JP2601084Y2 - 自動変速機のマニュアルバルブ操作機構 - Google Patents

自動変速機のマニュアルバルブ操作機構

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JP2601084Y2
JP2601084Y2 JP1993010657U JP1065793U JP2601084Y2 JP 2601084 Y2 JP2601084 Y2 JP 2601084Y2 JP 1993010657 U JP1993010657 U JP 1993010657U JP 1065793 U JP1065793 U JP 1065793U JP 2601084 Y2 JP2601084 Y2 JP 2601084Y2
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manual valve
manual
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automatic transmission
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研一 坂本
祥子 望月
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JATCO Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用の自動変速機に
おけるマニュアルバルブ操作機構に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用の自動変速機においては、ドライ
バが手動操作するセレクトレバーに対応させて油圧回路
を切り替え制御するマニュアルバルブが備えられ、この
マニュアルバルブ操作機構として、例えば実開昭62−
54351号公報に開示されたようなものがある。これ
を図5に示すと、トランスミッションケース40の外側
から差し込まれたシャフト32にマニュアルプレート3
0が固定され、トランスミッションケースに回動可能に
支持される。マニュアルプレート30のアーム外周縁に
はディテントチェック用切り欠き部34が形成されて、
ディテントスプリング42の先端に設けられたローラ4
4と係合するようになっており、ディテントチェック用
切り欠き部34に隣接してマニュアルバルブ駆動ピン3
6が設けられている。そして、マニュアルバルブ駆動ピ
ン36はマニュアルバルブのスプール40と係合してい
る。 なお、図の(b)は(a)における矢視Bを示
す。
【0003】セレクトレバーの操作に応じてシャフト3
2を中心としてマニュアルプレート30が回動し、マニ
ュアルバルブ駆動ピン36がマニュアルバルブのスプー
ル40を直線的に変位させてそのポジションを定める。
その際ディテントチェック用切り欠き部34とローラ4
4との係合により、操作に節度感を与えるとともにマニ
ュアルバルブスプール40の位置保持がなされる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、マニュアル
プレートの上記ディテントチェック用切り欠き部34と
係合するディテントスプリングのローラ44は、確実な
係合を確保するために所定の幅を有しており、その結果
マニュアルプレート30はトランスミッションケース4
0の内壁面から所定量間隙をおいた配置となっている。
そのため、マニュアルプレート30が軸方向にずれる
と、上記のローラとの係合もはずれるに至るが、それよ
りも先ずマニュアルバルブ駆動ピン36がマニュアルバ
ルブのスプール40の摺動軌跡上からはずれてしまい、
係合関係が失われてマニュアルバルブの制御不能に陥る
おそれがある。
【0005】このような軸方向ずれの防止のためには、
一般に図中破線で示されるようにシャフト32外周面に
溝を設け、ピン46を係止させて位置決めを行なうこと
が多い。しかしながら、振動を含め苛酷な環境で運転さ
れる自動変速機においては、上記のような対策では十分
でなく、ピン46が脱落して、その結果マニュアルバル
ブ駆動ピン36とマニュアルバルブのスプール40との
係合が抜けてしまう可能性は解消されない。したがって
本考案は、上記従来の問題点に鑑み、マニュアルバルブ
駆動ピンとマニュアルバルブのスプールとの係合が確実
に保持される自動変速機のマニュアルバルブ操作機構を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本考案は、シ
ャフトまわりに回動可能のマニュアルプレートにマニュ
アルバルブ駆動ピンが突出して設けられ、マニュアルバ
ルブのスプールには開いた受け部が設けられ、マニュア
ルバルブ駆動ピンがスプールの受け部と係合して、セレ
クトレバーの操作に対応してマニュアルプレートが回動
し前記のスプールを変位させるマニュアルバルブ操作機
構であって、マニュアルプレートのマニュアルバルブ駆
動ピンが突出する面との間に前記スプールを挟むストッ
パ部を備えた拘束手段がマニュアルプレートに一体に設
けられているものとした。
【0007】
【作用】マニュアルプレートにスプールを挟むストッパ
部を備える拘束手段が一体的に設けてあるから、マニュ
アルプレートがシャフト軸方向に位置ずれしようとする
ことがあっても、スプールのマニュアルバルブ駆動ピン
との係合からはずれる動きがストッパ部の面で阻止され
る。 したがって、マニュアルバルブ駆動ピンとスプー
ルの係合が保持される。
【0008】
【実施例】図1、図2は本考案の第1の実施例を示す。
トランスミッションケース1に外側からシャフト11
が差し込まれ、ケース内でこのシャフト11にマニュア
ルプレート10の中間部がナット25により固定されて
いる。シャフト11はトランスミッションケース通過部
に形成された軸受け部2にニードルベアリング4により
回動自在に支持されている。そして、さらにシャフト1
1の外周面には溝12が形成され、この溝12に軸受け
部2に形成された孔3から差し込まれたピン5が係止さ
れて軸方向が位置決めされている。
【0009】マニュアルプレート10の一端側外周縁に
はディテントチェック用切り欠き13が形成され、トラ
ンスミッションケース1の図示しない固定部からディテ
ントスプリング27が延びており、その先端に設けられ
たローラ28が上記ディテントチェック用切り欠き13
と係合している。マニュアルプレート10のシャフト1
1に固定された中間部に対して上記ディテントチェック
用切り欠き13と反対側の端部には、トランスミッショ
ンケース1内方に向いた面10Aに突出してマニュアル
バルブ駆動ピン14が設けられている。
【0010】マニュアルプレート10は上記のマニュア
ルバルブ駆動ピン14が突出する面10A上をマニュア
ルバルブのスプール20が横切る関係に配置されてい
る。スプール20にはその端部に図3に示されるように
コ字形に開いたピン受け部21が設けられており、マニ
ュアルバルブ駆動ピン14がピン受け部21に受容され
ている。これにより、シャフト11を中心としてマニュ
アルプレート10が回動するとき、マニュアルバルブ駆
動ピン14がスプール20を付勢してその軸方向に直線
変位させる。マニュアルプレート10の上記面10A上
には、この面との間に所定間隙を含んでスプール20を
挟むストッパ部17を有する拘束手段としての抜け止め
プレート16がその基部18をスポット溶接により取り
付けられている。
【0011】シャフト11にはトランスミッションケー
ス1外側でレバー6が取り付けられており、図示しない
セレクトレバーと連結されている。セレクトレバーの操
作に応じてシャフト11を中心としてマニュアルプレー
ト10が回動し、マニュアルバルブ駆動ピン14がマニ
ュアルバルブのスプール20を直線的に変位させてその
ポジションを定める。
【0012】この実施例は以上のように構成され、マニ
ュアルプレート10にスプール20を挟むストッパ部1
7を有する抜け止めプレート16が設けてあるから、万
一シャフト位置決め用のピン5が脱落するようなことが
あっても、マニュアルバルブ駆動ピン14との位置関係
においてスプール20が所定量以上ずれるとストッパ部
17の面17Aで阻止される。したがって、マニュアル
バルブ駆動ピン14とスプール20の係合が保持され、
常に確実にマニュアルバルブが制御される。
【0013】図4は考案の第2の実施例を示す。前実施
例においては抜け止めプレートがマニュアルプレートに
取り付けられているのに対して、ここでは抜け止めプレ
ート16’がマニュアルバルブ駆動ピン14に直接取り
付けられている。すなわち、マニュアルプレート10に
はマニュアルバルブのスプール20が横切る面10A上
に突出してマニュアルバルブ駆動ピン14が設けられて
いる。そして、抜け止めプレート16’は、マニュアル
バルブ駆動ピン14の根元部を挟んで根元部周面にスポ
ット溶接された基部18’がマニュアルプレートの面1
0Aにそって延びたあと、折り返してマニュアルプレー
ト10の面10Aとの間にスプール20を挟むストッパ
部17’が形成されている。
【0014】これによっても、マニュアルバルブのスプ
ール20にマニュアルバルブ駆動ピン14との係合から
はずれる動きが生じ、スプールが相対的に所定量ずれる
と、ストッパ部の面17A’で阻止され、前実施例と同
様の効果を奏する。
【0015】
【考案の効果】以上のとおり、本考案は、マニュアルプ
レートに設けたマニュアルバルブ駆動ピンでマニュアル
バルブのスプールを変位させるマニュアルバルブ操作機
構において、マニュアルプレートのマニュアルバルブ駆
動ピンが突出する面との間にスプールを挟むストッパ部
を備えた拘束手段をマニュアルプレートに一体に設けた
ものとしたから、マニュアルプレートがシャフト軸方向
に位置ずれしようとすることがあっても、それによるス
プールの相対的なずれがストッパ部の面で阻止される。
したがって、マニュアルバルブ駆動ピンとスプールの係
合が保持され、常に確実にマニュアルバルブが制御され
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す断面図である。
【図2】第1の実施例の側面図である。
【図3】図2におけるA−A矢視図である。
【図4】第2の実施例を示す図である。
【図5】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 トランスミッションケース 2 軸受け部 3 孔 4 ニードルベアリング 5 ピン 6 レバー 10 マニュアルプレート 11 シャフト 12 溝 13 ディテントチェック用切り欠き 14 マニュアルバルブ駆動ピン 16、16’ 抜け止めプレート 17、17’ ストッパ部 18、18’ 基部 20 スプール 21 ピン受け部 25 ナット 27 ディテントスプリング 28 ローラ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトまわりに回動可能のマニュアル
    プレートにマニュアルバルブ駆動ピンが突出して設けら
    れ、マニュアルバルブのスプールには開いた受け部が設
    けられ、マニュアルバルブ駆動ピンがスプールの受け部
    と係合して、セレクトレバーの操作に対応して前記マニ
    ュアルプレートが回動し前記スプールを変位させるマニ
    ュアルバルブ操作機構であって、マニュアルプレートの
    前記マニュアルバルブ駆動ピンが突出する面との間に前
    記スプールを挟むストッパ部を備えた拘束手段が前記マ
    ニュアルプレートに一体に設けられていることを特徴と
    する自動変速機のマニュアルバルブ操作機構。
  2. 【請求項2】 前記拘束手段が前記マニュアルプレート
    に取り付けられているプレートであることを特徴とする
    請求項1記載の自動変速機のマニュアルバルブ操作機
    構。
  3. 【請求項3】 前記拘束手段が前記マニュアルバルブ駆
    動ピンに取り付けられているプレートであることを特徴
    とする請求項1記載の自動変速機のマニュアルバルブ操
    作機構。
JP1993010657U 1993-02-17 1993-02-17 自動変速機のマニュアルバルブ操作機構 Expired - Fee Related JP2601084Y2 (ja)

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