF状態のときには固定信号を出力するも
のである。
【0036】一方、クレンメル4の上面には、直進型ソ
レノイド65が、固定板66によって固定されている。
この直進型ソレノイド65はコントロールボックス64
に接続されていて、コントロールボックス64からの解
除信号または固定信号によりロッド67を伸縮させる機
能を有している。また回転爪6には突起部68がねじ止
めされていて、その突起部68に直進型ソレノイド65
のロッド67が伸びたときに当接するようになってい
る。
【0037】なお、図1に破線で示すように、コントロ
ールボックス64は外部電源に接続されており、スイッ
チ62,直進型ソレノイド65はコントロールボックス
64から電源の供給を受ける。
【0038】以上のように構成された本実施例では、ス
イッチ62がOFF状態のときには図5に示すようにロ
ッド67が突起部68に当接しない位置まで退避してお
り、回転爪6により標本Sが固定される。
【0039】そしてスイッチ62がON状態にされる
と、コントロールボックス64から直進型ソレノイド6
5へ解除信号が送出される。直進型ソレノイド65は解
除信号を受けると、ロッド67を突出させる。これによ
りロッド67の先端部が回転爪6の突起部68に当接
し、ロッド67で突起部68を押圧された回転爪6が左
回りに回動する。その結果、回転爪6による標本Sの固
定が解除され標本Sを交換可能になる。
【0040】また、スイッチ62を再びOFF状態にす
ると、コントロールボックス64から直進型ソレノイド
65へ解除信号が送出され、ロッド67が引き込まれ
る。それにより、回転爪6がつる巻きバネの反力により
右回転して標本Sを固定するものとなる。
【0041】この様に本実施例によれば、ステージ12
の下部に設けられたスイッチ62のON,OFFによっ
て回転爪6の開閉を制御するようにしたので、スイッチ
62から手を離しても回転爪6の位置が保持され、さら
に作業性が改善されるものとなる。
【0042】なお、図5に破線で示すように、スイッチ
62と同様の作用をするフットスイッチ77をコントロ
ールボックス64に接続して、フットスイッチ77から
開閉指示を入力するように構成することもできる。フッ
トスイッチ77を用いることにより、手による操作より
も操作性が向上するものとなる。次に、本考案の第3実
施例について図6及び図7を参照して説明する。本実施
例は、前記第1実施例で説明した操作部14と、図6に
示すクレンメル70に固定されたクレンメル開閉装置7
1とを有している。
【0043】クレンメル70は、前記各実施例と同様に
ステージの可動ガイドに固定されると共に、標本Sを位
置決めするための当接面72a,72bがそれぞれ形成
されている。また、このクレンメル70には、回転爪7
3及びクレンメル開閉装置71が取付けられるL字型を
なす取付け部74が一体形成されている。
【0044】取付け部74は、その先端部にクレンメル
開閉装置71がねじ75a,75bで裏面より固定され
ており、また中間部に不図示のばねで標本側に付勢され
た回転爪73が軸支されている。
【0045】クレンメル開閉装置71は、フレキシブル
チューブ27の一端が接続されている。そのフレキシブ
ルチューブ27内を通したワイヤ26の先端は、回転爪
73の回転軸から所定距離離れた位置に設けた突起部7
5に結線している。その突起部75は、図7に示すよう
に小穴76が形成されており、その小穴76にワイヤ2
6の先端を挿入して固着している。
【0046】以上のように構成された本実施例では、操
作部のトリガレバーに連結されているワイヤ26は、回
転爪73に作用しているバネ力により常に回転爪73側
に引っ張られている。従って、操作部のトリガレバーか
ら手を離した状態では標本Sを固定する状態となる。
【0047】そしてトリガレバーを回動させると、ワイ
ヤ26がトリガレバーに巻き取られ、そのワイヤ26に
連結されている回転爪73の突起部75に図中右方向の
力が作用する。回転爪73はその基端部を軸支されてい
るので、突起部75に図中右方向に作用する力は、回転
爪73に左回りの力となって働き、標本Sの固定が解除
される。またトリガレバーを離すと、回転爪73に働い
ているバネ力によって回転爪73およびトリガレバーが
元の位置に戻される。このような本実施例によっても、
前記第1実施例と同様に、標本の交換作業が容易になる
と共に、ステージの移動を防止できる。
【0048】
【考案の効果】以上詳記したように本考案によれば、標
本の交換作業を容易に行うことができ、しかも回転爪を
回動させる際のステージの移動を防止できる顕微鏡用ス
テージを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る顕微鏡用ステージの
全体図。
【図2】第1実施例に係る顕微鏡用ステージの上面図。
【図3】第1実施例の顕微鏡用ステージに備えたクレン
メル開閉装置の断面図。
【図4】第1実施例の顕微鏡用ステージに備えた操作部
の断面図。
【図5】本考案の第2実施例に係る顕微鏡用ステージの
構成図。
【図6】本考案の第3実施例に係る顕微鏡用ステージの
上面図。
【図7】第3実施例の顕微鏡用ステージに備えた回転爪
の突起部の断面図。
【図8】従来の顕微鏡用ステージの上面図。
【符号の説明】
6,24,73…回転爪、12…ステージ、13…ステ
ージハンドル、14…操作部、15…クレンメル、1
6,71…クレンメル開閉装置、26…ワイヤ、27…
フレキシブルチューブ、28…ロッド、29…突起部。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】標本を載置するステージと、前記標本をXYに移動させる前記ステージの下面に設け
    ステージハンドルと、 前記ステージ上面に設けられ、前記標本を位置決めす
    る当接面と回動自在に設けられた回動部材とを有し、前
    記当接面に対して前記標本を前記回動部材で挟み込む閉
    力を前記回動部材に働かせて前記標本を固定するクレン
    メルとを備えた顕微鏡用ステージにおいて、 前記クレンメルに取付けられ、前記回動部材に前記閉力
    に抗する開力を加えて前記標本の固定を解除するクレン
    メル開閉機構と、前記ステージの下面の 前記ステージハンドル近傍に配
    置され、前記クレンメル開閉機構を操作するクレンメル
    開閉操作部とを具備したことを特徴とする顕微鏡用ステ
    ージ。
  2. 【請求項2】前記クレンメル開閉操作部は、前記ステー
    ジハンドルに隣接するように前記ステージの下面に設け
    られた固定部材に取付けられることを特徴とする請求項
    1記載の顕微鏡用ステージ。
JP1992031484U 1992-05-13 1992-05-13 顕微鏡用ステージ Expired - Lifetime JP2601601Y2 (ja)

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JP5525676B2 (ja) * 2006-04-06 2014-06-18 オリンパス株式会社 生体観察用スタビライザ
JP5242351B2 (ja) * 2008-11-14 2013-07-24 オリンパス株式会社 顕微鏡

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