JP2601004Y2 - ステッピングモータの取付構造 - Google Patents
ステッピングモータの取付構造Info
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- JP2601004Y2 JP2601004Y2 JP1993044849U JP4484993U JP2601004Y2 JP 2601004 Y2 JP2601004 Y2 JP 2601004Y2 JP 1993044849 U JP1993044849 U JP 1993044849U JP 4484993 U JP4484993 U JP 4484993U JP 2601004 Y2 JP2601004 Y2 JP 2601004Y2
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- JP
- Japan
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- mounting plate
- stepping motor
- main frame
- guide
- mounting
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば磁気ディスク装
置等のような記録・再生装置に関し、特に、磁気ヘッド
キャリッジ駆動用のステッピングモータの取付構造に関
する。
置等のような記録・再生装置に関し、特に、磁気ヘッド
キャリッジ駆動用のステッピングモータの取付構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、パーソナルコンピューや
ワードプロセッサ等においては、磁気記録・再生装置の
ひとつである磁気ディスク装置が情報の記憶や読出しの
ために用いられる。
ワードプロセッサ等においては、磁気記録・再生装置の
ひとつである磁気ディスク装置が情報の記憶や読出しの
ために用いられる。
【0003】すなわち、図5は従来の5インチ用磁気デ
ィスク装置110であるが、これに使用される5インチ
フロッピーディスク30は、中心に円形の穴31aが形
成された円盤状の磁気ディスク31がディスクケース3
2の内部に回転可能に収納されたものである。つまり、
このディスクケース32の中央には円形の開口部32a
が形成され、この開口部32aより磁気ディスク31の
穴31aの周縁部が露出した状態にある。また、上記5
インチフロッピーディスク30のディスクケース32の
前部上下面には、磁気ディスク31に対して後述する磁
気ヘッドを摺接させるための開口窓部33が形成され、
開口部32aの近傍には磁気ディスク31のインデック
ス検出用穴34が形成される。
ィスク装置110であるが、これに使用される5インチ
フロッピーディスク30は、中心に円形の穴31aが形
成された円盤状の磁気ディスク31がディスクケース3
2の内部に回転可能に収納されたものである。つまり、
このディスクケース32の中央には円形の開口部32a
が形成され、この開口部32aより磁気ディスク31の
穴31aの周縁部が露出した状態にある。また、上記5
インチフロッピーディスク30のディスクケース32の
前部上下面には、磁気ディスク31に対して後述する磁
気ヘッドを摺接させるための開口窓部33が形成され、
開口部32aの近傍には磁気ディスク31のインデック
ス検出用穴34が形成される。
【0004】そして、上記5インチ用磁気ディスク装置
110には、左右の取付板112に底面のメインフレー
ム113と、上面のサブフレーム114とが組付けられ
てシャーシが構成され、このシャーシのメインフレーム
113及びサブフレーム114に各種のプリント基板1
15や電子部品等が固定される。
110には、左右の取付板112に底面のメインフレー
ム113と、上面のサブフレーム114とが組付けられ
てシャーシが構成され、このシャーシのメインフレーム
113及びサブフレーム114に各種のプリント基板1
15や電子部品等が固定される。
【0005】また、上記磁気ディスク装置110の前面
のフロントパネル101の挿入口にはフロッピーディス
ク30を挿入でき、同磁気ディスク装置110には、こ
のフロッピーディスク30を所定の位置に保持するチャ
ッキング機構116と、フロッピーディスク30のディ
スクケース32に収納された磁気ディスク31に対する
情報の授受を行う磁気ヘッド117を有するヘッド部1
18と、ヘッド部118を磁気ディスク31の中心に向
かって矢印B0 方向に移動させるヘッド摺動機構11
9と、イジェクトレバ104の回動操作によりフロッピ
ーディスク30のチャッキング機構116を作動させか
つ上記ヘッド部118を磁気ディスク31の面に接離さ
せるスイングアーム120とが設けられる。
のフロントパネル101の挿入口にはフロッピーディス
ク30を挿入でき、同磁気ディスク装置110には、こ
のフロッピーディスク30を所定の位置に保持するチャ
ッキング機構116と、フロッピーディスク30のディ
スクケース32に収納された磁気ディスク31に対する
情報の授受を行う磁気ヘッド117を有するヘッド部1
18と、ヘッド部118を磁気ディスク31の中心に向
かって矢印B0 方向に移動させるヘッド摺動機構11
9と、イジェクトレバ104の回動操作によりフロッピ
ーディスク30のチャッキング機構116を作動させか
つ上記ヘッド部118を磁気ディスク31の面に接離さ
せるスイングアーム120とが設けられる。
【0006】図6に示すように、上記ヘッド部118
は、上キャリッジ118aの後部と下キャリッジ118
bの後部とが板バネ121により連結され、上キャリッ
ジ118aの上面が捩じりバネ122の一方のフックに
より下方に押圧された状態にあり、上記スイングアーム
120の上下動に応じて上下方向にスィングできる。ま
た、上記ヘッド部118を移動させるヘッド摺動機構1
19は、ステッピングモータ123により回転するリー
ドスクリュー124の螺旋溝に係合した走行部材125
と、ガイド軸126に摺動自在に組付けられた走行ガイ
ド部材127とにより構成される。
は、上キャリッジ118aの後部と下キャリッジ118
bの後部とが板バネ121により連結され、上キャリッ
ジ118aの上面が捩じりバネ122の一方のフックに
より下方に押圧された状態にあり、上記スイングアーム
120の上下動に応じて上下方向にスィングできる。ま
た、上記ヘッド部118を移動させるヘッド摺動機構1
19は、ステッピングモータ123により回転するリー
ドスクリュー124の螺旋溝に係合した走行部材125
と、ガイド軸126に摺動自在に組付けられた走行ガイ
ド部材127とにより構成される。
【0007】また、イジェクトレバ104の回動軸先端
部には、小径カム面及び大径カム面よりなるカム部材1
04aが固着され、このカム部材104aの下面に、ス
プリング128により上方向に付勢されるスイングアー
ム120の先端部表面が弾接される。
部には、小径カム面及び大径カム面よりなるカム部材1
04aが固着され、このカム部材104aの下面に、ス
プリング128により上方向に付勢されるスイングアー
ム120の先端部表面が弾接される。
【0008】そして、上記チャッキング機構116によ
るフロッピーディスク30の保持を解除してフロッピー
ディスク30を排出する場合は、イジェクトレバ104
を回動操作するとカム部材104aが回転して、その小
径カム面に応動してスイングアーム120の先端側が上
方に押上げられる。これと同時に、上記スイングアーム
先端に取付けられたチャッキング機構116と、スイン
グアーム先端後部上面に突出部を介して係合しているヘ
ッド部118の上キャリッジ118aとが上方に押上げ
られ、図示しない排出機構により、磁気ディスク装置3
0が排出されることになる。
るフロッピーディスク30の保持を解除してフロッピー
ディスク30を排出する場合は、イジェクトレバ104
を回動操作するとカム部材104aが回転して、その小
径カム面に応動してスイングアーム120の先端側が上
方に押上げられる。これと同時に、上記スイングアーム
先端に取付けられたチャッキング機構116と、スイン
グアーム先端後部上面に突出部を介して係合しているヘ
ッド部118の上キャリッジ118aとが上方に押上げ
られ、図示しない排出機構により、磁気ディスク装置3
0が排出されることになる。
【0009】ところで、図6に示すように、従来の磁気
ディスク装置110における上記ステッピングモータ1
23は、板材の前後を折り曲げて軸受部を形成した取付
プレート130に設置され、ステッピングモータ123
の回転軸には、リードスクリュー124が一体化され
る。他方、上記取付プレート130の片側側方に延設さ
れた取付部130aが、メインフレーム113の前後方
向に形成されたガイド用長穴132に固定ネジ131を
介して締結される。
ディスク装置110における上記ステッピングモータ1
23は、板材の前後を折り曲げて軸受部を形成した取付
プレート130に設置され、ステッピングモータ123
の回転軸には、リードスクリュー124が一体化され
る。他方、上記取付プレート130の片側側方に延設さ
れた取付部130aが、メインフレーム113の前後方
向に形成されたガイド用長穴132に固定ネジ131を
介して締結される。
【0010】すなわち、上記取付プレート130の取付
部には、メインフレーム113のガイド用長穴132に
嵌合して位置決めされるガイドピン133が突設され、
この前後に突設されたガイドピン133、133の線上
でかつ前側または後側のガイドピン133の近傍には、
取付プレート130をメインフレーム113に固定する
ためのネジ穴134が形成される。したがって、上記固
定ネジ131を緩めることによりステッピングモータ1
23を前後方向に摺動可能とし、磁気ヘッド117の出
力を検出しながらその位置調整を行うことができる。
部には、メインフレーム113のガイド用長穴132に
嵌合して位置決めされるガイドピン133が突設され、
この前後に突設されたガイドピン133、133の線上
でかつ前側または後側のガイドピン133の近傍には、
取付プレート130をメインフレーム113に固定する
ためのネジ穴134が形成される。したがって、上記固
定ネジ131を緩めることによりステッピングモータ1
23を前後方向に摺動可能とし、磁気ヘッド117の出
力を検出しながらその位置調整を行うことができる。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示すように、前述した従来のステッピングモータ123
の取付構造では、固定ネジ131を緩めてステッピング
モータ123の位置調整を行う場合、取付プレート13
0の取付幅d1が狭いので、取付プレート130自体が
ステッピングモータ123の重みで傾斜する傾斜角度θ
1が大きくなるため、正確な位置調整ができないばかり
か、ステッピングモータ123の位置調整を行った後の
締付け固定時に、位置ずれが発生することがある等の問
題があった。
示すように、前述した従来のステッピングモータ123
の取付構造では、固定ネジ131を緩めてステッピング
モータ123の位置調整を行う場合、取付プレート13
0の取付幅d1が狭いので、取付プレート130自体が
ステッピングモータ123の重みで傾斜する傾斜角度θ
1が大きくなるため、正確な位置調整ができないばかり
か、ステッピングモータ123の位置調整を行った後の
締付け固定時に、位置ずれが発生することがある等の問
題があった。
【0012】本考案の目的は、前述したステッピングモ
ータの取付け上の問題に鑑み、ステッピングモータを正
確に位置調整でき、締付け固定時に、位置ずれが発生す
ることのないステッピングモータの取付構造を得るにあ
る。
ータの取付け上の問題に鑑み、ステッピングモータを正
確に位置調整でき、締付け固定時に、位置ずれが発生す
ることのないステッピングモータの取付構造を得るにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本考案では、ステッピングモータの回転軸に、周囲
に螺旋溝が形成されたリードスクリューを一体化して形
成し、上記リードスクリューを取付プレートに形成され
た軸受部に軸支させて上記ステッピングモータを上記取
付プレートに設置し、上記螺旋溝と係合し、上記リード
スクリューの延設方向と平行に移動するキャリッジを上
記リードスクリューの延設方向の片側側方に配設し、上
記取付プレートに、上記キャリッジが配設された側とは
異なる片側側方に、取付部を延設し、上記取付部の側端
部側に前後に2本のガイドピンを突設し、このガイドピ
ンより内側にガイドピンに対して平行関係を保って前後
2ヵ所のネジ穴を形成し、上記取付プレートが締結され
るメインフレームに、上記ガイドピン及びネジ穴に対応
して前後方向に所定の長さを有するガイド用長穴を形成
し、上記取付プレートの取付部をメインフレームの下面
にセットして、上記取付プレート側のガイドピンをメイ
ンフレーム側のガイド用長穴に嵌合させ、上記取付プレ
ートの上記ネジ穴にメインフレームのガイド用長穴から
固定ネジを挿入し、締付けることを特徴とするキャリッ
ジ駆動用のステッピングモータの取付構造により、達成
される。
に、本考案では、ステッピングモータの回転軸に、周囲
に螺旋溝が形成されたリードスクリューを一体化して形
成し、上記リードスクリューを取付プレートに形成され
た軸受部に軸支させて上記ステッピングモータを上記取
付プレートに設置し、上記螺旋溝と係合し、上記リード
スクリューの延設方向と平行に移動するキャリッジを上
記リードスクリューの延設方向の片側側方に配設し、上
記取付プレートに、上記キャリッジが配設された側とは
異なる片側側方に、取付部を延設し、上記取付部の側端
部側に前後に2本のガイドピンを突設し、このガイドピ
ンより内側にガイドピンに対して平行関係を保って前後
2ヵ所のネジ穴を形成し、上記取付プレートが締結され
るメインフレームに、上記ガイドピン及びネジ穴に対応
して前後方向に所定の長さを有するガイド用長穴を形成
し、上記取付プレートの取付部をメインフレームの下面
にセットして、上記取付プレート側のガイドピンをメイ
ンフレーム側のガイド用長穴に嵌合させ、上記取付プレ
ートの上記ネジ穴にメインフレームのガイド用長穴から
固定ネジを挿入し、締付けることを特徴とするキャリッ
ジ駆動用のステッピングモータの取付構造により、達成
される。
【0014】
【作用】本考案のこのようなステッピングモータの取付
構造によれば、ステッピングモータを設置した取付プレ
ートの取付部幅を広くし、この取付プレートの取付部
に、位置決め用のガイドピンと固定ネジ用のネジ穴との
位置を左右にずらされ、上記取付プレートが締結される
メインフレームに、ガイドピンと締結用の固定ネジとに
対応するガイド用長穴が形成されることになる。
構造によれば、ステッピングモータを設置した取付プレ
ートの取付部幅を広くし、この取付プレートの取付部
に、位置決め用のガイドピンと固定ネジ用のネジ穴との
位置を左右にずらされ、上記取付プレートが締結される
メインフレームに、ガイドピンと締結用の固定ネジとに
対応するガイド用長穴が形成されることになる。
【0015】したがって、上記取付プレートを締結して
いる固定ネジを緩めてステッピングモータの位置調整を
行う場合、取付プレート自体がステッピングモータの重
みで傾斜することがなくなり、しかも、ガイドピンがガ
イド用長穴より落ち込む量も少なくなるので、取付プレ
ートの摺動抵抗も少なく、正確にステッピングモータを
位置調整でき、モータの位置調整を行った後の固定ネジ
による固定時にも、位置ずれを起こす可能性がなくな
る。
いる固定ネジを緩めてステッピングモータの位置調整を
行う場合、取付プレート自体がステッピングモータの重
みで傾斜することがなくなり、しかも、ガイドピンがガ
イド用長穴より落ち込む量も少なくなるので、取付プレ
ートの摺動抵抗も少なく、正確にステッピングモータを
位置調整でき、モータの位置調整を行った後の固定ネジ
による固定時にも、位置ずれを起こす可能性がなくな
る。
【0016】
【実施例】以下、図1から図4に基づいて本考案の一実
施例の詳細を説明する。
施例の詳細を説明する。
【0017】図1から図3において、前述した従来の構
造部と同一構造部分については同一符号を付してある。
造部と同一構造部分については同一符号を付してある。
【0018】すなわち、ステッピングモータ123は、
板材により前後に軸受部11、12を折り曲げて形成し
た取付プレート10に設置され、リードスクリュー12
4がモータの回転軸と一体に回転するように軸支され
る。そして上記取付プレート10の片側側方には、取付
部13が延設されるのは従来と同様である。
板材により前後に軸受部11、12を折り曲げて形成し
た取付プレート10に設置され、リードスクリュー12
4がモータの回転軸と一体に回転するように軸支され
る。そして上記取付プレート10の片側側方には、取付
部13が延設されるのは従来と同様である。
【0019】また、本考案によると、上記取付プレート
10の側方に延設された取付部13の側端部側には、前
後に2本のガイドピン14、14が突設されており、こ
のガイドピン14、14より内側には、ガイドピン1
4、14に平行な適正間隔を保持して前後に2カ所のネ
ジ穴15、15が形成される。
10の側方に延設された取付部13の側端部側には、前
後に2本のガイドピン14、14が突設されており、こ
のガイドピン14、14より内側には、ガイドピン1
4、14に平行な適正間隔を保持して前後に2カ所のネ
ジ穴15、15が形成される。
【0020】一方、上記取付プレート10が締結される
メインフレーム113には、上記ガイドピン14、14
およびネジ穴15、15に対応して、前後方向に所定の
長さを有するガイド用長穴16、16と17、17とが
形成される。
メインフレーム113には、上記ガイドピン14、14
およびネジ穴15、15に対応して、前後方向に所定の
長さを有するガイド用長穴16、16と17、17とが
形成される。
【0021】ガイドピン14、14に嵌合されるガイド
用長穴16、16の内径は、ガイドピン14、14の外
径に対して厳密に仕上げ加工され、両者の間の横方向の
ガタが防止され、上記取付プレート10のネジ穴15、
15には、メインフレーム113のガイド用長穴17、
17より固定ネジ131を締結できる。
用長穴16、16の内径は、ガイドピン14、14の外
径に対して厳密に仕上げ加工され、両者の間の横方向の
ガタが防止され、上記取付プレート10のネジ穴15、
15には、メインフレーム113のガイド用長穴17、
17より固定ネジ131を締結できる。
【0022】次に、本考案によるステッピングモータ1
23の取付工程と位置調整工程の実際につき説明する。
まず、取付プレート10の軸受部11、12にはステッ
ピングモータ123の回転軸と一体なリードスクリュー
124が軸支され、この取付プレート10の取付部13
はメインフレーム113の下面にセットされる。
23の取付工程と位置調整工程の実際につき説明する。
まず、取付プレート10の軸受部11、12にはステッ
ピングモータ123の回転軸と一体なリードスクリュー
124が軸支され、この取付プレート10の取付部13
はメインフレーム113の下面にセットされる。
【0023】次いで、上記取付プレート10側のガイド
ピン14、14をメインフレーム113のガイド用長穴
16、16に嵌合させ、メインフレーム113のガイド
用長穴17、17に固定ネジ131を通して取付プレー
ト10側のネジ穴15、15に締付ける。
ピン14、14をメインフレーム113のガイド用長穴
16、16に嵌合させ、メインフレーム113のガイド
用長穴17、17に固定ネジ131を通して取付プレー
ト10側のネジ穴15、15に締付ける。
【0024】この後、調整工程等において、磁気ヘッド
の出力を検出する場合、上記取付プレート10を締結し
ている固定ネジ131を緩めれば、ステッピングモータ
123を設置した取付プレート10を前後方向に摺動さ
せることができるから、所定の出力が得られる適正な位
置に磁気ヘッドを調整した後、固定ネジ131を締付け
るだけで調整工程を終了できる。
の出力を検出する場合、上記取付プレート10を締結し
ている固定ネジ131を緩めれば、ステッピングモータ
123を設置した取付プレート10を前後方向に摺動さ
せることができるから、所定の出力が得られる適正な位
置に磁気ヘッドを調整した後、固定ネジ131を締付け
るだけで調整工程を終了できる。
【0025】図4は、本考案と従来構造とにおける取付
プレート10の調整時の傾斜状態を比較した図である
が、取付プレート10を締結している固定ネジ131を
緩めてステッピングモータ123の位置調整を行う場
合、固定ネジ131の締結点をPしたとき、本考案によ
る取付プレート10の取付部13の幅d0が広いので、
モータの重みで傾斜する傾斜角度θ0は、従来構造の取
付プレート130aの幅d1の傾斜角度θ1に比較して小
さいことが分かる。
プレート10の調整時の傾斜状態を比較した図である
が、取付プレート10を締結している固定ネジ131を
緩めてステッピングモータ123の位置調整を行う場
合、固定ネジ131の締結点をPしたとき、本考案によ
る取付プレート10の取付部13の幅d0が広いので、
モータの重みで傾斜する傾斜角度θ0は、従来構造の取
付プレート130aの幅d1の傾斜角度θ1に比較して小
さいことが分かる。
【0026】結局、図示実施例の構造では、メインフレ
ーム113に締結される取付プレート10の取付部13
の幅d0を広く形成したので、ステッピングモータ12
3の重みで傾斜する傾斜角度θ0 が小さく、しかも、
ガイドピン14、14がガイド用長穴16、16より落
ち込む量も少なくなる。したがって、取付プレート10
の摺動抵抗も少なく高密度な位置調整が可能になり、ス
テッピングモータ123の位置調整を行った後の固定ネ
ジ131の締付け時にも、位置ずれを起こすこともなく
なる。
ーム113に締結される取付プレート10の取付部13
の幅d0を広く形成したので、ステッピングモータ12
3の重みで傾斜する傾斜角度θ0 が小さく、しかも、
ガイドピン14、14がガイド用長穴16、16より落
ち込む量も少なくなる。したがって、取付プレート10
の摺動抵抗も少なく高密度な位置調整が可能になり、ス
テッピングモータ123の位置調整を行った後の固定ネ
ジ131の締付け時にも、位置ずれを起こすこともなく
なる。
【0027】なお、前述した従来の説明および実施例の
説明では、磁気ディスク装置に組込んだステッピングモ
ータの例を説明したけれども、本考案は、他の記録・再
生装置のステッピングモータにも適用できるのは、改め
て指摘するまでもない。
説明では、磁気ディスク装置に組込んだステッピングモ
ータの例を説明したけれども、本考案は、他の記録・再
生装置のステッピングモータにも適用できるのは、改め
て指摘するまでもない。
【0028】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によるステッピングモータの取付構造によれば、取付プ
レートを締結している固定ネジを緩めてステッピングモ
ータの位置調整を行う場合、取付プレート自体がステッ
ピングモータの重みで傾斜する傾斜角度が小さくなり、
しかも、ガイドピンがガイド用長穴より落ち込む量も少
なくなるので、取付プレートの摺動抵抗も少なく、正確
に位置調整でき、モータの位置調整を行った後の固定ネ
ジの締付け時にも、位置ずれを起こすことがなくなる。
によるステッピングモータの取付構造によれば、取付プ
レートを締結している固定ネジを緩めてステッピングモ
ータの位置調整を行う場合、取付プレート自体がステッ
ピングモータの重みで傾斜する傾斜角度が小さくなり、
しかも、ガイドピンがガイド用長穴より落ち込む量も少
なくなるので、取付プレートの摺動抵抗も少なく、正確
に位置調整でき、モータの位置調整を行った後の固定ネ
ジの締付け時にも、位置ずれを起こすことがなくなる。
【図1】本考案によるステッピングモータ取付構造の斜
視図である。
視図である。
【図2】取付状態を示す同ステッピングモータ取付構造
の背面図である。
の背面図である。
【図3】取付前の取付プレートとフレームとの関係を示
す同ステッピングモータ取付構造の斜視図である。
す同ステッピングモータ取付構造の斜視図である。
【図4】取付プレートの調整時の傾斜状態の比較図であ
る。
る。
【図5】上面カバーを取外した状態を示す従来の5イン
チ用磁気ディスク装置の上面図である。
チ用磁気ディスク装置の上面図である。
【図6】同磁気ディスク装置におけるステッピングモー
タ取付構造の斜視図である。
タ取付構造の斜視図である。
【図7】同ステッピングモータ取付構造の背面図であ
る。
る。
10 取付プレート 13 取付部 14 ガイドピン 15 ネジ穴 16 ガイド用長穴 17 ガイド用長穴 113 メインフレーム 123 ステッピングモータ 131 固定ネジ
Claims (1)
- 【請求項1】 ステッピングモータの回転軸に、周囲に
螺旋溝が形成されたリードスクリューを一体化して形成
し、上記リードスクリューを取付プレートに形成された
軸受部に軸支させて上記ステッピングモータを上記取付
プレートに設置し、上記螺旋溝と係合し、上記リードス
クリューの延設方向と平行に移動するキャリッジを上記
リードスクリューの延設方向の片側側方に配設し、上記
取付プレートに、上記キャリッジが配設された側とは異
なる片側側方に、取付部を延設し、上記取付部の側端部
側に前後に2本のガイドピンを突設し、このガイドピン
より内側にガイドピンに対して平行関係を保って前後2
ヵ所のネジ穴を形成し、上記取付プレートが締結される
メインフレームに、上記ガイドピン及びネジ穴に対応し
て前後方向に所定の長さを有するガイド用長穴を形成
し、上記取付プレートの取付部をメインフレームの下面
にセットして、上記取付プレート側のガイドピンをメイ
ンフレーム側のガイド用長穴に嵌合させ、上記取付プレ
ートの上記ネジ穴にメインフレームのガイド用長穴から
固定ネジを挿入し、締付けることを特徴とするキャリッ
ジ駆動用のステッピングモータの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993044849U JP2601004Y2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | ステッピングモータの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993044849U JP2601004Y2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | ステッピングモータの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0710867U JPH0710867U (ja) | 1995-02-14 |
JP2601004Y2 true JP2601004Y2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=12702933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1993044849U Expired - Lifetime JP2601004Y2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | ステッピングモータの取付構造 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2601004Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-26 JP JP1993044849U patent/JP2601004Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0710867U (ja) | 1995-02-14 |
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