JP2601027Y2 - 口紅等の収納容器 - Google Patents
口紅等の収納容器Info
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- JP2601027Y2 JP2601027Y2 JP1993049923U JP4992393U JP2601027Y2 JP 2601027 Y2 JP2601027 Y2 JP 2601027Y2 JP 1993049923 U JP1993049923 U JP 1993049923U JP 4992393 U JP4992393 U JP 4992393U JP 2601027 Y2 JP2601027 Y2 JP 2601027Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は口紅、リップクリ―ム、
スチックアイシャドウ、スチックファンデ―ション等の
棒状化粧品を収納する口紅等の収納容器に関する。
スチックアイシャドウ、スチックファンデ―ション等の
棒状化粧品を収納する口紅等の収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の口紅収納容器はハカマ部材と、こ
のハカマ部材内に下端部が挿入固定された該ハカマ部材
の上端部より上方に突出する軸心方向の切欠部を有する
合成樹脂材製の内筒部材と、この内筒部材の切欠部の位
置する外周部に回動可能に取付けられた内壁面に螺旋溝
を有する合成樹脂材製の螺旋部材と、この螺旋部材の外
周部を覆う外筒部材と、前記内筒部材内に上下移動可能
に取付けられた口紅を支持する前記内筒部材の切欠部お
よび前記螺旋部材の螺旋溝と係合する係止ピンを有する
皿部材とで構成されている。
のハカマ部材内に下端部が挿入固定された該ハカマ部材
の上端部より上方に突出する軸心方向の切欠部を有する
合成樹脂材製の内筒部材と、この内筒部材の切欠部の位
置する外周部に回動可能に取付けられた内壁面に螺旋溝
を有する合成樹脂材製の螺旋部材と、この螺旋部材の外
周部を覆う外筒部材と、前記内筒部材内に上下移動可能
に取付けられた口紅を支持する前記内筒部材の切欠部お
よび前記螺旋部材の螺旋溝と係合する係止ピンを有する
皿部材とで構成されている。
【0003】
【本考案が解決しようする課題】従来の口紅収納容器
は、ハカマ部材と外筒部材とを持って回動させることに
より、皿部材の係合ピンが係合している内筒部材の軸心
方向の切欠部と螺旋部材の螺旋溝とによって上下移動す
るが、この上下移動時の繰り出し調子が内筒部材の外径
寸法と螺旋部材の内径寸法とによって変化し、均一な繰
り出しの調子を出すことができず、均質な製品を製造す
ることができないという欠点があった。
は、ハカマ部材と外筒部材とを持って回動させることに
より、皿部材の係合ピンが係合している内筒部材の軸心
方向の切欠部と螺旋部材の螺旋溝とによって上下移動す
るが、この上下移動時の繰り出し調子が内筒部材の外径
寸法と螺旋部材の内径寸法とによって変化し、均一な繰
り出しの調子を出すことができず、均質な製品を製造す
ることができないという欠点があった。
【0004】本考案は以上のような従来の欠点に鑑み、
合成樹脂材製で成型された螺旋部材を用いても部品点数
を増加させることなく、効率よく繰り出し時の調子を取
ることができ、均質な製品を製造することができる口紅
等の収納容器を提供することを目的としている。
合成樹脂材製で成型された螺旋部材を用いても部品点数
を増加させることなく、効率よく繰り出し時の調子を取
ることができ、均質な製品を製造することができる口紅
等の収納容器を提供することを目的としている。
【0005】本考案の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は次の説明と添付図面と照し合せて読むと、よ
り完全に明らかになるであろう。ただし、図面はもっぱ
ら解説のためのものであって、本考案の範囲を限定する
ものではない。
規な特徴は次の説明と添付図面と照し合せて読むと、よ
り完全に明らかになるであろう。ただし、図面はもっぱ
ら解説のためのものであって、本考案の範囲を限定する
ものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案はハカマ部材と、このハカマ部材内に下端部
が挿入固定された上端部が該ハカマ部材の上端部より上
方に突出する内筒部材と、この内筒部材に形成された軸
心方向の切欠部と、この切欠部が形成された部位の前記
内筒部材の外周部を回動可能に覆う内壁面に螺旋溝を有
する合成樹脂材で成型された螺旋部材と、この螺旋部材
の外周部を覆う下端部が前記ハカマ部材内に挿入された
外筒部材と、前記内筒部材内を上下移動する口紅等を支
持する前記内筒部材の切欠部および前記螺旋部材の螺旋
溝と係合する係合ピンを有する皿部材とを備える口紅等
の収納容器において、前記螺旋部材の下端部に前記螺旋
溝と同一の傾斜に形成された一対のスリットを形成して
繰り出しの調子を取るための舌片とで口紅等の収納容器
を構成している。
に、本考案はハカマ部材と、このハカマ部材内に下端部
が挿入固定された上端部が該ハカマ部材の上端部より上
方に突出する内筒部材と、この内筒部材に形成された軸
心方向の切欠部と、この切欠部が形成された部位の前記
内筒部材の外周部を回動可能に覆う内壁面に螺旋溝を有
する合成樹脂材で成型された螺旋部材と、この螺旋部材
の外周部を覆う下端部が前記ハカマ部材内に挿入された
外筒部材と、前記内筒部材内を上下移動する口紅等を支
持する前記内筒部材の切欠部および前記螺旋部材の螺旋
溝と係合する係合ピンを有する皿部材とを備える口紅等
の収納容器において、前記螺旋部材の下端部に前記螺旋
溝と同一の傾斜に形成された一対のスリットを形成して
繰り出しの調子を取るための舌片とで口紅等の収納容器
を構成している。
【0007】
【作用】上記のように構成された口紅等の収納容器は、
ハカマ部材と外筒部材とを持って回動させると螺旋部材
の舌片が内筒部材の外周面と弾性的に接触し、繰り出し
時の調子が常時一定になる。
ハカマ部材と外筒部材とを持って回動させると螺旋部材
の舌片が内筒部材の外周面と弾性的に接触し、繰り出し
時の調子が常時一定になる。
【0008】
【本考案の実施例】以下、図面に示す実施例により本考
案を詳細に説明する。
案を詳細に説明する。
【0009】図1ないし図3の本考案の第1の実施例に
おいて、1はハカマ部材で、このハカマ部材1はハカマ
部材本体2と、このハカマ部材本体2の上端部に嵌合固
定された該ハカマ部材本体2の上端部よりも上方に突出
する外周部位にキャップ嵌合部3が形成されたキャップ
嵌合部材4とで構成されている。
おいて、1はハカマ部材で、このハカマ部材1はハカマ
部材本体2と、このハカマ部材本体2の上端部に嵌合固
定された該ハカマ部材本体2の上端部よりも上方に突出
する外周部位にキャップ嵌合部3が形成されたキャップ
嵌合部材4とで構成されている。
【0010】5は前記ハカマ部材1内に下端部か挿入固
定された該ハカマ部材1の上端部より上方に上端部が位
置する合成樹脂材製の内筒部材で、この内筒部材5は図
2に示すように前記ハカマ部材1内に嵌合固定される嵌
合部6と、この嵌合部6の上端部に外周部に下部螺旋部
材係止部7を有するように一体成形された筒状の内筒部
材本体8と、この内筒部材本体8の上部外周部に形成さ
れた上部螺旋部材係止部9と、内筒部材本体8に下端部
が前記下部螺旋部材係止部7よりも上部に位置するよう
に形成された軸心方向の切欠部10とから構成されてい
る。
定された該ハカマ部材1の上端部より上方に上端部が位
置する合成樹脂材製の内筒部材で、この内筒部材5は図
2に示すように前記ハカマ部材1内に嵌合固定される嵌
合部6と、この嵌合部6の上端部に外周部に下部螺旋部
材係止部7を有するように一体成形された筒状の内筒部
材本体8と、この内筒部材本体8の上部外周部に形成さ
れた上部螺旋部材係止部9と、内筒部材本体8に下端部
が前記下部螺旋部材係止部7よりも上部に位置するよう
に形成された軸心方向の切欠部10とから構成されてい
る。
【0011】11は前記内筒部材5の外周部を回動可能
に覆う、前記上下部螺旋部材係止部9、7に上下部が係
止される合成樹脂材で成型された螺旋部材で、この螺旋
部材11は図3に示すように筒状の螺旋部材本体12
と、この螺旋部材本体12の内壁面に形成された螺旋溝
13と、前記螺旋部材本体12の下端部に少なくとも一
対の前記螺旋溝13と同一の傾斜を有するスリット1
4、14を形成して形成した繰り出しの調子を取るため
の舌片15とから構成されている。
に覆う、前記上下部螺旋部材係止部9、7に上下部が係
止される合成樹脂材で成型された螺旋部材で、この螺旋
部材11は図3に示すように筒状の螺旋部材本体12
と、この螺旋部材本体12の内壁面に形成された螺旋溝
13と、前記螺旋部材本体12の下端部に少なくとも一
対の前記螺旋溝13と同一の傾斜を有するスリット1
4、14を形成して形成した繰り出しの調子を取るため
の舌片15とから構成されている。
【0012】16は前記螺旋部材11の外周部を覆う下
端部が前記ハカマ部材1内に挿入された外筒部材であ
る。
端部が前記ハカマ部材1内に挿入された外筒部材であ
る。
【0013】17は前記内筒部材5内を上下移動する口
紅18を支持する前記内筒部材5の切欠部10および前
記螺旋部材11の螺旋溝13と係合する係合ピン19を
有する皿部材である。
紅18を支持する前記内筒部材5の切欠部10および前
記螺旋部材11の螺旋溝13と係合する係合ピン19を
有する皿部材である。
【0014】20は前記内筒部材16の外周部を覆う前
記ハカマ部材1のキャップ嵌合部3と着脱可能に嵌合す
るキャップである。
記ハカマ部材1のキャップ嵌合部3と着脱可能に嵌合す
るキャップである。
【0015】上記構成の口紅収納容器21はハカマ部材
1と外筒部材16とを持って回動させることにより、皿
部材17の係合ピン19が螺旋部材11の螺旋溝13に
沿って移動し、上下移動するが、この時、螺旋部材11
の舌片15が内筒部材5の外周部を押し圧した状態とな
るため、繰り出しの調子を取ることができる。
1と外筒部材16とを持って回動させることにより、皿
部材17の係合ピン19が螺旋部材11の螺旋溝13に
沿って移動し、上下移動するが、この時、螺旋部材11
の舌片15が内筒部材5の外周部を押し圧した状態とな
るため、繰り出しの調子を取ることができる。
【0016】
【本考案の異なる実施例】次に、図4ないし図11に示
す本考案の異なる実施例につき説明する。なお、これら
の本考案の異なる実施例の説明に当って、前記本考案の
第1の実施例と同一構成部分には同一符号を付して重複
する説明を省略する。
す本考案の異なる実施例につき説明する。なお、これら
の本考案の異なる実施例の説明に当って、前記本考案の
第1の実施例と同一構成部分には同一符号を付して重複
する説明を省略する。
【0017】図4ないし図6の本考案の第2の実施例に
おいて、前記本考案の第1の実施例と主に異なる点は螺
旋部材11Aで、この螺旋部材11Aは舌片15Aのバ
ネ効果を効率よく出すため内壁面に薄肉部22を形成し
ている。このように構成した口紅収納容器21Aにして
も前記本考案の第1の実施例と同様な作用効果が得られ
る。
おいて、前記本考案の第1の実施例と主に異なる点は螺
旋部材11Aで、この螺旋部材11Aは舌片15Aのバ
ネ効果を効率よく出すため内壁面に薄肉部22を形成し
ている。このように構成した口紅収納容器21Aにして
も前記本考案の第1の実施例と同様な作用効果が得られ
る。
【0018】図7ないし図9の本考案の第3の実施例に
おいて、前記本考案の第1の実施例と主に異なる点は、
金属材で成形した内筒部材5Aを用いた点で、このよう
に構成された口紅収納容器21Bにしても前記本考案の
第1の実施例と同様な作用効果が得られる。
おいて、前記本考案の第1の実施例と主に異なる点は、
金属材で成形した内筒部材5Aを用いた点で、このよう
に構成された口紅収納容器21Bにしても前記本考案の
第1の実施例と同様な作用効果が得られる。
【0019】図10および図11の本考案の第4の実施
例において、前記本考案の第1の実施例と主に異なる点
は、螺旋部材11Bで、この螺旋部材11Bは図11に
示すように下端部に螺旋溝13と同一の傾斜に形成され
たスリット14を形成し、該スリット14の下部の側部
の鋭角部分11aによって繰り出しの調子を取れるよう
にしている。このように形成した螺旋部材11Bを用い
て口紅収納容器21Cを構成しても前記本考案の第1の
実施例と同様な作用効果が得られる。
例において、前記本考案の第1の実施例と主に異なる点
は、螺旋部材11Bで、この螺旋部材11Bは図11に
示すように下端部に螺旋溝13と同一の傾斜に形成され
たスリット14を形成し、該スリット14の下部の側部
の鋭角部分11aによって繰り出しの調子を取れるよう
にしている。このように形成した螺旋部材11Bを用い
て口紅収納容器21Cを構成しても前記本考案の第1の
実施例と同様な作用効果が得られる。
【0020】なお、前記本考案の各実施例では皿部材1
7に口紅18を収納するものについて説明したが、本考
案はこれに限らず、リップクリ―ム、スチックアイシャ
ドウ、スチックファンデ―ション等の棒状化粧品も同様
に収納して使用することができる。
7に口紅18を収納するものについて説明したが、本考
案はこれに限らず、リップクリ―ム、スチックアイシャ
ドウ、スチックファンデ―ション等の棒状化粧品も同様
に収納して使用することができる。
【0021】
【本考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考
案にあっては次に列挙する効果が得られる。
案にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0022】(1)ハカマ部材と、このハカマ部材内に
下端部が挿入固定された上端部が該ハカマ部材の上端部
より上方に突出する内筒部材と、この内筒部材に形成さ
れた軸心方向の切欠部と、この切欠部が形成された部位
の前記内筒部材の外周部を回動可能に覆う内壁面に螺旋
溝を有する合成樹脂材で成型された螺旋部材と、この螺
旋部材の外周部を覆う下端部が前記ハカマ部材内に挿入
された外筒部材と、前記内筒部材内を上下移動する口紅
等を支持する前記内筒部材の切欠部および前記螺旋部材
の螺旋溝と係合する係合ピンを有する皿部材とを備える
口紅等の収納容器において、前記螺旋部材の下端部に前
記螺旋溝と同一の傾斜に形成された一対のスリットを形
成して繰り出しの調子を取るための舌片を形成したの
で、合成樹脂材製で成型された螺旋部材に舌片を形成
し、該舌片を内筒部材に弾性的に接触させることができ
る。したがって、繰り出し時の調子を効率よく、確実に
取ることができる。
下端部が挿入固定された上端部が該ハカマ部材の上端部
より上方に突出する内筒部材と、この内筒部材に形成さ
れた軸心方向の切欠部と、この切欠部が形成された部位
の前記内筒部材の外周部を回動可能に覆う内壁面に螺旋
溝を有する合成樹脂材で成型された螺旋部材と、この螺
旋部材の外周部を覆う下端部が前記ハカマ部材内に挿入
された外筒部材と、前記内筒部材内を上下移動する口紅
等を支持する前記内筒部材の切欠部および前記螺旋部材
の螺旋溝と係合する係合ピンを有する皿部材とを備える
口紅等の収納容器において、前記螺旋部材の下端部に前
記螺旋溝と同一の傾斜に形成された一対のスリットを形
成して繰り出しの調子を取るための舌片を形成したの
で、合成樹脂材製で成型された螺旋部材に舌片を形成
し、該舌片を内筒部材に弾性的に接触させることができ
る。したがって、繰り出し時の調子を効率よく、確実に
取ることができる。
【0023】(2)前記(1)によって、螺旋部材に舌
片を形成するだけでよいので、部品点数が増加すること
なく、口紅等の出没時の繰り出し調子を取ることがで
き、組付けが容易で、安価に製造することができる。
片を形成するだけでよいので、部品点数が増加すること
なく、口紅等の出没時の繰り出し調子を取ることがで
き、組付けが容易で、安価に製造することができる。
【0024】(3)前記(1)によって、螺旋部材の下
端部に形成された舌片は、螺旋溝と同一の傾斜に形成さ
れた一対のスリットを形成して形成されているので、口
紅等の出没操作時は該螺旋部材の舌片を内筒部材の外周
面に巻きつくように面接触させた状態で弾性力を作用さ
せることができる。したがって、螺旋部材の舌片は、内
筒部材の外周面を周動方向に沿って一定の範囲で面接触
しながらなめらかに回動するので、内筒部材の外周面が
成型時に生じる歪み等で変形していても、周動方向にブ
レるような抵抗を受けずにスムーズに回動することがで
きる。よって、口紅等の出没操作時の繰り出しの調子を
バラツキをなくして常に均一に取ることができる。
端部に形成された舌片は、螺旋溝と同一の傾斜に形成さ
れた一対のスリットを形成して形成されているので、口
紅等の出没操作時は該螺旋部材の舌片を内筒部材の外周
面に巻きつくように面接触させた状態で弾性力を作用さ
せることができる。したがって、螺旋部材の舌片は、内
筒部材の外周面を周動方向に沿って一定の範囲で面接触
しながらなめらかに回動するので、内筒部材の外周面が
成型時に生じる歪み等で変形していても、周動方向にブ
レるような抵抗を受けずにスムーズに回動することがで
きる。よって、口紅等の出没操作時の繰り出しの調子を
バラツキをなくして常に均一に取ることができる。
【0025】(4)前記(1)によって、内壁面に螺旋
溝を有する合成樹脂材で成型された螺旋部材の下端部に
形成された舌片は、螺旋溝と同一の傾斜に形成された一
対のスリットを形成して形成されているので、成型され
た螺旋部材を金型から外す場合は従来の成型工程と同様
に螺旋溝の傾斜に沿うようにひねりながら外すことがで
きる。したがって、内筒部材に弾性的に接触させて繰り
出しの調子を取ることができる舌片を形成した螺旋部材
を従来と同様に1回の成型工程だけで製造することがで
きるとともに、螺旋部材を成型する金型は寄せ型等の複
雑な態様にしなくてもよいので、製造コストを抑えて、
効率よく製造することができる。
溝を有する合成樹脂材で成型された螺旋部材の下端部に
形成された舌片は、螺旋溝と同一の傾斜に形成された一
対のスリットを形成して形成されているので、成型され
た螺旋部材を金型から外す場合は従来の成型工程と同様
に螺旋溝の傾斜に沿うようにひねりながら外すことがで
きる。したがって、内筒部材に弾性的に接触させて繰り
出しの調子を取ることができる舌片を形成した螺旋部材
を従来と同様に1回の成型工程だけで製造することがで
きるとともに、螺旋部材を成型する金型は寄せ型等の複
雑な態様にしなくてもよいので、製造コストを抑えて、
効率よく製造することができる。
【0026】(5)請求項2、3、4も前記(1)〜
(4)と同様な効果が得られる。
(4)と同様な効果が得られる。
【図1】本考案の第1の実施例を示す断面図。
【図2】本考案の第1の実施例の内筒部材の斜視図。
【図3】本考案の第1の実施例の螺旋部材の説明図。
【図4】本考案の第2の実施例を示す断面図。
【図5】本考案の第2の実施例の螺旋部材の説明図。
【図6】本考案の第2の実施例の螺旋部材の断面図。
【図7】本考案の第3の実施例を示す断面図。
【図8】本考案の第3の実施例の内筒部材の斜視図。
【図9】本考案の第3の実施例の螺旋部材の説明図。
【図10】本考案の第4の実施例を示す断面図。
【図11】本考案の第4の実施例の螺旋部材の説明図。
1:ハカマ部材、 2:ハカマ部材本
体、 3:キャップ嵌合部、 4:キャップ嵌合
部材、 5、5A:内筒部材、 6:嵌合部、 7:下部螺旋部材係止部、 8:内筒部材本
体、 9:上部螺旋部材係止部、 10:切欠部、 11、11A、11B:螺旋部材、 12:螺旋部材本
体、 13:螺旋溝、 14:スリット、 15、15A:舌片、 16:外筒部材、 17:皿部材、 18:口紅、 19:係合ピン、 20:キャップ、 21、21A、21B、21C:口紅収納容器、 22:薄肉部。
体、 3:キャップ嵌合部、 4:キャップ嵌合
部材、 5、5A:内筒部材、 6:嵌合部、 7:下部螺旋部材係止部、 8:内筒部材本
体、 9:上部螺旋部材係止部、 10:切欠部、 11、11A、11B:螺旋部材、 12:螺旋部材本
体、 13:螺旋溝、 14:スリット、 15、15A:舌片、 16:外筒部材、 17:皿部材、 18:口紅、 19:係合ピン、 20:キャップ、 21、21A、21B、21C:口紅収納容器、 22:薄肉部。
Claims (4)
- 【請求項1】 ハカマ部材と、このハカマ部材内に下端
部が挿入固定された上端部が該ハカマ部材の上端部より
上方に突出する内筒部材と、この内筒部材に形成された
軸心方向の切欠部と、この切欠部が形成された部位の前
記内筒部材の外周部を回動可能に覆う内壁面に螺旋溝を
有する合成樹脂材で成型された螺旋部材と、この螺旋部
材の外周部を覆う下端部が前記ハカマ部材内に挿入され
た外筒部材と、前記内筒部材内を上下移動する口紅等を
支持する前記内筒部材の切欠部および前記螺旋部材の螺
旋溝と係合する係合ピンを有する皿部材とを備える口紅
等の収納容器において、前記螺旋部材の下端部に前記螺
旋溝と同一の傾斜に形成された一対のスリットを形成し
て繰り出しの調子を取るための舌片を形成したことを特
徴とする口紅等の収納容器。 - 【請求項2】 ハカマ部材と、このハカマ部材内に下端
部が挿入固定された上端部が該ハカマ部材の上端部より
上方に突出する内筒部材と、この内筒部材に形成された
軸心方向の切欠部と、この切欠部が形成された部位の前
記内筒部材の外周部を回動可能に覆う内壁面に螺旋溝を
有する合成樹脂材で成型された螺旋部材と、この螺旋部
材の外周部を覆う下端部が前記ハカマ部材内に挿入され
た外筒部材と、前記内筒部材内を上下移動する口紅等を
支持する前記内筒部材の切欠部および前記螺旋部材の螺
旋溝と係合する係合ピンを有する皿部材とを備える口紅
等の収納容器において、前記螺旋部材の下端部に前記螺
旋溝と同一の傾斜に形成された一対のスリットを形成す
るとともに、該一対のスリット間の内壁面に薄肉部を形
成した繰り出しの調子を取るための舌片を形成したこと
を特徴とする口紅等の収納容器。 - 【請求項3】 ハカマ部材と、このハカマ部材内に下端
部が挿入固定された上端部が該ハカマ部材の上端部より
上方に突出する上下外周部に螺旋部材係止部を有する合
成樹脂材製の内筒部材と、この内筒部材に下端部が前記
下螺旋部材係止部よりも上部に位置するように形成され
た軸心方向の切欠部と、前記内筒部材の上下螺旋部材係
止部間の外周部を回動可能に覆う合成樹脂材で成型され
た内壁面に螺旋溝を有する螺旋部材と、この螺旋部材の
下端部に前記螺旋溝と同一の傾斜に形成された一対のス
リットを形成して形成した繰り出しの調子を取るための
舌片と、前記螺旋部材の外周部を覆い下端部が前記ハカ
マ部材内に挿入された外筒部材と、前記内筒部材内を上
下移動する口紅等を支持する前記内筒部材の切欠部およ
び前記螺旋部材の螺旋溝と係合する係合ピンを有する皿
部材とを備えることを特徴とする口紅等の収納容器。 - 【請求項4】 ハカマ部材と、このハカマ部材内に下端
部が挿入固定された上端部が該ハカマ部材の上端部より
上方に突出する内筒部材と、この内筒部材に形成された
軸心方向の切欠部と、この切欠部が形成された部位の前
記内筒部材の外周部を回動可能に覆う内壁面に螺旋溝を
有する合成樹脂材で成型された螺旋部材と、この螺旋部
材の外周部を覆う下端部が前記ハカマ部材内に挿入され
た外筒部材と、前記内筒部材内を上下移動する口紅等を
支持する前記内筒部材の切欠部および前記螺旋部材の螺
旋溝と係合する係合ピンを有する皿部材とを備える口紅
等の収納容器において、前記螺旋部材の下端部に前記螺
旋溝と同一の傾斜に形成されたスリットを形成し、該ス
リットの下部の側部の鋭角部分によって繰り出しの調子
を取れるようにしたことを特徴とする口紅等の収納容
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993049923U JP2601027Y2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 口紅等の収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1993049923U JP2601027Y2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 口紅等の収納容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0716712U JPH0716712U (ja) | 1995-03-20 |
JP2601027Y2 true JP2601027Y2 (ja) | 1999-11-02 |
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ID=12844540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993049923U Expired - Fee Related JP2601027Y2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 口紅等の収納容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2601027Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005111045A (ja) * | 2003-10-09 | 2005-04-28 | Takeuchi Kogyo Kk | 口紅等の収納容器 |
-
1993
- 1993-08-20 JP JP1993049923U patent/JP2601027Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0716712U (ja) | 1995-03-20 |
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