JP2601595Y2 - 取手付きボトル - Google Patents

取手付きボトル

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JP2601595Y2
JP2601595Y2 JP1993052252U JP5225293U JP2601595Y2 JP 2601595 Y2 JP2601595 Y2 JP 2601595Y2 JP 1993052252 U JP1993052252 U JP 1993052252U JP 5225293 U JP5225293 U JP 5225293U JP 2601595 Y2 JP2601595 Y2 JP 2601595Y2
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JP
Japan
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recess
handle
annular band
mounting portion
edge
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Expired - Lifetime
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JP1993052252U
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English (en)
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JPH0717533U (ja
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竹内節行
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Aoki Technical Laboratory Inc
Original Assignee
Aoki Technical Laboratory Inc
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、射出延伸吹込成形に
よる薄肉の合成樹脂製のボトルに取手を後付けした取手
付きボトルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリフォームを射出成形し、そのプリフ
ォームの口部を保持して口部以外を薄肉に延伸吹込成形
したボトルに、取手を後付する技術として、ボトル口部
と胴部の間を口部よりも大径に形成し、そこに取手と一
体の環状帯を嵌装して、取手を胴側部に設けた考案が実
開昭62−127927号公報や実願平4−94620
号公報等に記載されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】実開昭62−1279
27号公報に記載の装着手段は、大径の取付部の外側に
係合用の突起を形成し、この突起の上下に取手と一体の
帯状帯の内側上下に形成した係止縁を嵌合している。こ
の大径の取付部に関しては胴部と共に薄肉に延伸吹込成
形され得るのであるが、外側の突起まで設計寸法通りに
延伸吹込成形時に形成することは精度上困難で、その実
施に当たってはプリフォームの当該部分を予め突起と共
に大径に射出成形し、その下側から胴部の延伸吹込成形
を行う必要がある。このためプリフォームの構造が複雑
となり、また口部より大径に形成した分だけ厚肉になる
ので余分に樹脂が必要となり、コスト高となる。
【0004】そこで実願平4−94620号公報記載の
考案では、取付部の上部に当たる部分に傘状のフランジ
を射出成形し、その内側から薄肉に延伸吹込成形してフ
ランジ下縁を係合縁に形成し、その下側に環状帯を嵌装
するようにして、射出成形による取付部分の樹脂量の増
大を防止している。
【0005】しかしながら、その場合であってもフラン
ジ分だけ余計な樹脂が必要となり、またプリフォームの
構造が通常のボトルに比べて複雑となることは否めな
い。また上記従来技術のいずれにおいても、取手の嵌装
は環状帯を上方から嵌めたのち側方に回動してストッパ
ーに止着するというものであるから、取手の嵌込み位置
を間違え易く、場合によっては不良品の発生原因ともな
る。
【0006】この考案は上記従来の課題を解決するため
に考えられたものであつて、その目的は、大径の取付部
を胴部と共に薄肉に延伸吹込成形することができ、また
環状帯を上方から押入するだけで装着を簡単に行い得る
新たな構成の取手付きボトルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的によるこの考案
は、口部と胴部との間を該口部よりも薄肉で大径の取付
部に成形するとともに、取付部の側壁に表面形状が四辺
形の凹所を部分的に設けた射出延伸吹込成形によるボト
ル本体と、上記取付部の外周囲に上方から強く押し込む
ことにより嵌装可能な内径の環状帯を基端部に一体形成
し、その環状帯の内側下部に上記凹所と対応する形状の
係合子を突設した取手とからなり、上記凹所の壁面を上
向きのテーパー面となして上縁を係止縁に形成するとと
もに、上記係合子の内面を凹所壁面と同一角度の下向き
のテーパー面に形成して上辺を係合縁となし、その上辺
と凹所上縁との係合及び双方のテーパー面との接触とに
より、上記取付部と環状帯とを緩みなく一体的に結合し
て上記取手を胴部側面に設けてなる、というものであ
る。
【0008】
【作 用】上記構成では、取付部の上に環状帯を載せて
強く押し込むと、環状帯が取付部外周囲に嵌り込むとと
もに、凹所の上に位置した係合子が下向きのテーパー面
により凹所の上縁を押圧しながら下方へと滑るようにな
る。またその際の押圧力及び反力による取付部や環状帯
の撓みで係合子は上部から凹所に収まって、環状帯が取
付部の外周囲に嵌り込む。これにより取付部と環状帯と
が一体的に結合して、取付部に環状帯が緩みなく一体的
に結合されて、取手はボトル本体と一体のものとなる。
【0009】
【実施例】図中1は射出成形したプリフォームを延伸吹
込成形して造られたポリエチレンテレフタレートのボト
ルで、口部2の下側にサポートリング3を有する。この
サポートリング3より下の部分と胴部4(図4参照)の
上部4aとの間は、口部2よりも薄肉でサポートリング
3よりも大径の取付部5に形成してある。
【0010】上記胴部4の上部片側は内側になだらかな
弯曲部6に形成され、その弯曲部6の中央部上に位置す
る取付部5の側壁には、表面形状が四辺形の凹所7が横
長に凹設してある。この凹所7は図では省略したが、吹
込金型により胴部4とともに取付部5を薄肉に延伸吹込
成形した際に、金型壁面に突設した同形の突部により側
壁を部分的に上向き斜めに押込んで凹設され、それによ
り凹所壁面が上向きのテーパー面となって上縁8が係止
縁に形成されている。
【0011】9は射出成形による熱可塑性樹脂の取手
で、上記取付部5の外周囲に上方から強く押し込むこと
により嵌装可能な内径の環状帯10を基端部9aに一体
形成したものからなり、その環状帯10の基端部9aの
内側中央の下部に、上記凹所と対応する形状の係合子1
2が突設してある。この係合子12の内面は凹所壁面と
同角度の下向きのテーパー面に形成されて上辺11を係
合縁となしたものからなる。
【0012】このような取手9は、図3に示すように、
ボトル上方から取付部5の上に環状帯10を載せ、強く
押し込むことにより取付部5の外周囲に装着することが
できる。この装着に当たっては、取手9の位置を目安に
上記凹所7と係合子12の位置合わせを行うことがで
き、押し込みにより凹所7の上に位置した係合子12
は、下向きのテーパー面により上縁8の上側を押圧しな
がら下方へと滑るようになる。またその際の押圧力や反
力により取付部5及び環状帯10が僅かではあるが撓む
ので、それらにより係合子12は上部から凹所7に収ま
り、また環状帯10が取付部5の外周囲に嵌り込む。
【0013】凹所7に収まった係合子12は、双方のテ
ーパー面によって凹所壁面と互いに接触し、また上縁8
の下に上辺11が位置して互いに係合する。それにより
係合子12の上下移動が阻止されるで、取付部5と環状
帯10は一体的に結合し、取手9はそのままの状態で上
記弯曲部6の中央にボトル本体1と一体の取手として位
置する。なお、上記実施例では凹所7及び係合子12を
単数としているが、それらは複数でもよい。
【0014】
【0015】
【考案の効果】上記構成からなるこの考案は下記効果を
奏する。 ・ ボトルの口部と胴部との間に形成した薄肉で大径の
取付部の側壁に、取手基端部の環状帯の内側下部に突設
した係合子が嵌り込む凹所を凹設したので、胴部及び取
付部の延伸吹込成形と同時に凹所の成形ができ、また凹
所の壁面を上向きのテーパー面となして上縁を係止縁に
形成したので、比較的浅い凹所でも係止縁の成形が容易
に行えるようになる。 ・ さらにまた上記凹所の壁面を上向きのテーパー面と
なして上縁を係止縁に形成するとともに、上記係合子の
内面を凹所壁面と同一角度の下向きのテーパー面に形成
したことから、嵌め込みに際して下向きのテーパー面が
上縁を押圧しながら凹所内に嵌り込むようになるので、
嵌合子の嵌め込みに大きな押圧力を要せず、取付部と環
状帯との一体化にも両テーパー面の接触も加わることか
ら、係合と面接触との相乗効果によって結合が一層緊密
となり、使用時においても緩みのない安定した取手を胴
部側面に備えたボトルが得られる。
【0016】・ 延伸吹込成形により凹所を凹設できる
ので、従来のようにプリフォームに係合のための大径部
及び突出部やフランジ等を形成する必要がなく、その分
だけプリフォームの設計が簡単に済むとともに、取付部
に要する樹脂量が減少するのでコスト減となる。
【0017】・ 取手の装着についても、従来のものは
環状帯を上方から嵌めたのち側方に回動してストッパー
に嵌め込んでいるため、取手の嵌込み位置を間違え易
く、その間違えも取手を回動して止着した後に気付くの
で元に戻すことができず、不良品となることが多いが、
上方から押込むだけでよいこの考案では、取手の位置を
間違えることはないので不良品の発生が少なく済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案に係る取手付きボトル上部の半部縦
断側面図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 取手の装着状態を示すボトル上部の半部縦断
側面図である。
【図4】 この考案に係る取手付きボトルの側面図であ
る。
【符号の説明】
1 ボトル本体 2 口部 4 胴部 5 取付部 7 凹所 8 上縁 9 取手 9a 基端部 10 環状帯 11 上辺 12 係合子

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口部と胴部との間を該口部よりも薄肉で
    大径の取付部に成形するとともに、取付部の側壁に表面
    形状が四辺形の凹所を部分的に設けた射出延伸吹込成形
    によるボトル本体と、上記取付部の外周囲に上方から強
    く押し込むことにより嵌装可能な内径の環状帯を基端部
    に一体形成し、その環状帯の内側下部に上記凹所と対応
    する形状の係合子を突設した取手とからなり、 上記凹所の壁面を上向きのテーパー面となして上縁を係
    止縁に形成するとともに、上記係合子の内面を凹所壁面
    と同一角度の下向きのテーパー面に形成して上辺を係合
    縁となし、その上辺と凹所上縁との係合及び双方のテー
    パー面との接触とにより、上記取付部と環状帯とを緩み
    なく一体的に結合して上記取手を胴部側面に設けてなる
    ことを特徴とする取手付きボトル。
JP1993052252U 1993-09-02 1993-09-02 取手付きボトル Expired - Lifetime JP2601595Y2 (ja)

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JPH0717533U JPH0717533U (ja) 1995-03-28
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