JP2601389Y2 - 釘打機のマガジン - Google Patents

釘打機のマガジン

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JP2601389Y2
JP2601389Y2 JP1993039065U JP3906593U JP2601389Y2 JP 2601389 Y2 JP2601389 Y2 JP 2601389Y2 JP 1993039065 U JP1993039065 U JP 1993039065U JP 3906593 U JP3906593 U JP 3906593U JP 2601389 Y2 JP2601389 Y2 JP 2601389Y2
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magazine
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nailing machine
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兼司 向山
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Makita Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、釘打機の本体に供給
される釘が多数本帯状に連結されてなる連結釘を螺旋状
に巻回した状態で収納するためのマガジンに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、釘打機のマガジンは連結釘を
コイル状態で収容するための略円筒状をなす本体部と、
この本体部の収納開口部を開閉するための蓋とを主体と
して構成されている。そして、この種のマガジンにあっ
ては連結釘を装填する際にグリップ部が邪魔にならない
ようにするために、例えば実開平2−39884号公報
に開示されているように蓋の開閉動作に連動してマガジ
ンが釘打機本体の側面側に一定角度傾動するように構成
したものがあった。この構成によれば、マガジン本体部
の収納開口部が釘打機本体のグリップ部の正面からわず
かに側方に振られて、連結釘を装填しようとする作業者
側に向けられるので、グリップ部はそれほど邪魔にはな
らずより楽に連結釘を装填することができた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の傾動式マガジンにあっては、蓋の開閉動作に連動し
てマガジン本体部を傾動させる構成であるので、その支
持構造等が複雑になってコスト高になり、また構造が複
雑な故に耐久性に問題があった。
【0004】さらに、連結釘をマガジン本体部に収納し
た後、蓋を閉じようとするとこれに伴って本体部も戻り
方向に傾動するのであるが、この際に一旦収納した連結
釘が本体部から飛び出し、このため蓋が閉じにくくなる
問題があった。また、釘打機を寝かせた姿勢に置いて蓋
を開閉すると本体部が傾動するので釘打機全体が動いて
落ち着きが悪く、この点において連結釘への装填がしづ
らいという問題もあった。
【0005】本考案は、これら従来の問題に鑑みなされ
たもので、構造を複雑にすることなく一旦装填した連結
釘はマガジン本体部内に確実に保持され、これによって
蓋の開閉動作が確実になされる等、連結釘の装填に際し
て使い勝手のよい釘打機のマガジンを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本考案は、釘
打機の本体に供給される釘を多数本帯状に連結してなる
連結釘を巻回状態で収納しておくために、前記釘打機本
体に付設されたマガジンであって、略円筒状をなす本体
部と、この本体部の収納開口部を開閉するための蓋を主
体とし、前記本体部は、前記蓋を上側に向けて当該釘打
機を寝かせた状態に置いた時に前記本体部が先端上向き
に傾斜した状態で前記釘打機本体に固定したことを特徴
とする。
【0007】
【作用】上記構成によれば、マガジンの本体部は動くこ
となく傾斜した状態に固定されて、いわば傾斜固定式の
マガジンとされているので、従来の傾動式マガジンに比
してその支持構造は簡単になる。蓋を上側に向けて釘打
機を寝かした状態に置いた時、本体部の先端が上向きに
傾斜するため、本体部に連結釘を収納する際にグリップ
はそれほど邪魔にはならず、従って連結釘の装填操作を
楽に行うことができる。
【0008】さらに、従来のように蓋の閉じ操作に伴っ
てマガジン本体部が動くことはないので、連結釘の収納
状態を良好に維持したまま蓋を閉じることができ、ま
た、釘打機を例えば作業台上に寝かせた状態に置いて連
結釘の装填を行う場合にも、釘打機がぐらつくことはな
く、従ってその使い勝手がよくなる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例を図1ないし図5に基
づいて説明する。図1は、本例の傾斜固定式のマガジン
1を備えた釘打機の全体を示している。この釘打機の本
体2は、本考案の実施にあたって特に変更を要するもの
ではないので説明を省略する。
【0010】さて、本例のマガジン1は、本体部3とこ
の本体部3の収納開口部3aを開閉するための蓋4とを
主体として構成されている。図1において、蓋4は本体
部3よりも手前に位置している。本体部3は有底の略円
筒状をなしており、釘打機本体2のドライバガイド2a
とグリップ部2bとの間に掛け渡し状にして取付けられ
ている。すなわち、上記ドライバガイド2aの中途には
図示右方へ張出し状に釘送り通路2cが設けられ、この
釘送り通路2cに本体部3が連設されている。一方、上
記グリップ部2bの図示右端部には支持ブラケット2d
が図示下方に突出し状に設けられ、この支持ブラケット
2dの先端部と、マガジン本体部3の図示右端部に張出
し形成された固定縁3bとが重ね合わせられて固定され
ることで、この本体部3の図示右端部が固定されてい
る。
【0011】そして、図2によく示されているように本
体部3は、釘打機本体2のグリップ部2bの正面を向い
た姿勢ではなく、蓋4側すなわち図示左方にわずかに振
られた状態に固定されている(このため、図1ではこの
マガジン本体部3の周側面、底部3cおよびこの底部3
cの中央に直角に立設されたセンタポスト3dが斜視状
に示されている)。
【0012】換言すれば、図2に示すように本体部3の
軸線C3 は、釘打機本体2の軸線C2 に対して約7°の
角度で図示左方に傾斜している。従来、両軸線C2 ,C
3 は一致するか若しくは平行となっていた。なお、上記
軸線C3 の軸線C2 に対する傾斜角度は、図3(b) に示
すように釘打機本体2を、マガジン1の蓋4を上側にし
て例えば作業台Bの上に寝かせた状態に置いた時に、な
お本体部3の収納開口部3aが上側となる先端上傾姿勢
となる角度であればよく、従って、上記傾斜角度は7°
に固定されるものではなく、釘打機本体2およびマガジ
ン1の大きさあるいは両者の位置関係等によって設定さ
れる。
【0013】蓋4は、上記本体部3の収納開口部3aを
閉塞可能な立体形状に形成されており、ドライバガイド
2aの中途にヒンジ部2eを介して前記釘送り通路2c
を開閉可能に設けられたドア2fの先端側に連設されて
いる。従って、この蓋4はドア2fとともに図示手前側
(図2において左右方向)に開閉可能となっている。ヒ
ンジ部2eは、そのヒンジ中心がドライバガイド2aに
沿った状態に設けられており、このためこの蓋4の回動
中心は、釘打機本体2の軸線C2 と平行となっている。
【0014】なお、蓋4の先端には、本体部3との閉止
状態を保持するためのロック機構が設けられているが、
図を簡略化するためこのロック機構の図示は省略した。
但し、このロック機構と対をなすロックプレート5が図
示されている。このロックプレート5は、図2に示すよ
うにボルト5aによって固定縁3bとともにグリップ2
b側の支持ブラケット2dに共締めされている。
【0015】このように構成されたマガジン1の本体部
3内に連結釘Nが収容された状態が図2に示されてい
る。この連結釘Nは、ワイヤあるいは樹脂シートによっ
て多数本の釘nが一定のピッチで並列に連結されてなる
もので、センタポスト3dの周囲に螺旋状に巻かれてい
る。そして、図4に示すようにこの連結釘Nの外周側の
先端部N1 はマガジン1から引き出されて、前記釘送り
通路2cを経てドライバガイド2a内にセットされる。
【0016】以上のように構成されたマガジン1によれ
ば次のような作用をなす。すなわち、このマガジン1の
本体部3は蓋4側に約7°の角度を有して傾斜した姿勢
に固定されている。このため、本体部3の底面3cおよ
びセンタポスト3dは、釘打機本体2のグリップ部2b
の正面から蓋4側に振られた状態となり、従って、マガ
ジン1に連結釘Nを装填すべく、例えば図3(b) に示す
ように蓋4を上側にして釘打機を作業台B上に寝かせた
状態に置くと、本体部3の収納開口部3aは若干上向き
すなわち作業者側に向けられた状態となる。このことか
ら、この収納開口部3aがグリップ部2bの正面に向け
られている場合に比して、連結釘Nを装填するにあたり
グリップ部2bが邪魔になることはほとんどなく、よっ
てより楽に連結釘Nを装填することができる。
【0017】しかも、マガジン本体部3は上記傾斜した
状態に固定されているのであり、前記した従来の傾動式
マガジンのように蓋4の開閉動作に連動して本体部が傾
動する構成ではないので、その支持構造は従来のように
複雑になることはなく、よって何らコストアップになる
ことはなく、またその耐久性を損なうこともない。
【0018】また、上記したように連結釘Nを装填すべ
く、釘打機を上記したように例えば蓋4を上にして寝か
せて置いた場合(図3(b) )に、マガジン本体部3はそ
の収納開口部3aを上に向けた姿勢となってセンタポス
ト3dが先端上傾側に傾斜した状態となり、この状態が
連結釘Nを装填する間保持される。そして、蓋4を開い
て連結釘Nを本体部3内に収納し、然る後連結釘Nの先
端部N1 を引出して釘送り装置等にセットする間、この
連結釘Nはセンタポスト3dによって若干上向きに支え
られた状態に維持される。このことから、従来のように
装填作業中に一旦収納した連結釘Nが本体部3から飛び
出すといった問題はなく、よって連結釘Nの収納後、蓋
4は連結釘Nに干渉することなくスムーズに閉じられ
る。この点、マガジン1′が傾斜されていない釘打機を
同様にして作業台B上に置くと、図3(a) に示すように
センタポスト3d′は下向きになり、収納した連結釘は
外れ方向にずれるおそれがある。
【0019】さらに、マガジン本体部3が釘打機本体2
に対して傾斜しているので、装填された連結釘Nは図4
に示されているように巻回状態にある連結釘Nの最外周
の釘列N1 と釘送り通路2c内に引き出された釘列N2
とは平行ではなく若干捩じれた状態となる。このことか
ら、最外周の釘列N1 のそれぞれの釘nの先端部がその
内側の釘列と離れる方向すなわち外方に作用され、最外
周の釘列N1 のそれぞれの釘nの先端部とその内側の釘
列のそれぞれの釘nの先端部との間が広がる。このた
め、連結釘Nがいわゆるワイヤ釘である場合に、実際の
釘打作業において釘打機本体2から伝わる振動等によっ
ても釘nの先端部がワイヤに絡みにくくなり、スムーズ
な釘送りが実現される。この点、従来の傾動式マガジン
にあっては、釘打作業中はマガジンが傾斜していない状
態に戻されているので、このような作用効果を得ること
はできない。
【0020】また、図5の分図(a) と分図(b) とを比較
すると明らかなように、マガジン本体部3の軸線C3 が
釘打機本体2の軸線C2 に対して傾斜しているので、分
図(a) の傾斜していない場合に比して蓋4の先端部4a
を、開閉時に連結釘Nに干渉しない範囲で内側へ折曲げ
状に形成することができ、ひいてはマガジン1をコンパ
クトに形成することができる。さらに、蓋4を閉じる
際、この蓋4は連結釘Nの釘頭を斜め上方から押さえ付
けつつ閉じられることとなり、この点においても蓋4は
連結釘Nに干渉することなくスムーズに閉じられる。
【0021】
【考案の効果】本考案によれば、連結釘の装填中に一旦
収納した連結釘がマガジンから飛び出すことはなく、よ
って蓋をスムーズに閉じることができ、連結釘の装填に
際して使い勝手がよくなる。しかも、従来の傾動式の場
合のように支持構造等を複雑にすることはなく、よって
コストアップになることはなく、またマガジンの耐久性
を損なうこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るマガジンを備えた釘打機の全体側
面図である。なお、マガジンの蓋は一部破断した状態で
示されている。
【図2】図1のA矢視図であって、釘打機の下面図であ
る。
【図3】マガジンが釘打機本体に対して傾斜していない
従来のものと、傾斜した本願考案に係るものとを寝かせ
て置いた場合に、両者のマガジンの姿勢を比較して示し
た図である。
【図4】連結釘が捩じれた状態で釘送り通路内に引き出
される状態を示した斜視図である。
【図5】マガジンの蓋の開閉状態を、マガジンが傾斜し
ていない従来のものと傾斜した本願考案に係るものとで
比較して示した図である。
【符号の説明】
1…マガジン 2…釘打機本体 2a…ドライバガイド、2b…グリップ部 3…マガジン本体部 3a…収納開口部、3d…センタポスト 4…蓋 N…連結釘 N1 …最外周の釘列、N2 …引き出された釘列 C2 …釘打機本体の軸線、C3 …マガジン本体部の軸線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釘打機の本体に供給される釘を多数本帯
    状に連結してなる連結釘を巻回状態で収納しておくため
    に、前記釘打機本体に付設されたマガジンであって、略
    円筒状をなす本体部と、この本体部の収納開口部を開閉
    するための蓋を主体とし、前記本体部は、前記蓋を上側
    に向けて当該釘打機を寝かせた状態に置いた時に前記本
    体部が先端上向きに傾斜した状態で前記釘打機本体に固
    定したことを特徴とする釘打機のマガジン。
JP1993039065U 1993-07-16 1993-07-16 釘打機のマガジン Expired - Lifetime JP2601389Y2 (ja)

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JP1993039065U JP2601389Y2 (ja) 1993-07-16 1993-07-16 釘打機のマガジン

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Publication Number Publication Date
JPH0711278U JPH0711278U (ja) 1995-02-21
JP2601389Y2 true JP2601389Y2 (ja) 1999-11-15

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