JP2600978Y2 - 押出し成形品の搬送装置 - Google Patents

押出し成形品の搬送装置

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JP2600978Y2
JP2600978Y2 JP1992093792U JP9379292U JP2600978Y2 JP 2600978 Y2 JP2600978 Y2 JP 2600978Y2 JP 1992093792 U JP1992093792 U JP 1992093792U JP 9379292 U JP9379292 U JP 9379292U JP 2600978 Y2 JP2600978 Y2 JP 2600978Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は押出し成形品の搬送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】セメント系押出し成形品を朱とする押出
し成形品は、押出し成形機の押出しダイから吐出される
時点では柔らかく外力によって容易に変形してしまうた
め、押出しダイから吐出された成形品をベルトコンベア
で引き取って搬送することが従来より行われている。
【0003】このような押出し成形品の搬送装置とし
て、実公昭53−17335号公報には、押出し成形機
のダイ出口に設けられたローラコンベアと、このローラ
コンベアに続いて配設されたベルトコンベアとにより成
形品を搬送するもので、押出し成形機のダイ出口からの
押出し成形品の押出し速度を検出する押出し速度検出装
置と、ベルトコンベアの駆動速度を検出する搬送速度検
出装置とを設け、押出し速度検出装置により検出された
押出し速度を示す信号と、搬送速度検出装置により検出
された搬送速度を示す信号とを自動制御装置に入力し
て、ベルトコンベアの駆動速度を押出し速度と同期制御
するよう構成したものが示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来技術によ
る搬送装置において、押出しダイから吐出された押出し
成形品はまずローラコンベアに移載されることになる
が、このローラコンベアには駆動装置が設けられていな
いため、移載時に、成形品にはローラコンベアを回転さ
せるための負荷が小さいながらも常にかかることにな
る。また、ローラコンベアの表面には未硬化状態の成形
品の一部が付着するため、この装置を長時間連続運転し
ていると、蓄積された付着物によって、その負荷はかな
り大きなものとなる。
【0005】また、この従米技術では、ダイからの押出
し成形品の上面に接地するローラによって押出し速度を
検出する構成となっているため、押出し成形品には、こ
の速度検出ローラを回転させるための負荷も加わり、好
ましくない影響を与えていた。
【0006】更に、押出し速度に同期してベルトコンベ
ア駆動速度を制御するものであるが、押出し速度を示す
信号がベルトコンベアに送られ、これに基づいて実際に
ベルトコンベアが駆動された結果としての搬送速度を搬
送速度検出装置で検出し、その検出結果の信号を自動制
御装置に入力されて、押出し速度信号との比較をなす構
成であるため、押出し速度が変化した場合にこれに応じ
てリアルタイムに搬送速度を制御することができない。
すなわち、押出し速度の変化が起こった後所定時間が経
過してようやく搬送速度が同期制御されるものであり、
その間は、搬送速度が変化後の押出し速度に同期してい
ないことになる。にれによって、成形品に不所望の引張
り力又は圧縮力が加えられ、成形品の寸法精度に悪影響
を与えることがあり、歩留まりが非常に悪いものであっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来技術の
問題点を解消し、押出し成形品に作用する負荷を最小化
し、押出し速度に変化があった場合にはそれに対応して
搬送速度をリアルタイムに自動制御することのできる押
出し成形品の搬送装置を提供することを目的とする。
【0008】すなわち、本考案による押出し成形品の搬
送装置は、押出し成形機の押出しダイの出口に近接配置
され、自身の持つ回転負荷を負担するモータにより常時
微速駆動される第1のベルトコンベアと、前記第1のベ
ルトコンベアよりも押出し方向下流側に配置され、駆動
モータにより駆動される第2のベルトコンベアと、押出
しダイの出口から吐出される押出し成形品の押出し速度
を検知するべく前記第1のベルトコンベアに備えられる
押出し速度検知器と、前記第2のベルトコンベアの実際
の駆動速度を検知する搬送速度検知器と、前記押出し速
度検知器からの押出し速度信号を受けて前記第2のベル
トコンベアの駆動モータに搬送速度指示信号を出力する
調整器と、前記押出し速度検知器からの押出し速度信号
と前記搬送速度検知器からの搬送速度信号を受けて押出
し速度と搬送速度との速度差を示す値を表示する表示部
を有してなることを特徴とする。
【0009】第1のベルトコンベアを微速駆動するモー
タは好ましくはトルクモータよりなる。
【0010】調整器は、第2のベルトコンベアの搬送速
度が押出し速度に一定の比率を乗じた値となるような搬
送速度の指示信号を出力する。ここに一定の比率とは1
を含む範囲、例えば0.9〜1.1の範囲であり、比率
が1の場合には、押出し速度に同期した速度で第2のベ
ルトコンベアを駆動させることを意味する。押出し成形
品に一定の引張り力を与えたい場合には比率を1よりも
大きく設定し、押出し成形品に一定の圧縮力を与えたい
場合には1未満の比率に設定する。
【0011】第2のベルトコンベアには、その実際の駆
動速度を検知する搬送速度検知器が備えられる。この搬
送速度検知器からの搬送速度信号は、押出し速度検知器
からの押出し速度信号と共に調整器に入力され、押出し
速度と実際の搬送速度との差を示す値が表示部に表示さ
れる。
【0012】
【作用】押出し成形機のダイから吐出される押出し成形
品はまず第1のベルトコンベアに移載されるが、このベ
ルトコンベアは、自身の持つ回転負荷を負担するモー
タ、特にトルクモータによって常時微速駆動されている
ので、移載時に、押出し成形品に対して好ましくない負
荷を与えることがない。
【0013】調整器は、押出し成形品の押出し速度を示
す信号を受け、これと同期して、あるいは一定の比率で
変化させたものとして、押出し成形品の搬送速度、すな
わち第2のベルトコンベアの駆動速度を設定し、搬送速
度の指示信号として、第2のベルトコンベアの駆動モー
タに送る。このため、搬送速度の制御を、押出し速度の
変化に即応して行うことができる。
【0014】
【実施例】図1は本考案の一実施例による押出し成形品
の搬送装置を示す。押出し成形品2は、押出しダイ1よ
り押出し方向Aに押出され、速度検知ベルトコンベア3
及び搬送ベルトコンベア4によって同方向に搬送され
る。
【0015】速度検知ベルトコンベア3は、電圧調整器
6によりトル,クを調整されるモータ5によって、速度
検知ベルトコンベア3自身の持つ負荷、すなわち駆動装
置が設けられていないフリーの状態で速度検知ベルトコ
ンベア3上に押出し成形品2が移載されたときに速度検
知ベルトコンベア3が受ける抵抗を負担される。このた
め、移載時に押出し成形品2に与える負荷は非常に小さ
なものとなる。
【0016】モータ5としてはトルクモータが好適であ
る。トルクモータを用いた場合、速度検知ベルトコンベ
ア3上に押出し成形品2が乗っていない状態では、速度
検知ベルトコンベアが回転するか止まるかの境で僅かに
回転する程度のトルクとなるように、電圧調整器6をセ
ットする。このように微速運転される速度検知ベルトコ
ンベア3の後端に押出し成形品2が乗った瞬間から、速
度検知ベルトコンベア3は押出し速度に一致した速度で
回転する。
【0017】押出しダイ1からの押出し成形品2の押出
し速度は、速度検知ベルトコンベア3の回転軸に設けら
れた押出し速度検知器9により検知され、押出し速度を
示す信号が調整器11内の表示部12及び同調部13に
送られる。
【0018】搬送ベルトコンベア4はモータ7により駆
動される。モータ7の回転速度は制御装置8により制御
される。搬送ベルトコンベア4の回転軸に設けられた搬
送速度検知器10により搬送速度が検知され、搬送速度
を示す信号が調整器11内の表示部12に送られる。
【0019】調整器11内の同調部13は、押出し速度
検知器9からの押出し速度信号を受けて、搬送ベルトコ
ンベア4を駆動させるためのモータ7の制御装置8に搬
送速度の指示信号を送る。搬送ベルトコンベア4の搬送
速度は、押出し速度に同調させて同一速度とすテことが
一般的であるが、必要に応じて、押出し速度よりも搬送
速度を一定の比率で速く又は遅く駆動するよう同調部1
3で調整することができる。
【0020】すなわち、押出し成形品2を一定の力で引
張りながら搬送したい場合には、押出し速度よりも速い
搬送速度となるように設定する。このように押出し成形
品2に引張り力を与えることにより、押出し成形品の厚
さを薄く、幅を狭くすることができる。逆に、押出し成
形品を厚く、幅広としたい場合には、搬送速度を押出し
速度よりも遅く設定して、押出し成形品を圧縮しながら
搬送する。
【0021】上記のように調整される搬送速度は、同調
部13において、押出し速度検知器9で検知した押出し
速度に対して補正係数Kを掛け合わせる演算を行うこと
によって算出され、得られた算出値を示す信号が搬送速
度の指示信号としてモータ7の制御装置8に送られる。
【0022】この際の補正係数Kは、例えば、押出し速
度に対する搬送速度の比率(搬送速度/押出し速度)と
して入力することができ、調整つまみ(図示せず)の操
作によって例えば0.9〜1.1の範囲内で所望の補正
係数Kに設定される。押出し成形品に一定の引張り力を
与える場合には補正係数Kが1よりも大きな数値となる
ように調整つまみを操作し、逆に押出し成形品に一定の
圧縮力を与える場合には補正係数Kを1未満の値に設定
する。
【0023】押出し速度検知器9は連続的に押出し速度
の検知を行い、同調部13は、この押出し速度検知器9
から連続して送られてくる押出し速度信号に対して上記
した演算を繰り返し行う。従って、押出し速度が変化し
た場合にはそれにつれて搬送速度もリアルタイムに変化
し、押出し速度に対する搬送速度の比率は常に一定に保
たれ、補正係数Kの設定値に対応する所定の力を押出し
成形品2に与え続けることができる。
【0024】調整器11内の表示部12には、押出し速
度検知器9により検知された成形品押出し速度の実測値
を示す押出し速度信号と、搬送速度検知器10により検
知された搬送ベルトコンベア4の搬送速度の実測値を示
す搬送速度信号とが入力される。表示部12は、これら
の入力信号に基づき、押出し速度と搬送速度との速度差
を求め、該速度差の押出し速度に対する比率{(搬送速
度−押出し速度)/押出し速度}を算出し、これを偏差
として表示する。
【0025】この偏差の表示により、前述の補正係数K
により設定した搬送速度の設定値と、この設定値に基づ
いて実際に搬送ベルトコンベア4が駆動されることによ
る搬送速度の実測値とがどの程度相違しているかを知る
ことができる。
【0026】すなわち、押出し成形品の形状による単位
面積当たりの重量の相違や、ベルトコンベアの駆動軸へ
の僅かな成形品の付着、ベルトのスリップ等の種々の要
因により、前述の補正係数Kを一定にしておいても、実
際には、駆動させようとする速度で搬送ベルトコンベア
4が駆動されない事態が生じ得る。そこで、表示部12
における偏差を確認し、これが所定の範囲を超えた場合
には、再度調整つまみを操作して補正係数Kを再設定
し、搬送速度が押出し速度に対して目的とする比率とな
るように調整することができる。
【0027】
【考案の効果】本考案によれば、押出しダイからの吐出
直後の移載時に押出し成形品に対して好ましくない負荷
を与えることがなく、また押出し速度が急激に変化した
場合であっても該変化に起因する不規則な負荷を与える
こともない。したがって、これら負荷による悪影響を受
けることなく、製品精度の高い成形品を高歩留まりで得
ることができる。
【0028】押出し速度が変化した場合、本考案によれ
ば、押出し速度に対して同期又は一定比率に制御される
べき搬送速度も、該変化に即応して制御されるので、押
出し成形品に対して不所望の引張り力や圧縮力を作用さ
せることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による押出し成形品の搬送装
置を概略的に示す正面図である。
【符号の説明】
1 押出しダイ 2 押出し成形品 3 速度検知ベルトコンベア(第1のベルトコンベア) 4 搬送ベルトコンベア(第2のベルトコンベア) 5 モータ(トルクモータ) 7 モータ(駆動モータ) 9 押出し速度検知器 10 搬送速度検知器 11 調整器 12 表示部 13 同調部

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】押出し成形機の押出しダイの出口に近接配
    置され、自身の持つ回転負荷を負担するモータにより常
    時微速駆動される第1のベルトコンベアと、前記第1の
    ベルトコンベアよりも押出し方向下流側に配置され、駆
    動モータにより駆動される第2のベルトコンベアと、押
    出しダイの出口から吐出される押出し成形品の押出し速
    度を検知するべく前記第1のベルトコンベアに備えられ
    る押出し速度検知器と、前記第2のベルトコンベアの実
    際の駆動速度を検知する搬送速度検知器と、前記押出し
    速度検知器からの押出し速度信号を受けて前記第2のベ
    ルトコンベアの駆動モータに搬送速度指示信号を出力す
    る調整器と、前記押出し速度検知器からの押出し速度信
    号と前記搬送速度検知器からの搬送速度信号を受けて押
    出し速度と搬送速度との速度差を示す値を表示する表示
    部とを有してなることを特徴とする押出し成形品の搬送
    装置。
  2. 【請求項2】前記第1のベルトコンベアを微速駆動する
    前記モータがトルクモータであることを特徴とする請求
    項1の押出し成形品の搬送装置。
  3. 【請求項3】前記第2のベルトコンベアの搬送速度が押
    出し速度に一定の比率を乗じた値となるような搬送速度
    の指示信号が前記調整器から出力されることを特徴とす
    る請求項1の押出し成形品の搬送装置。
  4. 【請求項4】前記比率が0.9〜1.1の範囲を持つこ
    とを特徴とする請求項3の押出し成形品の搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59131406A (ja) * 1983-01-17 1984-07-28 株式会社クボタ セメント系押出成形体の引取方法

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